市川よみうり & 浦安よみうり online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。

今週のNews

 □市川市動植物園30周年を祝う
 □下水道終末処理場の早期整備~市川など3市が知事に要望
 □卒業生ら、母校に「ありがとう」~旧浦安市立入船北小
 □浦安市資源回収補助金~東日本大震災前の金額に増額
 □大地震発生時に備える〜総合防災訓練に市民も参加
 □避難所の衛生向上に協力~県理容生活衛生組合が浦安市と協定
 □「市川の産業を五感で感じて」〜16日に産フェスタ開催
 □パレードには全国の祭りが集結〜16、17日は浦安フェスティバル
 □市川市八幡の魅力を再発見しよう!〜23、24日に回遊展
 □「AI」テーマに多世代で考える〜浦安の中高生と教職員が意見交換
 □子供たちが読書の感想など発表〜市川よみっこ運動
 □全米選手権の優勝に貢献〜市川リトルシニア・宇野竜一朗君
 □市民団体「こころのケア コスモス」〜演芸会・傾聴ボランティア活動10年目
 □小学生女子ソフトボール大会〜浦安で初の開催
 □これからのイベントなど


市川市動植物園30周年を祝う


開園30周年を祝うくす玉を割る式典出席者たち

 市川市動植物園が開園30周年を迎え、先月20日に同園で記念式典が開かれた。
 
 同園は、昭和61年に友好都市の中国・楽山市から2匹のレッサーパンダが寄贈されたことをきっかけに、翌62年8月21日に開園。7月末現在、哺乳類28種、鳥類24種、爬虫類6種の計58種439匹を飼育している。
 
 式典には大久保博市長や髙橋文夫市消防局長、近隣自治会の会員らが出席。大久保市長は「動植物園は内容充実を図りながら30年を迎えた。これまでに680万人が来場してくれた。これからますます充実を図り、多くの市民に楽しんでいただける施設にしていきたい」とあいさつした。
 
 関連イベント
 
 同園レクチャールームで10月1日まで、パネル展「ありがとう! 開園30周年」が開かれている。
 
 開園から現在に至るまでの飼育動物の写真や、同園開園までの経緯などが分かるパネルを展示。スマトラオランウータンが脱走した話や、レッサーパンダとワタボウシタマリンが盗難にあった事件、半円形のパイプをコツメカワウソが滑り降りる「流しカワウソ」の誕生秘話なども紹介しており、同園30年の歴史が凝縮された展示となっている。
 
 同園の開園時間は午前9時半~午後4時半(入園は同4時まで)で、月曜日(祝日の場合は翌日)休園。
 
 問い合わせは同園(☎338・1960番)。  

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下水道終末処理場の早期整備
市川など3市が知事に要望


森田知事(中央右)に要望書を手渡す大久保市長(同左)

 市川市の大久保博市長は先月21日、松戸市の本郷谷健次市長と鎌ヶ谷市の清水聖士市長とともに、江戸川左岸流域下水道の江戸川第1終末処理場(市川市本行徳ほか)の早期整備を求める3市共同の要望書を森田健作知事に提出した。大久保市長は「終末処理場に送る幹線は使えるようになっているが、終末処理場の能力が不足しているところがある。第1終末処理場の施工を極力早めていただきたい」と要望。森田知事は「しっかり受け止め、一日も早く供用開始したい」と述べた。
 
 江戸川左岸流域下水道は、市川市や浦安市、松戸市、鎌ヶ谷市、野田市など8市の汚水を処理。汚水を浄化して旧江戸川に放流する江戸川第1終末処理場と第2終末処理場(市川市福栄)、そこにつながる下水管の幹線は県が整備し、各家庭の敷地から幹線までの下水管(公共下水道)は各市が整備する。
 
 両処理場は昭和50年に都市計画決定されたが、第1終末処理場は地元住民からの反対を受け、当時予定されていた市川第2期埋め立て地への建設地変更が検討されるなどして整備が進まなかった。第2終末処理場は同56年に稼働し、現在の同流域下水道の汚水を全て処理。処理能力は一日平均約36万4千立方㍍だが、現在の処理量は同約35万立方㍍で、すでにフル稼働に近い。
 
