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二度と戦争を繰り返さないために…
平和を願う行事、市川などで開く

市民と「平和の鐘」鳴らす
市川市ユネスコ協会

 終戦記念日の8月15日、市川市ユネスコ協会(吉崎晴子会長)主催のイベント「平和の鐘を鳴らそう」が市内5カ所で開かれ、参加者たちが平和への祈りや願いを込めて、鐘を鳴らせていた。

 全国各地のユネスコ協会が終戦記念日の正午に一斉に鐘を鳴らすこのイベント。ユネスコの提唱により、国連が「平和の文化国際年」と宣言した2000年から毎年行われている。

 
JR市川駅で平和への願いを込めながら鐘を鳴らす参加者
JR市川駅と法華経寺、弘法寺、徳願寺、妙行寺でそれぞれ実施された市川市の同イベントでは、同協会の会員だけでなく、地元の小中学生や高校生、大学生など、合計約百人がボランティアで協力。全員で平和を願うメッセージを読み上げた後、一人一人鐘をついて平和への祈りを捧げていた。

 JR市川駅で鐘を鳴らした後、「悲惨な戦争を繰り返さない」「東日本大震災を風化させない」という願いを発表した県立市川昴高ボランティア同好会の稲葉翼会長は「二度と戦争を繰り返さず、みんなが平和に暮らせるような祈りを鐘の音と発表に込めた」と神妙な表情。今年6月に同協会の2代目会長に就任した吉崎さんは「平和を希求するユネスコの精神が市民レベルに広がるまで、こうした運動を続けていきたい」と力強く話していた。

被爆者の体験と思い、朗読で
千葉県原爆被爆者友愛会


 県内在住の被爆者で構成する千葉県原爆被爆者友愛会は12日から14日まで、「平和のための原爆展」を県庁の多目的ホールで開き、来場者が写真や資料の展示、被爆者による語りや朗読から平和の大切さを感じていた。

 
被爆者の体験や思いを込めた朗読劇を聞く人たち
会場では連日、友愛会の会員が被爆とその後の暮らしを証言。13日には友愛会に所属する市川被爆者の会の会員ら5人が、県内在住の被爆者の証言をまとめて制作した朗読劇「伝えたい あの日のことを」を読み上げた。この朗読劇には、被爆時の様子、その後の治療や国の対応、仕事や結婚などで受けた差別など多方面に渡る、被爆者が過ごしてきた当時からの68年が凝縮されていた。会員は「国が被爆による被害を隠蔽したため、私たちの心と体と暮らしに原爆の傷が残っている。緑の地球と青い空を未来に引き渡したい。戦争を起こすのも、戦争をなくすことができるのも私たち、人」と訴えていた。会場を訪れた男性は「日本は唯一の被爆国。戦後68年になり、被爆した人たちも高齢化している。彼らの思いを風化させないためにも、話を直接聞きたかった」と話していた。

 市川被爆者の会は、市川市の市立小学校で子供たちに証言を伝えているほか、団体の要請を受けて公民館などで語りや朗読を行っている。

 問い合わせは同会事務局長・里見さん(☎371・5985番)。

 (2013年8月24日)  

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大勢の職員が派遣職員の報告に耳を傾ける

復興業務の経験を市で共有化
被災地派遣の市川市職員の報告会

 東日本大震災の被災地に派遣されていた市川市職員の荒井義光さんと柳田聡さんの2人が9日、市川市職員に被災地の現状や派遣先での経験などを報告した。

 荒井さんは宮城県岩沼市に1年間、柳田さんは岩手県大槌町に半年間派遣され、それぞれ赴任地の復興業務に従事した。

 報告会で2人は、現地の写真などを紹介しながら「職員数が少ない分、一人の職員の仕事量が多い」「廃棄物の受け入れ先の住民からクレームの電話やメールが頻繁にあった」など、派遣先での苦労話などについて説明。ただ、「現地の職員や市民、応援職員などと交流をもつことができ、仕事について改めて考える機会になった」(荒井さん)、「良き仲間に恵まれたため、大変だと思ったことは一度もなかった」(柳田さん)などと、2人とも被災地での経験を前向きに語っていた。

