Ichikawa Yomiuri online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
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ツツジで赤く染まる
北国分駅前

ツツジで赤く染まる北国分駅前のロータリー=4月27日撮影

ツツジで赤く染まる北国分駅前のロータリー=4月27日撮影

 北総線北国分駅前ロータリーのツツジが見頃を迎え、行き交う人の目を楽しませている。

 このツツジは、小さな花が特徴のキリシマツツジで、毎年4月下旬から5月初旬にかけて、同駅ロータリーの中央に設けられた広場一面を鮮やかな赤に染める。

 周辺住民によると、今年満開となったのは先月27日ごろ。最盛期は過ぎていても、連休中であればまだ楽しませてくれそうだ。  

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〝ナンセンス〟な芸術製品を展示
アートユニット・明和電機
市川で展覧会を開催

メカフォークなどの自動演奏を楽しむ来館者

メカフォークなどの自動演奏を楽しむ来館者

 市川市芳澤ガーデンギャラリー(真間5の1の18)で6月1日まで、国内外で活躍するアートユニット・明和電機の作品を展示する「結晶化した花の世界の物語 明和電機 EDELWEISS展」が開かれている。

 明和電機は「ナンセンスマシーン」と称される数々の芸術製品を開発し、世界中で展覧会やライブを開くなど幅広く活動。これまでに生み出してきた独特の製品やパフォーマンスは数々の賞に輝いており、平成21年に開発した音符型電子楽器『オタマトーン』は翌年の日本おもちゃ大賞を受賞している。

 明和電機の展覧会は首都圏では10年ぶり、県内では初の開催。今展覧会では、明和電機の4つの芸術製品シリーズの中から、「EDELWEISSシリーズ」の製品や世界観を、ジオラマや写真、イラスト、実物で展示。自動で楽器を演奏する『メカフォーク』や『マリンカ』、化粧品が入ったガラスの弾丸を発射する『末京銃』など、明和電機ならではのユニークな製品の数々が楽しめる。金属の涙を流す『泣き羊』などは今回初出展。メカフォークとマリンカなどの演奏は各日午前11時と午後1時、同3時の3回行われる。

 製作過程のアイデアスケッチやノートなど貴重な資料も公開。過去に開発した同シリーズ以外の製品も数多く展示している。

 開館時間は、午前9時半~午後4時半(入館は同4時)。月曜日休館(5月5日は開館)。

 入場料は一般500円、65歳以上の人と25人以上の団体は一人400円。障害者手帳持参者とその介助者1人、中学生以下は無料。

 問い合わせは同ギャラリー(☎374・7686番)。  

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ルール違反者への罰則など提案
市川市じゅんかんプロジェクト9

 市川市の廃棄物行政に市民の視点から意見を反映させるための循環型社会推進懇談会「じゅんかんプロジェクト9」(野村伸弥座長)は先月22日、ごみ減量策としてごみ相談窓口を設置することや、ルール違反者への罰則を設けることなどを提案する報告書を大久保博市長に手渡した。

 同懇談会は、公募市民と廃棄物処理事業者、資源回収事業者で構成され、事前に設定されたテーマに沿って議論を交わす。平成13年度に初めて設置され、今回が9期目となる。

 今期は「市民に求められているごみ減量策の取り組み」「家庭でごみを出さない方策について」「ルール違反対策について」がテーマ。昨年11月から、10人のメンバーが施設見学を含む6回の懇談会で議論を重ね、ごみ減量策について5項目、ルール違反対策について4項目を重点項目としてまとめた。

 ごみの減量策としては、転入者に12分別収集などを説明する「ごみ相談窓口」を本庁舎などに設置することや、小学校でごみ問題に触れる授業を取り入れて意識を高めてもらうことなどを提案。ルール違反対策としては、指定袋や指定日などのルールを守らない違反者に対する罰則を設けることや、評価が高い集積場所や地域を広報などで公表することなど、具体的な取り組みをまとめた。

 報告書を受け取った大久保市長は「市として取り組まなければならない課題。熟読し、今後に反映させたい」と話していた。  

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詳細設計終了、11月着工
歩道は片側4㍍
行徳橋架け替え

 国土交通省江戸川河川事務所と県葛南土木事務所はこのほど、現在の行徳橋と架け替える新たな橋の詳細設計を終えた。昨年3月の住民説明会では、大勢の参加者が歩道の両側設置を求めていたが、結局歩道は当初の計画どおり片側で、説明会で示された構造案からの変更はなかった。ただ、橋に接する2自治会に対してはその旨を伝える説明会を開いており、理解が得られたという。工事には11月に着手する予定。