 第1終末処理場は、全9系列の処理施設で一日平均約20万立方㍍の汚水を浄化できる。このうち、一日2万立方㍍の処理能力を持つ第1系列の建設工事は平成23年度から始まり、同32年度に供用開始される予定。しかし、第2~第9系列については整備スケジュールが示されていない。
 
 市川市の下水道普及率は今年3月末時点で約72・6%。県による下水道幹線の整備は終わっており、市は公共下水道の整備を進めているが、すでに事業認可を取得した整備区域の中には第1終末処理場の第2系列が必要な所もある。市河川・下水道建設課は「第2系列の整備が遅れると、公共下水道の整備に影響が出る」としている。  

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卒業生ら、母校に「ありがとう」
旧浦安市立入船北小でお別れイベント


母校への感謝の言葉などを学校に刻む卒業生ら

 旧浦安市立入船北小学校で3日、大規模改修を前に学校の姿を見納める最後のお別れイベントが開かれ、卒業生とその家族らが数多く集まった。
 
 同校は平成26年度末に学校統合で閉校。今後は、交流・活動の場などとして地域や市全体の課題に対応する事業者の活動拠点に生まれ変わる。市はすでに事業者の選考を終え、来年度早期から9事業者がそれぞれ子育て支援や介護予防、障害者支援、起業支援、工房の事業に取り組む。市は市民大学と障害者支援、療育支援の各事業を行う。
 
 お別れイベントでは、これまでの歩みを記録した写真や新聞記事、各種発行物、歴代の校長の写真などを展示。友人同士で訪れた高校生たちは小学生時代の自分たちが写っている写真を見ながら当時の話で盛り上がっていた。
 
 市は給食を楽しんでもらおうと、揚げパンと牛乳、チョコ味の牛乳用調味料を無料配布。来場者は小学生用の机といすで懐かしい味を楽しんでいた。
 
 取り壊す教室の壁には落書きコーナーが設けられ、多くの人が卒業年度と名前や、担任教諭へのあいさつ、ヨットをモチーフにした校章、学校への感謝の言葉などを書き連ねていた。市は、同校の卒業生による最後の卒業制作ともいえる落書きを写真撮影して保存。「パネル化も検討したい」と言う。
 
 最後は、来場者全員で校舎をバックに記念撮影。不安げに「〇年〇組の○○さんですか?」と確認して友人と握手を交わしていた女性は「こういう機会がないと同級生に会えなかったので、とてもうれしい」と少し興奮気味。子供と一緒に来場した女性は「手入れされていなくてちょっと悲しかったけど、当時のことをたくさん思い出した。子供にも学校生活を楽しんでたくさん思い出を作ってほしい」と話していた。  

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浦安市資源回収補助金
東日本大震災前の金額に増額

 浦安市はこのほど、資源を回収した自治会や購入した古紙回収業者などに交付している資源回収補助金の交付規則の一部を改正し、東日本大震災前と同額に増やして、年度当初にさかのぼって適用した。自治会などには現在の1㌔当たり5円から2円を増額、事業者には同2円から1円を増額した。
 
 市資源回収奨励補助金は、自治会や子ども会、PTA、老人会、マンション管理組合などの登録団体による資源回収を促進することが目的。段ボールや古新聞・雑誌などを回収し、浦安市資源事業協同組合に加入する事業者に売却すると、同補助金が各団体に交付される。登録団体は120団体(4月現在)で、同補助金は各団体の大きな収入源の一つになっている。同組合に加入し、登録団体から資源を購入した事業者には、活動助成として市資源回収事業者団体補助金が交付される。
 
 以前は、登録団体に1㌔当たり7円を支給していたが、同震災後、全事業で予算額を20%カットする方針が出され、登録団体は同5円、事業者は同2円に減額された。
 
 市ごみゼロ課は補助金増額の背景について、内田悦嗣市長が「いつまでも震災を理由に減額し続けるのではなく一旦、元に戻す」という判断をしたためと説明。ただ、今後の補助金額については「回収量や資源の買い取り価格、登録団体数の増減などを踏まえ毎年検証する」としている。
 