 2人の経験談を聴こうと、この報告会に集まった市職員は約100人に上った。講義を聴き終えた男性職員は「被災地ではまだ震災が終わっていないことを改めて確認した。こういう話を聴けば自分を奮い立たせるきっかけになる」と話していた。

 (2013年8月24日)  

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思い思いの姿で盆踊りを楽しむ大勢の市民

浦安市で納涼盆踊り大会
夏の夜を楽しむ

 テーマは「親から子へ 子から孫へ つなごう祭の輪 元町から中町へ 中町から新町へ つなごう浦安の心」。浦安市自治会連合会設立50周年記念の納涼盆踊り大会が15日と16日に市立浦安小の校庭で開かれ、例年よりも多くの市民が夏の夜の踊りを楽しんでいた。

 浦安太鼓連の太鼓で盛り上げられた盆踊りには、開始早々から3重、4重の輪ができるほど盛況。60代の女性は「夏はやっぱり盆踊り。この風情が楽しみ」、30代の女性は「踊ってみると意外と楽しいので最近よく参加する。地元の盆踊りにも行きたい」と話していた。

 (2013年8月24日号)  

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内部で長期検討、公表後は駆け足
市川市庁舎建て替え

 市庁舎の建て替えに向け「庁舎整備基本構想案」を公表し、28日までパブリックコメントを実施中の市川市は3日から8日にかけ、市内3カ所で同構想案の市民向け説明会を開いた。庁舎の建て替えは、総額200億円を超えると見込まれる大きな事業だが、説明会への参加者は3カ所合計で実質わずか20人程度。理由は市民の無関心か、それとも市の周知不足か。これまでの市の対応を振り返る。

 「ほとんどの人は庁舎を建て替えるなんて知らないと言っている」。説明会に参加した男性はそう訴えた。

 この説明会以前に、市川市が庁舎の建て替えについて広報紙で大々的に報じたのは、昨年2月に庁舎の建て替え方針を公表したときと、有識者や公募市民らで構成する庁舎整備基本構想策定委員会が今年2月に新庁舎の整備方針について答申したときの2回。1回目の広報紙ではアンケート調査も実施しており、市民から3千超の回答が送られた。委員会が答申する直前の今年1月には、委員会の検討状況について市民説明会を2カ所で開催。7月にも、市内の全自治会長を対象にした説明会を開いている。

 ただ、説明会開催のタイミングは、1月も今回も広報紙で大々的に報じる直前で、説明会開催の記事は広報紙に小さく載っただけ。多くの市民が見落としても不思議ではない。

 しかも、庁舎の建て替えについて庁内で検討した期間に比べれば、市民に知らされた時期は余りにも遅い。

 現庁舎の耐震強度不足は、平成8~12年度にかけて市が行った調査で判明。同14年度には庁内の検討プロジェクトが「建て替えを前提として調査・研究を行うべき」という方向性を示した。同22年10月には、調査により「耐震補強は困難」と判断し、建て替える方針を事実上決定。だが、広報紙には「建て替えも視野に入れる」と小さく掲載しただけだった。

 市が建て替えを市民に初めて伝えたのは、最初に庁舎の耐震強度不足が判明してから15年以上経った昨年2月の広報紙。この時すでに、市は数カ月後の委員会発足や庁舎建設基金の設置を決め、建設予定地も現在地を含む3カ所に絞り込んでいた。だが、広報紙にこうした過程やスケジュールは記載せず、建設場所に関するアンケートで12カ所もの候補地を用意。市民が、計画は進んでいないと感じるには十分な内容だった。

 このわずか1年後には、新庁舎の位置と規模などを委員会が答申。この委員会も、庁舎の移転候補地に民有地が含まれていたことを理由に、ほとんど非公開で開かれた。答申後は、無作為抽出した市民へのアンケートは行ったが、今回の構想案が公表されるまで、説明会もパブリックコメントも行わなかった。「分庁化を考えてもいいんじゃないか」「ミニマムのコストでやる工夫をしてもらえないか」。ようやく開かれた今回の説明会で参加者は意見を出したが、すでに「場所と規模は基本的に変えない」という状況。10年以上、市の内部で検討されてきた計画は、市民の前に姿を現したとたん、一気にスピードを上げた。

 「前から建て替えたかったので、東日本大震災にかこつけて、慌てて建て替えようとしている」。説明会の参加者は、市への不信感をあらわにした。

 (2013年8月24日号)  

