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我が子をしっかりと抱きしめて育児に奮闘するオトメ

人工哺育「オトメ」、母になる
市川市動植物園のニホンザル

 母親の代わりにぬいぐるみを抱くサルとして、平成20年に一躍話題となった市川市動植物園のメスのニホンザル「オトメ」が、このほど第1子を出産した。人工哺育で育ったために、母親からの愛情を受けたことがないオトメだが、現在は懸命に我が子の育児に奮闘中。同園は「これまで家族の後ろ盾がなかったオトメがこれからどんな家族を作っていくのか長い目で注目していきたい」と話している。

 生後間もなく母ザルに育児放棄されたため、人間用の粉ミルクなどを与えられながら人工哺育で育ったオトメ。ニホンザルの赤ちゃんには、母親にしがみつく習性があるため、オトメには母親の代わりにタオルやぬいぐるみが与えられた。その中でオトメが一番気に入ったのが、人気キャラクター「リラックマ」のぬいぐるみ。群れに返された後も、自分の体より大きいそのぬいぐるみを肌身離さず持ち歩いた。その姿が話題となり、新聞などで取り上げられたほか、平成23年には来園者がまとめていたオトメの成長記録が本として出版されるまでになった。

 オトメは、群れに戻ってから一年ほど経過したころ、ぬいぐるみから卒業。そのぬいぐるみは、5歳になった現在でもサル山のゲージでオトメの成長を見守り続けている。

 そんなオトメに妊娠の兆候が表れたのは今年に入ってから。母親からの愛情を受けたことがない上、同園のほかのサルに比べて妊娠が1年ほど早いなど、この妊娠には飼育員の間にも少なからず不安があったという。

母親代わりのリラックマに抱きつく子供時代のオトメ
 しかし、そんな飼育員の心配は杞憂に終わりそうだ。出産後のオトメは、母乳を与えたり、赤ちゃんの排泄を促す行動をとったり、まだ少し小さめな自分の体に子供をしがみつかせて歩いたりするなど、母親業を立派にこなしているという。飼育員たちが与え続けた愛情と、母親代わりのぬいぐるみにしがみついていたという幼少期の記憶は、オトメの体にしっかり焼きついていたようだ。同園は「生まれるまでは不安もあったが、しっかり育児をこなしていてホッとしている。皆さんにも温かく見守ってほしい」とオトメの今後に期待している。

 なお、オトメの子供はすでに公開中だが、名前は未定。

 (2013年6月22日)  

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子供神輿を放り投げて楽しむ子供たち

神輿担いで地域交流
「猫四」ふるさと浦安祭

 浦安市の猫実四丁目自治会は16日、「ふるさと浦安祭」を開き、地域で神輿を担いで住民の交流を図った。防犯活動の一環としても行った。

 「四年に一度の浦安三社祭から一年。あの感動をもう一度」―。ふるさと浦安祭は、子供からお年寄りまでが楽しみながら交流できる機会作りと、同自治会が毎日3回休むことなく行っている防犯パトロールの一環として初めて開催した。

 同祭には、地域の小中学生とその保護者、同自治会の神輿愛好会・猫実四丁目睦会に加え、同自治会の友好自治会・富士見二丁目自治会の神輿愛好会・富士二会、市川市内の神輿愛好会の行徳相祭会と信篤祭友会も応援に駆けつけ、総勢150人ほどが参加した。

 参加者たちは、自治会が提供した焼き肉やおむすび、そうめんを食べた後、町神輿と子供神輿を担いで地域をにぎにぎしく練り歩いた。大人とともに子供たちも「マエダ、マエダ」と声をあげながら、浦安独特の担ぎ方である「地すり」「もみ」「差し」「放り」を体験して楽しんでいた。

 (2013年6月22日)  

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火を噴くロケット、空へ
国府台高で児童向け教室

 県立国府台高校(古山弘志校長)は、7月23日と24日に開く「高校生による理科工作教室」に参加する小学生を募集している。同高生徒の指導で固形燃料ロケットを作り、実際に打ち上げる。

 同教室は、工作を通じて子供たちが理科や科学への関心を深められるようにと毎年開かれている。今回の「固形燃料ロケット」は、プラスチックや紙、木で作った本体を火薬エンジンで飛ばすもので、着火すると火を噴きながら垂直に飛び、燃料が切れた後はパラシュートを開いて落下する。うまくいけば約30㍍も飛ぶという。

 23日は午前の部(午前9時)と午後の部(午後1時半)に分かれ、ロケットキットを組み立てた後、絵の具で好きな模様を描き、高さ30㌢ほどのオリジナルロケットを作る。翌24日(雨天時は29日)午後1時からは自作のロケットを打ち上げる。

