地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
　市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。

今週のNews

　□ＩＳＳ滞在の宇宙飛行士・金井宣茂さん〜出身地・市川でミッション完了を報告
　□市川市、次期クリーンセンター建設延期〜東京五輪の影響で建設費高騰
　□Ｘｍａｓイルミネーション点灯〜浦安市堀江つどいの広場で25日まで
　□浦安市、市民ワークショップで市の課題検討〜新総合計画骨子案に反映
　□これからのイベントなど

ＩＳＳ滞在の宇宙飛行士・金井宣茂さん
出身地・市川でミッション完了を報告

　昨年12月から今年６月まで国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）に滞在した市川市出身の宇宙飛行士・金井宣茂さん（42）が先月25日、同市国府台の和洋女子大講堂で市民ら約１５００人にＩＳＳでのミッション完了を報告した。
　
　金井さんは、同市立稲荷木小と習志野市の東邦大付属東邦中学・高校を卒業。今回のイベントは、市川市と同市教委、東邦大付属東邦中学・高校が開いた。
　
　金井さんは、ＩＳＳについて「サッカー場と同じくらい大きい」「90分で地球を一周してしまうようなすごいスピードで周っている」などと解説し、「ＩＳＳでの一番の仕事は科学実験。無重力空間で、アミロイドというタンパク質の一種を結晶化させる実験を行った」と、自ら行った実験について説明。ロボットアームの修理をしたという船外活動については「周りに何もない宇宙が広がっているのは怖くて雄大な感じ。非常に面白い経験だった。宇宙だから上下左右がない。足元に地球が広がっているのは不思議な感じがした」と、貴重な体験談を伝えた。
　
　来場者からの「ＩＳＳに入った瞬間と、宇宙空間に入った瞬間はどっちが感動したか」という質問に、「宇宙に入った瞬間が感動した。天井からつり下げられているような変な感覚になり、『これが無重力という感覚なんだ』と思った」と、当時の心境を語った金井さん。最後は「楽しい、あっという間のひと時だった。きょうのセッションを通してもっともっと宇宙を身近に感じてもらえれば。引き続き宇宙開発を頑張っていきますので、温かいご声援をよろしくお願いします」と締めくくった。
　
　会場に来ていた市立国分小５年生の男の子は「宇宙に着いた瞬間の話が印象深かった。貴重な話を聞けて良かった」と笑顔だった。 　

市川市、次期クリーンセンター建設延期
東京五輪の影響で建設費高騰

　市川市は、ごみ焼却・破砕処理施設・クリーンセンターの老朽化に伴い、平成36年から本格稼働する計画で進めていた次期クリーンセンターの建設事業を、２０２０年東京五輪・パラ五輪終了後まで延期することを決めた。五輪開催に伴う建設需要の増加により、建設事業費が高騰しているため。先月19日に開かれた市の定例会見で村越祐民市長が発表した。
　
　現在のクリーンセンターは平成６年から稼働。当初の使用期間は同25年までだったが、同22～25年にかけて延命化の工事を行い、同35年まで使用できるようにしている。
　
　市は同36年から稼働する次期クリーンセンターの建設に向け、同27年度に基本構想を策定。翌28年度には基本設計を終え、来年度までの予定で環境影響評価を実施している。
　
　建設事業費は、基本設計の段階で約２８９億円と試算。しかし、現在は東京五輪の影響で４００億円超になると見込まれることから、五輪終了後まで状況を見定めることにした。
　
　建設事業は設計・施工一括発注で、工期は４年間の予定。入札や契約などの手続きにも時間を要するため、現クリーンセンターの使用期間も数年間延びることになる。市清掃施設計画課によると、その間の維持・管理費に影響を及ぼす可能性はあるが、適切に維持・運営すれば使用期間を延ばせるという。
　
　現在の計画では、次期クリーンセンターの処理能力は１日３９６㌧。現クリーンセンターの同６００㌧と比べ、規模を約３分の２に縮小する。市は、この延期期間中にもごみ削減による次期クリーンセンターのさらなる規模縮小や、焼却時の熱で発生させた電気の災害時の活用などを検討するとしている。先月19日に開かれた定例会見で、村越市長は、現在もごみの資源化・削減に向けたプランを検討している状況を説明した上で、「延期の間にごみを減らす取り組みを同時に進めることができれば、五輪後に建築費用が落ち着いて、それに加えて小さいものを作れる。適切な時期に適切な判断ができたと考えている」と述べた。 　

Ｘｍａｓイルミネーション点灯
浦安市堀江つどいの広場で25日まで

　浦安市のフラワー通りと新中通りの交差点そばにある堀江つどいの広場で１日、「クリスマスイルミネーション点灯式」（浦安市社会福祉協議会主催）が行われ、たくさんの近隣住民や親子が見守る中、建物や樹木が華やかに彩られた。クリスマスイルミネーションは25日まで毎日午後４時半から同９時まで点灯される。
　
　平成25年から毎年恒例となっているクリスマスイルミネーション。カウントダウンに合わせて１万数千個のＬＥＤライトが点灯されると、来場者は歓声を上げ、イルミネーションを眺めたり写真を撮ったり、クリスマスミニコンサートを楽しんだりしていた。
　
　３歳の子供と訪れた近隣の30代の女性は「とてもきれい。クリスマスが近づいているんだな、と実感した」と話していた。 　

