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独特のスタイルで読響を指揮するコバケン(右)

コバケン指揮で聴衆を魅了
「読響50周年」市川公演

 独特の指揮スタイルから「炎のコバケン」と呼ばれる小林研一郎の指揮による読売日本交響楽団(読響)のコンサートが8日、市川市文化会館で開かれ、迫力ある演奏に約1700人の来場者が魅了されていた。

 読響は昭和37年に、日本のオーケストラ音楽の振興と普及を目的に読売新聞社と日本テレビ放送網、読売テレビが設立。以来、世界的に有名な指揮者やソリストとも共演している。現在は、東京・赤坂のサントリーホールで開く年11回の定期演奏会を軸に多数の公演を行っている。

 平成23年に読響の特別客演指揮者に就任した小林は、平成14年にプラハの春音楽祭オープニングコンサートで東洋人では初となる指揮者を務め、現在は欧州のオーケストラや世界中の音楽祭でタクトを振る、日本で最も注目を集める指揮者の一人。

 今回の公演は、読売新聞販売店・加藤新聞舗の創業75周年を記念して開催。小林と読響による同市でのコンサートは初めてということもあり、会場はほぼ満員となった。

 曲目はベートベンの交響曲第3番変ホ長調『英雄』や、グリンカの歌劇『ルスランとリュドミラ』など5曲。静まり返った会場に、身体を包み込むような音色が響き渡った。演奏の合間は、小林のトークや曲の紹介などで会場は穏やかな雰囲気。最後の曲が終わると、来場者は割れんばかりの拍手で小林と演奏家を見送った。

 コンサートを終えた小林は「『英雄』は約47分もの間演奏するため、たまに飽きてしまう来場者がいるが、市川の人は身動きせずに聴いてくれて感謝している。そして(拍手などの)リアクションが素晴らしく、聴衆に恵まれた」と話していた。

 (2013年6月15日)  

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ハナショウブやスイレンが咲くビオトープ

ビオトープ、花盛り
弁天ふれあいの森公園

 浦安市の弁天ふれあいの森公園(弁天4の13)で、スイレンやハナショウブなど数多くの花が咲き、来園者を楽しませている。

 同公園にはビオトープがあり、その中の池沿いに数々の植物が植えられている。熱帯性種と温帯性種のスイレンは桃色や白の花をいくつも咲かせ、アヤメやカキツバタ、ハナショウブのスイエイやシグレサイギョウなどは紫や白の花をつけている。キンシバイやコウホネなどは黄色くかわいらしい花を咲かせている。来園者は池に架けられた木造の遊歩道から、数々の花を見て楽しんでいた。

 同公園の管理を担う「ふれあいの森公園を育む会」は「この地域で多くの花を楽しめるように、会員が協力して大切に育ててきた。多くの品種を植えているので、これからも順を追って花が楽しめる。7月ごろにはサギソウも咲くでしょう」と話している。

 (2013年6月15日)  

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便利帳はタウンページに
市川市版、浦安市版

 市川市と浦安市の市民便利帳の内容が、NTTタウンページが発行する電話帳「タウンページ」に掲載され、今月末までに順次、全戸・事業所に配布されている。市川市版は便利帳の一部を、浦安市版はすべてを掲載。

 同社は、平成23年9月に宮城・白石市版を制作して以来、便利帳の内容を掲載したタウンページを自治体ごとに同年度は5版、同24年度は52版発行し、今年度は約100版の見込み。同社は「利用者は簡単に閲覧でき、利便性が増す。便利帳掲載と全戸配布で、タウンページの媒体価値も向上する」として、事業を開始した。同社は、制作費や配布費など全額を負担している。

 市川市版は同市の依頼で制作し、ダイヤルガイドと施設ガイド、防災ガイドを掲載。浦安市版は同社の提案で制作した。改定は年1回の予定で、市発行の便利帳よりも改定頻度が高い。市川市は次年度版から便利帳の内容すべてをタウンページに掲載したい考え。浦安市は新たな便利帳の制作・発行はしない。

