市川よみうり & 浦安よみうり online

今週のNews

 □「いじめを撲滅しよう!」
  南行徳中でオレンジリボン活動

 □動植物園で鷹の実演
  市川市が協定締結

 □市川市市民活動団体補助金
  交付数は前年からやや回復

 □8人・1団体を表彰
  浦安市市民功労者

 □浦安市、市長・職員らのボーナス減額
  人事院勧告で年0・15カ月分

 □千本公孫樹 闇夜に映える
 □自転車マナー向上活動を開始
  市川駅周辺で出陣式

  

「いじめを撲滅しよう!」
南行徳中でオレンジリボン活動


ブレザーに付けられたオレンジリボン

 市川市立南行徳中で10月21日から26日にかけて、いじめ撲滅を願う「オレンジリボン活動」が行われた。
 
 この活動は、市内では2003年に同校で始まったとされ、市立妙典中や同五中でも行われている。南行徳中では期間中、各学年室の前に受付を設け、「『いじめをしない、させない、許さない』ことを宣言します」と記された誓約書を提出した生徒に、生徒会の役員が作ったオレンジ色のリボンを配る。今年は、活動期間と3年生の三者面談期間が重なってしまったが、1年生と2年生の約3分の2がリボンをつけたという。
 
 オレンジ色には「いじめの持つ冷たさとは対極の、太陽のように温かく大きな心」との意味が込められており、リボンを付けることで、いじめをしない意思表示となる。リボンは制服のブレザーの襟元のフラワーホールに付けるタイプで、ブレザーを着なくなる衣替えの時期まで半年ほど付け続けるという。
 
 生徒会役員の生徒たちは「リボンを広めて、安心して学校に来られる環境づくりをしたい」「いじめで苦しんでいる人がいるなら、少しでも気持ちを軽くする一助にしたい」と期待を込める。生徒会長の吉田采史さんは「オレンジリボンがなくても、いじめをしない温かな学校を目指したい」と願っている。  

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動植物園で鷹の実演
市川市が協定締結


締結報告会で鷹を腕に乗せる村越市長(左)

 市川市は、猛禽類を使った害鳥の駆除・防除などを手掛けるグリーンフィールド(大阪府、伊駒啓介社長)と「市川市動植物園への支援に関する協定」を締結した。
 
 同社は、2019年から市の依頼を受け、鷹を使って東西線行徳駅前のムクドリを追い払っており、今回の協定は市が同社に提案して6月に締結した。協定により同社は、同園での月2回程度の鷹の実演イベントや、同園の集客に関する調査・研究・アドバイスなどを行う。
 
 10月下旬に市役所第1庁舎で開かれた締結報告会では、伊駒社長の腕から数㍍離れた村越祐民市長の腕に鷹が飛ぶ実演が行われた。村越市長は「このような形で協定を締結でき、ありがたい。多くの市民に鷹の持ち味を知っていただきたい」とあいさつ。伊駒社長は「鷹匠の仕事を知っていただくとともに、なりたいと思っていただければ」と語った。  

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市川市市民活動団体補助金
交付数は前年からやや回復

 市川市市民活動団体事業補助金制度の今年度の補助金交付団体と補助金額がこのほど決まった。交付団体数は52団体で、昨年度の47団体から5団体増加。交付決定時の交付額の合計は約611万円で、こちらも約519万円だった昨年度から100万円近く増えた。交付決定時で75団体、約934万円だった2019年度の水準には及ばないが、コロナ禍の影響で大幅に利用が減少した昨年度からはやや回復した。
 
 同制度は「営利を目的としない」「市内で活動している」「政治の主義を推進しない」などの要件を満たす活動に、30万円を上限に最大で事業費の2分の1を補助。ただ、事業の自立や新たな工夫を促すため、補助を受けて4年目以降になる事業については上限を15万円に引き下げる。
 
 昨年度まで申請は2回に分けて受け付けていたが、今年度はコロナ禍で計画を立てにくい団体に配慮して4回に分けて受け付けた。2月の1次募集では33団体、5月の2次募集では20団体、8月の3次募集では1団体が申請し、全54団体への交付を決定。このうち2団体が事業中止で申請を取り消した。10月の4次募集では申請がなかった。
 
 市ボランティアNPO課は「少しずつ活動が戻ってきており、新しく始めたいという声もある。コロナ前の水準まで戻り、さまざまな活動によって地域でつながりができれば」と話している。  