 回収量は減少続く
 
 市資源回収奨励補助金事業で回収された資源量は平成24年度以降、毎年減少している。
 
 同年度の回収量(514万6150㌔)を基準とすると、昨年度は約85%(437万2710㌔)。市ごみゼロ課は「新聞や雑誌の購読量が減っている社会状況の影響があるとみている。再資源化の意識向上で、ごみの減量、リサイクルにつなげたい」と言う。  

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総合防災訓練に市民も参加
大地震発生時に備える


大洲防災公園の訓練で倒壊家屋から男性を救助する消防職員

 市川市は先月27日、大洲防災公園と行徳駅前公園、市立小学校39校で大地震を想定した総合防災訓練を行った。
 
 災害時、市立小39校は防災拠点となり、地域住民で組織する防災拠点協議会と市の職員、学校の職員が協力して運営。それぞれが連携を図りながら、避難者の受け入れや被害状況の把握、避難所の運営支援などを行う。
 
 この日の小学校での訓練には防災拠点協議会のメンバーや市職員らが参加し、仮本庁舎に設置された災害対策本部との無線通信訓練を実施。12校では避難所開設訓練も行い、このうち信篤と曽谷、福栄の3校では、協議会メンバー以外の地域住民も避難者役として参加した。
 
 大洲防災公園と行徳駅前公園では住民参加・体験型の訓練を実施。両会場とも大勢の人々が参加した。
 
 大洲防災公園では、まず市や市消防局、各種関係機関が訓練を披露。倒壊した建物からの救助、液状化で地面から浮き上がったマンホールや倒れた電柱の撤去、救護所のエアテント設営とトリアージ(治療の優先順位付け)、ヘリコプターによるビルからの救助など、大地震発生時を想定したさまざまな任務の訓練が行われた。
 
 その後は、煙中体験や地震体験、初期消火訓練、応急救護訓練などが行われ、大勢の市民が参加。炊き出し訓練で調理したアルファ米とカレーなども来場者に配られた。医師や歯科医師、薬剤師、接骨師が順々に災害時の注意事項などをアドバイスする医療救護所ガイドツアーも行われ、参加者がいざというときに備えて知識を深めていた。  

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避難所の衛生向上に協力
県理容生活衛生組合が浦安市と協定

 浦安市はこのほど、千葉県理容生活衛生同業組合ベイサイド葛南支部と「災害時における理容生活衛生関係営業の支援に関する協定」を締結した。
 
 大規模な地震や風水害、そのほかの災害時に避難所などで避難生活が長期化した場合、市の協力要請で理容師に被災者の髪を切ってもらうなどの理容ボランティアを担ってもらい、被災者の生活衛生の向上を図り、被災からの地域の再生を促すことが目的。
 
 同協定は、同組合が「東日本大震災から6年が経ち、理容師が災害時に何の役に立てるのか? 地域にどんな恩返しができるのかを考えた」末に締結。同組合の各支部は、県内各市町村と同協定を順次結んでいく考え。  

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「市川の産業を五感で感じて」
16日に産フェスタ開催

 県立現代産業科学館(市川市鬼高1の1の3)で16日午前10時から午後4時まで、「第13回いちかわ産フェスタ」(市川商工会議所、同フェスタ実行委員会主催)が開かれる。荒天中止。
 
 同フェスタは、「市川の産業を五感で感じてもらいたい」と毎年実施。今年は、市内外の企業や団体など約80組が参加し、自社製品や団体の活動内容を紹介する。
 
 会場は、スマートボールや自転車シミュレーターなどの体験ができる「プレイモール」と、市内の飲食店などが出店する「ショッピングモール」、梨やホンビノス貝など市川産の農作物や海産物を販売する「地産地消モール」、市内の工業技術や工業製品を紹介する「テクノモール」、市内の伝統工芸品を展示する「カルチャーモール」に分かれている。カルチャーモールでは、県伝統的工芸品の制作者が指導する制作体験を実施。手描友禅のミニポーチ(2500円)と、江戸つまみかんざし(500円)を作る。
 