 対象者は市内の小学4~6年生。定員は午前の部・午後の部ともに抽選10人。上履きと飲み物、筆記用具、絵の具、はさみを持参。参加費は900円。

 申し込みは、往復ハガキかファクスで、希望時間・氏名・学年・住所(〒)・電話番号・ファクス番号を、同高(〒272―0827市川市国府台2の4の1、FAX373・7902番)に送付。締め切りは7月10日(消印有効)。

 問い合わせは同高・高根教諭(☎373・2141番)。

 (2013年6月22日号)  

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監査委員会で市民陳述
浦安市有地ダイエー賃貸

 浦安市の事業全般に対して適法性・効率性・妥当性などを検証する同市監査委員会(黒田レイ子代表監査委員)が18日に開かれ、住民監査請求をした市民が、同市と大手スーパー・ダイエーが結んだ市有地の賃貸契約の破棄を求めて陳述した。同委員会後、市民とその弁護士は「不当な行為であるとともに地方自治法の観点からも違法。建物の建築禁止の仮処分の申し立てなども含めて検討している」と語った。

 市民は、市が東西線浦安駅周辺の元町再整備事業用地として取得した市有地を目的外で使用していることを訴えるとともに、「市民の41%が住む元町地域に大きな公園はまったくなく、市民として恩恵を受けていない。地域防災の観点からも、この市有地を公園にした方がいい。しかし、一企業に20年間、しかも相場よりも安い賃料で貸すのは大きな問題」と指摘した。

 市民側弁護士は「相手に一方的に有利な条件で契約することは市民の利益に反し地方自治法違反。裁量権の逸脱でもある。賃料を算出する基準値そのものも妥当かどうか疑問」とし、「市民が声をあげたことで契約の一部が改められた。今後の展開は戦略的に考えたい」と語った。

 同委員会による監査の結果は7月22日までに出される。

 (2013年6月22日号)  

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嫁入り舟やグルメなど
カフェテラスin境川2013

 浦安市は7月6日と7日の午前10時~午後4時(6日は午後5時まで)、嫁入り舟を取り入れ、ホテルのグルメが味わえる七夕を兼ねたイベント「カフェテラスin境川2013」を、同市役所周辺の境川(あけぼの橋~江川橋)で開く。

 市内の元町から中町、新町を貫く境川を天の川に見立て、新旧住民をつなぎ、交流を図るイベント。

 「嫁入り舟」は県内香取市の伝統行事で、3年前に初めて取り入れたが、その後の東日本大震災の影響で同カフェテラスが中断されたため、今回で2回目。当日は公募に応じたカップル5組が、市内ホテル提供の白無垢姿でお輿入れを行う(両日午後0時半と同1時半、7日は同2時半からも実施)。

 そのほか、市内ホテルが販売する自慢の料理を川沿いでのんびりと味わえる。水上では、浦安伝統の投網技術が見られるほか、乗船体験なども楽しめる。七夕にあわせ、市民が願いごとを短冊に書いて飾り付けられるように、川沿いに笹も設ける。駐車場はないため、公共交通機関を利用すること。

 問い合わせは同市商工観光課(☎351・1111番)。

 (2013年6月22日号)  

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道の駅 設置場所は国分
市川市が基本計画を策定

 市川市はこのほど、平成27年度の外環道路開通に合わせて同道路の国道沿いに設置する「道の駅」の位置や規模、管理運営法などを盛り込んだ「道の駅基本計画」を策定した。道の駅の設置場所は、市立東国分中学校西側の国分川西側隣接地。国分川東側一帯は、スポーツやウオーキングなどを楽しめる「国分川調節池上部利用施設」の設置が計画されており、市は両施設が互いに機能を補完し合う複合施設となるような活用を目指すとしている。

 道の駅の設置場所は、既存の近隣施設などを有効活用できることを基準に候補地を選定。①国分川調節池のスポーツ施設などと合わせた有効活用が期待できる「国分」②学校施設と合わせて大規模な避難エリアになる「菅野」③クリーンスパ市川や江戸川サイクリングロードと合わせた施設利用が見込める「高谷」―の3カ所について、用地確保の可能性や周辺への影響、交通の利便性などさまざまな観点から検討した結果、総合的に国分が最も高い評価となった。

 敷地内には、駐車場やトイレ、休憩コーナー、道路・災害・地域の情報発信コーナーなどの施設を設置。広場や直売所、レストランなども設け、イベントの開催や地元農産物の販売、市川でしか食べられない料理の提供などを行う。さらに、貯水タンクや非常用トイレなどの「防災施設」も設置。災害時には、避難場所や物資輸送拠点としても活用する。

