いじめに負けない!空手師範が出版

 武道が果たす子育ての役割

著書を手に武道の良さを訴える柿沼さん
  市川市行徳駅前など県内7か所で空手道場を経営している極真会館千葉県北支部長・柿沼英明さん(47)がこのほど、子育てに武道が果たす役割を紹介する著者「いじめなんかに負けないよ!」(1300円+税)をエル書房から出版した。
 
  15歳から極真空手を始めた柿沼さんは、学生時代に全日本チャンピオンに輝くなど選手として活躍。平成7年には師範となり、以来15年間、道場の経営と指導にあたってきた。
 
  現在、柿沼さんが指導する道場生は約1500人。そのうち半数は子供たちで、特に近年の入門者は幼稚園児から小学校低学年生までの小さい子供たちが圧倒的多数を占めているという。
 
  子供たちが入門する動機は、「これからいじめに遭わないよう予防するためという人が多い」と柿沼さん。「我が子に体力がない」などの悩みを抱えている保護者も多いという。
 
  同書では、15年にわたり子供たちを指導してきた柿沼さんが、空手を通じて子供たちがたくましく成長したり、いじめを克服したりといった事例を紹介。体力・気力・礼儀だけでなく、困難を克服する能力や、将来的に社会に出ても困らないための基礎までをも身に付けられるものとして、子供たちに武道を推奨している。
 
  福家市川店(ニッケコルトンプラザ3階)、流水書房妙典店(市川市富浜1の3の2)、有隣堂市川店(シャポー市川1階)など都内・県内の各書店で販売中。柿沼さんは「武道は日本の伝統だが、最近は外国人のほうが興味をもっているように感じる。日本のお父さんやお母さんにも、ぜひ武道の素晴らしさを理解してほしい」と話している。

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