Ichikawa Yomiuri online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。

 次週休刊のおしらせ
 「市川よみうり」は毎月第1―4週土曜日の発行です。
 今月第5週(5月30日)は休刊となります。


市川のチアリーディング2チーム
全国大会3部門で優勝

 優勝したRed Fairiesの選手と、一緒にポーズをとる大久保市長(後列中央)

優勝したRed Fairiesの選手と、一緒にポーズをとる大久保市長(後列中央)

 3月に千葉市の幕張メッセで行われたチアリーディングとチアダンスの全国大会「All Star Nationals2015」のチア部門で、市川市の2チームが合計3部門で優勝した。2チームは「Red Fairies」と「All☆Ⅰchikawa Cheer&Dance」。両チームはこのほど、大久保博市長を訪問し、喜びを報告した。  

Red Fairies

 Red Fairiesは平成18年に発足し、同25年にも同大会で優勝するなど好成績を収めている。現在は小学1年生から中学2年生までの8人が所属。週2回の練習を市内の体育館などで行っている。

 今大会では、基礎力と応用力を競うレベル1の中学生以下Small(5~15人構成)に小学4年生〜中学1年生の5人が出場。大会前に練習量を週3回に増やし、体力作りを重点的に行うなどした結果、見事2度目の優勝に輝いた。入井智子コーチは「今回のチームは一人一人の技や演技力が優れていた。側転や体操などタンブリングが秀でていたことが優勝につながった」という。

 先月15日には大久保市長を訪問。今回初めて全国大会に出場した小学5年生の畠山葉菜さんは「演技中に少し失敗したので、3位で呼ばれなかった時点で入賞はないと思っていた。優勝と聞いてとてもうれしかった」と喜びを報告。2度目の出場だった最年長の高橋菜摘さん(中学2年生)は「また全国で優勝できるよう目標をもって一つ一つの技を磨いていきたい」と今後を見据えていた。  

All☆Ichikawa

 大久保市長(中央)とAll☆Ichikawaの選手たち

大久保市長(中央)とAll☆Ichikawaの選手たち

 All☆Ichikawaは、市川市の総合型地域スポーツクラブ・ISG国府台に平成20年に加盟。現在は小学4年生~高校2年生の20人が所属している。

 今大会では、レベル1の小学6年生以下Smallに小学4年~同6年の10人が出場して初優勝。チア部門に出場した小学6年生以下の全30チームの中で最高得点を獲得し、同6年生以下の総合優勝を飾った。石川絵里加コーチは「一人一人が輝いており、技術が埋もれていなかったことが優勝につながった」という。

 基礎力や応用力を競うほか、バク転なども披露するレベル2の高校生以下Smallにも小学4年生~高校1年生10人が出場し、こちらも初優勝。佐藤智美コーチは「失敗したら原因をそれぞれ考えるよう指導してきた。成果が出てとてもうれしい」と笑顔で話していた。

 同チームの代表6人は14日に大久保市長を訪問。中学3年生の清水樹穂さんは「練習はつらい時もあったが、あきらめないでよかった。こうしてみんなで優勝できて本当にうれしい」と喜びを報告した。  



市街地液状化対策事業、国費負担を継続
竹下復興大臣、浦安の復旧状況視察

 市街地液状化対策事業の計画が進められている地区を視察する竹下大臣(左から3人目)

市街地液状化対策事業の計画が進められている地区を視察する竹下大臣(左から3人目)

 竹下亘復興大臣は13日、東日本大震災で市域の86%が液状化の被害に遭った浦安市を視察し、道路等の公共施設と宅地の一体的な液状化対策事業について、今年度以内に事業が完了できなくても国費負担を続ける方針を明らかにした。

 竹下大臣は市内で駅前広場や幹線道路、同事業の先行5地区のうち2カ所、学校など復旧工事の進捗状況を視察した後、記者団の質問に「事業は復興の基幹事業。国費で対応する基本的な姿勢は維持する」と答えた。

 政府は集中復興期間終了後の来年度以降は被災自治体が復興費の一部を負担する方針を示していた。同事業について松崎秀樹市長は、今年度中に完了させるよう引き続き努める意思を竹下大臣に示した。

 同事業は格子状地中壁工法を用いて液状化の被害を軽減する。現在は、実施への意志を示した市内20地区の約4100戸で事業化に向けて計画策定が進められている。宅地部分の事業費のうち2分の1は国が負担し、残りの4分の1ずつは市と宅地所有者がそれぞれ負担する。  

