市川よみうり & 浦安よみうり online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
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今週のNews

 □市川小6年生が国府台高校生から書き初め学ぶ
 □市川市の大久保氏が市長退任
 □児童・生徒がバイオリン名器の音色楽しむ
 □市と周辺住民への説明・協議を義務付け〜浦安市墓地等の経営許可条例
 □悩みを持つ人に寄り添うゲートキーパー養成講座
 □児童が元ヤクルト選手から基本と楽しさ学ぶ
 □小学生がお寺で職業体験
 □読書離れ? 減少傾向〜浦安市立図書館の貸出冊数
 □これからのイベントなど


市川小6年生が書き初め学ぶ
講師は国府台高校の書道部員


小学生と高校生が一緒に筆を執る

 市川市立市川小学校(京極敬之校長、児童数636人)に先月18日、県立国府台高校書道部の生徒23人が訪れ、6年生112人に書き初めを指導した。
 
 この取り組みは、県内の高校生が近隣の小・中学校で勉強を教える県教委の事業「お兄さん、お姉さんと学ぼう」の一環。児童が身近な高校生から勉強を教えてもらうことで、楽しく学べ、意欲向上にもつながるという。
 
 高校生たちは、児童に今回の課題の文字「夢の実現」の見本を書いて見せてから個々に指導。児童たちは、「中心をそろえる」「墨汁をたっぷりつける」「字の大きさに注意する」などとアドバイスを受けたり、高校生に筆を執ってもらって一緒に書いたりして書き方のコツを学んでいた。
 
 直接指導を受けた女子児童は「『夢』がうまく書けなかったけど、どういう風にバランスを取るかを教えてもらい、うまく書けるようになった。細かいところまで丁寧に教えてもらえた」と満足した様子。国府台高校書道部部長の安川鈴菜さん(2年生)は「指導をした後はみんな字形が整うようになった。時間が経つにつれて上手になっていって良かった」と話していた。  

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市川市の大久保氏が市長退任
当面の間は市長不在に


佐藤副市長(左)から花束を受け取る大久保氏

 平成21年12月から2期8年間、市川市長を務めてきた大久保博氏が先月24日に任期満了となり、最後の平日となった同22日、同市議場で退任式が開かれた。大久保氏は8年間を振り返り、「行財政改革を進め、税収も緩やかに上がってきたので、かなりの財政効果を出すことができた。行政は借金をしてはいけない。2年に1校ずつ学校が建て替わるくらいの金利を払っている。これからも引き継いでいただきたい」と語った。同市では再選挙となった市長選の日程が決まっておらず、当面は市長不在となる。
 
 退任式後に開かれた会見で、「休みの日でも緊張が解けず、ずっと緊迫した気持ちで過ごしてきた」と8年間を振り返った大久保氏。「いま、人にはスカッとした顔をしていると言われる」と穏やかな表情で語った。
 
 大久保氏は任期中の成果として、都市計画道路3・4・18号の全線開通と行財政改革を挙げた。一方で、「美しい景観の街づくり」については、「財政的な負担も大きいので中途半端な状態。もっと(お金を)かけるところにかけて、やっておけばよかった」と心残りをみせた。待機児童については「やれることはやってきた。結果が伴わず、申し訳ないという気持ちはあるが、やり残したという感じではない」と述べた。
 
 8年間の自己評価で「自分では百点できたと思っている」と評価した大久保氏。次期市長はまだ決まっていないが、「自分の進めたことは決して間違っていないと思う。継承してもらいたい」と期待を示した。
 
 会見後は、市役所仮本庁舎の駐車場で佐藤尚美副市長が大久保氏に花束を贈呈。大久保氏は大勢の職員に見送られながら庁舎を後にした。  

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音楽ホールでレクチャーコンサート
児童・生徒がバイオリン名器の音色楽しむ


曲ごとに渡辺さんが分かりやすく解説

 青少年のためのレクチャーコンサート「名曲を聴こう」が先月17日に浦安音楽ホールで開かれ、音楽に興味・関心を持つ同市内の児童・生徒と教諭など218人が、世界的なバイオリニスト・渡辺玲子さんとピアニスト・江口玲さんによる演奏と解説を楽しんだ。
 
 浦安市と日本音楽財団との協定に基づく若者向けコンサート。同協定では、名器・ストラディバリウスやガルネリを同財団から貸与されたバイオリニストのコンサートを同ホールで開くことも定められている。
 
