Ichikawa Yomiuri online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。


市議会議員選挙
市川は小泉氏、浦安は折本氏がトップ当選
市川は2回、浦安市は3回連続

 市川、浦安両市議会議員選挙の投開票が先月26日に行われた。60人で42議席を争った市川市議選では、現職33人、元職1人、新人8人が当選。トップ当選は4年前の前回に続き小泉文人氏(自民現)で、7637票と前回より500票近く上積みして他の候補者に3千票以上の差をつけた。定数21に対して35人が立候補した浦安市議選は、市長選に過去3回挑戦した知名度の高い折本ひとみ氏が約4200票を獲得し、2位との差を約1600票と大きく引き離す大差で3期連続のトップ当選を果たした。ただし、前回の8千票からは支持が半減した。2位の宮坂奈緒氏は前回より約千票、獲得数を増やした。議長など市議会の新たな役職を決める臨時議会は両市とも今月中旬に開かれる予定。
 

市川市議選

 現職は立候補した36人の9割以上が当選した形で、新人は23人中15人が落選と苦戦した。女性議員の数は前回より1人減ったが、出馬した7人全員が当選。党派別では改選前8議席の公明と同5議席の共産が議席を維持したほか、維新が2議席を獲得した健闘が目立った。
 

浦安市議選

 現新別では、現元職(立候補者20人)が強く、全議席のうち17議席(80%)を占め、これまでの議員活動が投票者から一定の評価を得た形。一方、新人は立候補者15人のうち4人(全議席の19%)しか当選できなかった。
 
 党派別で見ると、立候補者は無所属が20人、自民と公明、共産から3人ずつ、民主から2人、その他4党派から1人ずつ。そのうち、無所属は議席の半数の10議席を占めた。自民と公明は、それぞれ3人全員(現職)が当選。民主は擁立した現新1人ずつが当選し、議席を増やした。共産は現新3人のうち現職2人、次世代は現職1人が議席を守った。維新の党と闘う改革の会千葉、日本を元気にする会は議席を手にすることができなかった。
 
 当選者の平均年齢は51歳で、前回(49歳)より2歳上回った。女性の当選者は前回と同じ8人。
 

両市とも投票率過去最低

 今回の市議選は、市川市でも浦安市でも投票率が過去最低を記録した。
 
 市川市では前回の平成23年に36・42%で16年振りに過去最低を記録したが、今年は35・13%とさらに約1・3㌽下がった。特に投票率が低いのが例年どおり行徳地区で、地区内23カ所の投票所のうち16カ所で20%台を記録。行徳地区以外で30%を下回った投票所はなかった。投票率の最高は大町第二団地集会所の50・87%。
 
 浦安市は前回(43・81%)より5㌽も下がり、38・89%。平成7年の41・11%を下回り、過去最低を更新した。  

市川市議会議員選挙2015の結果
浦安市議会議員選挙2015の結果
ホームページ

北国分駅前のツツジが見頃

見頃を迎えた北国分駅前ロータリーのキリシマツツジ=4月23日撮影

見頃を迎えた北国分駅前ロータリーのキリシマツツジ=4月23日撮影

 北総線北国分駅前のロータリーのツツジが、真っ赤に咲き誇り行き交う人々を楽しませている。
 
 このツツジは、小さな花が特徴のキリシマツツジで、毎年4月下旬から5月上旬にかけて花を咲かせる。同駅前近くに住む女性によると、満開になったのは先月22日頃。ロータリーのツツジが散る頃には、同駅周辺の街路樹のツツジやハナミズキが見頃を迎えるという。  

ホームページ

地域の〝不思議〟に興味津々
浦安で元町まち歩き

清瀧神社裏手にある祠を見学する参加者

清瀧神社裏手にある祠を見学する参加者

 浦安市市民活動センターはさきごろ、市内の元町地域を巡るツアー「ねこほり謎解きまち歩き」を開き、参加者が地域の不思議なものの数々を観察していた。
 
 同ツアーは、「浦安大好き!」を合言葉に、住民が街を知り、互いに顔見知りになることを目指す活動を行っている事業「まちづくりミーティング」の一環として開催。漁師町時代の名残が色濃く残る元町地域の「不思議」をテーマに巡った。参加者18人は、猫実川と清瀧神社、豊受神社を中心に形成されてきた町の形、浦島太郎の物語が彫られている清瀧神社の本殿などについて講義を受けた後、同神社裏手にある祠を見学。キツネなどの置物が多数置かれていたり、小さな石の祠に「猫曽根村」などと彫られていたりしていることに関心を示していた。
 