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浦安環境共生都市コンソーシアムのモデル
住宅3社が大型スマート街区を開発

 平成23年3月11日に東日本大震災で液状化の被害を受けた浦安市は同年11月、災害に強く環境に配慮した都市づくりを目指して、企業や大学と「浦安環境共生都市コンソーシアム」を立ち上げた。その会員企業のトヨタホームとパナホーム、ミサワホームの3社は今年11月、同コンソーシアムの思想を具体化するモデル街区として共同で開発したスマートハウス分譲地「THE ISLES(ジ・アイルズ)」を販売する。

 同市は企業の先端技術やノウハウを生かして地域一体型の持続可能なまちづくりを目指し、産官学連携による共同企業体である同コンソーシアムを結成。▽スマートシステム▽ヒューマンヘルス▽地域共生▽先進防災―の4分野の視点から、次世代型まちづくりとして浦安版スマートシティを目指している。

 3社共同プロジェクトの分譲地は市墓地公園の北側の同市日の出7の4の1。用途地域は第1種低層住居専用地域。開発面積は約3㌶。区画数は130で、1区画面積は約165~227平方㍍。

 地盤の液状化対策は、道路を含めて地盤を強固にする静的締固め砂杭工法のSAVEコンポーザー工法。液状化対策の実績があるサンドコンパクション工法と同等の効果を得られるとともに、無振動・低騒音工法のため周辺環境への影響が少ないことが特徴。マンホールや上下水道の配管に耐震対策を施し、インフラに問題が生じても運用できる自立型スマート防災集会所も設置する。住宅は太陽光発電パネルを持ち、街区全体として素材やデザインなどに統一性を持たせている。

 (2013年8月24日号)  

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外国人選手の指導を受けながらパス練習に励む子供たち

千葉ジェッツの選手がバスケ指導
市川の児童130人が参加

 市川市スポーツセンターで18日、プロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の選手やコーチが直接指導する教室「市川ふれあいバスケットボールクリニック」が開かれ、参加した男女約130人の小学生が、プロの技術を学びながら、夢のような時間に目を輝かせていた。

 同チームは、千葉県初のプロバスケットボールチームとして平成23年に発足。試合以外にもさまざまな地域活動に協力するなど、地域に特化したチーム作りに励んでいる。

 昨年に引き続き開かれた今回の講習会は、同チームを支援している市川ライオンズクラブ(LC)と、市川市バスケットボール協会が主催。身長2㍍超の外国人選手を含む選手6人と、コーチ2人が講師を務めた。

 千葉ジェッツの選手らは、子供たちを4グループに分け、「ドリブル」「パス」「シュート」「ディフェンス」という基礎的な4つの技術を順番に指導。パスの練習では「練習の時から強く早いパスを心掛け、キャッチする方はいつパスが来てもいいように集中しておく」、ディフェンスの練習では「ボールを取りに行きすぎないこと。取りに行ってバランスを崩したらディフェンスの負け」など、技術のみならず、練習方法や心構えなどをみっちり教え込んだ。

 短い時間の中で一つでも多くの技術を学ぼうとする子供たちの表情は真剣そのもの。プロのアドバイスにしっかりと耳を傾けながら、緊張感をもって練習に励んでいた。

 曽谷MBCに所属する2人の女子児童は「外国人選手は大きくてびっくりしたけど、指導は優しくて分かりやすかった」と充実の笑み。将来はプロバスケットボール選手になりたいという国府台MBCの男子児童は「〝腰を下げて強くドリブルする〟〝シュートは胸からではなく頭の上から打つ〟などが勉強になった。きょう学んだことをこれから意識したい」と話していた。

 なお、きょう24日午後2時から、千葉ジェッツの公開練習試合が八千代市市民体育館で行われる。入場無料。申し込みは不要。

 (2013年8月24日号)  

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防災意識を高めよう!
市川浦安でイベント&講演会

総合防災訓練
「防災ひろば」

 市川市は同市大洲防災公園(大洲1の18)で31日午前10時から午後1時まで、市民参加型の総合防災訓練「防災ひろば」を開く。入場無料。

 さまざまな訓練を通じて防災意識の向上を図る同ひろば。地震や煙を体験するコーナーや、初期消火や応急救護、炊き出しの訓練を行うコーナーなど、恒例の体験・訓練コーナーに加え、今年は参加者がさまざまな訓練を連続して行うことで、楽しみながら防火・防災技術を習得できる防災運動会を初開催する。いずれのイベントも申し込みは不要。