 渡辺さんは、特に低音が魅力のガルネリ(1736年製「ムンツ」)を貸与されたバイオリニスト。コンサートでは、ガルネリの特徴を紹介しやすい『G線上のアリア』(バッハ)、バイオリンソナタの演奏形態を紹介しやすい『ピアノとバイオリンのためのソナタ イ長調第1・2楽章』(セザール・フランク)、20世紀の音楽の自由さが分かりやすい『ルーマニア民俗舞曲』(バルトーク)と『ツィガーヌ』(ラベル)などを演奏した。
 
 演奏を聴いた市立明海中管弦楽部1年生の菊地清子さんと江利川結月さん、冨田萌子さん、平尾百合香さんは「渡辺さんの指の使い方、音の迫力がすごく、体全体を使って観客に音楽を聞かせていてあこがれる」と言う。渡辺さんは「子供たちの中から、10年後、20年後にバイオリニストが生まれてくることを願ってステージに立った」と話していた。  

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浦安市墓地等の経営許可条例
市と周辺住民への説明・協議を義務付け

 浦安市は、市内の納骨堂建設で問題となった「墓地等の経営の許可等に関する条例」の一部を改正し、4月1日から施行する。先月20日に閉会した市議会定例会で可決された。市は、墓地や納骨堂の無秩序な乱立を防止することを目指し、経営計画の申請予定者には新たに、市との事前協議と周辺住民への説明・協議などを義務付けた。
 
 市内産婦人科医院の隣接地で宗教法人が納骨堂を建設することについて、市医師会が反対する要望書を市に提出したことと、都心部で納骨堂が乱立して建設反対運動や訴訟などが起きていることなどから、市は同条例の一部を改正した。
 
 同条例では、納骨堂を含む墓地の経営許可の申請者に、市との事前協議や周辺住民への説明・協議、計画標識の設置などを新たに義務付け、協議や説明などをしなかった場合は勧告を行うことを盛り込んだ。これら手続きを適正に行ったかどうかが市の経営許可の審査に反映される。経営計画申請者の要件では、市内で5年以上事務所を持つ宗教法人に限定することも加えた。市内の宗教法人では5年以上は18法人で、5年未満は0。
 
 3月31日までに工事に着手していれば、申請予定者に事前協議の義務はなく、建物が竣工し、経営の準備が整った後に行う申請に基づいて審査する。
 
 パブコメ意見41件
 
 同条例の改正にあたっては条例改正の骨子案についてパブリックコメントが行われ、41件の意見が提出された。産婦人科医院の隣接地で納骨堂の建設が進んでいることを踏まえてか、病院や学校などの近くで納骨堂の経営を許可することに反対、あるいは距離制限を設けることを求める意見が多かった。厚労省の「墓地経営・管理の指針」(都道府県等の⾏政運営のための指針)では「(設置場所は)病院などとの距離が一定程度以上あること」としているが、墓地についてであり、同条例では納骨堂において盛り込んでいない。
 
 事前協議と、周辺住民などへの説明・協議については「当事者任せに見えてならない」という意見があったが、市は「周辺住民などとの協議を尽くし、相互の調和を得られるように努めさせる。計画が、近隣住民の理解を得られるよう努めたうえで実施されるよう、計画者に助言などを行う」としている。
 
 納骨堂について社会的な問題となっている名義貸しについては「認めていない。経営計画や収支計画、決算資料などを提出させ、利用者保護の観点から永続的に安定した経営が可能かどうか審査する」としている。  

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悩みを持つ人に寄り添う
ゲートキーパー養成講座
浦安市、受講者を募集中

 浦安市は19日午後2時~同4時、悩みを持つ人に寄り添う方法を紹介する「ゲートキーパー養成講座」を市健康センター(猫実1の2の5)で開く。
 
 ゲートキーパーは、自殺を未然に防ぐため、悩みを持つ人に気づき、声を掛け、必要な支援ができる組織につなげる役割を担う。人間関係や借金、介護や子育てなど直接的な悩みを解決することとともに、「居場所がない」「人とのつながりが薄い」「自己肯定感が少ない」などの現代社会の傾向を改善することで自殺防止につなげる。市は「悩みを相談できる人が街中に増えることで互いに支え合い、悩んでいる人を減らしたい」と言う。
 
 講師は臨床心理士の田口学さん。講座の対象は同市内在住・在勤者、定員は申し込み先着60人。受講希望者は市健康増進課の窓口(同センター1階)か電話(381・9059番)で申し込む。  

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元ヤクルト選手から基本と楽しさ学ぶ
市川市少年野球連盟の野球教室


八重樫さんが児童に打撃を指導

 市川市国府台球場で先月17日、プロ野球・ヤクルトスワローズの元選手7人による野球教室が開かれ、市川市少年野球連盟第1ブロックに所属する6チームの児童165人が指導を受けた。
 
