Ichikawa Yomiuri online

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カリンちゃん仲間入り
市川市動植物園

仲間入りしたカリンちゃん

仲間入りしたカリンちゃん

 市川市動植物園(大町284)のレッサーパンダの仲間にこのほど、新たに川崎市夢見ヶ崎動物公園からやってきた1歳のメス「カリン」が加わった。

 来月2歳を迎えるカリンは、まだまだ成長過程で大人と比べると若干小ぶり。現在検疫中で、早ければ6月中旬ごろから公開を開始する。同園で花嫁募集中のイチ丸と隣同士で飼育し、ゆくゆくは2匹での繁殖を目指すという。

 同園は「まだ人に慣れていない面もあるが、顔の部分の白い毛が多く、かわいらしい顔立ちをしている。早く当園に慣れてもらって、仲間と仲良くしている姿をお見せできれば」と期待を寄せている。  

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大学の知的・人的資源を生かし
「子供の科学への関心高める」
浦安市と千葉工大が連携協定

協定締結式で握手を交わす松崎市長(左)と千葉工業大学の瀬戸熊理事長

協定締結式で握手を交わす松崎市長(左)と千葉工業大学の瀬戸熊理事長

 浦安市と千葉工業大学は7日、地域社会の発展と人材育成を目的とした「包括的連携協定」を締結した。今後は、教育研究や生涯学習、文化、スポーツ、地域産業、まちづくりなどの幅広い分野で互いに協力・連携していく。

 同市が同協定を締結するのは、明海大学と明治大学に続いて3例目。今回は、ロボットや宇宙など工業系の分野を得意とする千葉工業大学の知的・人的資源を生かすことで、子供たちの理科や科学への関心が高まることを期待して市が打診した。

 連携事業としては、科学講座やイベントの開催、小中学校の理科実験や教育実習への学生の派遣、市の各種審議会への大学教職員の派遣や、まちづくりに関する共同研究などを想定している。具体的な取り組みは、今後設置される両者の連絡協議会で協議していく。

 7日には、同市本庁舎で協定締結式が行われ、同大学の瀬戸熊修理事長は「近年は子供の理科離れが深刻。今後は、市と審議しながら子供たちにロボットや宇宙に関心を持ってもらえるような事業を展開していきたい」と話していた。

 なお、すでに、同大の未来ロボット技術研究センターによる記念イベントが8月23日に同市文化会館(猫実1の1の2)3階で開かれることが決まっている。

 同イベントでは、同センターの古田貴之所長による講演会「ロボット技術と未来社会」と、ロボットの操作体験や科学実験、夏休み工作教室などを開く計画。

 対象は子供とその保護者の予定。詳細は7月以降に発表する。  

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文部科学大臣から表彰
読書活動推進に優れた取り組み
入船北小と浦安おなはしの会

松崎市長(後列中央右)に表彰を報告した浦安おはなしの会のメンバーら

松崎市長(後列中央右)に表彰を報告した浦安おはなしの会のメンバーら

 浦安市立入船北小学校(手塚和真校長、児童数158人)と、同市内で活動する浦安おはなしの会(尾木雅子代表)がさきごろ、子供の読書活動で優れた取り組みをしているとして、文部科学大臣表彰を受けた。同市内の学校では3校目、団体は初。

 同表彰は、文部科学省が平成14年度から、子供の読書活動の推進のために優れた取り組みなどを行っている学校、図書館、団体(個人)を表彰するもの。

 入船北小では全校体制での読書活動が行われている。昨年度の児童一人当たりの年間貸し出し冊数は120冊にもおよび、同市内の平均冊数の約2倍にあたる。小規模校という特徴を生かして、異学年交流に読み聞かせを導入し、PTAによる読み聞かせも行っている。

 浦安おはなしの会は平成6年10月の発足。公民館や幼・保育園、小学校などで、本や絵本の読み聞かせ、わらべ歌などを通じて、子供と読書をつなぎ、読書の楽しさを伝え続けている。

 両者はさきごろ、松崎秀樹浦安市長を訪問し、表彰を報告した。尾木代表は「表彰を受けられたのは、多くの人に支えられてきたから。大変光栄」と話していた。

 同表彰は、平成15年度に同市立中央図書館、翌16年度に市立堀江中、同17年度に市立東小が受けている。  

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待機児童、4年ぶり減少
それでも依然297人
市川市

市川市の待機児童数の推移

市川市の待機児童数の推移

 市川市は14日、同市の4月1日時点の待機児童数が前年同時期より39人少ない297人だったと発表した。同市の待機児童数が減少するのは4年ぶり。待機児童にカウントされないケースを含めた認可保育園への入園待ちの児童数は748人(市外在住者45人を含む)で、こちらも97人の減少となった。

