市川よみうり & 浦安よみうり online

今週のNews

 □大勢の来場者がバラの花を楽しむ~いちかわローズフェア
 □児童の校門通過時刻を記録~7月から順次システム導入
 □100円でゲームや飲食を楽しむ~浦安の百縁商店街、盛況
 □下水道1.2倍、スポーツ施設1.5倍~浦安市が10月から使用料など一部引き上げ
  


大勢の来場者がバラの花を楽しむ~いちかわローズフェア


さまざまなバラで彩られた会場

 市川市里見公園のバラ園で11日、「いちかわローズフェア」(市川市花と緑のまちづくり財団主催)が開かれた。よく晴れた汗ばむほどの陽気のもと、家族連れやカップルなど大勢の人々が訪れ、写真を撮ったりバラの香りをかいだりして楽しんでいた。
 
 会場ではバラの苗や季節の草花、新鮮な野菜、和洋菓子などの販売、市民参加のフリーマーケットなどが行われ、ステージでは同市消防音楽隊の吹奏楽演奏や、福祉団体のバンド演奏、マジックショーなどが披露された。八幡から来た勢田眞智子さん(66)は「昨年のフェアは見頃を過ぎていたが、今年はこれから咲くバラもあって楽しみ。いろいろな写真が撮れてよかった。ナデシコもきれいだった」と話していた。
 
 112種類、700株余りのバラを有する同園だが、フェア当日の咲き具合は6割程度で、まだつぼみの品種もあった。担当者は「気候にもよるが、18、19日あたりで満開になりそう」と話している。
 
 25日は大町で恒例のバラまつり
 
 市川市自然観察園(大町)内のバラ園で25日午前10時から午後2時まで、毎年恒例の「バラまつり」が開かれる。入場無料。雨天中止。
 
 同園は109種、1122株の春バラが植えられている市内最大のバラ園。会場では、バラの販売やバルーンアート体験会などが行われるほか、市内の障害者福祉団体による蒸しパンや飲み物などの出店もある。ステージも設けられ、市立五中吹奏楽部の演奏やハワイアンダンス、安来節チームの踊りが披露される。正午からはバラガイドツアーを開催。京成バラ園の職員と一緒に園内を回り、バラの種類などを学べる。
 
 担当者は「今年は例年より開花が少し遅めなので、ちょうどバラまつりで見頃を迎えるのではないか」と話している。
 
 問い合わせは市動植物園(☎338・1960番)。  

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児童の校門通過時刻を記録~7月から順次システム導入

 市川市は7月上旬から9月にかけて順次、ICタグを活用して児童の校門通過時刻を把握するシステムを、全市立小学校と市立須和田の丘支援学校(中・高等部を含む)に導入する。データは各校の専用パソコンに蓄積し、登下校した児童が学校や家に着かない場合などに状況確認に役立てる。保護者が月400円(税別)の有料サービスを利用すれば、校門通過時刻をメールで受け取ることもできる。
 
 導入するシステムは、NPO法人「ツイタもん」(大阪)が運営する「ツイタもん」。校門にセンサーと防犯カメラを取り付け、児童のランドセルに取り付けられたICタグが校門を通過すると、そのときの時刻と画像が専用のパソコンに保存される。このデータは「子供が登校したのに学校に着いていない」「子供が下校時刻を過ぎても帰ってこない」といった場合に、何時に誰と校門を通ったか確認するなどして状況確認に役立てられる。
 
 ICタグは縦6㌢、横4㌢、厚さ8㍉。希望する全児童に無償貸与される。
 
 ICタグやセンサー、防犯カメラ、専用PCは全てNPOが提供。システムの導入・運用経費に市の負担はないという。
 
 各校のシステム設置時期は7月または9月。校舎の建て替え工事をしている塩浜学園のみ、来年8月を予定している工事終了に合わせて設置する。
 
 児童の登下校見守りシステムの導入は、村越祐民市長が就任前に保護者から要望を受けていたという。市によると、類似の有料システムは市立中国分小で導入されているが、ツイタもんの導入は県内の自治体で市川市が初めて。  