 特設ステージでは、元たけし軍団で、かつて東国原英夫さんとコンビを組んでいた大森うたえもんや、市川市のご当地アイドル「市川乙女」などが歌や踊りを披露する。
 
 問い合わせは同商議所(☎377・1011番)。  

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パレードには全国の祭りが集結
16、17日は浦安フェスティバル

 日本各都市を代表する伝統文化、日本の祭りを浦安に集結させる浦安フェスティバル2017が16日と17日、JR新浦安駅前広場と総合公園、シンボルロードの東京湾側で開かれる。今年はメーンのパレードに「黒石よされ」と「郡上八幡盆踊り」が加わり、三大流し踊りがそろう。
 
 パレードは17日のみで、午後2時半からオープニングセレモニー、同3時から市民パレード、同4時から踊りのパレード、同5時10分から同7時ごろまで山車などのパレードが行われる。
 
 16日にはプレパフォーマンスとして東西線浦安駅そばの西友前で午後1時半から長崎くんちと盛岡さんさ踊り、新浦安駅前広場で午後5時から秋田竿灯祭りが披露される。
 
 新浦安駅前広場と市総合公園では両日、たくさんのブースが出て、さまざまな飲食物や物産品が販売される。
 
 新浦安駅前広場では午前10時から午後5時(17日は同7時)まで、浦安フェス全国物産ブースを開設。浦安を含め12自治体の店舗などが飲食物や物産品を販売する。総合公園では午前10時から午後5時(17日は一部同7時)まで、飲食店やホテル、11自治体のアンテナショップ約40店が飲食物を販売。射的やダーツ、スマートボール、ガラポンなどが楽しめるこども縁日(7ブース)、ダンスや音楽などのステージパフォーマンス(32グループ)なども楽しめる。
 
 パレードの出演団体は次のとおり。
 
 【市民パレード】▽浦安しあわせの稚児行列▽ユニバーサルバトン☆新浦安▽東京学館浦安中学・高校吹奏楽部▽東海大学付属浦安高校・中学吹奏楽部▽習志野高校吹奏楽部▽ブリオベッカ浦安×ブルーキャッツ▽バルドラール浦安▽千葉ジェッツ▽NTTコミュニケーションズシャイニングアークス▽よさこいソーラン「舞だ!浦安舞」
 
 【踊りのパレード】▽よさこいソーラン祭▽長崎くんち▽仙台すずめ踊り▽盛岡さんさ踊り▽山形花笠まつり▽渋川へそ踊り▽浦安囃子保存会(結成70周年記念)▽黒石よされ▽徳島阿波踊り▽郡上八幡盆踊り▽浦安婦人の会連合会
 
 【山車などのパレード】▽秋田竿燈祭り▽青森ねぶた祭(山車の跳人)
 
 ねぶたとパレードする参加者募集
 
 同フェスティバル実行委員会は、17日午後6時から同6時半までねぶたと一緒に「ラッセッラー」の掛け声で踊り、祭りを盛り上げる跳人を募集している。
 
 対象は3歳以上。ベビーカーや乗り物に乗って参加することはできない。小学生以下は保護者同伴。定員は申し込み先着500人。服装はレンタル衣装、2017年特製Tシャツ、自前の跳人衣装のいずれかのみ。集合は当日午後5時20分にシンボルロードのパレードスタート地点。
 
 費用は、標準レンタルセット(たすき・浴衣・しごき・おこし・鈴)が3千円。花笠レンタルセット(標準セット+花笠)が4千円(中学生以上)。2017年特製Tシャツ(鈴付き)大人(中学生以上)千円、同子供(小学生以下)500円。自前の跳人衣装の場合は無料(要事前申し込み)。
 
 申し込みの締め切りは15日。参加希望者は市ホームページから専用申込用紙をダウンロードし、必要事項を書いて、同フェスティバル実行委員会事務局(市商工観光課)で申し込む。2017年特製Tシャツは同課と浦安商工会議所(猫実1の19の36)、観光インフォメーションマーレ(新浦安駅前プラザ1階)、ベアースポーツ(当代島1の1の8)で購入する。
 