 問い合わせは市地域防災課(☎704・0065番)。

被災地から学ぶ
耐震促進講演

 市川市は9月1日午後2時から、県立現代産業科学館サイエンスドームで耐震促進講演会「あの日をわすれない~石巻からの声、震災から学ぶ明日の教訓」を開く。入場無料。申し込み不要。

 同日、同科学館で開かれる第9回いちかわ産フェスタの関連イベントとして開催。東日本大震災発生時、宮城・石巻市立北上中学校の校長で、現在は浦和学院高校教諭の畠山卓也さんが、ビデオを交えながら被災の実態を語る。

 問い合わせは市建築指導課(☎704・0274番)。

地域力で備える
防災講演会

 浦安市と明治大学は9月7日午後2時から午後4時半まで、講演会「災害への備えは地域力のアップから」を浦安市民プラザWAVE101(JR新浦安駅前のショッパーズプラザ新浦安4階)で開く。

 両者が昨年締結した包括的連携協定を記念して開かれる講演会。東日本大震災から得た教訓を踏まえ、自助・共助を中心に災害に強い協働のまちづくりを考える。

 前半は事例発表で、富岡エステートとプラウド新浦安パームコート、北栄4丁目の自主防災組織担当者が登壇。後半は講演会で、都市防災・復興学が専門の明治大院の中林一樹特任教授が語る。

 定員は申し込み先着200人。入場無料。要約筆記あり。

 聴講希望者は、氏名と電話番号を同市市民活動推進係に電話(351・1111番)、ファクス(353・2453番)、eメール(kyodosuishin@city.urayasu.lg.jp)で伝える。

 (2013年8月24日号)  

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仲間に新たに加わったアンディ

ケヅメリクガメが仲間入り
市川市動植物園

 市川市動植物園(大町284)の動物たちの仲間にこのほど、ケヅメリクガメのアンディが加わった。同園と自然博物館にカメはこれまで5種いたが、ケヅメリクガメは初めて。同園に新種の動物がやって来たのは、昨年のフェネック以来約1年半ぶり。

 アンディは、同園のカピバラと交換で、兵庫県の淡路ファームパーク・イングランドの丘動物園から6月18日に来園。推定15歳のオスで、体長は60㌢、体重は57㌔に及ぶ。今月6日から公開が始まっているが、ケヅメリクガメは砂漠などの温かい地域に生息する動物であるため、いまのところ公開は10月頃までを予定している。

 飼育員によると、他の種類のカメに比べてよく動くとされているケヅメリクガメの中でも、アンディの動きは特に活発。まだ環境に慣れていないために日中はなかなか動こうとしないが、一度動き出すとカメのイメージを覆すほどの激しい動きを見せるという。そんなアンディの様子が見たい人におすすめなのは夕方以降。同園は「激しく動き回るアンディ君の姿や、とってもかわいらしい表情などをぜひ見てもらいたい」と来園を呼びかけている。

 問い合わせは同園(☎338・1960番)。

 (2013年8月24日号)  

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マリーゴールドが咲き、鮮やかなオレンジ色に彩られた柏井花摘み園

マリーゴールドなど見ごろ
北方・柏井の花摘み園

 市川市農業士等協会が管理する北方花摘み園(北方町4の1989の1)と柏井花摘み園(柏井町2の889の1)で、マリーゴールドやコスモスなどが見ごろを迎えている。

 両園は、同協会が都市部の遊休農地の有効活用を目的に平成9年に開設。近年では種まきや雑草取りなどの花の育成に地域の小学生も協力している。

 今年もすでに色とりどりの花が咲き誇っており、来園者たちは自由に花摘みを体験。お盆の時期には墓参りのお供え用の花を摘む人も見られた。

 両園では、すべての花が咲き終わる9月下旬までの毎日、10本100円で花摘みを楽しむことができる。

 問い合わせは市農政課(☎704・4132番)。

 (2013年8月24日号)  

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