Ichikawa Yomiuri online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
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ミッキーもお祝い
浦安市 新成人1,675人が新たな門出

新成人がミッキーたちと新しい門出を祝福

新成人がミッキーたちと新しい門出を祝福

 成人の日の13日、浦安市舞浜の東京ディズニーランドで同市の成人式が開かれた。今年度の新成人数は、昨年度より132人多い1675人。新成人たちは華やかな振袖やスーツに身を包み、ディズニーキャラクターたちと新たな門出を祝った。
 
 今年の式典のテーマは「夢のとびら~決意という鍵を胸に」。式典では、ディズニーキャラクターたちがダンスや歌で新成人を祝福。松崎秀樹市長は「これからは少子化対策が一番の課題。女性は26歳を過ぎると出産のリスクが高くなるという。自立、結婚、出産と、日本や地域を支えるためにも頑張ってほしい」とエールを送った。新成人代表の猪口尚志さんは「20年間で多くの人と触れ合い、言葉を交わしながら成長してきたが、感謝を伝えてこなかった。家族や友人、先生たちがいたからいまがあることに感謝し、これからも、感謝の言葉を伝えていきたい」とあいさつした。
 
 今回のテーマである「夢のとびら」を開くため、大きな鍵を手に持ってステージに上がった新成人代表の4人は「人を幸せにできる人間になりたい」「困難なことがあっても精一杯努力し、乗り越えられる人間になりたい」など、それぞれの決意を鍵に込めて新たな一歩を宣言した。  

新成人、門出を祝う
市川市は80人減の4,009人

艶やかな振り袖に身を包む新成人たち

艶やかな振り袖に身を包む新成人たち

 成人の日前日の12日、市川市文化会館で「新成人の集い」が開かれた。大久保博市長は「夢を実現するチャンスは必ず訪れる。人生は長いものだから、焦らず背伸びせず一歩ずつ進んで、世の中を楽しんでもらいたい」と新成人たちにエールを送った。
 
 会場周辺は、艶やかな振り袖に身を包んだ女性たちや、紋付き袴姿の男性たちであふれかえり、旧友との再会を喜ぶ笑顔と歓声に包まれていた。新成人の角田智広さんは「まだ19歳なので、成人を迎えるということに対してあまり自覚がなかったが、きょう参加してみて自分がもう成人であるという意識が強くなった。これからはもっと夢や目標を具体的に描き、毎日を充実させていきたい」と、決意を新たにしていた。
 
 今年の市内の新成人は、男性2050人、女性1959人で計4009人。昨年に比べて約80人減となった。  

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読書のご褒美は「災害に役立つものに」
菅野小に“かまどベンチ”寄贈
市川よみっこ運動

かまどベンチを囲んで関係者らが記念撮影

かまどベンチを囲んで関係者らが記念撮影

 読書を通じて社会貢献活動に取り組む「市川よみっこ運動」の参加児童たちが先月24日、同運動の拠点となっている市立菅野小に災害時にも役立つ「かまどベンチ」を寄贈した。
 
 市川市文化振興財団の前理事長で、作家の故・井上ひさしさんが提唱し、平成19年度から続けられている同運動。子供たちが夏休み中に読んだ本の感想を発表し、そのご褒美として地域の大人からもらったお金を社会福祉に役立てるもので、市民団体・すがの会などが毎年実行委員会を組織している。
 
 今年度は、子供と大人ほぼ同数の合わせて約80人が参加し、昨年8月末に発表会を開催。その後、集まった寄付金の使い道について子供たちから「災害時に役立つものを」という意見が上がり、かまどとしても利用できるベンチの寄付を決定した。
 
 先月24日の贈呈式には、子供たちと同運動の関係者らが出席し、設置されたかまどベンチを囲んで記念撮影。同運動実行委員長の河西明子さんは「今年も活動を通じて子供たちが成長していく姿が見られた。子供たちのお父さんお母さんが活動に顔を出してくれるようになったのも、大きな成果の一つ。そういう保護者たちがこの運動の未来の担い手になってくれたら」と、よみっこ運動の未来について語っていた。 