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100円でゲームや飲食を楽しむ~浦安の百縁商店街、盛況


ザリガニ釣りなど子供向けの店が集まる通りも大勢でにぎわう

 東西線浦安駅周辺で11日と12日、たくさんの飲食物やゲームなどが100円で楽しめる「第7回浦安百縁商店街」が開かれ、大勢の来場者が飲食物に舌鼓を打ったり、ゲームやステージパフォーマンスなどを楽しんだりしていた。
 
 市内の魅力ある商店を多くの人に知ってもらおうと、浦安市商店会連合会が毎年開催。焼きそばやピザ、唐揚げなどの飲食店のほか、ハンドエステや占い、電子ドラムなどが体験できる出店など約120店が並んだ。子供たちが企画・出店した「こども商店街」にもたくさんの人が訪れ、店員の子供が商品を宣伝する掛け声や、ゲームや菓子を楽しむ子供たちの声でにぎわっていた。
 
 会場内にはパフォーマンスができるステージ・ブースも設置。ダンスや大道芸、楽器演奏などが披露され、観客から大きな歓声や拍手が起こるなど盛り上がっていた。
 
 駅のイベント告知の掲示を見て訪れたという海楽在住の村岡滉人さん(25)は「1年前に浦安に引っ越してきたばかりなので、このイベントは初めて。値段が安いし、普段行かないようなお店の料理を食べることができて良かった」と、満足そうに話していた。  

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下水道1.2倍、スポーツ施設1.5倍~浦安市が10月から使用料など一部引き上げ

 浦安市は10月1日から、下水道使用料を約1・2倍、スポーツ施設や文化会館など一部の公共施設の使用料を約1・5倍に引き上げる。下水道使用料の引き上げは、1984年の公共下水道サービス開始以来初めて。下水道管の老朽化などに伴う今後の維持管理費の増加を考慮し、引き上げに踏み切った。
 
 市は、使用料等設定・改定基準に関する指針に基づき、受益者負担の適正化を目的に、近隣自治体の料金も参考にして3年ごとをめどに使用料などを見直している。今回の引き上げ幅は、多くが同指針で定めた上限である1・5倍。使用料などを定めた各条例の改正案が2月の市議会第1回定例会に提出され、可決された。
 
 10月から料金が変わるのは、下水道、市文化会館、公民館、各スポーツ施設の使用料と、エンゼルヘルプサービスと粗大ごみ運搬の手数料、普通財産貸付料。
 
 同市の下水道料金は、埋め立て事業の展開に合わせて開発事業者が下水道を整備してきたため、市の整備費用が抑えられ、他市と比べて低い料金設定で据え置いてきた。だが今後は、下水道菅の清掃や補修、汚水処理場の運営など、維持管理に多額な費用が掛かるとみられる。3年前にも改定を検討したが、東日本大震災の影響を鑑みて改定を見送っていた。
 
 下水道の新料金では、基本料金となる1カ月10立方㍍以下の下水道使用料金が、現行の税込み702円から858円となるなど、全料金区分で消費税増税分も含めて約22%上がることになる。10月の使用分から適用され、9月の使用分までは従前の料金となる。
 
 市文化会館は、ホールや会議室、和室、冷暖房、浴室の使用料が消費税率分を除いて約1・5倍に引き上げられる。ただし茶室は約2分の1に引き下げる。このほか、東野プールや中央武道館、球技場など一部のスポーツ施設使用料も約1・5倍に引き上げられる。
 
 公民館の使用料は、これまで利用時間帯によって1時間当たりの使用料が異なっていたが、10月からは区分を撤廃し、全時間帯で1時間当たりの使用料を統一。午後5時までの料金は上がるが、同5時以降の料金は下がる。
 
 文化会館、スポーツ施設、公民館の新料金については、使用申請の日付を基準としており、10月1日以降に申請されたものに適用される。利用が10月1日以降でも9月30日以前に申請された場合には、従来の料金となる。
 
 このほか、家事・育児をサポートするエンゼルヘルパーの派遣料は1時間500円から700円に、粗大ごみの運搬については1㌔あたり43円から55円に引き上げられる。
 
 なお、その他の使用料・手数料については同日から、消費税増税分が引き上げられる。  

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