市川よみうり & 浦安よみうり online

今週のNews

 □小塚山公園の拡充部オープン
 □市川市、パートナーシップ制度創設へ
  要綱案への意見を募集中

 □新型コロナの終息願う
  浦安の夜空にサプライズ花火

 □浦安市、市斎場の増築工事に着手
  供用開始は来年10月

 □葛飾八幡宮境内を彩る菊の花
  菊花展、葛飾八幡宮で15日まで

 □浦安市、市役所の手続き待ち
  ネットで状況を表示

 □野菜ソムリエプロの厳選〝旬〟野菜BOX
  市川の読売新聞販売店から野菜を宅配

  

小塚山公園の拡充部オープン


拡充部分に流れる人工的な小川

 市川市小塚山公園の拡充部分(北国分3の1)が先月8日、全面オープンした。拡充部分は面積約1・9㌶で、同公園とその北東部にある堀之内貝塚公園の間の外環道路沿いに位置する。小塚山公園の面積は、既存の敷地と合わせて約4・6㌶となった。
 
 拡充部分のコンセプトは、水と緑をつなぎ、里山の自然を育みながら地域の全ての人が安心して集い交流する「環境ふれあい公園」。全長約300㍍の人工的な小川とその両端の池、芝生やクローバーで覆われた約2200平方㍍の多目的広場を整備した。小川では水辺の生き物を観察できる。小川沿いの遊歩道には、自然になじむように木質チップを使用。植栽は、在来種のシラカシやケヤキ、イヌシデなどのほか、サクラなどを植えた。先月28日に娘と愛犬と同地を訪れていた中国分在住の40代の男性は「結構来ている。川があるのが良い。歩道が歩きやすい」と話していた。
 
 拡充部分は3月に完成し、4月からトイレや駐輪場(18台)、駐車場(10台)など一部がオープンしていたが、芝生やクローバーの養生のため全面オープンは10月になった。
 
 管理棟は建設中で、今年度末に完成する予定。拡充部分は将来的に、既存部分と橋で結ぶ計画という。  

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市川市、パートナーシップ制度創設へ
要綱案への意見を募集中

 市川市は、同性愛者やトランスジェンダーといった性的少数者などのパートナーシップ関係を公的に証明する制度の創設に向け、要綱案を作成した。15日まで公開し、意見を募集している。パートナーシップ制度は、県内では千葉市と松戸市、浦安市が導入している。
 
 市が公表している要綱案では、市は人生のパートナーとなる2人の「パートナーシップ」と、双方または一方の未成年の子を含む「ファミリーシップ」の届け出受理証明書と同証明カードを交付する。届け出ができる要件としては▽いずれか一方が市川市在住または転入予定である▽成年である▽婚姻をしていない▽他の者とパートナーシップ関係にない▽近親者ではない(同性パートナーの養子縁組を除く)――を列記。届け出が性的少数者のカミングアウトにつながらないよう、同性同士には限定していない。
 
 法的効力はないため、証明を受けても遺産相続や所得税の配偶者控除などの権利は得られないが、今年度から同制度を導入した浦安市では、市営住宅での同居や市の災害見舞金の申請などが認められている。市川市は、どのような施策が対応可能か検討を続けるとともに、市民や民間事業者に対しても適切に対応するよう周知啓発するとしている。また、民間事業者がブロックチェーン技術を活用して交付した証明書を、市の証明書と同等に扱うことも予定しているという。
 
 要綱案は、市のホームページと市多様性社会推進課(市男女共同参画センター4階)、市政情報コーナーで公開中。15日まで意見を提出できる。集まった意見と市の考え方は12月ごろに公表する予定。
 
 問い合わせは同課(☎322・6700番)。  

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新型コロナの終息願う
浦安の夜空にサプライズ花火


浦安市の夜空を彩る花火=市役所から撮影

 浦安市ふるさとづくり推進協議会(石川正純会長)と市は先月22日、市高洲海浜公園近くの海岸で、新型コロナウイルス感染症の終息を祈願したサプライズ花火を打ち上げた。約8分間の短い時間だったが、4号玉やスターマインなど約120発の花火が浦安の秋の夜空を彩った。
 
 同協議会と市は毎年7月に花火大会を開催しているが、昨年に続き、今年もコロナの影響で中止となった。だが、市民に希望や元気を届け、素敵な思い出を作ってもらおうと、悪疫退散の願いも込めて小規模ながら花火を打ち上げた。打ち上げ場所や詳細な日時は、密を避けるため周知しなかった。
 