 (2013年6月15日号)  

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市川市議会議長に
岩井清郎氏を選出

岩井清郎氏
 市川市議会はこのほど、第65代議長に岩井清郎氏(みらい)、第56代副議長に松永鉄兵氏(緑風会)をそれぞれ選出した。

 岩井氏は、昭和50年に初当選し、現在7期目。平成15年5月~16年6月にも市議会議長を務めている。同じ議員が2度議長を務めるのは市川市では2人目。

 この議長交代に伴い、4月から同市の議長が担っていた全国市議会議長会の関東部会長職と、関東市議会議長会の会長職も岩井氏に引き継がれた。関東市議会議長会には1都7県の216市区議会が加盟。会長職は持ち回りで決められ、全国市議会議長会の関東部会長も務める。
松永鉄兵氏

 松永氏は、平成15年に初当選し、現在3期目。これまでに総務委員長や議会運営委員長などを務めた。

 (2013年6月15日号)  

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キエフ国立バレエ学校で指導するイリーナさん

キエフバレエ学校指導者
市川市でワークショップ

 市川市文化振興財団は7月22日、24日、25日の3日間、ウクライナの「キエフ国立バレエ学校」の指導者がバレエの基礎や技術を直接伝授するワークショップを同市文化会館(大和田1の1の5)で開く。申し込み締め切りは6月30日。

 同学校は、これまでに世界最高峰の舞台で活躍するトップバレリーナを数多く輩出。近年では、「キエフ・バレエ」(ウクライナ国立バレエ)のエレーナ・フィリピエワや、「英国ロイヤル・バレエ」のアリーナ・コジョカルなどを輩出している。

 同ワークショップでは、同校の現役指導者で、自身もキエフ・バレエで長年ソリストを務めた実績をもつイリーナ・スクリプニクさんが講師を担当。3つのクラス別にストレッチやバーレッスン、センターレッスンなどを行う。同財団は「本場の現役教師に直接指導してもらえる機会は多くない。この機会にぜひ参加してもらいたい」と広く呼びかけている。

 対象は、「初級クラス」が2年以上のバレエ経験をもつ7歳~10歳の男女、「中級クラス」が4年以上のバレエ経験をもつ11歳~16歳の男女。中級対象者で、ポワントシューズ1年以上の経験者は、ポワントシューズを使用するレッスンが中心の「ポワントクラス」にも参加できる。いずれのクラスも受講料は1万5千円。1日1時間半のレッスンを3日間行う。

 参加希望者は、同財団ホームページや同会館で取得した申し込み用紙に必要事項を記入し、同財団に6月30日までにファクス(370・0180番)か郵送(〒272―0025市川市大和田1の1の5。同28日までに投函)。

 問い合わせは同財団(☎379・5111番)。

 (2013年6月15日号)  

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市民が浦安市に監査請求
ダイエー市有地賃貸契約

 浦安市は7日、東西線浦安駅周辺の元町再整備事業に活用する同市北栄3丁目の市有地(1600坪)を20年間賃貸する定期借地契約を大手スーパーのダイエーと結んだ。反対運動を行ってきた市民は同社に対して契約への反対を通告し、市監査委員会には住民監査請求を提出して受理された。スーパーの開店で、渋滞発生や通学する子供の安全性も懸念されている。

 同市有地は、元町再整備事業が進んでいないため、民間事業者に駐車場として賃貸されてきたが、ダイエーが保育園の併設を含む計画を提案したため、市は随意契約で予約契約を締結。そのまま本契約に移行する可能性もあったが、市と同社は契約内容を変更するため本契約を交わした。

