市川よみうり & 浦安よみうり online

今週のNews

□中山のおひなまつり
 80カ所に人形・つるしびな展示

□仮称押切橋 新年度事業化へ
 県が事前評価の調書作成

□新聞使って学びを広げる
 明海南小6年2組

□浦安市に私財を寄付
 新聞販売店など22組に市が感謝状

□浦安市、運動公園などの駐車場を有料化
 4月から 目的外利用抑制へ

□市川市長選出馬
 現職の村越氏表明

  

中山のおひなまつり
80カ所に人形・つるしびな展示


法華経寺で七段飾りのひな人形を鑑賞する来場者=20日

 市川、船橋両市の中山地区で3月3日まで、毎年恒例の「中山のおひなまつり」が開かれている。開催時間は午前10時から午後4時まで(会場によって異なる場合あり)。

 主催は、地元の商店会や自治会、寺院などで構成する中山まちづくり協議会。昨年同様、コロナ禍の影響で甘酒の無料接待やミニコンサートなどのイベントは中止となったが、JR下総中山駅から市川市若宮3丁目までの地域にある寺社や商店など約80カ所に、ひな人形や手作りのつるしびなを展示している。

 市川市清華園や安房神社、法華経寺などでは七段飾りを展示。中でも、法華経寺本院には9台の七段飾りが展示されている。奥之院で展示されている「御殿飾り」は、京都御所や紫宸殿を模した建物に人形を配置したもので、近年では珍しくなっているという。

 同協議会の杉山巳佐喜会長は「感染対策を徹底したうえで、ぜひ来て楽しんで」と呼び掛けている。20日に若宮から家族で法華経寺を訪れていた30代の女性は「顔が人形ごとに違っていて面白く、かわいらしくて見ていて落ち着く。こういう大きな立派なものを見る機会は少ないので、来て良かった」と目を細めていた。  

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仮称押切橋 新年度事業化へ
県が事前評価の調書作成

 県はこのほど、旧江戸川を渡って東西線行徳駅付近と東京都江戸川区をつなぐ(仮称)押切橋を新設する東京都との共同事業「旧江戸川橋梁(仮称)新設事業」の公共事業事前評価自己評価調書を作成した。事業期間は2022年度から31年度末までの10年間で、全体事業費は120億円。1・0を超えると便益が費用を上回るとされる「費用便益比」は1・9としている。県は3月9日まで、同調書に対する意見を募集している。

 県の公共事業評価は事業の効率化や透明性の向上を図るため、県土整備部が実施する全体事業費40億円以上の事業を対象に実施。事業費を予算化しようとするときなどに行う事前評価と、事業採択後5年が経過したときなどに行う再評価、事業完了後5年以内などに行う事後評価がある。

 押切橋は、市川市の都市計画道路3・4・25号湊海岸線の一部。同都計道は、押切橋以外はすでに整備されているが、押切橋は1967年の都市計画決定以降、長らく事業化されてこなかった。

 ただ、江戸川と旧江戸川で県と都を結ぶ一般道の橋は、市川市内には押切橋から上流に約6㌔離れた市川橋と、下流に約2㌔離れた今井橋しかない。県は昨年度から、他の橋に交通が集中している状況や、災害時に帰宅困難者の経路を確保する必要性などを踏まえて事業化に向けて動き出し、今年2月に橋の取り付け部分の道路幅を拡張するなどの都市計画変更を決定した。

 橋の新設は都との共同事業として行う。事業区間の延長は都区間と合わせて約800㍍で、橋の幅員は15㍍。上下線各1車線の両側に自転車歩行者道を整備する。完成すると、行徳駅から都営新宿線瑞江駅へのアクセス性も向上する。

 調書に記されたスケジュールでは、新年度から調査・設計・用地取得に着手する予定。2025年度から本工事に着手し、31年度末に供用を開始するとしている。費用便益比は1・9で投資効果が見込めるとし、「周辺地域の交通混雑の緩和が図られ、救急活動や防災等の効果が見込まれる」としている。