ホームページ

真間川沿いの新緑楽しむ
歩け歩け大会

 新緑の下を歩く参加者

新緑の下を歩く参加者

 鬼越ふるさと会(石井隆夫会長)は17日、市川市内で真間川歩け歩け大会を開き、参加者173人が強い日差しの下、新緑を楽しみながら歩いた。

 鬼越地区だけでなく、周辺地域の住民も参加して、地域の交流と活性化の活動に取り組む同会の恒例行事で23回目。コースは、鬼越出身で「わが国、体操の父」といわれる坪井玄道生誕の地である境橋小公園(市消防局前)から真間川沿いを北上し、10㌔コースは手児奈霊堂で折り返し、5㌔コースは宮久保橋で折り返してから市立鬼高小を目指す。

 今年も例年同様、家族連れや熟年の夫婦、小学生グループなど、子供からお年寄りまでが参加。都市計画道路3・4・18号や外環道路の工事のため迂回するなどコースは変更されたが、参加者は緑豊かな真間川沿いの景色を楽しみながら、心地よい汗をかいていた。両親と妹の萌々子ちゃん(2)と一緒に参加した野口菜々子ちゃん(6)は「富士山に登りに行く。その歩く練習のために参加した」と話していた。友人と参加した60代の女性は「天気が良くて暑いけど、風がとても気持ちいい。川沿いは新緑が素敵だけど、川の臭いはちょっと勘弁してほしい」と話していた。  

ホームページ

就労継続支援A型事業所に変更
新浦安駅前S-FRONT
障害者雇用するも、収益改善が課題

 障害者雇用の場を掲げる浦安市の安らぎCAFE S―FRONT(新浦安駅前プラザマーレ1階)を運営する浦安観光コンベンション協会は、同施設で障害者を2年間にわたって雇用できなかったため、4月から障害者総合支援法に基づく就労継続支援A型事業所として運営を始め、障害者4人を雇用した。これまで障害者を雇用できなかった主な理由は、駅前の立地にもかかわらず十分な集客ができず、収益をあげられなかったこと。4人の雇用は収益改善を前提にしているため、今後の運営手法が問われる。

 同店のある場所は平成18年4月、障害者を雇用する場として市が事業者を募り、社会福祉法人敬心福祉会がスワンカフェ&ベーカリー新浦安店を運営。しかし、雇用した障害者が定着せず、市が選定した理由である同会の雇用目標5~7人を達成できなかったため、市が施設の使用許可を更新せず、6年で閉店した。

 その後、市は施設の目的を観光PRと障害者の雇用、市民の憩いの場に設定。新たな運営者となった同協会は、高速道路の売店なども運営するスバル興業を事業パートナーとしてS―FRONTを開店。しかし、その後2年を経ても障害者を一人も雇用できなかった。市は「駅前の一等地だが集客できず、客単価も安かったため十分な利益を出せず、障害者を雇用できなかった。運営改善するも結果が出なかった」と説明。当初は障害者の求人をハローワークで行ったが、応募者は一人もいなかったという。

 市から改善を求められた同協会は、同店を一般就労の場から就労継続支援A型事業所とするため、事業パートナーを市内の福祉団体で組織する浦安福祉事業体に変更。その後、4人と雇用契約を結んだという。

 一般就労が困難な障害者向け福祉サービスの就労継続支援は、障害者に働く機会を提供し、また、一般就労を目指して知識や技術を身に付けてもらう仕組み。そのうちA型は障害者と雇用契約を結び、都道府県の最低賃金を保証。障害者にとっては働きながら訓練など必要な支援を受けられるなどメリットがある。ただ、全国的に労働時間は短時間の傾向。同店では週30時間労働とする考え。

 障害者の給与を左右する同店の収益向上ついて、同店運営における同事業体のリーダーで、市内ですでに同A型事業所を運営するNPO法人タオは「まずはお客のニーズをつかむ」とし、メニューの値下げや変更、キッズスペースの設置、営業時間の変更を実施。今後、イベントに出店したり、食品などを外部団体に販売したりして収益を上げる考え。

