10年目のママと子供の憩いの場

 子育てサークル・スマイルキッズ

広い和室でママたちがおしゃべりに花を咲かせるそばで子供たちが元気に遊ぶ

 市川市大町の自治会館・大町会館で毎月第2水曜日正午から午後4時まで、子育てサークル「スマイルキッズ」のメンバーたちが集まり、52畳もの広い和室で地域に住むママと子供たちがのんびりとした時間を過ごしている。

 同サークルに登録しているのは20家族ほどで、子供は4歳くらいまでの約40人。ママたちは歌や手遊び、紙芝居のほか、おひなさま作りや水遊び、クリスマス会などさまざまなことを子供たちと一緒に楽しみながらおしゃべりをし、子供たちを遊ばせている。

 ママたちの自主的なサークルとして運営しており、互いの得意なことを生かしながら企画を立てている。サークル外でも仲がよく、一緒に講座を受けたり、子供を連れた小旅行に出かけたり、バーベキューをしたりもしている。

 片平由美子さん(29)と八木澤はな乃さん(31)、高橋夕紀さん(25)、小滝則子さん(32)は「同じ月齢の子供たちと一緒に過ごせていい。みんな意外と近くに住んでいるのにサークルに参加するまで一人で子育てをしていた。サークル以外でも楽しめるのは、みんなが仲よしだから。子供たちが室内で思い切り遊べるので、サークルは週1回くらいあるとうれしい」と楽しんでいる。一方、「大町は市境で行政サービスが少ない面がある。子育ての場もサークルも大野(大野公民館)にはあるが、大町にはない」と話し、改善を望んでいた。

 今年、発足10年目を迎えた同サークルを立ち上げ、支援している元市川市保健推進員の山中裕子さん(65)は「子供だからケンカもしたりするが、よその子供も一緒なのでしつけにもつながる。よその子供の様子を見ることで、ママたちの子育ても成長する。やめたいなんて思ったことはありません」と、地域の宝の子供とママを支え続けている。

 問い合わせは市川市子育て支援課(☎334・1111番)。

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