市川よみうり連載企画


■市川中学・高校教諭 石井 信義■

  いよいよユリカモメの季節に冬鳥ユリカモメの今秋の初認は十月八日、江戸川下流の行徳橋上空であった。行徳鳥獣保護区では十日に三羽を初認、少しずつ増加して二十四日には四十羽=行徳観察舎・石川一樹さん情報。十月二十日朝、生徒が真間川浅間橋下流の冨貴島小学校東側の川面で登校の際に目撃=高校三年・篠崎雄希君。三日には大柏川木株橋下流で一羽、二十三日には真間川八幡橋上空を北西に飛ぶ一羽目撃、二十五日には墨田川両国橋付近上空で二十羽、築地勝閧橋上流の明石町聖路加国際病院タワー東側の川面で十七羽を目撃、いよいよ思ったところ、三十日には真間川浅間橋下流で七十羽、あとは数が急増して十一月に入ってからは国分川調節池、真間川菅野橋や須和田橋の国分川、春木川合流点でも急増、大柏川調節池から東進、南大野三丁目こざと北・南池にも数が増え、いよいよ本隊が来たようだ。

 江戸川行徳橋周辺でも十一月に入り数十羽単位での動きが見られる。十一月五日には大町公園南側上空で一羽、霊園上空で十七羽、鎌ヶ谷市中沢上空でも二十羽前後の数を目撃。昨年秋から今年の春までの間で大町公園には一回姿を見せたことがあったが、今秋は動きの範囲が拡大している。
 ユリカモメは内陸にどんどん入ってくるカモメとして知られているが、真間川浅間橋までは河川改修でサクラ並木が伐採され、川幅が広がった時が最初。大柏川を東進したのも改修工事で川幅が拡張してからである。浅い流れで泥洲があるようなところに採餌や休息に飛来してきた。しかしその後は近隣の人たちによる餌づけが数の急増に拍車をかけている。中国分じゅん菜池でも急増したのはカモ類への餌づけの便乗。現在はユリカモメに直接餌を与える人たちが増えている。ユリカモメたちも自力でとるよりはと、餌がもらえる近くの電線や建物上で待っているのが多数いる。

 フンで迷惑している人も多い。十一月四日には切られていない食パン(パンの耳や食べ残しではなく)を多量に持参、与えている女性も出てきた。少々やり過ぎでは−と話しかけたが、喜んでくれるし、かわいいもんですよ、あげるのがたのしみで−。野生生物をペット視し過ぎてはいないだろうか。やがて江戸川行徳橋下流側の妙典の堤で信じられないくらいの多量の餌を与える人物も活躍し出すであろう。
 私はイギリスのロンドンセントジェームズ公園で、つつましく食べ残しのパンクズをスズメに与えている光景は目撃したが、羽を休めるユリカモメに多量の給餌は三日間通っている間、目撃はなかった。どこらがやり過ぎかどうかは給餌しだした人にはなかなかわからないと思う。
(2000年11月11日)

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珍鳥四種が姿を見せる行徳野鳥観察舎の蓮尾純子さんの「渡りの時期にはどんなに珍しい鳥に出会って不思議ではありません」という言葉が現実の、ここ一か月であった。まず、来て去った水禽(きん)類二種はヘラサギとコハクチョウである。
 ヘラサギは十月八日から十七日までの十日間、行徳鳥獣保護区に滞在した。観察舎の蓮尾嘉彪さんからの情報では、過去、保護区には二回飛来しているとのことで、一九七六年から七七年にかけての二羽と、一九九六年に一羽という。船橋市在住の住友正幸さんから今回飛来したヘラサギの写真をいただいたが、頭の飾り羽根が見当らないので、若い固体であろうか。

 次にコハクチョウ三羽。十一月八日の午後零時少し前に鳥観察舎の保護区の干潟に飛来。蓮尾純子さんの情報では十年以上前に飛来例があるとのことである。コハクチョウ三羽は成鳥二羽と若鳥一羽で、その日の夕刻四時五十分に北東側に飛び去ったという。江戸川を隔てた葛西臨海公園鳥類園の赤羽文雄さんに問い合わせたが、葛西には姿を見せていないという。県内では印旛沼に不定期にコハクチョウが姿を見せる。近くの越冬地としては茨城県が知られており、茨城県環境政策課の鳥獣保護担当の久保田博文さんの情報では、コハクチョウは菅生沼で約二百羽、古徳沼周辺で二十羽、霞ヶ浦では数羽、オオハクチョウの方は約六十羽とのことである。茨城県南部のコハクチョウが、より南の市川まで散歩に来たのだろうか。