 なお、市は公共施設の食堂などを障害者の就労支援の場とする方針に基づき、同事業体に新庁舎の食堂と売店、小型家電リサイクルの事業も提供する計画。  

ホームページ

嫁入り舟やホテルグルメなど
カフェテラスin境川

 昨年の嫁入り舟の様子

昨年の嫁入り舟の様子

 浦安市役所付近の境川(あけぼの橋~江川橋)で30日と31日の午前10時から午後4時まで、「カフェテラスin境川2015」(うらやす観光推進協議会主催)が開かれる。荒天中止。

 境川沿いのテラスにオープンカフェを設け、市内のホテルや地元飲食店、自治会によるグルメや各種ステージイベントを楽しんだり、Eボート乗船を体験したりできる。

 両日とも午後1時から挙式するカップルが手こぎのサッパ舟に乗って遊覧する「嫁入り舟」も登場する。雨天中止。

 問い合わせは浦安市商工観光課(☎351・1111番)。  

ホームページ

市川米っ人くらぶが田植え
小雨の中、親子80人が作業

 横一列に並んで田植えを行う会員たち

横一列に並んで田植えを行う会員たち

 市川市大野町の小川再生ふれあい農園内の子ども水田で9日、市川市教委主催の稲作体験事業「市川米っ人くらぶ」が行われ、参加した約80人の親子が田植えを行った。

 同事業では、子供たちが年間を通して田植えや稲刈りなどの稲作体験を行い、毎年約900㌔の米を収穫している。今年の参加者125人のうち3割はリピーターが占めるなど、子供たちにも好評だという。

 参加者たちはこの日、時折小雨が降るなか横一列に並び、苗を一直線になるように植えていた。子供たちは田んぼのぬかるみに何度も足を取られ、親に助けてもらったりしながらも必死に作業。田植えが終わり、苗が少しずつ曲がっているのに気付いた指導者の男性は「雑草取りが大変になるな」と苦笑しながらも、「それもまた手植えならでは」と気を取り直していた。

 曽谷在住の関口海斗君(11)と母親の美穂さんは「毎日食べる米がどのようにできるかを知りたくて参加した。すごく楽しかったけど、毎回行う農家はつらいと思う」と充実した表情。2年連続で参加しているという山田和生さん(40)は「米一粒を作るのがいかに大変かを息子に理解してもらいたくて2度目の参加となった。昨年は途中で田植えに飽きていた息子だが、今年は楽しんでやっている」と子供の成長を感じていた。  

ホームページ

子供たち企画の店舗もにぎわう
浦安駅周辺で百縁商店街

 こども商店街で魚釣りゲームを楽しむ参加者たち

こども商店街で魚釣りゲームを楽しむ参加者たち

 東西線浦安駅周辺で9日と10日、ほとんどの飲食やゲームが100円で楽しめる「百縁商店街」(第3回)が開かれ、大勢の来場者が通りを埋め尽くした。

 会場には、牛すじとキャベツのガーリック炒めや自家製ポークハムなどさまざまな食べ物の店や、眉スタイリング、女性限定ヘッドマッサージの店など約80店が出店。休憩所は、購入した食べ物に舌鼓を打つ来場者たちであふれていた。

 今回初登場の「こども商店街」では、手作りアクセサリーやカクテルジュース、魚釣りゲームの店など、浦安市に住む小学5年生~中学生の子供たちが考案した約10店舗が出店。店員も子供たちが務めた。箱の中に人が入って3種類のメンチカツを受け渡しする「人間自動販売機」は、開始から2時間で75個を完売する人気ぶり。「自分より小さい子も楽しめるように」というコンセプトで考案された「缶たおしゲーム」の店では、挑戦者が一球投げるごとに「おしい! 次はイケる!」などと店員の子供たちが声援を送っていた。

 缶倒しゲームに挑戦した男の子の父親は「盛り上げてくれるので楽しめる。来年以降もこども商店街が続いてほしい」と感謝。羊毛フェルトで作ったブローチや、プラバンで作ったアクセサリーなどを売っていた坂田杏さん(11)は「こども商店街の話を聞いた時から出店したかった。好きなことだから楽しかった」と笑顔で語っていた。  

ホームページ

市川市初 女子中学野球チーム発足
市川グレイスレッド メンバー募集

 市川グレイスレッドの選手たち

市川グレイスレッドの選手たち

 市川市で初、県内でも2チーム目となる中学女子野球チーム「市川グレイスレッド」が今年3月に発足した。現在所属する選手は1年生8人。同チームは新たなメンバーを募集している。