 問い合わせは同課(☎712・6297番)。  

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市川市八幡の魅力を再発見しよう!
23、24日に回遊展

 市川市八幡地域の再発見と活性化を目指す毎年恒例のイベント「回遊展in八幡」(同展実行委員会主催)が23、24両日午前10時から午後4時まで開かれる。
 
 八幡地域の店舗や事業所、全日警ホール(市川市八幡市民会館)などで2日間イベントを実施(一部有料)。ギャラリーにおける絵画・工芸品の展示販売や、花屋でのフラワーアレンジメントレッスンなど店舗の専門性を生かしたイベント、来店者への割引やプレゼント、無料体験などを通じて地域のお店などを知ることができる。
 
 全日警ホールでは、「健康ゾーン」「八幡音楽祭」「展示・体験」「手作り体験」などに分かれてさまざまなイベントを実施。地域内8カ所以上を巡り、集めたスタンプの数に応じてさまざまな景品がもらえるスタンプラリーも行われる。
 
 屋外イベントは雨天(荒天)時に中止となる場合あり。各イベント内容や参加店舗などの詳細は、回遊展のチラシや同実行委のホームページ(http://kaiyuuteninyawata.web.fc2.com)を参照。チラシは全日警ホールや各参加店舗で入手できる。
 
 問い合わせは同展実行委員会(☎080・6589・4885番または☎090・7013・8780番)。  

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浦安の中高生と教職員が意見交換
「AI」テーマに多世代で考える


進行役を務める高校生と中学生、教職員が意見交換

 千葉県教育庁はこのほど、浦安市で中学生と高校生、教職員の交流会を開き、「AI(人工知能)」をテーマに意見交換を行った。
 
 平成12年から続く交流会で、県内5地区ごとに高校1校とその近隣中学1校の代表生徒、教職員が1つのテーマについて意見交換を行う。意見交換の進行はファシリテーターの講習を受けた高校生が担っている。県教育庁は、生徒が自由に話した意見の中から参考となる意見を教育施策に反映させる。
 
 テーマは県教育庁が設定しており、今年は「オリンピック」か「障害者」。しかし、参加校の県立浦安高校の生徒が独自テーマとして「AIとの共存~AIは人類を救えるか」を県教育庁に提案して認められた。高校生は意見交換の進行計画を立てる中で、オリンピックと障害者についても触れることとした。
 
 当日は浦安高の生徒6人、浦安市立中全校の各代表生徒18人、教職員6人が3つのグループに分かれて意見交換。司会進行を務める高校生は、身の回りのAI機能について全員で確認した後、AIのメリットとデメリット、今後の活用例などについて中学生や教職員から意見を引き出した。結論としては「AIとの共存はどこまで使うのかの加減が必要。全てをAIに任せるのではなく、最後は人が関わる必要がある。自分で新しいことをし、人の心を大事にする」とした。
 
 司会を務めた米山桃花さん(2年生)は「自分たちでAIについて何度も意見交換の練習をしたが、毎回同じ結論だった。でも、中学生は私たち以上の結果を引き出してくれた。中学生の頭の柔らかさを知った。中学生と先生たちの多世代の考え方を聞けた」と感想を話した。「AI」をテーマにすることを提案した鄭琳静さん(3年生)は「これからの未来や、私たちがいずれ就く職業についてまで話題を発展させられると思い、テーマを提案した。今回の取り組みは、1つのタイトルについて深く掘り下げて考えるいい機会だった。これからも新しい発想ができるように考えていきたい」と話していた。  

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子供たちが読書の感想など発表
「市川よみっこ運動」


本の感想などを発表する女の子

 市川市文化会館で2日、子供たちの「読書」「地域交流」「社会貢献」を目的とした「市川よみっこ運動」の発表会が開かれ、市内の小学生13人が夏休み中に読んだ本の感想などを発表した。
 
 同運動は、同市文化振興財団の理事長を務めていた作家・劇作家の故・井上ひさし氏が「読書を通して地域で子供たちを育てよう」と提唱し、同運動実行委員会(河西明子実行委員長)の主催で平成19年からスタート。子供たちが夏休み中に読んだ本の感想をサポーターと呼ばれる地域の大人たちに発表すると、サポーターからご褒美の寄付金がもらえる。寄付金は、市内の小学校や病院、図書館、東日本大震災の被災地などに図書を寄贈するなど社会貢献活動に使用している。
 