 次に現在も見られる冬鳥のカモ類二種。ヨシガモとアメリカヒドリである。ヨシガモのオス一羽が市川東高校南側の市の柏井調節池で美しい姿を見せている。池にはオカヨシガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、コガモがいるが、ヨシガモは池の中央近くにいつもいる。周囲は高い金網で囲まれており、公表してもこの調節池のカモたちに影響はない立地状況である。
 アメリカヒドリの雄は十一月十九日に中国分のじゅん菜池東へりで目撃した。よく観察に来る市内の真間在住の村上暢一さんの話では、十一月六日あたりから姿を見せているとのことである。多数いるヒヨドリガモのオスの頭部の明るい茶色と額から頭頂のクリーム色とは違い、目の周りの黒色と首にかけての美しい緑色、そして嘴(くちばし)の後ろから頭頂にかけての白色が特徴ですぐわかる。じゅん菜池では多数の餌やりが日常化しており、ヒドリガモ、キンクロハジロ、オナガガモに混じって水辺際まで採餌に来る。見物人が多く来ても影響はないであろう。それにしても例年に比べてハシビガモの姿は少ない。
(2000年11月25日)

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大柏川調節池掘削工事現場にタゲリの姿市内北方四丁目で県真間川改修事務所によって、昭和五十四年度から計画され掘削が進められてきた大柏川第一調節池の工事も、用地買収済みのところからの部分的掘削から、来年度は全面的な掘削完了に向けての段階になってきた。掘削後の利用についての市川市側の対応も県の自然重視の考えと呼応し、自然環境創造型の整備を基本とした方針で、地元自治会や市民団体とワークショップを積極的に開き、整備や利用計画を練っている。

 かつて水田が中心、後に休耕化した一六ヘクタールの場所は自然度が高い池として、数年後には市民の利用が現実となってくる。さらに県は、大柏川上流域に第二調節池の掘削も予定している。また、国分川と春木川の間の国分川調節池の拡張工事もこの秋から本格化し、やがて池面の大幅に広がった調節池になるはずである。
 ところで北方四丁目の水田が大部分だったころ、冬の期間は冬鳥の貴婦人と言われている美しいタゲリの越冬地として関東地方では、その数の多いことで知られていた。当時、北方四丁目の水田で約四十羽、その東側の大野、柏井の水田で約四十羽と記憶している。しかし、休耕してのアシ原化や埋立て、畑地化や学校、病院などの施設づくりで越冬場所が少なくなり、その数は減少してきた。

北方四丁目を例にあげると、昭和五十九年冬の二十七羽から年を追って二十三羽、十五羽、二十二羽、十五羽、十七羽、十四羽、九羽、十七羽、六羽、そして平成六年にも六羽。しかしその後は二羽、一羽と年によってはゼロのときもあった。私自身も野鳥に関心をもったきっかけがタゲリを北方四丁目の刈田での目撃からであり、近年は寂しい限りであった。しかし、調節池が出来、水辺に湿地が残り、人が遠くからみるという状況ならばタゲリの数は四羽、五羽と少しずつ回復してくるのではと夢を抱いていた。
 十一月二十一日、大柏川調節池の掘削工事中のユンボやブルドーザーが動きまわる横の泥地で一羽のタゲリが目撃された。そのタゲリは十二月に入ってもそこを離れようとしない。泥の水辺や湿地を残しての池づくりでタゲリが残りうることを証明しているかのように思えた。

 しかし、気になることがある。それは利用者の目にあまる餌づけである。野生をペットと混同して、かわいいからと際限なく餌をあげていては、冬ならばユリカモメ、キンキクロハジロ、オナガガモなどがひしめきあい、カラス類も多くなる。夏ならばドバトが群れてくる。こざと池などは遂にバンまでもがユリカモメに混じって与えられるパンクズに寄ってくるようになった。このような混雑にはタゲリは馴れることは難しいだろう。昔から市川本来の自然のメンバーが静かに過ごせるような場所が調節池のなかに残ればと念じている。市が公開で池づくりのワークショップを進めていくなかで利用者の意識変化も期待したい。
(2000年12月9日)

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美しいヨシガモが身近に寒気の強い日、緩む日、北西の風の強い日などはあったが、晴れの続く新年を首都圏域は迎えた。低気圧の通過や大雪の正月であった他地域よりもここは、冬でも安定した天候の今年も恵まれた地域であった。市川からも連日、美しい富士山が見られた。特に四、五の両日はバラ色のみごとな夕空に富士山からの北に連なる山並みも鮮明に山容がシルエットで目撃でき、雄大な景観が満喫できた。