 その後、隣接する大蓮寺では「浦安」という地名を名付けた初代浦安村長・新井甚左衛門の墓、同寺境内の久助稲荷にある子宝に恵まれるよう願った彫り物、市内で建築年が判明している最古の建造物・旧宇田川家住宅で営まれていた数々の商売、フラワー商店街にいまも残る銭湯の温度のいわれなどが紹介され、身近にある不思議なことや知らないことに、それぞれ興味を示していた。参加者は「一つ一つは小さなことかもしれないけど、親しみが湧いた」と話していた。  

ホームページ

GWはこいのぼりを見に行こう
市川・浦安市内3カ所でイベント

昨年の国分川鯉のぼりフェスティバルの様子

昨年の国分川鯉のぼりフェスティバルの様子

 市川、浦安両市内の3カ所でたくさんのこいぼりを揚げるイベントが開かれ、鮮やかなコイが悠々と泳ぐ姿に大勢の子供たちが目を奪われている。こいのぼりは3カ所とも5日まで揚げられる。
 
 市川市のこいのぼりイベントは、南大野2丁目のこざと北公園で開かれている「市川大野こいのぼり祭」(大野中央商店会主催)と、市内北西部を流れる国分川の関下橋付近で開かれている「国分川鯉のぼりフェスティバル」(稲越自治会、国分7丁目自治会共催)。大野こいのぼり祭では、約100匹のこいのぼりが揚げられており、5日午前9時から午後3時ごろまでは、同商店会による模擬店と同地区市民によるフリーマーケットが楽しめる。国分川鯉のぼりフェスティバルでは、約600匹のこいのぼりが揚げられている。4日午前10時から午後5時までは、子供遊びコーナーや模擬店、ステージが登場し、ステージでは県立国分高と市立東国分中の吹奏楽部によるそれぞれの演奏などが披露される。そのほか、つきたての餅の配布や、ミニこいのぼりの販売(100円)も行われる。
 
 浦安市内で唯一開かれているこいのぼりイベントは「境川にこいのぼりをおよがせよう」。境川の水面の上を約300匹のこいのぼりが彩る。5日午前11時から午後4時ごろまで、若潮公園(美浜2の15)と隣接する境川沿岸(今川橋~境川中央歩道橋)では、子供たちが11㍍のこいのぼりの中をくぐって遊んだり、一人一人がこいのぼりに夢を書き込んだりできるほか、和太鼓演奏や紙芝居が披露される。  

ホームページ

5月10~16日は「看護週間」
講演や相談会など開催

 日本看護協会(坂本すが会長)は、5月12日の看護の日と看護週間(今年は10日~16日)に際し、全国各地で看護に関するフォーラムや相談、ふれあい看護体験などを行う。
 
 看護の日は、看護の心やケアの心、助け合いの心を分かち合い、誰もがその心を育むきっかけになるよう、フローレンス・ナイチンゲールの誕生日に因んで定められ、今年で25周年になる。
 
 県内での看護の日イベントは16日午前11時~午後3時に市川市中央図書館1階ロビーで市川地区行事が開かれ、血圧と体脂肪率の測定と健康相談、手洗いチェッカーによる適切な手洗い測定ができる。23日にはアパホテル&リゾート(千葉市美浜区ひび野2の3)で県中央行事が開かれる。午後1時からは式典と看護体験記の発表、同2時半からはジャズシンガー・綾戸智恵さんの特別講演を行う。午前11時~午後4時は国際助産師の日行事として、助産師の仕事と産科施設の紹介、沐浴とマタニティの体験、育児便利グッズ紹介、子育て・孫育てのDVD上映、助産師の進路相談などを行う。
 
 特別講演のみ申し込みが必要。千葉県看護協会に、ファクス(043・248・7246番)か電話(043・245・0025番)、eメール(jigyou1_5@cna.or.jp)で15日までに、参加希望者全員の氏名と職業、在住市町村名を伝える。
 