 これまで市内には女子中学生の野球チームがなかったため、小学生で野球をしていた女の子の多くは中学校ではソフトボール部に入っていたという。そんな中、「中学生になってからも野球をやらせてあげたい」という気持ちから同チームが発足。まだ試合はできないが、人数が集まり次第各大会にエントリーしていくという。

 現在のメンバーは、昨年の関東女子学童軟式野球大会で準優勝を果たした市川市選抜チーム「市川ガールズ」で活躍していた選手が中心。後藤忠監督は「2年後には全国制覇を目指す」と意気込んでいる。岩崎夏希キャプテンは「私たちはみんな野球が好きで、女子ならではの元気さがある。一緒に野球をやりませんか」と新メンバーを待ち望んでいる。

 練習は行徳地区で主に土・日曜日と祝日に実施。入会金6千円、月会費3千円、ユニフォーム代は別途必要。

 問い合わせは三角コーチ(☎090・5815・1310番)。  

ホームページ

首都圏12チームが熱戦繰り広げる
第1回アーセナルカップを開催
市川市スポーツクラブ

 優勝目指して熱戦を繰り広げる子供たち

優勝目指して熱戦を繰り広げる子供たち

 アーセナルサッカースクール市川を運営する市川市スポーツクラブは4日から6日まで、同スクールの本拠地・北市川フットボールフィールドで第1回「アーセナルカップ2015」(U―10)を開いた。

 同スクールをはじめ、Jリーグ・柏レイソルのユースや、イタリアのセリアA・ACミランのサッカースクール、市町村のクラブチームなど首都圏の12チームが公募で参加。小学生のサッカーで広く採用されている8人制サッカーで熱戦を繰り広げた。

 同クラブは今後も同大会を開いていく予定。主管のアーセナルサッカースクール市川の興津大三ゼネラルマネージャーは「今回は10歳以下のみの大会だが、年間を通して各学年の試合を開催できるようにしたい。Jリーグのユースチームや海外クラブの国内スクール、市町村のクラブチームの比率を一緒にしたい」と展望を話していた。  

ホームページ

開館10周年記念展開催
義弟・川崎鈴彦の2作品初公開
東山魁夷記念館

 同館初お披露目となる川崎鈴彦の『河口』(左)と『桜』

同館初お披露目となる川崎鈴彦の『河口』(左)と『桜』

 市川市東山魁夷記念館(中山1の16の2)で7月5日まで、開館10周年記念展「東山魁夷 自然は心の鏡」が開かれている。

 魁夷は、東京美術学校(現東京芸大)在学時に師事していた結城素明から「心を鏡のようにして自然を見ておいで」とアドバイスを受け、この言葉を生涯のテーマとして日本画家としての地位を確立していったという。今回の展覧会では、魁夷の代名詞ともいえる淡い色彩を使って描かれた『緑映』(昭和63年)の原画や、帝国劇場の緞帳に描かれている『爽明(小下図)』(同47年)など20点を2階展示室で展示している。

 また、1階資料室では、魁夷の妻・すみさんの弟で日本画家の川崎鈴彦の作品『桜』『河口』の原画を同館初お披露目。『自然は心の鏡』と書かれた魁夷直筆の書など貴重な資料も並ぶ。

 観覧料は一般510円、65歳以上400円、高校・大学生250円、障害者手帳持参者とその介助者1人、中学生以下は無料。開館時間は午前10時から午後5時(入館は同4時半)まで。月曜日休館。

 問い合わせは同記念館(☎333・2011番)。  

ホームページ

市川手帳

 水1㍑、レモン果汁大さじ1、砂糖大さじ4、そして塩小さじ2分の1。自分で作るスポーツドリンクの材料として大手飲料メーカーが紹介する。後はよく混ぜるだけというのだから手軽▼例年、7~8月に多くなる熱中症だが、今年は先週1週間、全国で480人が搬送された。死者も出ている。確かに、昼は暑く、夜はすでに寝苦しい▼熱中症にはさまざまな症状があるが、死の危険のある熱射病を除けば、涼しい所で休み、水分を補給すれば症状は回復に向かう。欠かせないのは汗で失いやすいナトリウム(塩分)の補給。足りなければ脱水症状は解消されない▼ただ、糖分の取り過ぎになりがちなスポーツドリンク。病気を防ぐためにも塩梅が肝心。

ホームページ