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一年の安全願い、消防意識高める
市川、浦安市で消防出初め式

市川市

市川市とび職組合によるはしご乗りの演技

市川市とび職組合によるはしご乗りの演技

 市川市消防出初め式が11日、大洲防災公園で行われ、消防関係者が今年1年の安全を願い、消防意識を高め合った。
 
 参加者は、消防職員や消防団員、婦人消防クラブの会員など805人。開会式で大久保博市長は「今後は、大規模災害などに対する不安を払拭させるため、危機管理などの体制を強化することにまい進していく」と宣言した。
 
 演技では、市川市とび職組合によるまとい・木遣り・はしご乗りや消防音楽隊の演奏、特別救助隊による救助訓練が披露された。はしご乗りで、高さ約6㍍のはしごの上に片足で立ったり、逆立ちになったりするなど難易度の高い技が次々と披露されると、見学していた市民から「すごい」と大歓声が沸いていた。

浦安市

大人とほぼ同じように一斉放水の演技を見せる浦安市少年消防団の6年生

大人とほぼ同じように一斉放水の演技を見せる浦安市少年消防団の6年生

 浦安市立東野小で12日、同市の消防出初め式が開かれ、消防職員と消防団員、少年消防団員などの計410人が浦安の安心・安全を守ることを誓った。
 
 第一部の式典で各種表彰が行われた後、消防団と各事業所の自衛消防隊が屋内消火栓やポンプ車の操法を実演。小学5年生と6年生の80人で組織する少年消防団は、5年生が整列や敬礼などの礼式を披露し、6年生は一斉放水を行った。一斉放水で使ったホースは大人が使う屋外用よりも細い屋内用だが、5人ずつの班に分かれて長さ15㍍のホース4本を連結してポンプ車につなぎ、大人と同じように放水。6年生男子は「巻かれたホースを前に投げて伸ばすのが難しいけど、ちゃんとできた」、6年生女子は「足の運び方が決まっていて難しい。皆の前でできてよかった」と、少年消防団ならではの活動を披露できたことを喜んでいた。  

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ホールは固定席なくし規模縮小へ
市川市市民会館建て替え
基本構想まとまる

 市川市は、昨年4月からホールの利用を停止している市民会館の建て替えの基本構想をこのほどまとめた。ホールは収容人数を大幅に縮小し、固定座席は設けない方針。全体でも敷地面積を約15・7%縮小するが、同館前の道路幅員は広げ、アクセス環境を整える。市によると、予算は10億円程度になる見通し。今年10月に解体工事、来年7月に新築工事に着手し、翌28年9月の開館を目指している。
 
 同会館は、昭和34年に現在地の葛飾八幡宮の境内にオープン。50年以上にわたり同市の文化の発展を支えてきたが、ホールのつり天井に崩落の恐れがあることが昨年3月に分かり、同年4月からホールの利用を停止していた。その後、庁内で閉館や改修工事などあらゆる選択肢を検討した結果、翌5月に建て替える方針を決定。以降、利用者アンケートを実施するなどしながら、基本構想を練り上げてきた。
 
 現在の市の構想では、ホールは、利用件数の約85%が来場者数400人以下にとどまっていることや、同じ八幡周辺に位置する文化会館との差別化を図ることなどから、収容人数を現状の904人から300~400人程度にして面積も縮小。ステージは作るが、観客席側に段差や固定座席は設けず、ダンスなども行える多目的ホールに作り変える方針。
 
 また、現在は最大で車道3・3㍍、歩道1・5㍍となっている同館前の道路の幅員を、車・歩道合わせて一律6㍍に広げる予定。駐車場は現在の台数を確保した上で障害者用駐車場を設けるほか、駐車場から同館入口までのアプローチを高齢者や障害者に配慮した設計にする。
 