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8人・1団体を表彰
浦安市市民功労者


内田市長(前列中央)と被表彰者たち=浦安市提供

 浦安市は先月3日、市文化会館で第56回市民功労者表彰式を開き、自治・教育文化・社会福祉・保健衛生の分野で貢献した8人と1団体を表彰した。
 
 内田悦嗣市長は「これまでもさまざまな困難があったが、受賞者の皆さまのお力添えがあり、浦安は逆境を乗り越えてきた。今後も浦安の輝く未来のため、引き続きご尽力賜りますようお願いしたい」と式辞を述べ、表彰状を一人一人に手渡した。
 
 被表彰者を代表し、佐久間清さんは「私ども受賞者がおのおのの分野でささやかなりとも市のため人のため尽くせたのは、皆さま方のご協力の賜物。私共はこの栄誉と感激を終生忘れることなく、微力ながら市の発展と地域社会のために尽力したいと思います」と述べた。
 
 被表彰者は次のとおり。〈敬称略〉
 
 ▽自治=阪本一郎(市都市計画審議会長)、佐久間清(元自治会長)、増山滿(同)
 ▽教育文化=奥田英文(学校歯科医)、栢原美穂子(学校薬剤師)、浦安市国際交流協会
 ▽社会福祉=市坪惠利子(民生委員・児童委員)、栗原三枝子(元民生委員・児童委員)
 ▽保健衛生=大槻悦子(元市健康推進員)  

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浦安市、市長・職員らのボーナス減額
人事院勧告で年0・15カ月分

 浦安市は、国の人事院勧告などに沿い、一般職員と市長・副市長・市教育長の特別職、市議の期末手当(ボーナス)を年間0・15カ月分減額する。開会中の市議会第4回定例会で議案が可決された。今年12月の期末手当から適用され、計約9524万円削減される。
 
 国は、法改正が間に合わないため来年6月から引き下げ、今年度の分も同月のボーナスから減額するとしているが、浦安市は12月から引き下げた県に準じた。市川市は国に準じるとしている。
 
 浦安市の今年12月の期末手当支給額は、一般職員は1・125カ月分となり、平均で約5万4千円の減額となる。特別職は、新型コロナウイルス感染症対策の財源に充てるため10%削減されている給料の2・075カ月分で、市長は18万1440円減の250万9920円。市議は2・075カ月分となり、9万3600円の減額で、議長は11万3400円減の156万8700円となる。  

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千本公孫樹 闇夜に映える


闇夜に浮かび上がる千本公孫樹

 市川市八幡の葛飾八幡宮で先月27日と28日、ライトアップされた御神木「千本公孫樹」が闇夜に浮かび、訪れた人々を魅了した。
 
 千本公孫樹の推定樹齢は1200年で、樹高は約23㍍、幹囲は約11㍍。1931年に国の天然記念物に指定された。ライトアップは、同神社の氏子青年会などで構成する実行委員会が2012年から毎年実施。15年度には「市川市景観賞」を受賞している。
 
 今年は両日とも冷え込んだが、訪れた人々は千本公孫樹を見上げて「すごいね」「きれい」などと談笑したり、写真を撮ったりしていた。妻と訪れていた平田在住の50代の男性は「毎年来ている。コロナ禍だが、今年もライトアップしてくれてうれしい。写真を撮ったので、SNSに投稿しようと思う」と話していた。  

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自転車マナー向上活動を開始
市川駅周辺で出陣式


「頑張ろう」コールで意識を高める産官学の参加者

 「歩道の主人公は歩行者です」「歩道では自転車を降りよう」――。JR市川駅北口の駅前ロータリーで先月4日、自転車の運転と駐輪のマナー向上を促すキャンペーンが始まった。11年目の取り組みで、民間事業者と行政、警察がタッグを組み、より良い駅前空間の構築を目指している。活動は来年5月まで行われる。
 
 市川警察署によると、交通事故に占める自転車関連事故の比率は同署管内では約3割で、県平均の約2割よりも高いという。そのため、同駅周辺の活性化に向けてさまざまな活動をしている事業者組織・元気!市川会(田平和精会長)と市川市、同署が連携して同活動を開始した。
 
 期間中は、同駅周辺にポスターとのぼりを掲示し、駐輪場の利用を勧める街頭指導員がタスキを身に付け、文字と音声によるアナウンスで訴える。初日に開かれた出動式では、参加者が全員で「頑張ろう」コールをし、活動に向けて意識を高めていた。  

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