 詳細は県看護協会ホームページ(http://www.cna.or.jp/)。  

妊婦体験やベビーリフレなど開催
 千葉県助産師会

 千葉県助産師会は10日午前10時から午後2時まで、「国際助産師の日のつどい」を市川市南行徳市民談話室(南行徳1の21の1、南行徳市民センター内。東西線南行徳駅から徒歩1分)で開く。入場無料。
 
 講演会「自分らしくのびのび子育て」(講師・大川郁子さん)とミニ講座、防災体験、妊婦体験、相談コーナー、ベビーリフレクソロジー(生後6カ月未満の子供と保護者の当日先着20組、バスタオル持参)などに参加できる。同会は「毎日の子育てで感じるちょっとした不安や迷い、悩みなどについて、助産師と話してみませんか。妊娠中の方の参加も歓迎」と参加を求めている。
 
 問い合わせは同会・元沢さん(☎370・1086番)。  

ホームページ

30周年記念定期演奏会
ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉

 ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉は31日午後2時から、創立30周年記念定期演奏会「30年の時を奏でるブラームス」を習志野文化ホール(JR津田沼駅南口徒歩約5分)で開く。
 
 同オーケストラは千葉県内で唯一のプロのオーケストラ。昭和60年に財団法人として創立し、定期演奏会を年に3、4回開くなど県内外で活動している。
 
 今回の演奏会では、第1回定期演奏会で披露したブラームスの『交響曲第1番』を30年の時を超えて演奏するほか、ワーグナーの楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』、ベートーベンの『ピアノ協奏曲第4番』の3曲を奏でる。指揮は新国立劇場オペラ部門の芸術監督も務める飯守泰次郎。2011年にミュンヘン国際コンクールで特別賞を受賞したピアニスト・津田裕也とのコラボレーションも楽しめる。
 
 入場料はS席4千円、A席3千円、B席2千円。大学生以下と65歳以上は全席500円引き。チケットは同ホール(☎047・479・1212番)か、県庁生協旅行センター(☎043・223・4624番)で予約するか、同オーケストラのホームページ(http://npoc.info/)で直接申し込む。
 
 問い合わせは同オーケストラ事務局(☎043・222・4231番)。  

ホームページ

200人が“ほろ酔い”
本八幡で純米酒祭り
蔵元の従業員とも交流

蔵元と楽しそうに交流する参加者たち

蔵元と楽しそうに交流する参加者たち

 JR本八幡駅周辺の居酒屋6店舗で先月19日、 全国から集まった5蔵元の自慢の日本酒を堪能するイベント 「本八幡春の純米酒祭り」が開かれ、200人の参加者が各店舗を回りながらほろ酔い気分で日本酒を味わっていた。
 
 同イベントは、知名度の低い家族経営の蔵元を全国に広めて、日本酒文化を活性化させることと、地域を盛り上げることを目的に、酒問屋のリカーイノベーションが開催。これまで、東京都新宿区と同墨田区、千葉市などでも同様のイベントを行っており、本八幡では昨年に続いて2回目の開催となった。
 
 この日は、千葉と福島、新潟、石川、栃木各県の5蔵元が自慢の純米酒3~5種を持参。参加者は、各店舗で蔵元の従業員から酒の説明や特徴を聞きながら、お猪口に注がれた酒に舌鼓を打っていた。
 
 初めてイベントに参加した福島県の有賀酒造の従業員は「いままで地元だけで展開していたから、こうして消費者一人一人と対話できる機会はとてもうれしい」と貴重な経験をしていた。家族で参加した八幡在住の後藤繁樹さんは「あまり娘や息子と飲む機会はないが、こうしたイベントがあると誘える。普段飲めないお酒もたくさんあり、とても楽しい」と、上機嫌でお猪口を口に運んでいた。  

ホームページ

市川手帳

 統一地方選が終わり市川市と浦安市の新たな市議が決まった。候補者は開票後、得票数に一喜一憂していた▼懸命に訴えても支持が伸びなかった候補者は、増えない得票数に自信すら奪われたかもしれない。ある候補者は、他の候補者や前回とこんなに差がつくものなのか―と、得票数に疑問と落胆の声を発していた▼投票率は、両市ともに過去最低を更新した。人口が増加し続けていることから、投票しない人の数は投票率の数字以上に増えていることになる▼10人中4人ほどしかいない投票者の負託ではあっても、当選者が担う責任が重いことは変わらない。他の候補者の背後にいる支持者の声も踏まえ、新たな市議には今後4年間の激務に励んでほしい。

ホームページ