浦安市、市民ワークショップで市の課題検討
新総合計画骨子案に反映

　浦安市の将来目標・理念と施策の方向性を定める「総合計画」の策定に向けて10月と11月に計２回開かれた市民ワークショップ（ＷＳ）で、市民70人がさまざまな市の課題を挙げた。市は「総合計画の策定を待たずに、できることから取り組んでいきたい」との考えを示した。ＷＳで出た意見は策定のための基礎資料とする。策定の工程は、庁内の総合計画策定本部で来年度当初に骨子案を作成し、７月ごろに作成する素案については８月ごろにパブリックコメントを実施することとした。同計画の策定は来年末の予定。
　
　総合計画は基本構想と基本計画で構成。基本構想はまちづくりの将来目標・理念を同32年度からの20年間で定め、基本計画は基本構想実現のための施策の方向性を10年間の計画期間で示す。これらに基づいて優先的に取り組む具体的な事業は、計画期間３年間の実施計画で定める。
　
　ＷＳのメンバーは、市が年齢と居住地などを基に選んだ18歳以上の市民のうち応募した70人。子育てや市街地整備、地域コミュニティ、医療など７分野のうち自ら選択した分野のグループで浦安市の強みと弱み（課題）を挙げ、それぞれを伸ばし、改善するための基本的な取り組み、将来像を検討した。
　
　意見で弱みとして挙げられたものは▽博物館、美術館、ライブハウスなどがなく、文化度が低い▽診療所の配置が片寄っている▽特化した先進的な産業、企業が少ない▽湾岸道路が物理的にも精神的にも街を分断している▽電車が天候で止まりやすく帰宅困難になる▽新町は店が少なく、昼間に街を歩く人が少ない。夜間に暗い道が多い▽税務署や保健所がない▽歩道が狭くベビーカーの移動が不便▽元町は子供が遊べる公園が少ない▽農業体験ができない▽液状化の不安がある――などで幅広かった。強みに挙げられたものは概ね、▽都心へのアクセスが良い▽住空間が広い▽病院が多い▽学校施設が充実している▽公共施設・サービスが充実している▽コンパクトな街で交流しやすい――などだった。
　
　ＷＳに参加した会社員の川岸哲也さん（37）は「課題への意見は共通性があった。年齢の違いを越えて街を良くしたいという人と話せた」、会社員の篠塚誠司さん（35）は「子供のために市をどうするか、自分の意見を反映したかった。いろいろな世代の人と子育てについて話せて良かった」、大学生の濱島佑輔さん（22）は「普段から感じている良い点、悪い点を発表する良い機会。皆さんの意見、知らなかったことを聞けて良かった」と話していた。
　
　11日から意見展示
　
　浦安市は、公共施設や学校、ショッピングセンターの42カ所で市民に書き込んでもらった浦安市の強みや課題、将来のまちづくりへの期待などの意見を、11日から21日までの午前８時半～午後５時、市役所１階の市民ホールで展示する。
　
　市企画政策課は「総合計画は、まちづくりにおいてとても重要なもので、関心を持ってほしい」と言う。
　
　問い合わせは同課（☎７１２・６０３８番）。 　

これからのイベントなど

講座・講演会

平成30年度在宅医療講演会「人生の最期をどう迎えたいですか～自分で決めたい、自分のこと～」
🕒20日㈭午後１時半―同３時半
♣全日警ホール（市川市八幡４の２の１）
￥無料（定員は申し込み先着300人）
☎同市地域支え合い課（７１２・８５２１）
　同市内在住・在勤・在学者が対象。在宅緩和ケアを専門とするケアタウン小平クリニックの山崎章郎院長が講師を務める。