 元選手はNPO法人つばめスポーツ振興協会所属の井原慎一朗さん(66)と佐々木重徳さん(83)、松岡弘さん(70)、井上洋一さん(68)、寺沢高栄さん(68)、八重樫幸雄さん(66)、大木勝年さん(68)。児童は走塁とキャッチボール、守備、打撃の全般にわたって、基本的な体の使い方、ベースを踏む位置、グラブやバットの扱い方などを教わった。佐々木さんは気合を込めて、松岡さんや井上さんは冗談を交えながら、八重樫さんは子供たちの出来の良さに笑顔を浮かべながら指導をしていた。
 
 指導を受けた真間ウエスタンの選手は「プロ選手から直接学べてとてもうれしい。野球の楽しさ、基本の大切さを教えてもらえた」と喜んでいた。指導を終えた松岡さんは子供たちに「精進してスワローズもしくはプロ野球界に入ってください。お父さんお母さん、監督など皆の協力があって野球ができることに感謝して、大きく育ってほしい」と話した。  

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小学生がお寺で職業体験


読経を体験する児童たち

 市川市南八幡の清龍寺観音院で先月21日、市立大和田小学校の6年生2人が、学校の授業として職業体験を行った。
 
 同寺で職業体験をしたのは、田中篤利君と石原大河君。「寺ではどんなことをしているのか」「経の意味が知りたい」と興味を持っていたという。市教育委員会によると、市内では職業体験を行っている小学校はあるが、寺院で行われることは珍しいという。
 
 2人は、副住職から仏教の歴史や宗派などについて説明を受けたり、同寺の内部を案内してもらったりした。その後、寺の仕事として納骨壇や仏具などの清掃をしてから読経。読み方が難しい経文に苦戦しながらも、副住職が唱える経を見本として一緒になって読経したり、合掌する前後に鳴らす仏具「りん」をたたいたりして住職の仕事を体験していた。
 
 2人は「寺の掃除の方法や経について知ることができて良かった。経は読み間違えると意味が変わってしまうので間違えないようにすることが大切だと思った」と感想を話していた。  

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読書離れ? 減少傾向
浦安市立図書館の貸出冊数

 浦安市立図書館の昨年度の貸出冊数は、前年度よりも約6万3000冊(3・1%)少ない199万2908冊(中央図書館と分館・サービスセンター含む)で、過去10年間で最低となった。同図書館が先ごろ公表した。
 
 昭和58年度に市中央図書館が開館して以来、貸出冊数は市の人口増加に沿うように増え、平成22年度には過去最高の約235万冊を記録した。
 
 しかし、同23年3月の東日本大震災による市内の液状化被害以降は減少傾向が続いている。昨年度の市民1人当たりの貸出冊数は、前年度比0・51冊減の12・05冊。1日平均の貸出冊数は、322冊(5・1%)減の5985冊だった。
 
 各年度当初の市人口を見ると、大震災の影響で24年度は約2450人減の約16万2700人だったが、26年度以降は増加に転じ、昨年度は約16万5400人と震災前の人口に回復する中での貸出数減。市中央図書館では、活字離れやパソコンの家庭への浸透、スマートフォンの普及、電子書籍の活用に加え、高洲分館での耐震化工事に伴う休館などが響いたとみている。
 
 それでも人口15万以上20万人未満の浦安市と同規模の自治体の中で、「浦安はトップの利用水準をキープしているはず」(加藤竜治主幹)という。
 
 また、スマートフォンなどの普及に合わせ、27年度からは既設の図書館ホームページに加え、図書館ツイッターや浦安震災アーカイブのネット公開、音楽配信サービス(ナクソス・ミュージックライブラリー)などネット対応も強化。対面朗読や録音図書の貸し出しなどのハンディキャップサービスのほか、50万件を超す読みたい本のリクエストサービスの処理や名作映画鑑賞会なども展開し、「広く開かれ、喜ばれる図書館」として市民の支持を集めている。
 
 なお、昨年度約42万5500人が来館し、79万冊の貸出冊数を持つ中央図書館は、来年度中に大規模改修に入る。31年度後半まで休館するため、期間中の利用者対応が課題となっている。  

