市川よみうり & 浦安よみうり online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。

 □イルミネーションが魅了〜市川市中国分の個人宅
 □「外環道路をクロマツ並木に」〜市民団体が8500筆超の署名提出
 □楽しみながら社会の仕組みを体感〜こどもがつくるまち@うらやす
 □事業者・市双方向けにマニュアル作成し減量へ〜浦安市事業系一般廃棄物
 □「悲願の優勝目指して頑張る!」〜昭和学院高、全国高校バスケ選抜大会出場
 □障害者雇用「浦安市野菜工場」〜設計・運営事業者決まる
 □Xmasプロジェクションマッピング〜千葉商大生制作作品
 □来年開館予定のホールを周知〜新浦安駅前で音楽イベント
 □リオ五輪・パラ五輪選手が結果報告
 □地域の避難所を見学〜浦安市富士見地区が合同防災訓練実施


イルミネーションが魅了
市川市中国分の個人宅

竹内さん宅の豪華なクリスマスイルミネーション

 小塚山フィールドアスレチック公園からほど近い竹内俊祐さん宅(市川市中国分5の14の14)の豪華なクリスマスイルミネーションが、道行く人を楽しませている。点灯は今月末まで。
 
 このイルミネーションは15年程前から毎年実施。赤や黄、緑、ピンクなどの色とりどりのLED電球を使い、サンタクロースやトナカイの形を作るなど、庭の木や塀、家の壁面、屋根など敷地全体に装飾を張り巡らせている。昨年度に初開催された市のイルミネーションコンテストでは、個人部門で総得票数の3割以上を占め、大賞に選ばれた。竹内さんは「多くの人がイルミネーションを見て楽しんでもらいたい」と心待ちにしている。
 
 イルミネーションの点灯時間は午後5時ごろから同9時ごろまで。雨天時など点灯しないときもある。  

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「外環道路をクロマツ並木に」
市民団体が8500筆超の署名提出

国交省の職員(左2人)に要望書と署名を手渡す「外環道にクロマツ並木を実現する会」のメンバーたち

 市川市の市民団体「外環道にクロマツ並木を実現する会」は先月15日から30日にかけ、平成29年度に市内で開通が予定されている外環道路の植樹帯にクロマツを植えるよう求める要望書を、8500筆を超える署名とともに市川市と千葉県、国土交通省、東日本高速道路(NEXCO東日本)に提出した。
 
 クロマツは、市川市内の京成線沿線などに多数生息しており、「市の木」に指定されるなど市川のシンボル的な存在。しかし、近年その数は減少傾向にあるという。菅野・平田地域の外環道路用地でも、着工前の186本から現在は57本にまで減少。京成菅野駅近くに作られる公園やジャンクションには、NEXCO東日本が市川のクロマツの種から育てた227本のクロマツを植えることが検討されているが、ジャンクションの建設地はクロマツが多数生息する菅野・平田地区から離れている。
 
 こうした状況の中、同会は「街路樹にクロマツを植えることができれば、美しい景観として将来の世代に残していくことができる」「市川の景観と歴史文化の継続を考えれば、クロマツこそ外環道路の市川区間に植える街路樹として最適」と、8月から署名活動を開始。先月末までに、市外在住者1621人を含む8616人から署名を集めた。
 
 国交省「市川市から要望あれば」 市川市「要請をする考えはない」
 
 ただ、最終的な決定権を持つ国交省は、クロマツは虫に弱く枯れやすいことや、枝が曲がりやすことなどから維持管理に手間と費用がかかり、街路樹には適していないという考え。同会は「現在の品種改良、防虫管理技術、道の構造などを勘案すると、この道路には必ずしも当てはまらない」と主張するが、同省は「市民だけでなく市もクロマツ並木を要望し、地域に維持管理の協力をしてもらえないと難しい」としている。
 
 その市川市は、12月定例市議会で「外環道路の植樹帯をクロマツ並木とする要請を市から国に行うことは考えていない」と明言。その理由として▽国交省がクロマツは街路樹に適さないと判断している▽自生しているクロマツ周辺の市民から掃除が大変との意見を聞いている▽クロマツは並木ではなく現存のものを維持することが市民の総意と捉えている――ことを挙げた。  

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楽しみながら社会の仕組みを体感
こどもがつくるまち@うらやす

