Ichikawa Yomiuri online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。


「かまくら」「なまはげ」大盛況
まるで秋田県! ニッケコルトンプラザ

迫力満点のなまはげ
子供たち阿鼻叫喚!

迫力のなまはげ太鼓が観客を圧倒

迫力のなまはげ太鼓が観客を圧倒

 市川市鬼高のニッケコルトンプラザで18日と19日、「かまくら・なまはげ祭り2014」が開かれ、多くの来場者が記念撮影をしたり、秋田の名物を味わったりして楽しんでいた。
 
 同プラザにやってきたのは、秋田県男鹿市で活動する3体のなまはげ。奇声を上げながら館内を練り歩いた後、迫力の太鼓演奏で来場者たちを圧倒した。
 
 子供たちは、なまはげに出会うと、泣き叫んだり、父母の後ろに隠れたりと、一様におびえた表情。しかし、頭をなでたり、大きな腕で抱きかかえたりする、なまはげたちの意外な一面に気づくと、恐る恐る握手を求めたり、記念撮影をせがんだりして本物のなまはげとの交流を楽しんでいた。  

本場の職人が作った
巨大なかまくら登場

ライトアップされたかまくらの前で子供たちが記念撮影

ライトアップされたかまくらの前で子供たちが記念撮影

 約30㌧もの雪を使った巨大なかまくらは、秋田県横手市からやってきたかまくら職人の手で作られた。かまくらと記念撮影をするために数十㍍に及ぶ行列ができるなど大人気。このイベントのために娘とともにやってきたという父親は、「いい写真が撮れて大満足」と満面の笑みを浮かべていた。
 
 なお、同プラザでは31日から2月2日まで、徳島県のにし阿波を紹介する博覧会が開かれる予定。2月1日には本物の阿波踊りが披露される。詳細は同プラザホームページを参照。
 
 問い合わせは同プラザ(☎378・3551番)。  

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著書を学校や図書館に寄贈
市川の郷土史家・鈴木和明さん

大久保市長(右)に著書を贈呈する鈴木さん

大久保市長(右)に著書を贈呈する鈴木さん

 市川市在住の郷土歴史研究家・鈴木和明さん(72)が先月25日、「郷土史や社会科、国語の勉強に役立ててほしい」と、著書『郷土読本 行徳 塩焼の郷を訪ねて』を同市立小中学校、特別支援学校、市立図書館に寄付した。
 
 市内の小中学校や公民館、イベントなどで市川の歴史について講演を行っている鈴木さん。これまでも行徳の歴史に関する著書を多数執筆し、同市に寄付している。
 
 同日に市長室で行われた贈呈式で、鈴木さんは「今回の本はいままで以上にかみ砕いて行徳の歴史を書いたので、子供たちでも読みやすいと思う。この本を読んで、昔の人がいたからいまの行徳があることを子供たちが知り、地域に根付いてほしい」と願っていた。大久保博市長は「鈴木さんの著書は全て読みやすいため、子供たちにはとても良い勉強になると思う。これからも執筆活動に専念し、多くの本を出してほしい」と感謝した。  

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市川でスケート楽しむ
コルトンプラザの特設リンク

週末には多くの家族がスケートを楽しむ

週末には多くの家族がスケートを楽しむ

 ニッケコルトンプラザ(市川市鬼高1の1の1)のコルトン広場に2月23日まで、アイススケートリンクが特設されている。
 
 「わくわくアイスワールド」と名付けられたこのスケートリンクは、10㍍×20㍍の200平方㍍で、近年、大型ショッピングモールなどで見かける特殊なプラスチック製のリンクではなく、本物の氷を使用。週末には買い物帰りの家族連れ、平日は学校帰りの子供たちなどが多く訪れ、慣れない氷の上の感触を楽しんでいる。
 
 19日にスケートを楽しんでいた人たちは、何度も転んだり、手すりから離れられなかったりと、多くが不慣れな様子だったが、それでも一様に晴れやかな笑顔を浮かべていた。初めてスケートをしたという男の子は「何度も転んだけど楽しかった」と目を輝かせていた。
 
 営業時間は平日が午後2時~同7時、休日が午前11時~午後8時。滑走料金は、平日・休日ともに子供300円、中学生以上500円、親子ペア600円だが、休日は30分制で、10分延長するごとに一人100円が加算される。貸し靴は400円、貸し手袋は100円。
 
 4歳から利用可能だが、未就学児は保護者同伴。
 
 問い合わせは同プラザ(☎378・3551番)。  

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市川市の平成25年の人口、4年ぶり増
長期的な減少予測は変わらず

 平成22年から毎年減少を続けていた市川市の人口が、昨年は4年ぶりに増加したことが同市のまとめで分かった。市は「東日本大震災や原発事故からイメージが回復し、マンション建設などにより街が整備された結果」と分析している。ただ、長期的に減少するとの予測は変わっておらず、市は引き続き対策を検討していくとしている。
 