 行徳橋は、本八幡地区と行徳地区を結ぶ旧行徳街道の江戸川放水路上に架かる、延長約400㍍の橋。幅員は全体で7㍍、歩道も1・2㍍しかなく、歩行者や自転車のすれ違いもままならない。昭和31年の完成からすでに57年が経過し、老朽化や耐震強度不足などの問題も抱えている。

 こうした中、国と県は一昨年7月に橋の架け替えを決め、同年10月には詳細設計に着手。昨年3月には本行徳公民館で住民説明会を開き、新しい橋の構造案を示していた。

 新しい橋が架けられる場所は現在の橋の上流側。これに伴い、行徳側では江戸川放水路の近くで旧行徳街道を上流側に曲げて新しい橋に取り付ける。新しい橋の幅員は12・5㍍で、このうち下流側の4㍍が歩道になる。この案に対し、昨年3月の説明会では多くの住民から歩道を両側に設置するよう要望が出たため、両事務所は再検討して半年以内に改めて説明の場を設けることを約束していた。

 ただ、橋は放水路の可動堰と一体的に整備されており、メンテナンス車両が通ることもある歩道の幅員は4㍍以上必要。そのため、反対側にも歩道を設けるには、橋全体の幅員を広げる必要があるという。こうした制約の中、両事務所は▽歩道が片側でも、現状より広くなっていて安全性は高まる▽老朽化や耐震強度不足などのため、架け替えの緊急性が高い▽幅員を広げると建設費用が数億円かかる上、堰を含む全体の再検討が必要となり、長い期間を要する―ことを総合的に判断し、片側設置を決めた。

 両事務所は昨年8月と10月、橋に接する河原自治会と稲荷木自治会を対象に、この検討結果についての説明会をそれぞれ開催。歩道を歩行者用と自転車用に塗り分けることや、照明で現状より橋を明るくすることなど新たな安全対策も示し、理解を得られたという。

 ただ、昨年3月の説明会以降、住民説明会が開かれたのはこの2自治会だけで、そのほかの近隣の住民には何ら説明がされていない。県葛南土木事務所は「地元でよく利用する人をメーンに説明すべきとして、2自治会で開いた。従来と同じやり方で、両地域以外の人を排除するつもりはない」としている。  新たな橋の建設工事は11月に始める予定。開通は平成30年3月末を目指している。  

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『カミさんに食べさせたいね』
65歳以上の男性 仲間と料理楽しむ
浦安のサークル「じぃじぃクッキング」

会話を楽しみながら協力して調理する男性たち

会話を楽しみながら協力して調理する男性たち

 浦安市に、65歳以上の男性たちが厨房に入り、料理と会話を楽しむサークル「じぃじぃクッキング」(脇野兼昭会長)がある。ここで初めて調理をしたという人が多く、調理は慣れない手つきだが、細やかな一手間を加え、和洋さまざまな料理を作っている。

 同サークルは、平成22年に同市の猫実地域包括支援センターで開かれた「男性のためのクッキングひろば(65歳からの食卓)」の卒業生15人が、「引きこもりがちな高齢者の男性に調理に挑戦してもらい、親睦を深めたい。地域社会の活性化も目指したい」と、同年11月に立ち上げた。

 先月10日に美浜公民館で行われた活動では、会員が「豚肉の鍬焼き」「タケノコのそぼろ煮」「じゃが芋のからし浸し」に挑戦した。講師から調理のポイントを学んだ後、豚肉の筋切りや煮物のあく取りなど細部にも気を使って調理。参加者は「それどころじゃないんだよ」とつまみ食いはせず、レシピを片手に励んでいた。田原敏伸さん(75)は「ここで初めて包丁を握った。いずれカミさんに食べさせたいね」、高山清さん(72)は「認知症にならないように参加した。料理より、仲間と会話するのが楽しい」、鈴木優さん(65)は「料理をきっかけに、これまで付き合いのなかった人たち、いろいろな経験を持つ人が幅広く集うのが面白い」と、魅力を話していた。

 調理だけではく、買い出しや調理中の片付けなどすべてを重視。副会長で事務局の高橋資朋さんは「すべてが計算でおいしさに影響する。ボケ防止にもなる」と、料理を通じた効果をアピールする。

 同サークルはこれまで、美浜公民館や堀江公民館の文化祭に参加し、トマトカレーライスや皿うどんなどを調理・販売し好評を得てきた。市の介護予防・認知症予防体験フェアや心の居場所探しイベントなどにも積極的に参加し活動をアピール。今後は、家族などを呼ぶファミリーイベントを開き、会員が日ごろ楽しんでいる様子を披露する計画。また、活動場所を拡大し、料理に関心のある男性を広く受け入れていくことも計画している。