 今年は、市川市立菅野小学校や同若宮小学校、同中山小学校など9校の児童46人が参加。6月から8月にかけて3回開かれた交流会で、サポーターたちと本や地域の話をするなどしてきた。
 
 発表会では13人の子供たちがステージに立ち、1人3分ずつ夏休みに読んだ本のあらすじや感想、その本を選んだ理由を発表。宮川ひろ作『けんかにかんぱい』を読んだ菅野小学校3年の伊藤美輝斗君は「大人にはけんかをするなと言われるけど、この本はけんかをいっぱいして仲良くしようと書かれている」と本を選んだ理由を説明し、「けんかをすると、悔しさや分からないことを言い合えるから、分かり合って仲良くできる。それは戦争を防ぐことにつながる」などと感想を発表した。
 
 市川南から来ていたサポーターの男性(75)は「子供がけんかをすることに関する本を選んだことに驚いた。けんかをして親しくなることが戦争をなくして平和になるという考え方は、いままで考えたことがなかった。これまで3回発表会に参加したけれど、子供たちが本の要点をつかんでいて今回が一番良かった」と感慨深げだった。
 
 この日はご褒美として27万9111円が寄付された。使い道は、9月と10月に開かれる相談会で子供たちが決める。  

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全米選手権の優勝に貢献
市川リトルシニア・宇野竜一朗君
浦安市長に結果を報告


内田市長(右)に結果を報告する宇野君

 中学生の硬式野球チーム・市川リトルシニア在籍の宇野竜一朗君(浦安市立日の出中3年生)が、米国イリノイ州クリスタルレイクで7月21日~24日に開かれたMCYSA全米選手権大会(U―15)に日本代表選手として出場し、日本代表の優勝に投打で貢献した。先月25日には浦安市の内田悦嗣市長を表敬訪問して結果を報告した。
 
 同選手権は同州などのチームと、日本とブラジルの各国代表の24チームが出場し、トーナメント方式で対戦。日本代表は同選手権4年連続6度目の優勝となった。
 
 日本代表チームは、日本リトルシニア中学硬式野球協会に所属する全国556チームの約2万人の選手から選ばれた18人で構成。宇野君は投手と一・三塁、外野の守備もこなせる。
 
 米国ウィスコンシン州の強豪チームとの決勝戦では、1対2でリードされた六回裏、無死満塁から2者が凡退する「ヤバい雰囲気」(宇野君)の中で打席に立ち、「打たなかったらヤバいと思った。このまま打てずに終わらせたくはなかった」と直球を右前に弾き返し、逆転の2点タイムリー。チームはそのまま3対2で勝利した。大会での打撃成績は13打数8安打で5打点。打率は・615でチーム内首位打者となった。投手としては初戦のブラジル代表戦で1イニングを無失点に抑え、3三振を奪った。
 
 宇野君は「優勝できてうれしくて、試合後もずっと興奮していた。米国のピッチャーが特にすごかった。自分よりもうまい選手がたくさんいてトップレベルがよく分かった」と話していた。内田市長は宇野君から米国での試合やホームステイ、進路などの話を聞き、今後の活躍を応援していた。  

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市民団体「こころのケア コスモス」
演芸会・傾聴ボランティア活動10年目


利用者(右)と話をする会員

 市川市南行徳デイサービスセンターで利用者の話を聞く傾聴ボランティアを行ったり、同センターと同市信篤公民館で歌や詩吟、民謡などの演芸会を開いたりしているボランティア団体「こころのケア コスモス」の活動が今年で10年目を迎えた。同会の内山要子会長=2面「人」欄紹介=は「これからも明るくみんなでやっていきたい」と話している。
 