 同市の人口は、平成22年7月1日時点の47万6069人をピークに毎年減少が続いたが、昨年は前年比で533人増とわずかながら増え、46万9148人となった。
 
 人口減少が続いた理由の一つには、同市への転入者が減少していることが挙げられる。平成21年は、転出者数と転入者数がともに3万6千人弱とほぼ同数。しかし、その後3年間は転出者数が大きく変わらない一方で転入者数は減り、平成24年は転出者が転入者を4237人も上回っていた。この原因について市は、震災や原発事故でイメージが悪化したことや、都心で働く世帯の都心回帰や世帯分離などが大きく影響したとみている。
 
 ただ昨年は、転出者数が3万1428人と前年より2844人減少し、転入者数との差が555人にとどまった。一方で出生数は死亡数を1088人上回り、全体では4年ぶりの人口増加となった。
 
 しかし、市は平成37年の人口はいまより約3万2千人少ない43万7千人程度と予測している。今後について市は「街づくりなど整備を進めることで人口増加もしくは現状維持ができる可能性もある。今後も人口減少への対策を考えていきたい」としている。  

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福栄小学校の5年生に向けて
名良橋さん「夢を持つ大切さ」語る
JFA「夢の教室」

子供たちに夢を持つことの大切さを伝える名良橋さん

子供たちに夢を持つことの大切さを伝える名良橋さん

 JFA(日本サッカー協会)のこころのプロジェクト「夢の教室」が17日、市川市立福栄小(深尾武司校長)の5年生を対象に開かれ、児童たちが元サッカー日本代表の名良橋晃さんとの夢の交流に目を輝かせていた。
 
 夢の教室は、夢を実現したプロスポーツ選手などが全国の小学校を訪問し、子供たちに夢を持つことの大切さを直接伝えるプロジェクト。市川市では、東京地下鉄の協力により、昨年9月から行徳地区の小学校3校で実施されており、同校が4校目。
 
 今回同校を訪問した名良橋さんは、現役時代にはJリーグのベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)や鹿島アントラーズなどで活躍し、1998年のフランスW杯では主力の一人として全3試合に出場。現在はJFAのアンバサダーとしてサッカーの普及活動に努めている。
 
 今回の教室では、まず体育館でじゃんけんや鬼ごっこの要素を取り入れた簡単なゲームで子供たちと交流してから、教室で夢の大切さを説く講義が実施された。講義では、高校進学の際、全国大会に出場できるような強豪校に進めなかったことや、94年のアメリカW杯出場を決める予選で日本代表に入れなかったことなど、夢を実現するまでには苦労があったという話を、冗談を交えたりしながらユーモラスに紹介。それでも「〝プロサッカー選手になってW杯に出場する〟という夢があったからあきらめなかった」と続け、「夢を持つことは素晴らしい。これからいろんなことがあると思うが、みんなも途中であきらめず、最後まで努力を続けてほしい」と熱く語った。
 
 名良橋さんの話を聞き、夢や目標に向かう姿勢を学んだ様子の子供たち。「まだ何になりたいとかはないけど、いまより英語が話せるようになりたいという目標に向かって頑張ろうと思った」「毎日サッカーの練習をいっぱいして、いつかは世界一の選手になりたい」と、夢を大きく膨らませていた。  

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「いちかわバラ物語」全品が勢ぞろい
市川メルカートⅰnアイ・リンクタウン

同イベントで出品予定の「いちかわバラ物語」の数々=市川市提供

同イベントで出品予定の「いちかわバラ物語」の数々=市川市提供

 市川市アイ・リンクタウン展望施設(JR市川駅南口直結、ザタワーズウエスト45階)で2月1日午前11時~午後3時、新たな市川土産として平成24年11月から販売が始まった菓子「いちかわバラ物語」の全商品が集まる「市川メルカートinアイ・リンクタウン」(市・市川商工会議所主催)が開かれる。
 
 この菓子は、市川パン菓子商工組合に加盟する和洋菓子店が同市の花であるバラをモチーフにしてそれぞれ開発。1年間で最中やケーキなどの各商品を計約8万個売り上げるなど、好評を博している。当初14店だった参加店も、現在は20店に拡大。当初から参加していた店舗も新商品を発売するなど、ラインナップも拡充している。
 
 昨年に引き続き開かれる今回のイベントでは、昨年の秋から参加した新店舗の商品を含む全27商品(1個100~600円)を販売する予定。昨年は用意した商品1200個が約2時間で完売するほど盛況だったため、市は早めの来場を呼び掛けている。
 
 また、同イベントでは、同菓子の販売店を紹介する最新の「いちかわバラ物語マップ」を配布する。
 
 問い合わせは市商工振興課(☎711・1140番)。  

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「東日本大震災から3年 いま福島は」
和洋女子大で講演会

 和洋女子大学(岸田宏司学長)は2月20日午後4時から同5時半まで、講演会「東日本大震災から3年―いま福島は」を開く。受講は無料。事前申し込みが必要。
 
 福島県復興ビジョン検討委員会座長や浪江町復興計画委員会委員長、双葉町復興まちづくり委員会副委員長などを務めた、同大客員教授で福島大名誉教授の鈴木浩さんが、東日本大震災で起きた東京電力福島第1原子力発電所の事故で広域、長期にわたる避難生活を強いられ、ふるさとの復興の見通しがたたない人々のいまや、復興とまちづくりなどを語る。
 