 ところで、市川市内中央域でカモたちは例年と少し違う正月を過ごした。主な越冬場所である調節池や市民プールが工事中のためである。まず国分川調節池の北側の大規模な掘削開始のために南側の池面の水抜きされ、わずかに残った水たまりにコガモ十数羽いるくらいである。アオサギ、ダイサギ、コサギ、ギサギも激変し、逆にタヒバリ、タシギなど湿泥を好む冬鳥は増えている。大柏川調節池も工事中だが水面が残っている二つの池面にコガモが二百羽前後越冬している。しかし、例年多かったカルガモやオナガガモの数は十羽前後と少ない。逆に地盤改良工事や掘削工事で水抜き泥地化した大柏川南側の地ではタゲリが一羽から九羽に増加するなどの現象も見られている。

 市内でマガモの最大の越冬場所であった市民プールも、大規模な改善工事のため、プールに水面は残ってはいるが、プール周辺に重機が入っているためゼロとなり、多数のカルガモやアオヤギも姿を消した。市の柏井調整池は昨年以来水面が多く周辺の金網の柵も破られていないため、多くのカモたちの安心した越冬場所になっている。雨の少ない冬期や利用期間のない時期に調節池やポール工事が実施されるのは当然だが、その間に人の少ない代替えの淡水面が別にあるのは幸いである。池には多数のオカヨシガモ、ホシハジロ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロに加えて美しい金属光沢の緑色の頭部と白灰色の長い背の羽毛を持つヨシガモの雄二羽と地味な色の雌一羽もいる。ヨシガモの美しい雄は大町公園の池にも三羽いる。他にユリカモメやオオバンもいる。

例年、この時期に多くいる国分川調節池のヒドリガモや市民プールのマガモ、カルガモはどこに行ったのだろうか。南大野町のこざと北・南池や中国分のじゅん菜池にそれらが入った様子はない。むしろそれら二か所の越冬ガモ逹の数は例年より少ないくらいである。特にじゅん菜池は昨年からの傾向だが、あれほど多くいた美しいハシビロガモノ群れが減少し、逆にオナガガモやキンクロハジロが増加している。しかしその数はそう多くはない。多量の餌やりがオナガガモやキンクロハジロを増加させることはすでに不忍池などでも実証ずみである。よく見れば少しずつ変化が出てきている年の替わりである。
(2001年1月20日)

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珍種も見られる残冬のカモ二月十五日で今シーズンの猟期が終了する。十一月十五日からの狩猟期間中に銃猟や網、わなで撃たれたり捕獲されるカモ類の数は平成十年度、環境庁での狩猟統計でマガモ十八万四百羽、カルガモ十五万二千百八十八羽、コガモ十万七千三百六十五羽、ヒドリガモ一万六千三百十四羽、オナガガモ一万五千九百七十六羽、ヨシガモ三千八百四十六羽、ハシビロガモ三千百三十八羽、ホシハジロ三千百三十八羽、キンクロハジロ二千六百六十二羽などで四十九万二千四百十九羽が合計数と報告されている。

 猟期の間、銃猟を避けて銃猟禁止区域を中心にカモたちは集中する。市川市内は全域銃猟禁止区域であり、密猟以外で狩猟される数は少ない。ただ少数だが大野町の休耕田などで網によるカモ猟が行われているところもある。

 希少種として、大町公園自然観察園の池のトモエガモやヨシガモ、柏井調節池のヨシガモ、じゅん菜池のアメリカヒドリなど珍客もいたが、最も多かったのは江戸川行徳橋より上流や、じゅん菜池でヒドリガモ、他の池でコガモ、カルガモ、オカヨシガモ、オナガガモ、ハシビロガモなど。

 ただし今冬は、カルガモの群れが例年になく少ない。またじゅん菜池のように、五年前までは関東地方で最大のハシビロガモの残冬地だった場所が、多量の餌づけのためかオナガガモやユリカモメが急増しており、ハシビロガモが激減している。この件は次回で詳しく触れようと思っている。

 江戸川河口にはウミアイサやミコアイサなど淡水性でない海洋性の珍しい種も見られる。もちろん、スズガモやキンクロハジロナドも多く見られる。まだしばらくは市川市内から彼らは動かない。銃猟の不安がないためか、かなり近づいても飛び立たないのが多い、彼らとうまくつきあっていきたいものだ。
(2001年2月10日)

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過剰な給餌行為の問題点野生動物への給餌行為を新聞やテレビで美談として取り扱うことが多い。最近のテレビでもトビに長年餌を与え続けている初老の男性を、実に好意的な視点で放送していた。市川市内でも野良ネコからタヌキ、野鳥ではカモ類からユリカモメ、ドバドなどの給餌に熱心な人たちが多い。特殊な例では、野鳥の写真を他の人よりも良い観点で撮ろうと、冬鳥のルリビタキに熱心に餌を与え続けている人たちもいる。これらの給餌は特に野鳥に対して行われることが多い。給餌を続ける人たちも圧倒的に善行と思っているようだ。