 市川市の待機児童数は、以前は認可保育園への入園待ちをしている児童全員を表す「市基準」が発表されていたが、平成24年度からは簡易(認可外)保育園に通っている人や、第一希望の保育園のみに入園申請をしている人などを除いた「国基準」に変更。昨年度からは、求職中の入園申請者のうち、6カ月以上経っても就労していない場合も待機児童の数から除外している。

 大久保博市長は、平成21年11月に行われた1期目の選挙で、「待機児童ゼロを目指す」と公約に掲げて当選。しかし、その直後の平成22年4月に220人だった国基準の待機児童数は年々増加し続け、3年後の昨年4月には336人とほぼ1・5倍になっていた。

 市内の認可保育園の定数は、今年4月1日までの4年間で約700人増えており、平成27年4月1日までに定員を725人増やすという市川市保育計画の目標にすでに近づいているが、保育園の需要はそれを遥かに上回るペースで増え続けている。この1年間でも、4園が新設されたことにより315人分の定員が増えていたが、待機児童数は39人しか減少しなかった。今年度も、7園の新設などにより525人分の定員増となる予定だが、待機児童が大きく減少するという見通しは立っていない。市保育課は「平成27年度以降も、引き続き預かり場所を整備していく」としている。  

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仲間と協力して冒険と謎解き
市川市青少年相談員1地区

指令書を手に宝を探す子供たち

指令書を手に宝を探す子供たち

 市川市里見公園で18日、市青少年相談員1地区主催の「宝探し大会」が開かれ、参加した約120人の小学生が、チームの仲間同士協力し合いながら、公園内での冒険と謎解きを楽しんでいた。

 昨年に引き続いて開かれた同大会は、「指令書」に示されたヒントを頼りに園内12カ所に隠された「宝カード」を探し、このカードに書かれた文字を意味の通る言葉に並べ替えるとゴールとなるゲーム。途中、「長縄飛び25回」や、「新聞紙の上にチームの全員が5秒間立ち続ける」といった3つのミッションもクリアしなければならない。ゴールした子供たちは、そのご褒美として牛乳パックを利用して調理するホットドッグ「カートンドッグ」が食べられる。

 7~8人のチームに分かれた子供たちは「夜に泣き声が聞こえる木の下を探せ」「架け橋の近くの切り株を探せ」「モミジ林の中の大きな木を探せ」などと書かれた指令書のヒントを頼りに宝の在りかを推理。「切り株はあるけど橋がない」「モミジ林ってどっちだろう?」など、チーム内で話し合いながら、一つ一つ宝カードを集めていった。最後に、集めたカードを並べ替えて「カートンドッグ食べれるよ」の言葉を導き出すと、全員が達成感で充実の笑み。その後、ご褒美のカートンドッグをおいしそうに味わっていた。

 ゲームを終えた市立国府台小6年の菊池海希君と稲川颯太君の2人は「これまで行ったことのなかった里見公園のいろんな所まで知れて楽しかった」と大満足。同じく同小6年の今井美月さんは「チームで一緒にやるのがおもしろかった。違う学校の子とも仲良くなれて良かった」とはつらつとした表情で話していた。  

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見ごろは6月中旬まで
100種260株のバラ
江戸川第2終末処理場

きれいなバラの花々が散歩をする人たちを楽しませる

きれいなバラの花々が散歩をする人たちを楽しませる

 市川市福栄の県江戸川第2終末処理場のいこいの広場で、バラが春の見ごろを迎えており、深紅や白、桃、藤色などのさまざまなバラが、散歩をする人たちの目を楽しませている。見ごろは6月中旬ごろまで。

 バラが咲いている場所は、今井橋通りに面した中央入口からは左手奥、西入口からは正面。約500平方㍍の範囲にフレンチレースやローズいちかわ、クリスチャン・ディオール、ディズニーランドローズなど約100品種約260株が植えられており、品のある香りを放っている。

 この地でバラが咲いていることは終末処理場であるためか、広場を利用していないと周辺住民でも知る人が多くないようで、近隣に住む女性も「昨年まで知らなかった」という。

 バラが植えられ始めたのは約10年前で、地域のボランティアがさまざまな品種の苗を自前で用意し、芽接ぎで増やし続けてきた。行徳芝桜の会の畠山義人さんは「地域の人が散歩などで親しむ場所を花できれいにしたいと植え始めた。場所柄、入ってくる人は多くないのかもしれないけれど、見つけた人たちは喜んでくれるのでうれしい」と話していた。

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30周年記念のステージショー
ウェスタン・マジッククラブ市川

満員の観客に向けてマジックを披露

満員の観客に向けてマジックを披露

 発足から30周年を迎えたウェスタン・マジッククラブ市川(今野邦夫会長=2面「人」欄紹介)の「ファミリー・マジックショー」が先月19日、市川市生涯学習センターのグリーンスタジオで開かれ、子供からお年寄りまで大勢の来場者たちが、会員たちが繰り出すマジックの数々を楽しんでいた。