ネイリストになって働くコーナーは女の子たちに大人気

 浦安市で先月27日、こどもがつくるまち@うらやすがJR新浦安駅前広場で開かれ、千人の子供たちが楽しみながら社会の仕組みを体感していた。
 
 自分で選んだ仕事をし、稼いだ給料(仮想通貨)で遊ぶという流れを繰り返し楽しむイベント。受け付け開始から2時間ほどで定員の千人に達したため申し込みを終了するほど大人気だった。
 
 子供たちが企画・準備した店舗数は警察や消防など公共系を含む41店舗。参加した小中学生は、パンや焼きそば、綿菓子、ポップコーンなどの飲食系や、バスボムやネイル、Tシャツデザイン、お化け屋敷、漫画喫茶などのサービス系、再生紙工場や大工などの製造系の店などで働き、さまざまな体験をしていた。ネイル店では、客の子供が複数の中から選んだ図柄を参考に、ネイリストの子供たちがネイルアートを施していた。従業員側も客側も「とってもきれいだし、楽しい」という。
 
 千人の子供が飲食などをしながら過ごすと、ごみもたくさん出る。清掃業で働く子供たちは「みんな分別してくれないし、ごみ箱からすぐにあふれる。汚いのは嫌だし、この仕事は楽しい」と話し、ほとんどの時間、この仕事に従事していた。警察は区域内で走り回ったりする子供などを逮捕。新聞社はアンケートを取った結果や街の様子などを伝えていた。新聞を買った小学4年生の女の子は「とっても楽しかった。その記念になると思って買った」と話していた。  

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事業者・市双方向けにマニュアル作成し減量へ
浦安市事業系一般廃棄物

 浦安市は、増加傾向にある事業者の一般廃棄物を減量させるため、来年度末までに事業者向けのマニュアル(手引き)・ガイドライン(指針)と、市の業務マニュアルを作成し、平成30年度から導入する考え。事業者の適正処理を徹底させ、市側も安易な受け入れをしないようにルールを設ける。導入にあたっては、マニュアルなどを作成後、3カ月~1年ほどの周知期間を設ける。
 
 浦安市の事業系一般廃棄物は、平成19年度の2万9279㌧から同23年度の2万2886㌧まで減少してきたが、その後は増加傾向で同27年度は2万4226㌧。現在の推移では、市一般廃棄物処理基本計画(同25~同32年度)の最終目標年度値2万1476㌧の達成は「厳しい」(市ごみゼロ課)。昨年度の推測では現状のままでは最終年度に2万5584㌧なるとした。
 
 事業系一般廃棄物の市クリーンセンターへの搬入方法は▽事業者自らの直接搬入▽市処理許可業者の利用▽有料指定ごみ袋で家庭ごみ同様に市が回収(少量排出事業者)―がある。ショッピングセンターやホテル、テーマパークなど多量排出事業者(67団体)は、市に減量計画書と管理責任者を示し、再資源化を進めている。ただし、生ごみを排出する40団体のうち、11団体は堆肥化などを行わずに焼却しており、減量できる可能性がある。
 
 事業者が出す可燃ごみの中には、段ボールや新聞・雑誌・コピー用紙・チラシ類などの紙が含まれていることが多く、市は「可燃ごみの20%は再資源化できる」とする。少量排出事業者の中には、費用の安い家庭系指定ごみ袋で排出している事業者もいるという。
 
 事業者向けのマニュアル・ガイドラインでは、分別・再資源化、持ち込み不可な廃棄物を搬入しないことなど自己責任による適正処理を定める。市の業務マニュアルでは、これまで安易に受け入れていた分別されていない廃棄物などの受け入れを、法に基づいて拒否することなどのルールを整える。同課は「家庭に対してはごみ減量の啓発を積極的に進めてきたが、事業者に対しては不十分だった。市もルールに基づいた処理を行い、減量を進めていきたい」という。  

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「悲願の優勝目指して頑張る!」
昭和学院高、全国高校バスケ選抜大会出場

全校生徒の前で意気込みを語る片野キャプテン(中央)と部員たち

 昭和学院高校(市川市東菅野)で10日、東京都で23日から29日にかけて開かれる全国高校バスケットボール選抜優勝大会に出場する同校女子バスケ部に全校生徒がエールを送る壮行式が開かれた。
 
 同大会は、各都道府県大会を勝ち上がった代表48チーム(開催地は2チーム)と、夏のインターハイ優勝・準優勝校の計50チームがトーナメントで優勝を争う。同校はこれまで同大会で5度の優勝を誇る。
 