しかし、野生への給餌のし過ぎはさまざまな影響を周囲に与えている。野生生物の側は働かなくても待っていれば餌がもらえるために、給餌場所の周辺に集中して待機するようになり、そのためのフンの量もかなりのものとなる。また給餌をし過ぎると必ず数の急増する特定の種類があり、種構成に極端な変化が生じてしまうほど、問題点はいくつも浮かんでくる。

 市内中国分のじゅん菜池公園は給餌者が非常に多い場所である。二月十六日、昼前後の一時間、ヒトの動きが少ないと思われる時間帯でも、池の周辺では八か所で二十人の人が給餌をしていた。老人の男性四人、同女性一人、中年女性四人、同男性一人、若い夫婦風一組、そして大人と一緒の子供たち八人であった。

 関東地方で美しいハシビロガモの最大の越冬地であったじゅん菜池で、そのハシビロガモが十二分の一に、逆に給餌で必ず増加すると言われているオナガガモが三十四倍になっている。キンクロハジロも増加している。またユリカモメも増加傾向は間違いない。
 都市鳥学会の越川重治先生から給餌の多い場所におけるカモ類の雌雄別の数に注目したら−と助言を受けた。越川先生は給餌が多い場所では餌を取る力の強い雄が多くなるのでは予想されていたが、その通りであった。給餌する側は種類の変化や雌雄の差までに気にしていない。ただ意のままに集まり、かわいいというだけで与えているのだろう。しかし、その影響は大きいと思う。ほどほどにということが難しい。
(2001年2月24日)

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 次々に春の便りが三月に入ると次々に春の知らせが耳に、そして目に入ってくる。春の行事や花の便り、鳥のさえずりや営巣、抱卵、ヒナの誕生、虫の動きなど目まぐるしいほど駈け足でやってくる。
 その前に冬鳥の話題を三つほど。一つは前に紹介した冬の貴婦人と称されるタゲリの動きについての件。もう一つはマガモの市内での最大の越冬場所である北方町四丁目の市内プールの改修工事中のこと。三つ目はホオジロ類の越冬場所であるアシ原が広い範囲で刈られている件である。

 タゲリは一月に大野、柏井の市川北高周辺で七羽、国分調節池周辺で一羽、大柏川調節池で一羽から多いときで十一羽見られていたが、二月下旬から三月にかけて大柏川調節池で最大十八羽にもなった事である。かつて最大値八十羽には及ばないがここ数年、一羽からゼロに比べればうれしい増加である。
 マガモの市内最大の越冬場所が人工施設というのも寂しい話だが、その市民プールが今冬から現在にかけて改修中。しかし、それでも三月に入っても十二羽が越冬している。工事関係者の気遣いもあってか、それとも危険なしとマガモの方で判断したのか、工事現場横のプールサイドで休息している。

 次に、防火対策のためか休耕地や工事用地のアシ原が次々に刈られている。そのためにオオジュリン、カシラダカ、ホオジロなどの越冬数が例年に比べて少ない年となった。しかし、今年に入り、江戸川の左岸の行徳橋上流のヒヌマイトトンボ保護のためのアシ原成育地で立ち入り禁止にもかかわらず、入っている釣り人の失火からか野火で広い範囲が焼けたという、困った事態が現実にあった。

 さて本題の早春の生き物の話題を列挙しておこう。
 ●ニホンアカガエルの産卵が二月初めに北方四丁目の市民プール西側で、二月二十二日に市川北高校北側でも確認。そして早くも三月に入り、市民プール西側ではオタマジャクシの動きが見られている。
 ●モズの巣立ち=これも市民プール西側で二羽の若鳥が二月下旬から姿を見せている。近くで親鳥が見守っている。
 ●カイッブリのさえずり=南大野のこざと北・南池で軽快なさえずりが二月二十三日から。
 ●ウメに続きオウバイが三月に入って八分咲きに。
 ●道端の日だまりで二月下旬からオオイヌノフグリが開花。
 ●水田でタネツケバナが三月三日から開花。
 ●ヒカンザクラやカンザクラが三月二日から真間川沿いの大和橋西側や宮久保橋東側で開花。
 ●ヤブツバキが市内各地の林縁で三月に入り三分咲きにと、数多くの春の目撃例がある。
(2001年3月10日)

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春の可能性を断たれた木三月も中旬を過ぎるとカンザクラやヒガンザクラも満開を過ぎ、エドヒガンやソメイヨシノの花芽も大きくなってきた。ソメイヨシノの開花も週明けの二十六日ころと予想されている。真間川沿いではすでに多くのツクシも見られ、植え込みのレンギョウやユキヤナギも開花した。季節は春本番の入り口をすでにくぐったようだ。
 三月十八日、大町公園自然観察園で午後を過ごした。開花や芽吹き、さえずりなど春の象徴のなか、公園内で気になる事例が生じていた。園内の通路沿いの樹木の帯状の伐採である。それは公園南側に集中しているが、伸びすぎてきた枝を払うという程度ではなく、根際や根元近くからの、まさに伐採である。二月に入り、伐採を目撃。直ちにそれが拡大しないよう、また伐採の理由を所轄の部局に尋ねた。入園者のなかから「陰が多く暗い」という苦情が−という事であった。