 同クラブは、マジックを通じて触れ合いの場を作ろうと活動。現在は50~80代の男女25人が所属しており、市内の高齢者福祉施設や地域の祭り、小学校などでの出張公演を年間約120回行っているほか、マジックの研究や勉強会も重ねている。

 30周年を記念して開かれた今回のマジックショーは、出張公演などで忙しい中、このショーのために練習を積んできたという全会員が出演。ほぼ満席となった観客席に向け、カードやステッキを使った個人のマジックや、芝居を演じながら行う会員合同のマジックなど、さまざまな形のマジックを披露した。

 来場者たちは、次々と繰り出されるマジックや、演者の軽快なトークなど、同クラブが培ってきた30年の技をじっくりと堪能。一つのマジックが終わるたびに「ほーっ」という歓声や惜しみない拍手を送っていた。

 なお、同団体は会員を随時募集している。入会金は千円、月会費は500円。興味のある人は今野会長(☎338・1256番)に連絡。

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『緑の微風』など20作品展示
東山魁夷記念館 通常展

『緑の微風』(右手前)など20作品が公開されている

『緑の微風』(右手前)など20作品が公開されている

 市川市東山魁夷記念館(中山1の16の2)で6月8日まで、通常展「欧州の旅Ⅰ―ドイツ・オーストリア」が開かれている。

 魁夷は、25歳だった昭和8年から2年間ドイツへ留学し、その後もドイツで個展を開催。61歳の時には妻と共にドイツとオーストリアを旅しており、魁夷自身、ドイツを「第二の故郷」と呼んでいた。

 今回の展覧会は、61歳の旅で描いた絵画や直筆の日記などを展示。淡い色彩と柔らかなタッチが特徴的な魁夷作品には珍しく、力強い色使いと線で描かれた『坂道の家』(昭和47年)や『森の幻想』(同)などオーストリアを題材にした作品と、同市文化会館の緞帳となった『緑の微風』(昭和60年)の原画などドイツを題材にした作品合わせて20点が並ぶ。旅先で集めたはがきのスクラップブックや、帰国後に出版した著書『馬車よ、ゆっくり走れ』の直筆原稿など資料24点もお披露目されている。

 観覧料は一般510円、65歳以上400円、高校・大学生250円、障害者手帳持参者とその介助者1人、中学生以下は無料。開館時間は午前10時から午後5時(入館は同4時半)まで。月曜日休館。

 問い合わせは同記念館(☎333・2011番)。  

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小学生力士が熱戦!
わんぱく相撲市川場所

手に汗握る白熱の大一番を繰り広げる吉岡君(手前)と七日市君

手に汗握る白熱の大一番を繰り広げる吉岡君(手前)と七日市君

 市川青年会議所(市川JC)主催の「2014年度わんぱく相撲~市川場所~」が10日、市川市立行徳小で開かれ、参加した小学生約110人が、学年や性別などで振り分けられた各クラスでの優勝を目指し、真剣勝負を繰り広げた。

 今年の市川場所は、各クラスの参加人数によって、個人・団体のトーナメント戦と総当たり戦を実施。会場に詰めかけた多くの保護者が熱い声援を送る中、子供たちが白熱の戦いを演じた。

 中でも、優勝すると県大会への出場が決まる男子高学年の戦いは特に白熱した。6年生男子の決勝は、昨年のチャンピオン・吉岡友大君と、一昨年のチャンピオン・七日市康士君による宿命のライバル対決。会場も固唾をのんで勝負の行方を見守った。土俵上で両者のプライドがぶつかり合う好勝負は、一瞬の隙を見逃さずに投げ技を決めた吉岡君が勝利。試合後に緊張の糸が途切れたように涙を流す両者に、会場からは惜しみない拍手が送られた。

 連覇を決めた吉岡君は「(決勝で対戦した七日市君とは)4年生の時は負け、5年生の時は勝ち、ここまで1勝1敗で最後の年だから絶対に勝ちたかった。結果に興奮して涙が出た。今年は県大会も余裕を持って勝ち上がり、全国大会で優勝を目指す」と意欲に燃えていた。  

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市川手帳

 しっとりとした雨が長い期間降る梅雨。関東地方では平年、約2週間後に梅雨入りする。ただ、すでに気温も上がって汗をかくようになり、不快な日は増えている▼梅雨は、人間が引き起こす異常気象のせいではない。はるか昔から続くこの地の天候で、私たちはその下で暮らしを営んできた。梅雨が来ない方こそ異常気象▼うっとうしい梅雨だが、早く明けてしまうと水不足になり、夏の盛りには暑さが厳しくなる傾向があるといわれる。やはり、自然のサイクルは人間に都合良くはならず、人間が合わせなければならない▼数年前から、格好いいレインブーツを履く女性をよく見る。スキップをする姿は見ないけれど、雨の日にも心の中で歌っているのかもしれない。

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