 定員は申し込み先着70人。聴講希望者は、同大広報課にハガキ(〒272―8533市川市国府台2の3の1)かファクス(371・2271番)で①講演会名②参加者氏名(ふりがな)③電話番号を伝える。
 
 問い合わせは同課(☎371・1473番)。  

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無病息災や五穀豊穣を願う
市川市、初春の伝統行事

大野町「にらめっこおびしゃ」

耐え切れずに笑い出す氏子

耐え切れずに笑い出す氏子

 市川市大野町の駒形大神社で20日、同地区の伝統行事「にらめっこおびしゃ」が行われ、同神社の氏子や大勢の来場者たちが五穀豊穣や無病息災などを祈願した。
 
 にらめっこおびしゃは、行司を中心に2人の代表者が互いの顔を見合いながら杯に注がれた熱い酒を飲み干すもの。途中で笑ったり、熱さにむせたりすると、無礼な態度をとったとみなされ、大きな杯に注がれた罰杯を飲むよう行司に申し付けられる。罰杯を飲んでいる最中も無礼な態度をとってはならない。
 
 今年もこの伝統行事をひと目見ようと、同神社の社務所は、地域住民や写真愛好家など大勢の人であふれ返っていた。向かい合った2人が無礼な態度をとらないよう慎重に杯を口に運んでいる中、その他の氏子たちからは2人を笑わせようと「目が笑ってんじゃないの?」「しかめっ面してちゃダメだぞ!」など強烈なヤジ。2人が堪え切れずにふき出してしまうと、会場も大きな笑い声に包まれていた。
 

国府台「辻切り」

完成した大蛇にお神酒を飲ませて御霊を入れる

完成した大蛇にお神酒を飲ませて御霊を入れる

 市川市の国府台天満宮で17日、地域の伝統行事「辻切り」が行われ、地元の人や小学生など大勢の人が地域の安全を祈願した。
 
 辻切りは、ワラで編んだ全長約2㍍の大蛇を、町の四隅の出入り口に1年間配置し、大蛇のにらみで悪霊や悪疫などを退散させる伝統行事。室町時代から約500年続いているとされ、毎年1月17日に行われている。
 
 境内では、早朝から集まった大勢の人々が見守る中、辻切り保存会の会員たちが慣れた手つきで胴体部分を編み上げた。胴体が出来上がると、別に編んだ顔をつなぎ合わせ、昨年焼いた大蛇の灰が詰まった目玉と、耳の形をしたビワの葉をつけて、4体の大蛇が完成。大蛇にお神酒を飲ませ御霊を入れてから、町の四隅に運んだ。
 
 興味津々に見ていた小学生たちは「蛇さん1年間よろしくお願いします」と祈りの言葉を捧げ、一年間の安全を祈願していた。  

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浦安で結婚式を挙げませんか?
「嫁入り舟」参加者募集中

 うらやす観光推進協議会は、5月24日と25日のカフェテラスⅰn境川2014で実施する「嫁入り舟」の参加カップルを2月17日必着で募集している。
 
 嫁入り舟は、浦安市が交流している香取市など水郷地帯の伝統の輿入れ行事。浦安市は、市内を元町から新町まで貫く境川の魅力に光を当て、新たな観光プログラムの一つとするために嫁入り舟事業を実施し、今回で3回目。当日は、白むく姿の花嫁と羽織袴姿の花婿が、和太鼓などの演奏に合わせて花道を歩いた後、手漕ぎのサッパ舟で境川を遊覧する。
 
 対象は、2人とも40歳までなら住所・勤務地は不問。条件は、取材とPRに応じ、同市内の神社で挙式し、協賛ホテルで披露宴を挙げること。定員は申し込み抽選の4組程度(各日2組程度)。特典は、花嫁・花婿とも、衣装を協賛ホテルからのお祝いとして無料でレンタルできること。着付け料、介添え人費用も無料。また、市内神社での挙式代は原則無料。
 
 希望者は市ホームページあるいは市商工観光課で入手した応募用紙に必要事項を書き、花嫁・花婿の写真(スナップ写真可)を添えて、直接または郵送で同課(〒279―8501浦安市猫実1の1の1)に提出。
 
 問い合わせは同課(☎351・1111番=代表)。  

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市川手帳

 「嘘つきは泥棒の始まり」。そう言われて人は育つ。それでも、人は嘘をつく。それは本能のようなものかもしれない。社交辞令も、人間関係を良好に保つためのものだが、一種の嘘▼人と仲良くなりたいという気持ちは誰もが持っている。他人から好かれる人の中には、心理的に開放的で、自分の思いや弱点をさらけ出せる人がいる。そうした人は、嘘をつくことが少ないだろう▼ただ昨今は、人付き合いが苦手で、他人との接触を避ける人が目立つといわれている。心理的に閉鎖的で本心を見せず、他人との間に壁を作る▼嘘をつけるということは、それだけの関係がある証でもある。儀礼的な社交辞令であっても、思いやりがあるものならば、快く受けたい。

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