 壇上で大井俊博校長は、今年のインターハイでは準々決勝で敗れたことに触れ、「捲土重来を果たすときが来た。一戦一戦を自分やチームメートを信じて精一杯戦ってもらいたい」と激励。同部の片野星キャプテンは「力のすべてを出し切り、悲願の優勝を目指して頑張ります」と意気込みを語った。
 
 同大会は、BS放送やケーブルテレビで見られるスポーツチャンネル「J SPORTS2」で全試合生中継される。同校の初戦となる徳島県立富岡東高校戦は23日午前10時40分頃に試合開始予定。  

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障害者雇用「浦安市野菜工場」
設計・運営事業者決まる

 浦安市は8日、千鳥地区に平成30年秋に開設する障害者就労支援施設「浦安市野菜工場」の設計・運営事業者を「浦安グリーンファーム共同事業体」に決めたと発表した。
 
 同事業体は、浦安市施設利用振興公社(上原章理事長)を代表事業者に、福島県内などに植物工場を持つパナソニック(本社・大阪府門真市)と市内のNPО法人「タオ」(西田俊光代表)、INA新建築研究所(本社・東京都文京区)の4者で構成する。
 
 市は9月からプロポーザル方式によって事業者を公募し、2事業者が応募していた。
 
 野菜工場の大きさは2~3階建て延べ床面積2千~2500平方㍍で、このうち約千平方㍍を栽培プラントが占める。建設費は原則11億円が上限。
 
 人工光で葉物野菜を栽培し、100㌘のレタスなら日産2千~3千株程度の生産規模を想定している。
 
 特別支援学校の卒業生と自立を目指す障害者を同35年度末までに50人以上、同40年度末までに80人受け入れる。
 
 来年9月までに工場の設計を終え、同30年1月に着工し、10月オープンの予定。  

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Xmasプロジェクションマッピング
千葉商大生制作作品
図書館前で上映

プロジェクションマッピングのイメージ=告知リーフレットから

 千葉商科大学(市川市国府台1の3の1)はクリスマスの25日午後6時から同6時半まで、同大付属図書館の外壁をスクリーンにしてプロジェクションマッピング作品「White Xmas~聖夜の奇跡~」を上映する。荒天時は27日に延期。入場無料。
 
 このイベントは、同大政策情報学部のウェブサイトやPR映像などを企画・制作する同大の学生団体「Links」に所属する1年生を中心とした学生が、地域活性化を目的に企画。CGなどを専門とするゼミの協力を得て、約3カ月かけてオリジナル作品を制作した。
 
 映像は1回10分で、3回上映する。男の子と女の子が恋をする物語で、雪やサンタクロースなど、クリスマスの要素も取り入れた。図書館のアーチ型のエントランスを生かし、色彩の華やかさと立体感を演出する。Linksの中野智稀さん(1年生)は「何もかもが初めてですが、毎日新しい発見があり、時間に追われながらも楽しみながら映像を作りました。私たちの成果をぜひ、見に来てください」と来場を呼び掛けている。
 
 問い合わせは同学部事務課(☎373・9751番)  

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来年開館予定のホールを周知
新浦安駅前で音楽イベント

 浦安市は24日午前11時から同4時まで、音楽イベント「しんうら駅前ジャック~新浦安駅前に音楽があふれる一日」を浦安市民プラザWave101(同駅前のショッパーズプラザ新浦安4階)と同駅前広場ステージで開く。入場無料。
 
 平成29年4月にオープンする予定の浦安音楽ホールを周知するイベント。同プラザでは、東京芸大卒のサクソフォン奏者で、同23年の第28回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門で史上最年少の第1位に輝いた上野耕平さんによるソロステージ(午前11時・大ホール)や、吹奏楽団・ぱんだウインドオーケストラの小編成ユニットのこぱんだウインズ(木管四重奏・金管五重奏)とのコラボレーション(午後0時半・ギャラリー、同2時・同、同3時半・大ホール)が開かれる。こぱんだウインズ単独のステージ(木管・午前11時・ギャラリー、金管・午後1時・大ホール)あり。
 
 浦安ユースオーケストラを今年発足させた同市は、市民が楽器を体験できる場も設置。浦安吹奏楽団とこぱんだウインズのメンバーがサクソフォンとトランペット、フルートの指導をする。経験は問わない。
 
 音楽ホールには多目的ホールが設けられ、ダンスもできることから、URSストリートダンス協会のダンスステージ(正午・大ホール、午後2時半・同)が行われる。
 
 同プラザの開場は午前8時45分。上野さんの同11時のステージは当日先着順。午後3時半からのステージは整理券を同1時45分から小ホール前で配布する。大ホールの開場は各ステージ15分前。
 