 大町公園自然観察園は旧名を大町自然公園と言い、市は得がたい自然を保全して、自然観察以外の施設を一切造らず、後代に維持していく目的で設置した公園である。他に現在はこのような場所は市内にはない。後に自然博物館が設立され、公園内の管理計画は博物館や設立にたずさわれた専門の人たちと相談して建て、管理は実務部局で実施するという約定であった。しかし、時がたち担当部も人も変わっていくなかで原点が次第に隠れていった。

 例えば、動物園建設後、不透水性の舗装をしたために雨水を貯める池を公園内に掘り、その後、掘った泥をまわりに盛らず、周辺には外国産の花木は植裁しないという合意にもかかわらず、バラ園が公園内の約五分の一の面積に造られた。枝払いや枯死した木の伐採、湿地内に入り込んできた帰化植物の除去などの管理は当然必要である。乾燥化を防ぐ手法も講じるべきである。しかし、今回のように数少ないヤマコウバシの木を含めての一括した帯状の伐採はやりすぎではないだろうか。
 市内での数少ないアオハダやサンシュユの木も林縁にあり、気がかりである。林縁のマント群落は林にとって重要な存在である。帯状の伐採跡には紅葉を楽しむカエデ類の植栽でもあるのだろうか。自然博物館関係者が切り株に「ヤマコウバシ」という名札をつけている。心情が察せられる。しかし、切り株をよく見ると切り株の前に相当以前に伐採された朽ちた株がある。切られたヤマコウバシは再生した木であった事が想像できる。

 今回の切り株から再び新しい芽が出て成長する事を祈っている。しかし、伐採された太さになるまで二十年以上の時間がかかろう。私の目にはもうそれを見る機会はないだろう。
(2001年3月24日)

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がんばってくれた今年のサクラ今春のソメイヨシノの開花は都心で三月二十三日、市川市内では真間川宮下橋際のサクラ並木で一日早い二十二日に開花。この日には、開花が早かった真間川大和橋近くのヒガンザクラと、宮久保橋近くのカンザクラが満開を迎えていた。ソメイヨシノは普通は開花して一週間で満開。そして花吹雪、一週間後には葉ザクラにというペースであるが、今春のソメイヨシノは満開状態が四月六日ころまであり、八日、九日が花吹雪となった。夜の色の美しさや咲き方も出色で十七、十八日間も花が楽しめた。オオシマサクラやヤマザクラは四月十日ごろ満開を迎え、八重のサトザクラは十三、十四日ころが満開。ナシの花は四月三日ころから咲き出し、遅霜の影響も少しあったが四月第二週が白花いっぱいの週となった。

 ところで真間川沿いのソメイヨシノの中にもオオシマザクラやヤマザクラが少数、混生している。もちろん市内北部の林地にはヤマザクラが多い。また南部の宮内庁新浜鴨場内にもそれらがある。ソメイヨシノより少し遅れて満開となるがこれらのサクラは花のあと実を多数つける。もちろん実はムクドリやヒヨドリの大好物である。フンを経てオオシマザクラやヤマザクラの生育範囲は拡大していく。そのため、市内の河原や埋め立て地、そして行徳鳥獣保護区内の広い空間でも成長、今春は四月十日過ぎに満開を迎えた。特に行徳野鳥観察舎からの眺めはクロマツの緑とそれらの白や桜色の花と美しい若葉が混在して、ソメイヨシノの並木とは違う美しさを見せていた。新しい花見の場所が出来たといって良い。

 夏鳥や旅鳥の動きが春をさらに演出してくれる。ツバメは三月二十日ころが初認。イワツバメも三月二十八日ころに、そしてコチドリはツバメより数日前から姿を見せている。鳥ではないがアブラコウモリは四月一日ころから飛び回っている。ヒバリはさえずりツバメは早くも巣づくりを始めて、四月十日ころから産卵・抱卵を始めている。
 冬鳥の方はユリカモメの動きが例年と違う。例年は二月あたりから市内の真間川や大柏川での数が減少、江戸川河口に集中、サクラの花が散るころ再び、真間川、大柏川に姿を見せ、流れる花びらを賞味して北に帰るのが通例であったが、今年は真間川、大柏川では多いままで、頭の黒い夏羽根のも二割くらいいる。逆に江戸川河口では非常に数が少ない。大柏川調節池では、四月八日でも五百羽近い数が残っている。干潟ではハマシギ、カモではコガモがまだ多く残っていてサクラの花の美しさも見てくれたようだ。  
(2001年4月14日)