 同会の活動は、毎月第3金曜日(美浜公民館)と第4週(曜日と会場はその都度異なる)の月2回。年会費2千円、1回ごとの食材費は500円から。65歳以上の男性なら誰でも入会できる。現在の会員は83歳までの43人と、「お試し」会員11人がいる。同サークルは参加者を随時募集している。

 問い合わせは同サークル・高橋さん(☎353・3721番)。  

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無償配布に長い列
浦安市植木まつり盛況

どの鉢植えをもらおうか吟味する市民たち

どの鉢植えをもらおうか吟味する市民たち

 浦安市植木まつりが先月26日と27日に同市郷土博物館前の芝生広場で開かれ、大勢の市民でにぎわった。

 毎年行われている鉢植えの無償配布は今回、観葉植物とミニバラなど8種類の1万3千鉢が用意され、求める人で長い行列ができた。街路樹を剪定した枝などを使ったリサイクル堆肥や母の日向けに子供に配ったカーネーションは早々になくなる人気。費用千円の緑化講習会「春を楽しむコンテナガーデン」も満員だった。子供たちは、4月から若潮公園の除草に試験的に活用されているヤギに触れて楽しんでいた。

 浦安市に越して来てから毎年同まつりで鉢植えや樹木の苗などをもらい育てている海楽の志賀弘子さんは「30年前にもらったハナミズキは庭で見上げるほどの高さに育った。毎年配布を楽しみにしている」という。男性は「森や林のない浦安では、植物をそれぞれの家で育てることで、緑の多い街になっていい」と話していた。
 

樹木探訪会
シンボルロードの街路樹を見る

 浦安市郷土博物館は11日午前9時から正午まで、樹木医が講師を務める樹木探訪会を同市内のシンボルロードで開く。

 探訪会では、震災復旧工事後のシンボルロードの街路樹を見る。午前9時に同博物館に集合後にバスで市総合公園に向かい、JR新浦安駅に向かって歩いて見学する。同駅から同博物館への送迎あり。

 講師は、千葉県内で活動する樹木医で構成するNPO法人樹の生命を守る会(緑の技術集団)の有田和實さん。同市在住の有田理事長は「街づくりに欠かせない街路樹の役割や時代とともに変わる街路樹、また、街路樹が抱える問題などを、皆さんと一緒に探りたい」という。

 定員は申し込み先着15人。参加費は無料。歩きやすい服装で参加し、カメラを持参。

 申し込みは同博物館(☎305・4300番)。

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東京五輪に向けて学ぼう
おもてなし観光英会話教室

 浦安市内で観光案内に取り組むボランティア団体「ぶらり浦安ガイド」は、6月から開講する観光英会話教室「おもてなし英会話」の受講者を募集している。

 外国人観光客に対するガイドを浦安市国際交流協会の協力を得て担ったことがあり、JR新浦安駅前のプラザマーレで観光インフォメーション事業を担う同団体が、浦安の観光の推進とともに、平成32年の東京オリンピックを視野に入れて企画した。

 講座では、企業向け英会話講師を務める同市在住の米国出身者が、道案内や観光名所ガイドなどを〝おもてなし〟にふさわしい失礼のない英語で実践的に行えるように指導する。

 講座は、奇数週の火曜日あるいは木曜日の午前10時~同11時の月2回で全10回。会場は市観光インフォメーションマーレ。費用は、1レッスン1500円。内容などは受講者の英会話力や人数によって変更あり。

 申し込みは市観光インフォメーションマーレ(☎354・5111番)。

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厚労相が市川の2団体に感謝状
東日本大震災で支援活動

大久保市長(前列右から3人目)と記念撮影する塩浜4団地連絡協議会の会員たち

大久保市長(前列右から3人目)と記念撮影する塩浜4団地連絡協議会の会員たち

 東日本大震災発生時に支援活動を行った市川市の2団体に先月21日、厚生労働大臣から感謝状が贈られた。

 感謝状が贈られたのは、集合住宅・ハイタウン塩浜の自治会と管理組合など6者で構成する「塩浜4団地連絡協議会」(菅原敏代表)と、約130人が所属する市民団体「市川災害ボランティアネットワーク」(福田孝至代表)。

 同協議会は震災発生直後、エレベーターが止まったマンションの高層階に住んでいる高齢者宅に、水を運ぶなどの支援活動を実施。同ネットーワークは震災発生後に被災地へ送る救援物資の仕分けを手伝ったり、被災した旭市に赴いて炊き出しを行ったりするなど、支援に努めた。