 改定は契約期間と賃借料。20年間の開始日が「施設開店日」から「(スーパー)開店日」とされ、定めていなかった期間満了後の返還期間は「閉店から4カ月」とした。営業期間の月賃借料は420万円から417万円に減額。併せて敷金も18万円減額。理由について市は「周辺商業者に影響があり得る商品を扱わないよう求めた配慮をダイエーが受け入れたため。具体的には自転車」とする。

 同契約に反対する元町発展委員会と有志は先月25日、同市有地周辺で約100人の参加者によるデモ行進を実施。20年間の目的外使用を問題視し、元町地区にはない広い公園の整備を望むビラを配布。同委員会は「税金で取得した市有地だと知らない人、市有地ならダイエーに安く貸す必要はないという人が目立った。この地区には子育て世帯が多く、公園を望む声は多い」、母親たちは「子供を遊ばせるために自転車で湾岸道路を越えて新町の公園に行く。元町にスーパーはたくさんある。ないのは子供と過ごせる公園」と訴える。

 同委員会は先月17日、同社に通告書を送付し、長期不況で多くの商店が廃業する中、スーパー出店は地域商業への影響が大きいと訴えた。同23日には市監査委員会に住民監査請求を提出。相場に比べ著しく低廉な賃料の設定、同社への有利な条件などを理由に「項目の修正だけでは問題点の解消は困難」とし、契約の解消を求めている。聴聞会は18日午前10時から市第三庁舎2階会議室で開かれる。

 こうした反対運動を示すのぼりが先月から同市有地周辺に掲げられているが、同25日から翌26日にかけて盗まれたり、折られたりする事件が発生。同委員会は「市有地前の目につくものが盗られた。私たちはよりよい浦安市民の生活のための行動をしている」と憤る。

 同契約に対しては、市議会が旧市街地整備や商店・地域への影響を十分検証し、関係者の意見を尊重して結論を出すよう、全会一致で意見書を決議。元町地域の8商店会も反対の意見書を市に提出している。

 市はスーパー開店による渋滞発生や路線バスへの影響、子供の通学への影響を懸念し、同社に施設計画や人材配置などでの配慮を求めている。車両出入り口は北栄地区からやなぎ通り(県道)に出る道路側に設置する計画。同地区は東西の車道を交互に一方通行にして、速度を抑えるため蛇行させている。この道路を経由しなければほぼ入店できず、住宅街で渋滞が起こる懸念がある。大型店は左折入店が原則だが、右折入店しようとする車両でやなぎ通りに渋滞が発生する可能性もある。車両出入り口ができる道路は市立小の通学路でもあり、客や商品搬入車両による事故も懸念される。なお、やなぎ通り沿いへの車両出入り口の設置は、県が許可していない。

 (2013年6月15日号)  

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「夏ボラ」しませんか?
浦安で募集中

 浦安市は、夏休みボランティア体験の参加者を募集している。体験を通じた、ボランティアの意義を学ぶことや地域づくり、さまざまな人との出会いづくりを目指している。

 ボランティは大別して市民活動団体の活動体験と、保育・高齢者・障害者施設での体験の2つ。

市民団体で


 市民活動団体体験の期間は7月24日から9月28日までで、そのうち1日から参加できる。内容は、清掃や古着回収、海外への支援物資の仕分け、障害がある人との交流、子育て支援など。参加費は不要。7月23日に開く説明会への参加が必要。

 参加希望者は、市民活動センター(北栄1の1の6)や市ホームページなどで配布している申込書と保護者同意書(18歳未満のみ)に必要事項を書いて、同センターに直接提出、あるいはファクス(305・1722番)、eメール(shiminkc@jcom.home.ne.jp)で送信。7月10日必着。

 問い合わせは同センター(☎305・1721番)。

施設で


 保育・高齢者・障害者施設体験の期間は8月1日から同28日までで、そのうち3日間から参加できる。内容は、保育補助、高齢者の話し相手や活動補助、障害者施設での喫茶業務の補助など。参加費は300円。施設によって別途、検便検査やぎょう虫検査の費用が必要。7月23日と同27日に開く説明会のいずれかに参加すること。8月29日にはボランティア体験感想文を提出する。