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春の楽しみが減りつつある市内の林地年齢を重ね、しかも大病を経験したためか、最近は若いころの楽しかった思い出がやたら、脳裏に浮かんでくる。当時は新緑の時期になると、市内の林地にクマガイソウやエビネの花を見に足を運ぶことが多かった。採集して庭に植えて楽しむという気が全くなく、毎年元気に芽吹き花をつけているのを確認するだけの訪れであった。また、それほど暗くないモウソウチクの林床、やや暗いスギ、サワラの樹下で美しいクマガイソウやエビネの花を見つけた時の感激は毎年の春の楽しみの一つであった。クマガイソウは市内大町、稲越、中国分などで見られ、エビネはもっと多くの市内の林地のやや暗い場所で目撃できた。その際、キンランやギンランの花や明るいマツ林の林床では、フデリンドウ、ジュウニヒトエ、クサボケなどの花によく出合い、これも楽しい思い出であった。

 四月も中旬を過ぎ、それらが見られる時期となり、久しぶりに林地に足を向けてみた。土地利用の変化が激しいなか、奇跡的に林地は残っていたが、クマガイソウやエビネは見つけられなかった。ヤブケマン、ウラシマソウ、ホウチャクソウなどの花は多く見られたが、野生のラン類は見つけ方が足らなかったのか残念な結果となった。クマガイソウはもう無理かもしれないが、エビネの方はまだけっこうあると思う。それらの存在を知っている方はぜひ、市役所の環境政策課や自然博物館に連絡してほしい。市の方でも最近はそれらの希少種の保存が整いつつある。

 ところで若い時の楽しい思い出の一つにイギリスのロンドンの野鳥のサンクチュアリーやロンドン郊外のダーウィンの家を訪れた経験を鮮明に思い出す。例えばバッキンガム宮殿前のセントジェームス公園の野鳥観察などは宿舎が公園に近かったこともあり、連日足を向けていた。その時、野鳥と控え目にやさしく接する人々の態度や、足元の水辺で繁殖しているオオバンの様子を見て感動したものだ。野生の水鳥がこんなに身近なところで子育てを−と強い印象を受けた。この思いはここ数年市内の大野町のパークハイツ、グリーンハイツ北側のこざと北・南池で再現されている。

 もちろんこの公園はセントジェームス公園とは規模や美しさにはかなりの落差はある。しかしわずかにあるアシのなかで昨年はヨシガイの繁殖があり、バンは毎年繁殖している。今年も島田静江さんから雛の存在を教えていただいた。まだ早いと思って親の動きのみを見ていたが北池で五羽、南池で五羽の雛がいた。こざと公園の池は水鳥の子育てでは市川のセントジェームス公園のようだ。ところで、大野の安藤真知子さんから四月二十三日に付近の林地でオオルリの声を長い時間にわたって聞いたとの情報をいただいた。これもありがたい情報であった。  
(2001年4月28日)

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エスカレートし過ぎでは?「自然」にも心配りを市川市稲越町にある国分川調節池は、一部分はすでに池面が造成されて、今冬に北側で新しい造成工事、さらに南側では拡張するための用地買収が進行している。完成すれば大柏川調節池を上回る規模となり、都市型洪水に対する有効な治水施設となるはずである。加えて現在でも池面や水辺の植生や堤造成地では野鳥の餌場や休息、さらに繁殖地や残冬地として利用されており、市街地に隣接する多彩な生息地として重要さの一面を見せている。

 現在は野鳥の繁殖期であり、池の水辺のアシ内でオオヨシキリやセッカ、堤の草地ではカルガモ、キジ、水辺の割り石護岸でハクセキレイとセグロセキレイ、埋め立て造成地斜面でカワセミ、埋め立て地ではコチドリとヒバリなど九種類が子育てや今後の繁殖可能性を持っている。
 また池面では、五月に入っても越冬地に利用していたコガモが残っており、さらに非常に珍しいシマアジの番いも立ち寄っていた。しかし、工事中のフェンスで囲われた立ち入り禁止区域にもかかわらず常時、中年女性を中心に一時間で十人前後が入り込み、合計十数頭のイヌを放して遊ばせている。イヌのほぼ八割近くが流行狩猟犬のレトリバー種やビーグル種である。これが日常化しており、裸地や堤の草地での野鳥の繁殖には影響が大である。

 ところで一時的な行為だが、最近非常に気になる出来事があった。五月四日に国分川鯉のぼりフェスティバルが今年も行われた。ここではヒバリ一番いとコチドリ二番いが地面で、水辺のアシでセッカ、南のフェン際のアシ内ではオオヨシキリがそれぞれ繁殖の準備を始めていたが、例年の事でもあり、彼ら鳥たちの判断の悪さで仕方ないと見ていた。ところが今年は例年と全く催し物の規模が違っていた。なんと池の東側と北側の堤と水辺、加えて池中央の水辺に僅かに頭を出している列状の小島にも小さいが多数の鯉のぼりが立てらていた。例年の南側と西側に加えてである(合計=鯉三百八十一、吹き流し七十六、武者のぼり四)。池を管理している真間川改修事務所でも池の西堤と南堤以外は使用許可を与えていない−という。