 先月21日には市長室で感謝状伝達式が開かれ、両団体に大久保博市長から感謝状が手渡された。

 菅原代表は「まさかこのようなものを頂けるとは夢にも思っていなかった。責任を感じている。これから、もっともっと地域の絆を強くしていきたい」と充実の笑み。福田代表は「これを励みに、これからも被災者への支援活動を頑張っていきたい」と語った。  

大久保市長(中央)と記念撮影する市川災害ボランティアネットワークの福田代表(左)ら

大久保市長(中央)と記念撮影する市川災害ボランティアネットワークの福田代表(左)ら

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「命の大切さ、規律、礼儀学んだ」
浦安市少年消防団1期生が卒団

一人ずつ少年消防団活動の思い出を話す子供たち

一人ずつ少年消防団活動の思い出を話す子供たち

 浦安市少年消防団の第1期生45人がさきごろ、2年間にわたる活動の成果として訓練を披露するとともに、消防関係者や保護者に対して、活動の感想を一人ずつ話した。

 第1期生は消防庁舎の訓練場で、合理的で能率的な活動のために必要な規律、女子団員による心肺蘇生とAED(自動体外式除細動器)、男子団員による一斉放水の訓練成果を披露。その後、卒団式に臨み、「規律と礼儀を学んだ。中学でも頑張りたい」「人を助けること、人の役に立つことを学んだ」「いままで知らなかった人と協力できた」「命の大切さを学んだ。人の命を救いたい」「自分に自信を持てた」「消防の仕事の大切さと大変さが分かった」「人のことを助ける仕事に就きたい」など、学び、感じてきたことを一人ずつ発表した。

 同市消防団員で指導員の三品漢さん(31)は「最初は楽しんでいた子供たちだが、『人を助けられるようになりたい』という意識を高めたようで、基本となる規律もとても立派になった。入団しなければ消防・救命に関する経験はできなかっただろう。この経験を今後に生かしてほしい」、同団責任者の堀木修吾さん(32)は「子供から大人へと成長していく過程の大切な時に、規律や協調、団結などを体験できたと思う。子供たちは大きく成長した」と、巣立つ子供たちの様子を見ながら話していた。

 小学5年生から2年間所属する少年消防団は平成24年4月に発足。3月に第1期生が卒団し、4月に第3期生45人が入団した。  

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境川をきれいにし続けて10年
ふるさと浦安かっぱ村 記念式典

浦安の開村10周年を祝う全国のかっぱ村村民

浦安の開村10周年を祝う全国のかっぱ村村民

 境川の浄化活動に従事する市民団体「河童連邦共和国ふるさと浦安かっぱ村」(宇田川敬之助村長)が先月13日、開村(設立)10周年の記念式典と全国河童交流会を浦安市内のホテルで開いた。全国各地のかっぱ村から来た24村の村民134人や、浦安市の松崎秀樹市長など来賓が同団体の10周年を祝うとともに、日ごろの活動をたたえた。

 同共和国は昭和63年の建国。構成するかっぱ村は、北は北海道から南は九州までの国内、台湾、韓国を合わせて延べ50以上あり、「水は命・河童は心」をキーワードに、ユーモアを持って環境保護活動や地域の活性化活動などに従事している。

 ふるさと浦安かっぱ村は平成16年3月に同共和国の認証を受けて開村した。「境川を河童のすめるきれいな川に」を目標に掲げ、川と護岸でごみ拾い活動を継続。市民まつりや震災復興記念イベントなどにも参加して啓発活動を実施し、境川が会場のカフェテラスⅰn境川や灯籠流し境川では、河童の衣装を着てべか舟に乗り、市民に協力を求めてきた。また、境川に親しみを持ってもらおうと、開村5周年の同21年3月には、べか舟に乗った河童の石像「かん君ときょうちゃん」を境川沿いの市健康センター脇に設置した。

 記念式典で共和国の斉藤哲清大統領は「浦安は共和国の中で最も村民が多く、川の清掃活動にも熱心。日本の自然は危機にひんしている。河童がすめる最低条件のきれいな川にするために、遊び心を持ってこれからも頑張ってほしい」と、活動を応援していた。  

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市川手帳

 年に一度の健康診断。「運動していますか?」「偏った食事はしていませんか?」。医者から質問され、言葉に窮する▼そこで、エクササイズが頭をよぎる。街には多数のジムがある。多種多様な家庭用トレーニング機器、映像を見ながら楽しく運動できるというDVDなども次々に発売される▼健康への関心は高いが、流行したものをいまも続けているという人は周囲では聞かない。階段を使うことすら続かない人もいる。エクササイズという言葉には「辛抱して続ける」という意味がある。効果にはつらさが伴うということか▼食べたい、楽をしたいと快楽に身をゆだねる。その末には、「太り気味です」「病気の予備軍です」という診断や非情な数値が待っている。

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