 施設の規模については、まず交通量や立寄率などを基に160台分の駐車場を確保し、これを基にトイレは40基、休憩・情報発信施設は210平方㍍に設定。その他の施設を含めた全体の面積は概ね1・5㌶とした。

 施設整備は市と国が共同で行うが、基本的に交通安全上必要な施設の整備は国の役割で、地域振興施設の整備は市が行う。施設の管理運営は、民間企業を対象とした指定管理者制度を活用する方針を示している。

 市は今年度、有識者や関係機関などで構成する「管理運営検討準備会」を設立し、施設建築物基本計画を策定する。平成26年度に実施設計や用地買収などを行い、同27年度に着工・完成する予定。

 (2013年6月22日号)  

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「行財政改革を完結へ」
大久保市長が出馬表明

大久保博氏
 市川市の大久保博市長(63)は17日、次期市長選への出馬を正式に表明した。6月市議会で竹内清海議員(緑風会)の質問に答えた。

 大久保市長は「3年半行政運営を任せていただいた経験から、私のような民間企業を経営してきたノウハウこそ、財政事情が厳しいこれからの行政運営に欠かせない視点だと確信した」と、出馬の意志を固めた経緯を説明した。

 同日開かれた会見では、前回の選挙時に掲げた公約の達成度について「待機児童については数字的に増えている状況であり、達成率は低い」としつつも、「やりかけの案件が残っており、特に行財政改革はようやくスタートが切れたところ。完結するまでやり遂げたい」と意欲を見せた。2期目については、「潤いと優しさのある街づくり」をテーマにガーデニングシティなどの事業を推進するとともに、市川大野と船橋法典の間の新駅設置や、職員給与制度の抜本改革に取り組む意向を示した。

 大久保市長は現在1期目。同選挙への出馬表明は大久保市長が初めて。

 (2013年6月22日号)  

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県洋菓子大会の金賞菓子
イクスピアリで限定発売

 イクスピアリのパティシエ・笹木孝信さん(37)がこのほど、初出場した県洋菓子作品コンテスト大会(県洋菓子協会主催)で金賞を獲得した。10月開催の全国大会「2013ジャパン・ケーキショー東京」に県代表として出場する。イクスピアリは7月5日から3日間限定で、受賞した菓子「米粉のパドジェンヌ」の一人用サイズを1階のカフェ・ピアリアで販売する。価格は400円。

 笹木さんは「国内産米粉を使った洋菓子部門」に出場し、他の6人のパティシエとともに味やデザインなどの審査を受けた。笹木さんの菓子は、小麦粉とアーモンドで作るフランス伝統の焼き菓子・パドジェンヌを「日本の農村」をテーマにアレンジ。甘さの中にユズのさわやかな風味が感じられるのが特徴。

 問い合わせはイクスピアリ・インフォメーション(☎305・2525番)。

 (2013年6月22日号)  

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小学生197人が参加
ドッジボールで真剣勝負

 浦安市総合体育館で16日、同市青少年相談員連絡協議会(吉岡仁会長)主催の浦安市少年親善スポーツ大会が開かれ、市内の小学生による16チームがドッジボールの熱戦を繰り広げた。

 少年親善スポーツ大会は今年で33回目。当初はミニバスケットボール(ミニバス)大会を開いて市民への普及を目指していたが、ミニバスの認知度が高まって市内でも大会が開かれるようになったため、3年前にドッジボールの大会へと移行した。

Bブロック優勝の
TKドラゴン6
Aブロック優勝の
アメリカン・ドリーム
 今年は16チーム、合計197人の小学4〜6年生が参加。このうち1チームは、個人参加した子供たちで作られた。午前中は16チームが4ブロックに分かれて練習試合を行い、ブロック内の順位を決定。午後は、その結果を基に練習試合の順位とグループがばらばらになるように決勝ブロックを4つ作り、各ブロック内で優勝を争った。

Dブロック優勝の
個人安田組
Cブロック優勝の
ゴットオールスターズ
 練習試合で3位だった「ゴットオールスターズ」は、優勝ブロックで快進撃を見せ、Cブロックで優勝。キャプテンの金子凛君は「チームみんなで協力して頑張った。勝てたのはみんなのおかげ」と語った。同大会で唯一の個人参加チーム「個人安田組」はDブロックで優勝。キャプテンの田中優智君は「すごくうれしい。きょうは父の日だから最高のプレゼントができた」と喜びを話していた。

 各ブロックの優勝チームは次のとおり。
 【Aブロック】▽アメリカン・ドリーム(美浜南小・日の出南小)
 【Bブロック】▽TKドラゴン6(高洲北小)
 【Cブロック】▽ゴットオールスターズ(明海南小)
 【Dブロック】▽個人安田組(個人申し込みチーム)


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