 当初は家庭雑排水などで汚れている国分川になんとか地域の人たちの目を向ける契機になれば、地域の環境が良くなればとの思いで始めた催し物である。市の第一期環境市民会議でも、環境保全の試みの一つとして、さらに調節池の自然の重要さには十分な議論がされた。それらの関係者、市の担当課も催し物には参加している。主催者の熱意には頭が下がるが、規模が大きくなりすぎ、ヒト以外の生き物の子育てにまで留意できなくなってしまったのかもしれない。ちょっと待てよという事が主催者側から出て欲しい。
(2001年5月12日)  

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 子育ての時期です5月も下旬になると野鳥の子育ての情報や若鳥の姿が目につくようになってきた。5月20日過ぎから菅野1丁目、東菅野4丁目、柏井などで2羽、3羽とハシボソガラスの巣立ちしたばかりの若鳥を電線や空地の金網柵上で目撃、近くで気遣う親鳥も騒がしい。東菅野4丁目ではハシブトガラスも子育て中で、通りかかった私も2回ほど親鳥から頭を蹴られてしまった。カラスについては子育て中の人との軋轢が市街地で話題になるが、農地では食害もかなりあり、野鳥の調査の折など農家の方々からの苦情の声も多い。スズメやムクドリの若鳥も数多く採餌に姿を見せており、市街地でも庭のサクラの実が赤くなったと思ったら、2日間で食べつくされてしまったとの声もある。
 5月21日、大野町の市川北高校西側の田植えしたばかりの水田に6羽の雛と親を目撃した。親3羽が雛を見守っており、母親と雛の他に介助役もいるように見えたが、それとも単なる偶然なのだろうか。

 ところで5月17日に大野4丁目でフクロウの雛を目撃、との情報が寄せられた。フクロウの雛は話題性や愛らしさから見たいという人も多いため、雛が育っている場所はしばらく控えたい。以前、宮久保のオオコノハズクの話題を周囲に話したため、それがいるお宅に迷惑をかけ、悪戯で投石する人も出て来て、オオコノハズクがしばらく姿を消してしまったことがあった。人の動きで親鳥が抱卵や育雛を放棄する懸念は避けたい。ところでフクロウの成鳥2羽を5月20日の自然観察会で、堀之内貝塚跡の林地のシロダモの大木の枝で目撃することが出来た。昨年もこの時期に小塚山の林地と堀之内の林で目撃している。今回も観察会の参加者はフクロウの止まっている木の下で釘づけ。しばらくは感動の声が続いた。大型の猛禽類が住む緑地の保全に思いはいった。

 ツバメも次々に雛や若鳥が目撃されているが、ツバメが市街地の人家に巣をつくるのに対して、最近市内各地での進出が拡大しているイワツバメの営巣場所は原木や高谷では確認されているが、他の場所では不明であったが、5月16日に国分川関下橋に下に出入りしているイワツバメを目撃した。都市鳥研究会の越川重治先生からは国分川上流の松戸市内の橋でも繁殖しているとの情報をいただいた。また、武蔵野線高架のコンクリート梁でもという情報もある。確認をしてみたい。
 野鳥以外に、タヌキが子育て中という情報があり、市川市役所から歩いて数分の八幡5丁目の人家の床下で、農水産課の3人の職員と共に確認にあたった。家の方は鳴き声と臭いで困っているが親離れまで我慢してくれるとのことである。これも詳しい場所はしばらく控えたい。
(2001年5月26日)

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野鳥の子育ての明と暗野鳥の子育ての目撃例や情報と、うれしい話題と苦情続出。まずは前回のフクロウの雛の続報。市の自然博物館学芸員の宮橋美弥子さんから大町公園自然観察園の西側で新しく設けた巣箱内で雛が誕生しました−との情報をいただいた。続いて学芸員の金子謙一さんから雛は二羽ですよ−とうれしい続報。五月二十八日には私もフクロウの親の動きを夕刻目撃しており、運がよければかわいい若鳥の姿が見られるかもと胸がわくわくしている。そして、自然観察園では久し振りにカルガモの親子の動きが目撃できる。雛の数は三羽と少ない方である。