 駅前広場ステージでもダンスとトークイベントあり。雨天中止。
 
 問い合わせは市生涯学習課(☎712・6794番)。  

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リオ五輪・パラ五輪選手が結果報告

佐藤副市長(左)を訪問した羽賀選手

ウィルチェアーラグビー銅メダル
羽賀理之選手


 リオパラリンピックで銅メダルに輝いたウィルチェアーラグビー日本代表メンバーの羽賀理之選手(32)が先月21日、市川市の佐藤尚美副市長を表敬訪問し、結果を報告した。
 
 羽賀選手は松戸市在住で、13歳までは市川市で過ごした。18歳のときにバイク事故で頸椎を損傷して車椅子生活となり、20歳でウィルチェアーラグビーを開始。天性の腕の長さを生かしてボールをカットする技術や、中学・高校時代に野球部で培ったスタミナを武器に、現在はさいたま市のチーム「AXE」の中心選手として活躍している。平成22年には日本代表に初選出された。
 
 羽賀選手は佐藤副市長に「準決勝で負けたときは悔し涙を流したが、3位決定戦で勝って銅メダルを取れて良かった。次は東京パラ五輪でメダルを取りたい」と目標を語った。佐藤副市長は「健康面に気を付けて、東京パラ五輪では、違う色のメダルを目標に頑張ってください」と激励した。

競泳女子800フリーリレー8位
持田早智選手


 千葉商科大学付属高校(市川市中国分)2年生で、リオ五輪の競泳女子800㍍フリーリレーに日本代表として出場して8位入賞した持田早智選手(17)が先月29日、市川市の大久保博市長を表敬訪問し、結果を報告した。
 
 市長室で大久保市長から「リオ五輪で実力は出しきれましたか」と聞かれ、「そうでしたね」と苦笑いを浮かべた持田さん。「東京五輪が最後と思う気持ちで臨みたい。そのために、いままでは水中での練習をメーンにやってきたが、今後は陸上でのトレーニングを少しずつ増やしていき、速く泳げるようにしたい。リレーではなく個人でメダルを狙っていきたい」と目標を語った。  

大久保市長(左)から花束を受け取る持田選手
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地域の避難所を見学
浦安市富士見地区が合同防災訓練実施

堀江中学校校庭にある防災倉庫を見学する参加者たち

 浦安市富士見地区の4自治会が先月12日、合同防災訓練を市立堀江中学校で開いた。
 
 富士見2~5丁目の富士見2丁目自治会と同3丁目自治会、堀江橋自治会、富士見自治会の合同訓練。当日は約60世帯が参加し、仮設トイレの組み立て、学校内トイレと防災倉庫、屋上への上がり方などの確認に取り組んだ。防災倉庫の説明で市職員は「市内60カ所に分散している備蓄品は、ここにあっても皆さんのためだけのものではない。被害が大きい地域で役立てることになる。家庭での備蓄は、可能な限り1週間分お願いしたい」と訴えていた。参加者の「発電機の燃料は備蓄しているのか」との質問には「備蓄はしていないが、被災時でも入手できるよう関連事業者と協定を結んでいる」と説明した。
 
 訓練に孫の藤島直紀君(小学1年)と参加した荒井一枝さん(58)は「大地震が起きたときに地域住民としてやらなければならないことを改めて学んだ」という。訓練後、同2丁目自治会の彦田助二郎会長は「避難所の場所は知っていても、内部を知らない人が多いので、今回はトイレや屋上への上がり方などを見てもらった。参加者は知らない人同士でも熱心に話し合っていて良かった。今後、年3回ほど実施していきたい」と話した。

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市川手帳

 今年の世相を表す漢字1字を選ぶ今年の漢字は「金」。投票15万票余りのうち最多の6千票余りが集まった▼選ばれた理由は、五輪での金メダル獲得ラッシュと、政治と金の問題の頻発など。イチロー選手の3千本安打や黒田博樹投手の200勝などもある。選手たちをたたえる気持ちや、誤った金の使い方をした政治家への批判も込められていることだろう▼2位以下では「変」「震」「倫」「乱」なども選ばれた。理由は、大地震や大雨被害、英国のEU離脱、不倫問題、東京五輪施設や豊洲新市場に関する問題などがある▼何事もその人の受け止め方次第で、世相を表す1字もさまざま。それでも、五輪のない来年も、人々の努力や活躍を称える1字が選べる年になってほしい。

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