 同会は、千葉県健康生きがいづくりアドバイザー協議会主催の「こころの介護予防支援ボランティア養成講座」の受講者らが中心となって平成20年に設立。施設利用者など日頃の話し相手が少ない人に、昔の思い出を話して元気になってもらいたいと、月4回ほど傾聴を行っている。傾聴のほかにも、会員の特技も生かして歌や詩吟、民謡などの演芸会も開催。同会会員は「傾聴は難しいけど、利用者から『ありがとう』と言われるとそれで満たされる」と話す。
 
 7月12日には、同デイサービスセンターで傾聴ボランティアを行い、22人の利用者と5人の会員が交流。「ここのところ毎日毎日暑いですね」「九州地方は大雨の災害があって大変ですね」「出身地はどこですか」などと世間話をしたり、利用者と一緒に読書や折り紙、手芸を楽しんだりしてコミュニケーションを取っていた。88歳の女性利用者は「コスモスの人たちが来てくれてうれしい。一緒に手芸をしてくれたり、世間話をしてくれたり、愚痴を聞いてくれたりするのでいつも楽しみにしている」と笑顔で話していた。
 
 同会には現在、女性12人、男性1人が在籍。平均年齢は70歳ほどで、行徳や妙典、原木の会員が多い。同会は現在会員を募集中。内山会長は「ご一緒に傾聴をやりませんか」と呼び掛けている。
 
 問い合わせは内山会長(☎399・1842番)。  

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小学生女子ソフトボール大会
浦安で初の開催

 浦安市運動公園野球場などで7月29日から8月1日まで、第31回全日本小学生女子ソフトボール大会(日本ソフトボール協会主催)が開かれた。同大会が浦安市で開かれるのは初めて。
 
 出場は都道府県代表47チームと開催地推薦1チームの計48チーム。決勝戦は東京代表のオールあきる野女子と、全国優勝6回の京都府代表の強豪ホワイトビッキーズが対戦し、1対0でオールあきる野女子が初優勝を決めた。

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これからのイベントなど

講座・講演会

日本の産業発展と産霊神信仰
19日㈫午後1時―同4時
♣船橋市勤労市民センター(本町4の19の6、JR船橋駅から徒歩約5分)小会議室
無料(要事前申し込み)
☎歴史学講座「創世」葛飾[船橋]再生塾・小嶋(090・1261・7366)
歴史研究家の小嶋秋彦さんが「宮中御巫祭神八座の神」「トヨタ自動車工業発展の地の地域的背景」「多神教の日本の神々」などをテーマに話す。
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認知症講演会「認知症700万人台時代、認知症とどう向き合えばいいの?」
24日㈰午後1時半―同4時20分
♣浦安市民プラザWave101(イオン新浦安店4階)大ホール
無料(申し込み不要)
☎キラキラ応援隊事務局・藤木(350・1840)
在宅介護の必要性が高まっていることから開く講演会。日本認知症ケア学会前理事長で、厚生労働省の研究会や審議会の委員を歴任した専門医の本間昭さんが講演した後、江戸川介護劇団たなごころが寸劇『私お先にゆきますわ』で介護の現況を紹介する。損保ジャパン日本興亜福祉財団の助成金事業。
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精神保健ボランティア入門講座
28日㈭午後1時半―同3時半
♣浦安市総合福祉センター(東野1の7の1)2階会議室
無料
☎浦安市ボランティアセンター(380・8864)、FAX(355・5277)、eメール(vc@urayasushi-shakyo.jp)
精神保健に関するボランティア活動について学ぶ。講師は心のボランティア浦安うららの会員。対象は浦安市内在住・在勤・在学者。定員は申し込み先着20人。受講希望者は電話またはファクス、eメールで希望講座名と住所・氏名・年齢・電話番号を伝える。