 現在の展示室は、ダンスや楽器の練習などができる防音対応の練習室に作り変え、そのほかに展示専用のギャラリーを設ける予定。会議室は、現在と同様に2室確保する。さらに、現在同境内の分庁舎内に設置されている八幡親子つどいの広場を同館内に移設することも検討している。
 
 現在、市は構想内容をホームページで公開しており、2月10日まで市民からの意見を募集している。市はこの意見と利用者アンケートの結果を踏まえ、今年度中に基本設計に着手する考え。
 
 なお、解体工事が始まる今年10月からは、現在利用可能な展示室や会議室なども利用を停止する予定。
 
 問い合わせは市文化振興課(☎300・8020番)。  

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全国中学生人権作文コンテスト
浦安・住井天音さんが入賞
「互いを尊重し合う大切さ」つづる

表彰状を手にする住井さん

表彰状を手にする住井さん

 全国中学生人権作文コンテスト(法務省・全国人権擁護委員連合会主催)で、浦安市立日の出中学校の住井天音さん(2年生)が法務省人権擁護局長賞に選ばれた。住井さんはアメリカで1年間暮らした時にマイノリティー(少数派)であることを意識した経験から、互いを尊重し合う大切さを書いた。25日午後1時から同市文化会館で開かれるヒューマンフェスタうらやす講演会で朗読する。
 
 同コンテストは、中学生が家庭や学校など日常生活で体験したことを基に、基本的人権や人権を尊重することの大切さの理解を深めてもらおうと始まり33回目。今回の応募者は全国6930校の94万1146人で、過去最高。各賞に順位はないが、住井さんは上位10賞(36編)に入賞。同コンテストでの入賞は浦安市初。
 
 住井さんは中学1年生の時、留学中の父親と家族ともにアメリカで1年間生活。さまざまな国の中学生と一緒に学ぶ中で日本の悪口を言われたが言い返すことができず、自分は外国人であり、マイノリティーであることを強く意識したという。その経験と同級生と理解し合えるまでをつづった。
 
 同賞の受賞を松崎秀樹市長に報告した住井さんは「日本人の代表として責任を持って行動することを親に言われ、頑張った。今回の経験は日本にいたらできなかった。これからも、お互いを大切にすることを常に考えて行動していきたい」と抱負を語った。松崎市長は「悔しさを感じた経験だったろう。その経験を生かして頑張ってほしい」と、今後の活躍を期待していた。
 
 同講演会(定員400人)の申し込みは市女性プラザ(☎351・1111番)。  

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過去最多900人が駆け抜ける
市川市民元旦マラソン

一斉にスタートするランナーたち

一斉にスタートするランナーたち

 新年の幕開けを祝うような晴天に恵まれた元日の朝、市川市主催の「第64回市川市民元旦マラソン」が開かれ、過去最多となる900人の参加者が市スポーツセンターとその周辺を気持ちよさそうに疾走した。
 
 主な大会結果は次のとおり(丸数字は順位)。〈敬称略〉
 
 【10㌔男子高校生~39歳】
 ①中西央典(34分59秒)②杉原史浩(35分15秒)③高田悟(35分23秒)
 【10㌔男子40~59歳】
 ①吉田浩二(35分12秒)②駒村勉(36分26秒)③佐藤宝生(37分7秒)
 【10㌔男子60歳以上】
 ①多々良貢(43分31秒)②大竹隆博(45分22秒)③大井進(47分34秒)
 【10㌔女子高校生~39歳】
 ①大島静夏(42分13秒)②小野ゆりあ(43分48秒)③金子優菜(44分48秒)
 【10㌔女子40歳以上】
 ①髙森憂子(45分15秒)②吉本由加(46分5秒)③河合佳子(46分19秒)
 【5㌔男子中学生~39歳】
 ①諸熊康明(16分5秒)②堀佳亮(16分10秒)③上園宰人(16分40秒)
 【5㌔男子40~59歳】
 ①近藤文義(17分38秒)②江島真一(18分50秒)③武藤理(18分55秒)
 【5㌔男子60歳以上】
 ①竹内元(21分55秒)②八幡成夫(22分1秒)③菅原正善(23分35秒)
 【5㌔女子中学生~39歳】
 ①加世田梨花(18分33秒)②山木彩華(21分12秒)③小林万璃江(21分13秒)
 【5㌔女子40歳以上】
 ①梅澤澄江(22分33秒)②久野綾子(23分26秒)③中川シズ子(23分49秒)
 【2㌔男子30歳以上】
 ①木村洋史(6分42秒)②斉藤雅人(同)③河合謙吾(6分48秒)
 【2㌔女子中学生】
 ①平賀祥子(7分31秒)②横山遥奈(7分33秒)③鵜飼真穂(7分51秒)
 【2㌔一般】
 ①小林由紀(8分50秒)②大橋優美子(8分55秒)③平賀祐子(9分15秒)
 【2㌔ファミリー】
 ①岡伸行・実優(7分34秒)②杉谷公則・侑冴(7分50秒)③大平満・陽生(7分58秒)  