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講座・講演会

映像で語る『わたしたちの日本国憲法』
13日㈯午後2時―同4時
♣浦安市日の出公民館(日の出4の1の1)3階第1会議室
資料代300円
☎憲法を考える会・細井(080・5173・9166)
 憲法改正の可能性を踏まえ、同映像作品シリーズを視聴し、参加者で懇談する。今回は第7回『この憲法は時代遅れか』(50分)を視聴する。
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歴史ロマンの会第19回講座「関ヶ原見学講座 第1回」
16日㈫午後3時半―同5時半
♣浦安市当代島公民館(当代島2の14の1)第1会議室
入会金500円、会員1回会費1,000円、非会員1回会費1,500円、体験1,000円(1回限り)、テキスト代200円(メール配信の場合は無料)
☎同会・清水(354・2590か080・3450・7947)
 現地見学と事前の講義(毎月第2火曜日、同公民館)を行っている講座。今期は、3月に天下分け目の地・関ヶ原を丹念に巡る。講師は歴史ジャーナリストの藤井尚夫さん。「歴史好きな人、大歓迎」と同会。
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第53回けんこう教室「『あなたが、がんといわれたとき』~外科専門医が話す、医師のホンネ~」
20日㈯午前10時半―同11時半(要事前申し込み)
♣国際医療福祉大学市川病院(市川市国府台6の1の14)研究棟2階大会議室
無料(定員は申し込み先着150人)
☎同病院(375・1111)、eメール(ichikawa@iuhw.ac.jp)
 講師は同院外科統括部長の板野理医師。講演終了後はリハビリ体操を行う。

イベント

第16回浦安市ボランティアフェスティバル
21日㈰午後1時―同4時
♣市総合福祉センター(東野1の7の1)
入場無料
☎市ボランティアセンター(380・8864)
 同センター登録のボランティアグループの活動を知り、体験できる。ボランティア相談にも応じる。食事券や商品券、スパ利用券、ディズニーグッズなどの賞品が空くじなしで当たるスタンプラリーあり。抽選券は午後2時50分までにスタンプラリーを終えるともらえる。
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アジアン&ロシアンカフェ(浦安市国際交流協会の語学講座説明会)
28日㈰午前10時―正午
♣浦安市国際センター(JR新浦安駅南口の新浦安マーレ2階)
無料
☎同協会(381・5931=平日午前10時―正午、午後1時―同4時)、eメール(uifa@uifa-urayasu.jp)
 4月から始まる5カ国語(ベトナム、韓国、中国、インドネシア、ロシア)の初級講座(韓国語のみ中級あり)の説明会。講師と現在の受講生が、講座の内容やレベルを紹介し、各言語を披露する。事前予約不要。受講の資格は不問。講座の申し込みは、3月24日と25日の各午前9時―午後3時に同センターで開く募集会でのみ受け付ける。

自然観察

谷津干潟自然観察会
21日㈰午前10時―午後2時ごろ(雨天中止)
♣津田沼高校前バス停集合(JR津田沼駅南口から新習志野駅行き、または幕張本郷駅行きバス)
保険代200円(学生以下は無料)
☎千葉県野鳥の会・飯島(047・432・9416)
 カモ類やミサゴ、オオタカなどの猛禽類を観察する。持ち物は観察用具と飲み物、昼食。

相談

障害年金「無料個別相談会」
18日㈭午後1時半―同4時半(申し込み締め切りは17日)
♣市川市男女共同参画センター(市川1の24の2、市西消防署の上階)
無料(定員は申し込み先着10人)
☎NPO法人みんなでサポートちば事務局(070・1541・7661)、FAX(043・301・2311)、eメール(minsapo-chiba@mbr.nifty.com)
 社会保険労務士が障害年金の申請の方法やうつ病の人の申請の可否などの相談に応じる。参加希望者は行事名・実施場所・日時・氏名・年齢を電話かファクス、eメールで伝える。

募集

テレビ番組『開運なんでも鑑定団出張!』の「なんでも鑑定団in浦安」鑑定品と、観覧者
鑑定品の申し込み締め切りは19日必着、収録は3月21日㈬㈷午後1時(申し込み締め切りは2月2日必着)
無料
♣浦安市文化会館(猫実1の1の2)
☎浦安商工会議所青年部(351・3000)
 美術品からお菓子のおまけやおもちゃまで、鑑定してほしいものを募集。申し込み書は同商議所あるいは同商議所ホームページから入手し、必要事項を記入し、所定の写真を添えて同商議所に郵送。観覧希望者は往復はがきの往信裏面に「開運なんでも鑑定団観覧希望」と観覧希望者の氏名(2人まで可)・代表者の住所・電話番号を、返信表面に自分の宛先を書いて、同商議所「出張!なんでも鑑定団in浦安」観覧係(〒279―0004浦安市猫実1の19の36)に郵送。往復はがき以外での応募は無効。抽選の結果は3月上旬に発表する。

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