イベント

江戸川河畔・国府台まち歩き ガイドマップを片手に「自然と共にある暮らしの風景を味わおう」
16日㈯午前10時―午後0時半(小雨決行)
♣京成国府台駅の改札前集合
300円(資料代・保険料など)
☎まちづくり家づくりCafé_Ichikawa・高木(705・4817=兼FAX)、eメール(arch_takagi@nifty.com)
自然豊かな江戸川河畔から国府台にかけて、植物や地域の歴史に触れながら歩く。「自然が身近にあるまちの良さを感じてもらうとともに、緑と歴史を生かしたより良い市川のまちづくりにつなげたい」と主催者。スマートフォン、デジタルカメラ、メモ帳、飲み物などを持参し、歩きやすい服装と履物で参加する。定員は申し込み先着20人程度。申し込みは氏名・住所・連絡方法(携帯電話番号など)を書いてeメールかファクスで送る。参加者には『まち歩きガイドマップⅢ国府台・国分編』を進呈。
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『青べか物語』朗読会
16日㈯午後2時―同3時半
♣浦安市郷土博物館(猫実1の2の7)屋外展示場「浦安のまち」天ぷら屋
無料
☎朗読あおべか・正田(353・3301)
山本周五郎作の同小説を、モデルにした漁師町時代の浦安の町並みを再現した同展示場で朗読する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
回想法による「浦安想い出語りの会」
20日㈬午後1時半―同2時半
♣浦安市郷土博物館(猫実1の2の7)1階視聴覚室
無料
☎同会・小泉(090・8029・7789)
懐かしい思い出を語り合うことで脳の機能を活性化することを目指した活動。今回は、昔懐かしい道具と、日常生活を描いた回想カルタを使う。

自然観察

谷津干潟探鳥会~シギ・チドリの幼鳥を観察しよう~
17日㈰午前10時―午後2時ごろ(雨天中止)
♣津田沼高校前バス停(JR津田沼駅南口から新習志野駅行き、または幕張本郷駅行きバス)
200円(学生以下無料。事前申し込み不要)
☎千葉県野鳥の会・斉藤(047・432・9416)
サギやシギ、チドリなどを観察する。昼食と観察用具を持参。

子育て

パパも一緒の赤ちゃんサロン
16日㈯午前10時半―正午
♣浦安市東野児童センター(東野1の7の1、市総合福祉センター2階)視聴覚室
無料
☎同児童センター(355・2736)
「お月見」をテーマにした赤ちゃんアートで、赤ちゃんをかわらしいウサギに変身させ、撮影できる。リズム遊び、手遊びをし、子育て情報や子育ての悩みを話し合う。申し込み不要。随時、参加可能。「我が家の赤ちゃん自慢に、日ごろ参加できないパパも参加しませんか?」と主催者。
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プチ講演会「思春期が楽になる子育ての4つのヒント」
30日㈯午後2時半―同3時10分、同3時20分―同4時(内容は同じ)
♣浦安市民プラザWave101(イオン新浦安店4階)サロン3
無料(事前予約優先の先着各10人)
☎浦安プレーパークの会・横山(090・6160・1410)
イベント「子育て応援メッセ」内の講演会。子供と一緒にネイチャークラフトをした後、同会の活動をスライドで見ながら話を聞く。大人だけでも参加できる。申し込みは「こくちーず」の該当ページ(http://kokucheese.com/event/index/480186/)から行う。

相談

やさしく学ぶ、知っておきたい「きものの知識」説明・相談会
13日㈬午後1時半―同3時(申し込み締め切りは11日)
♣浦安市日の出公民館(日の出4の1の1)2階和室
無料(定員は申し込み先着20人)
☎いろはの会(090・8176・9855)
着物の種類や用途などについて相談に応じる。筆記用具持参。
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障害年金「無料個別相談会」
21日㈭午後1時半―同4時半(申し込み締め切りは16日)
♣市川市男女共同参画センター(市川1の24の2、市西消防署の上階)
無料(定員は申し込み先着10人)
☎NPO法人みんなでサポートちば事務局(070・1541・7661)、FAX(043・301・2311)、eメール(minsapo-chiba@mbr.nifty.com)
社会保険労務士が障害年金の申請の方法やうつ病の人の申請の可否などの相談に応じる。参加希望者は行事名・実施場所・日時・氏名・年齢を電話かファクス、eメールで伝える。

フリーマーケット

出店者募集
18日㈪㈷午前9時―午後3時ごろ(小雨決行)
♣市川市行徳駅前公園(湊新田2の4)
500円(当日徴収)
☎時遊空間ふれあい市・中村(090・8309・2337)

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