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浦安の三輪輝君、観客賞を受賞
手づくり紙芝居コンクール

表彰状を手にする三輪君

表彰状を手にする三輪君

 浦安市立明海小4年生の三輪輝君が、昨年11月に神奈川県内で行われた「第14回手づくり紙芝居コンクール」(紙芝居文化推進協議会主催)で大賞に次ぐ観客賞を受賞した。三輪君は先月13日に浦安市の松崎秀樹市長を訪れ、喜びの報告を行った。
 
 同コンクールは、ジュニアの部と一般の部に分かれており、今年は両部合わせて過去最多となる239点の作品が国内外から集まった。三輪君の作品『なめくんのさんぽ』は7点の優秀作品に選ばれ、コンクール当日には観客や審査員の前で三輪君が紙芝居を実演し、見事、大賞に次ぐ観客賞を受賞した。
 
 松崎市長への受賞報告でも、三輪君は自慢の紙芝居を発表。「ナメクジが散歩している途中で大好物のビールを発見。ビールを飲むと筋肉もりもりになる」という愉快な物語を元気に読み上げると、松崎市長は「間の取り方や表現が素晴らしい。ナメクジがビールを好きだとは知らなかったので、とても引き込まれる」と賞賛した。
 
 三輪君は同市日の出公民館主催の「ほんたんけんクラブ」で、科学などの本を通じた体験学習や読書会、紙芝居の創作活動に参加しており、その一環で今回のコンクールにも参加。ストーリーは、それ以前に市民講座で学んだナメクジの生態をヒントに思いついたという。初めて紙芝居を作ったという三輪君は「内容を考えるのにすごく時間がかかったが、決まったら1カ月くらいですらすら書けた。一番頑張ったことは絵をきれいに書くこと」と、カラフルに描かれた虹やインパクトあるナメクジの力作を手に満面の笑みを見せた。  

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着物リメイク研究会
ファッションショー開催
今回は子供服も披露

 市川市内で着物のリメイクを楽しむ着物リメイク研究会(阿部淑子代表)が26日午後2時から同3時まで、「リメイク・ファッションショー2014~着物地の創作 和から洋へ」を市川市文化会館(大和田1の1の5)地下の大会議室で開く。入場無料。
 
 着物リメイクは、着なくなった和服をいまの時代に合った洋服に仕立て直すこと。同研究会を構成しているのは市中央公民館のあじさいの会、同柏井公民館の乙女会、同大野公民館の絹の会、同信篤公民館のかすみ草の4サークル。日本古来の着物の良さを見直すことを目的に、和服をブラウスやワンピース、ツーピース、コート、帽子や小物入れ、コサージュなどに仕立て直し、普段着として楽しんでいる。同研究会は「祖父母や思い出のある家族、親しかった人の思いも、仕立て直した着物を通じて身にまとうことができ、そうした大切な人への思いも深まる」と、単なる再利用ではないリメイクの魅力を話す。
 