 この日は朝から雨模様だったが、打ち上げの時間が迫ると雨が止み、澄んだ空気の夜空に色鮮やかな花火が上がった。明海在住の40代の男性は「自宅で音を聞いて何だろうとベランダに出たら花火が上がっていて、家族で楽しんだ。短い時間だったが、家族みんな喜べてとても良かった」と話していた。「この日に花火が上がるのでは」と見当をつけて訪れたという埼玉在住の50代の男性と都内在住の30代の男性は「みんなの気持ちが伝わる花火だった」と感慨深げに話した。
 
 当日の様子は動画投稿サイト「YouTube」で閲覧できる。  

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浦安市、市斎場の増築工事に着手
供用開始は来年10月

 浦安市千鳥にある市斎場の増築工事が、既存の建物の南西側で10月から始まった。式場や霊安室などを備えた地上1階の鉄骨造りで、延床面積は348・99平方㍍。来年7月の完成、10月半ばごろの供用開始を目指す。建築工事費は2億5025万円。
 
 既存の斎場は、50席の式場2室と100席の式場1室を備えているが、冬季など葬儀が重なる時期には、葬儀に至るまでに1週間から10日間待つことがある。4基ある遺体保管庫も全てふさがってしまい、民間の葬儀社などで保管することもあるという。
 
 そのため、増築する建物には式場1室と遺体保管庫6基を備える。式場は、会葬者50人未満の葬儀が近年増えていることから、30人規模とした。遺体保管庫は既存の4基と合わせて10基になる。
 
 建物の基礎構造は杭工法を採用。地盤調査の結果、11㍍の深さまで液状化の恐れがあることから、18㍍の杭を打つ。
 
 工事期間中は駐車場が狭くなるが、既存の施設はそのまま利用可能。できる限り葬儀などに影響がないよう、夜間や友引の日に工事を行うなど、最大限配慮するという。
 
 問い合わせは斎場(☎316・3611番)。  

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葛飾八幡宮境内を彩る菊の花
菊花展、葛飾八幡宮で15日まで



 市川市菊華会(竹内武雄会長)の「第63回市川市菊花展」が同市八幡の葛飾八幡宮境内で始まり、白や黄、ピンクなどの花が訪れた人を和ませている。15日まで。入場無料。
 
 展示されているのは厚物や厚走り、一文字など、会員10人が育てた約15種150鉢。先月31日に東京都江戸川区から訪れていた50代の女性は「大輪の菊を見ていると、育てた方々の努力を感じる」と話していた。同会は「半年間をかけ、丹精込めて丁寧に育ててきた。ぜひ多くの方にご覧いただきたい」と願っている。
 
 開催時間は午前9時半から午後3時半まで。雨天決行。  

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浦安市、市役所の手続き待ち
ネットで状況を表示

 浦安市は今月から、市民課と市民税課、国保年金課、こども課、保育幼稚園課で手続きを待っている人の数や現在の呼び出し番号を、インターネット上で確認できるようにした。番号券に印字された二次元コードや市ホームページから当該ページにアクセスできる。受付後に待合スペースで待つ必要がなくなるため、市は「コロナ禍の〝密〟回避の一助になる。市民の利便性も向上すれば」と話している。
 
 待合スペースには、番号表示用のモニターと広告表示用のモニターを設置。既存の発券機も入れ替え、新システムを導入したが、導入費とランニングコストは契約事業者が広告収入で賄うため、市の支出はないという。  

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野菜ソムリエプロの厳選〝旬〟野菜BOX
市川の読売新聞販売店から野菜を宅配


厳選野菜を手にする安西さん(左)

 野菜ソムリエのプロが選んだ南房総の新鮮野菜が自宅に届く――。読売新聞販売店の加藤新聞舗が先月から、「厳選旬野菜BOX」のデリバリーサービスを始めた。
 
 館山の野菜ソムリエプロ・安西理栄さんが厳選した野菜やフルーツなどの宅配事業「リエビン」とのコラボ事業。先月は小松菜とラディッシュ、カーリーケール、スイスチャードなど9種と館山産の純系名古屋コーチン卵(6個)の詰め合わせ。南房総の野菜について安西さんは「温暖な気候で旬が早く、春の菜の花は11月など、一足早く味わえる。寒暖差も大きく、甘みが強い。レタスが特に名産」とアピールする。セットの分量は、4人家族で3~4日分が目安。毎月1回注文を受け付け、収穫から約48時間で届ける。
 
 安西さんは昨年5月からリエビンをスタート。「2019年の台風で大きな被害を受けた南房総の生産者の農家を支援したくて始めた。でも、立ち直ってきたところにコロナ禍…。生産者を支援しつつ、新鮮な野菜を県内の皆さん、特にお子さんたちにお届けしたい」と言う。
 
 料金は3996円(送料込み・税込み)。対象はYC市川とYC国府台の区域。詳細は10日の読売新聞折り込み広告を参照。問い合わせは加藤新聞舗文化事業部( 0120・378・021番=午前9時―午後5時)。  

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