 参加希望者はボランティアセンター(東野1の7の1、市総合福祉センター内)や浦安市社会福祉協議会ホームページで配布している申込書と同意書(18歳未満のみ)に必要事項を書いて、同センターに直接提出、あるいはファクス(355・5277番)で送信。6月28日必着。

 問い合わせは同センター(☎380・8864番)。

 (2013年6月15日号)  

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昨年、横浜市で開かれた同キャンプの様子

英国名門アーセナルFC
市川でサッカーキャンプ

 市川市スポーツセンターで7月28日から8月1日まで、英国プレミアリーグの名門サッカーチーム「アーセナルFC」の下部組織のコーチが小学生~中学1年生を直接指導する「アーセナルサッカーキャンプ2013」が開かれる。

 サッカーの母国である英国の首都・ロンドンに本拠地を構えるアーセナルは、世界最高峰の同リーグで常に上位の成績を収め続けている強豪チーム。現在もセオ・ウォルコットやジャック・ウィルシャー、ルーカス・ポドルスキ、トマス・ロシツキーなど、各国の代表選手が所属しており、監督はJリーグの「名古屋グランパス」を率いたことでも有名な名将・アーセン・ベンゲルが長年務めている。

 今回のキャンプでは、さまざまな名選手を育て上げた同チームの下部組織「アカデミー」のコーチが、実際にロンドンで行われているトレーニングと同様のプログラムで子供たちを直接指導。午前、午後にそれぞれ2時間ずつのトレーニングを実施するほか、英会話や栄養学について学ぶ1日2時間程度の講座も開く予定。

 定員は先着76人。参加費は、通いプランが9万8千円、宿泊プランが14万8千円で、6月末までの申し込み者と、兄弟での参加者はそれぞれ5千円引きとなる。参加者にはトレーニングシャツやパンツ、ソックスなどアーセナル公式トレーニングキットがプレゼントされる。

 問い合わせ・申し込みはジャパン・スポーツ・プロモーション(☎03・5784・5466番)。

 (2013年6月15日号)  

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田んぼに入って代かき体験をする子供たち

子供が田んぼで泥だらけ
浦安で「代かき」体験

 浦安市の弁天ふれあいの森公園(弁天4の13)で8日と9日、古代米を育てている田んぼで代かき体験が行われた。農地のない同市の公園では2カ所しかない田んぼで、子供たちは泥だらけになりながら、稲作作業と生き物との触れ合いを楽しんでいた。

 同公園にあるビオトープの中に直径6㍍ほどの円形の田んぼが2つあり、毎年、古代米を育てている。

 田んぼで生き物を育てているため冬場も水を張っており、田起こしはせず、代かきが稲作体験の第1弾。子供たちは半そで半ズボンや水着になって田んぼに入ると、鉄製の熊手を引いて固まった泥を細かくしていた。参加した市川市立新浜小2年の渡部晶君は「泥がクニューとしていてとても気持ちよかった」と話し、何度も体験していた。

 代かきが一通り終わると、子供たちは全身泥に浸かってアメンボやメダカ、カダヤシ、タニシ、ドジョウなどを捕って遊び出した。葉の裏についていた卵を見つけ「これは何の卵」などと生き物に関心を示す子供たちも多かった。同公園の管理を担う「ふれあいの森公園を育む会」は生き物との触れ合いも重視。後藤隆代表は「教わるよりも自分で体験することが何よりも大切」と、子供たちが捕まえてきた生き物の生態を会員とともに解説し、自然の中で元気に遊ぶ子供たちを見守っていた。

 なお、田植え体験は22日と23日の午後2時~同3時の予定。雨天中止。汚れてもよい服装で参加すること。

 問い合わせは後藤代表(☎352・6778番)。


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