 ファッションショーでは、それらを自身がモデルとなって着て披露する。同研究会は当初、女性メンバーが自分の着る服を作って披露していたが、前回からは男性向けのリメイクも発表。今回は、幼児や子供向けのリメイクも制作しており、ファッションショーでは子供たちが着て披露する予定。同会は「着物のリメイクは、日本の布が持つ織りや染などの良さを再認識することにもなる。自分も着てみたいな、と思ってもらえたらうれしい」と来場を願っている。
 
 来場者には、数量限定だが、会員手づくりのリメイク小物をプレゼントする。
 
 問い合わせは同研究会・市原さん(☎357・4842番)。  

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木遣りを後世に残したい
「継声会」月3回、稽古に励む

練習の成果を披露する継声会の会員たち

練習の成果を披露する継声会の会員たち

 とび職人たちが歌う「木遣り」の文化を後世に残そうと、市川市菅野公民館で木遣りの稽古に励んでいる市民団体がある。この団体の名は、きやり倶楽部「継声会」。中学生から80代までと幅広い世代の会員たちが月に3回同公民館に集まり、木遣りの美しい歌声を響かせている。
 
 木遣りは、重い物を引き上げる際に発した掛け声が起源とされている。その後、掛け声に歌詞や音頭、拍子が加わって現在の形に変化。独特の節回しで一言を長く発声するのが特徴で、いまでも出初め式などのめでたい席で披露されているが、継承は師匠から弟子への口伝えが主であるため、継承者は徐々に減少しているという。
 
 同会の発足は、市内で長年とび職人として働いていた福島俊男さん(88)=2面「人」欄紹介=が、一昨年8月に真間の喫茶店「話飲茶屋つぎはし」で木遣りを披露したことがきっかけ。当時小学生だった磯部歩帆さんがこの歌声に「普段自分たちが歌う歌とは違って、独特で不思議な歌に興味が湧いた」と関心を示したことで、大人たちも指導を希望し、同年10月に発足した。団体名は、同会の初期の活動場所となった「つぎはし(継橋)」にちなんだほか、「声を後世に継いで行く会」という期待を込めて福島さんが命名。昨年4月には活動場所を菅野公民館に移し、現在は会員約10人で活動している。
 
 当初は「なぜこんなに節回しが長いのか」など、木遣り特有の歌い方に疑問を感じる会員もいたが、次第に腹から声を出す木遣りの発声方法に「歌っていて気持ちいい」と、全員が魅力を感じるようになった。すると、徐々に会員たちの力量も上がり、発足から半年足らずで人前での初舞台を経験。昨年8月には会員が所有する船の上から川岸の料亭に向かって披露するなど、少しずつ活躍の場を広げている。
 
 会長の木ノ内博道さんは「全く知らない世界だったが、単純に歌っていて気持ちよかったり、江戸の文化を学べたりして面白い」と木遣りの魅力にのめりこんでいる様子。最年少の磯部さんは「若い世代にも広がっていってほしい」と、木遣り文化の発展に期待を込めている。
 
 なお、継声会は会員を随時募集している。対象は年齢・性別問わず誰でも入会できる。入会費は不要、月会費は2千円。興味のある人は同会事務局・松本さん(☎070・6568・0925番)に連絡。  

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市川手帳

 霜柱が立つ時期。さらに寒波がやってきて寒さ厳しい。「ふぅー」。こうした日は早く帰って湯船に浸りたい▼自治体によっては高齢者向け入浴施設がある。いまの高齢者は子供時分に銭湯をよく利用していた世代。浦安の施設は無料で、送迎バスもあり、いつも混雑している▼69歳のある女性は温泉好きだが、他人と肌寄せ合って入浴するのが苦手。ただ、家庭の風呂が工事中のため利用してみると、意外と心地よかったという▼脱衣所は暖かく、大きな湯船は気持ちよい。外出をし、会話をし、日常とは違う場所で過ごすことは高齢者にとってよい刺激。先の女性は風呂が直っても利用したいという。銭湯が減る中、町を支えてきてくれた高齢者への感謝の施設ともいえる。

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