 そして、大野町のパークハイツ、グリーンハイツ北側のこざと池。北池の東側のアシ内で昨年に続いてヨシゴイの動きが見られる。そう広くないアシ原の中央から南にかけてヒメガマがあり、そこで六月に入ってからヨシゴイの声がしきりに聞こえてくる。昨年の繁殖に続いて今年も雛の誕生と巣立ちが見られる可能性が出てきた。そして、今年で三回目のバンの雛の誕生がアシ原の東側で見られている。灰茶色の若鳥たちに加えて二羽の小さい小さい黒い子が動いており、親二羽が近くで気遣いをしている。高層住宅と一、二階住宅群に囲まれた雨水調整用の人工池、特にアシ原のある北池は複数の水鳥の貴重な繁殖地になっている。

 ところで野鳥の子育ての「暗」の部分。ハシブトガラス、ハシボソガラスの子育て、そして若鳥の巣立ちが各地であり、それに伴い迷惑と感じる住民からの苦情が市役所農水産課などにも寄せられているようだ。農家の屋敷林が多くあったころはカラスによる農業被害があっても農家の人達は寛大で、雛のいる巣を撤去してなどの声はなかった。しかし、最近は市街地におけるカラスの行動についての多数の報道や住民の苦情が続出している。雛や巣立ちした若鳥を気遣う親ガラスとヒトとのトラブルは三週間ぐらいで納まることだが、我慢できず「なんとかして」という声が多い。

 続いてはムクドリの子育てについての例。ムクドリの繁殖は本来は大きい樹木の樹穴で行うが、それが少なくなった現在、市街地の住宅の戸袋や換気孔、傷んだひさしから入って、屋根裏などで営巣することが多い。抱卵で三週間、巣立ちまでの子育てに三週間、親鳥が堤沿いの街路樹のサクラの実や虫を取っての餌運びの動きが多い。「うるさい」との苦情で卵や雛がいる巣の出入り口をふさいだりするが、入り口をふさぐのは最悪の手である。卵や雛は悪臭やダニの発生の元になる。入れずにウロウロしている親鳥の姿も哀れ。巣立ちするまで待ち、掃除して穴を閉じるのが最善ではないだろうか。 
(2001年6月9日)

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 市街地にツミの動きツミは日本国内ではもっとも小型のタカ類である。体長は雄で二七センチ、雌で三〇センチほどでキジバトよりも少し小さいくらいである。以前から中国分から北国分にかけての小塚山のマツの枝上での営巣が認められていたが、最近では市街地の中心地域での目撃情報が出てきた。五月六日には平田二丁目の比護康子さんと息子さん、娘さんが庭のウメ枝でスズメを食べているツミを目撃した。十日には私が東菅野三丁目の住宅地上空を東から西に動く姿を目撃している。都内の公園での繁殖例もあり、現在、目撃情報を集めている最中である。

 ところで小形のハヤブサ類のチョウゲンボウはこの時期に市内での繁殖例があり、冬鳥でありながら夏期の目撃がよくあるが、今年は私の外に出る回数が減ったためか今のところ姿をみていない。情報があったら是非教えていただきたい。次に、以前紹介した大野町のこざと北池と南池の話題を再び取り上げたい。六月に入り、なんとバンが北池と南池のアシ内で三回目の子育てをしている。最初は若鳥になり、次の子もかなり大きくなったが、三回目の雛が小さい黒い体で親や灰茶色のまわりを動いている。雛は北池で五羽、若鳥は三羽、成鳥は二羽ずつ四羽、南池で雛二羽、若鳥一羽、成鳥二羽いる。まるでこの高層住宅群や住宅群に囲まれた人口池はバンの保育園のようである。バンの成鳥は大柏川調節池や柏井調節池、国分川調節池、大町公園内でも目撃できるが子育てがこんなに複数行われている場所は他にない。

 ヨシゴイの方はその後、動きがどうもない。古いアシの穂はもう種子は着いておらず、風で飛ぶことはないがかなり気にしている人がいるのか、刈り込みされており、そのすぐ隣のヒメガマ内で動きが見られたヨシゴイはその後、声や動きも見られない。なかでじっと抱卵や子育て中なのだろうか。その後、成鳥の姿は西南側の大柏川調節池のヒメガマ内でも目撃されているが、昨年のように子育てがうまくいくだろうかと気がかりである。

 水鳥の子育てでは、カイツブリの親子が北方町四丁目の柏井調節池内でも目撃できる。ところがこの時期に多く見かけるカルガモの親子連れは今夏は大柏川の泥洲では目下ゼロである。大野町の市川北高校西側の水田内や大町公園では親子連れを見ているが、各調節池や大柏川、真間川ではいまだ見られていない。
 子育てと言えばタヌキの話題のその後だが、八幡五丁目の京成線すぐ北側の住宅地の物置床下のは、現在五匹の子がネコ大になってきたとの情報をその家の方からいただいた。親離れするまで見守ってくださるとのことでこちらの方は一安心である。
(2001年6月23日)

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ichiyomi@jona.or.jp 市川よみうり 

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