イベント

バルーンパフォーマンス X'mas Special
🕒９日㈰午前11時半―午後０時半、同２時半―同３時半
♣ニッケコルトンプラザ（市川市鬼高１の１の１）タワーコート
￥無料
☎同プラザ（３７８・３５５１）
　2015年にベルギーで行われたバルーンの世界大会で優勝したバルーンパフォーマー・Ｓｙａｎさんがバルーンアートを披露。15歳以下が対象のバルーンアート体験も行われる。定員は各回当日先着20人。
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緑の楽交「わらないリースとしめ縄作り」
🕒15日㈯午前９時半―正午（雨天決行）
♣大柏川第１調節池緑地ビジターセンター（市川市北方町４の1444の８）
￥100円（申し込み不要）
☎緑のみずがき隊事務局（０９０・８７７７・７１８６）
　市川市民プール隣りの北方ミニ自然園で収穫した稲わらを使い、クリスマスや正月の飾りにぴったりのリース・しめ縄を作る。汚れてもいい、動きやすい服装で参加。小学生以下は保護者同伴。
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『青べか物語』朗読会
🕒15日㈯午後２時―同３時半
♣浦安市郷土博物館（猫実１の２の７）屋外展示場「天ぷら屋」
￥無料（申し込み不要）
☎朗読あおべか・正田（３５３・３３０１）
　漁師町時代の浦安をモデルにした小説『青べか物語』（山本周五郎）を、当時の街並みを再現した同展示場で朗読する。今回は『はじめに』『家鴨』の章に加え、西脇いねの『いなさ風（南東風）』『しおて（冬の嵐）』を朗読する。
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革新懇市川12月集会「市民が動く 政治が変わる第二弾」
🕒15日㈯午後２時―同４時半
♣市川市市川公民館（市川２の33の２）視聴覚室
￥300円（定員は当日先着65人）
☎同団体・荒川（０９０・７７２１・５９６５）
　「市民と野党の共闘が政治を変える」がテーマ。沖縄知事選からの教訓と市川市政について、現地の市民や市川市議が報告する。
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名探偵ホームズと挑戦～怪盗ルパンがぬすんだものをとりもどせ～
🕒15日㈯午後２時―同３時半
♣市川市中央図書館（鬼高１の１の４）こどもとしょかん
￥無料（申し込み不要）
☎同館（３２０・３３４６）
　怪盗ルパンが出す問題を解いていく参加型ゲーム。対象は小学生とその保護者。
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火打ち石による火おこし体験
🕒16日㈰午後１時半―同３時半
♣市立市川歴史博物館（堀之内２の27の１、北総線北国分駅から徒歩約10分）
￥無料（申し込み不要）
☎同館（３７３・６３５１）
　歴史博物館のボランティアの指導の下、火打ち石を使ってロウソクに火を灯す。
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動植物園「調理室探検」
🕒16日㈰午後２時―同２時20分ごろ
♣市川市動植物園（大町284）管理棟の入口に集合
￥入園料430円（小中学生100円、未就学児無料）のみ必要（定員は当日先着20人）
☎同園（３３８・１９６０）
　普段は入れない調理室で、飼育員が動物たちのエサについて解説する。

映画

ベルホールシネマ
🕒15日㈯①午前11時②午後２時
♣市川市生涯学習センター（鬼高１の１の４）２階ベルホール
￥無料（定員は各回当日先着46人）
☎市川市文学ミュージアム（３２０・３３３４）
　①はアニメ『まえがみ太郎』（69分）、②はモノクロ無声映画『オペラ座の怪人』（75分）を上映する。

自然観察

季節を感じる散策会「クロマツのある街なみ」
🕒16日㈰午前10時―同11時半（荒天中止）
♣市川市市川公民館（市川２の33の２、ＪＲ市川駅から徒歩約３分）集合
￥無料（申し込み不要）
☎市川自然博物館（３３９・０４７７）
　市川市の木「クロマツ」が群生する菅野周辺を同博物館の学芸員とともに散策する。

なかま

介助ボランティアグループ「あいあい」会員募集
🕒月２回程度
♣浦安市内の小学校、障害者施設など
￥無料
☎同会・山崎（３５０・５２６７）
　障害者・高齢者の自立に向けたサポートや施設の手伝い、小学校での福祉体験学習の支援などを行う。「資格が無くても参加できる活動。会員との交流の場を設け、楽しく活動している」と同会。月１回１時間から参加できる。
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曽谷フィルハーモニックオーケストラ団員募集
🕒月３回（土曜日か日曜日）
♣船橋市西部公民館（本中山１の６の６）ほか
￥月2,500円（学生割引、家族割引制度あり）
同団（soyafil@hotmail.co.jp）
　バイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバスのほか、ファゴット・トランペットは１人ずつ、ホルン・トロンボーン・バストロンボーンはオーケストラ経験者１人ずつを募集。ホームページ（http://soyaphil.html.xdomain.jp/）の団員募集ページから申し込む。見学も可能。

子育て

浦安市社会福祉協議会東２支部社協 子育てサロン
🕒12日㈬午前10時―正午
♣浦安市老人クラブ会館海楽菜の花クラブ（浦安市海楽２の36の３、県立浦安高南側隣接の海楽公園内）
￥無料（申し込み不要）
☎同社協・大塚（３５５・５２７１）
　海楽、猫実１・２丁目、北栄４丁目在住の０～３歳児とその保護者が対象。広い公園や40畳の和室でのびのび過ごすことができる。

フリーマーケット

出店者募集
🕒①15日㈯午前９時―午後３時ごろ②16日㈰同時刻（いずれも雨天決行）
♣①市川市大洲防災公園（大洲１の18）②同白妙公園（富浜２の７）
￥①②500円
☎時遊空間ふれあい市・中村（０９０・８３０９・２３３７）