 調書は県ホームページや県道路計画課企画班(県庁中庁舎4階)、県葛南土木事務所調整課(船橋市浜町2の5の1)などで閲覧可能。道路計画課企画班では配布もしている。  

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新聞使って学びを広げる
明海南小6年2組


外国名の出てくる新聞記事を探す児童たち

 浦安市立明海南小(津野瀨理惠校長、児童数256人)6年2組は14日、新聞を使って社会科の「政治・国際」を勉強する授業を行った。

 児童たちは、小学生向けの読売KODOMO新聞と読売新聞を読み、外国名が出てくる記事を抽出。ガーナでチョコレートの原料・カカオが温暖化の影響を受けていることや、新型コロナウイルス感染者はインドやブラジルで多く、世界で4億人を超えていることなどを学んだ。

 同クラス担任の鈴木裕貴教諭は「新聞はリアルタイムなことを知ることができるし、子供たちの興味を引くきっかけになる。教科書を飛び越えて学べる」と話した。  

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浦安市に私財を寄付
新聞販売店など22組に市が感謝状


内田市長(前列中央)と記念撮影する浦安新聞組合の島田会長(同右)と販売店店主ら

 浦安市はこのほど、2020年度に私財を寄付した企業や団体に感謝状を贈った。

 表彰を受けたのは、市立小・中学校26校の小学4年生以上の全249学級に朝刊を無償で配布している市内の読売、朝日、毎日、産経の各新聞販売店計7店など22組。贈呈式で内田悦嗣市長は「皆さまの善意を、市民が幸せを実感できるまちづくりの取り組みに活用していきたい」とあいさつし、感謝の盾を手渡した。

 小・中学校への新聞の無償提供は、「すべての教室へ新聞を」プロジェクトとして、市内の販売店で組織する浦安新聞組合(島田昌男組合長)が2009年9月に県内で初めて開始し、現在13年目。式典後、島田組合長は「毎日の学校生活で子供たちにいつでも新聞を読んでもらい、子供たちの成長に役立ててもらえれば」と話した。

 被表彰者は次のとおり。 〈敬称略〉
▽コスミック
▽コカ・コーラボトラーズジャパン千葉西支店
▽浦安鐵鋼団地協同組合
▽明治安田生命保険東京第一マーケット開発部
▽明治安田生命保険船橋支社
▽市川市農業協同組合
▽浦安ベイロータリークラブ
▽浦安ロータリークラブ
▽ワイズマート
▽ダイニチグループ
▽日本サンサイクル
▽京葉銀行
▽洋光
▽日本音楽財団
▽生活協同組合コープみらい
▽清水鋼鐵
▽朝日新聞浦安西部
▽朝日新聞浦安
▽読売新聞浦安センター
▽読売新聞新浦安センター
▽読売新聞新浦安舞浜センター
▽産経・毎日新聞浦安専売所  

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浦安市、運動公園などの駐車場を有料化
4月から 目的外利用抑制へ

 浦安市は4月から、市運動公園と市総合公園、市高洲海浜公園、浦安ドッグランの駐車場を有料化する。目的外利用の抑制と受益者負担の適正化が主な目的。今回有料化するのは、特に目的外利用の目立つ駐車場だが、市は今後、他の公共施設の駐車場についても有料化を検討していく。

 これらの駐車場では、目的外利用の駐車のため週末などに施設利用者が駐車できないこともあり、問題になっていた。有料化は、駐車場の適正利用を促すことが主な目的だが、担当者は「駐車するということは、一定時間その場所を占有することになる。受益者負担の公平性からも利用者の負担が大きくならない程度に有料化することにした」という。

 ただ、障害者や運動公園で開かれる大会のため長時間駐車が必要となる利用者への減免措置は無く、今後の課題となりそうだ。市は「減免については引き続き検討していく」としている。

 料金の支払いは、現金以外にクレジットカードや交通系電子マネー、スマートフォンによる決済もできる。

 各駐車場とも、有料化に伴う大きな工事はなく、入庫時にナンバーを読み取る機械と事前精算機を設置。駐車券やゲートは無く、出口付近での車の滞留も減らせるという。運動公園第1駐車場は出口と入り口がこれまでと入れ替わり、場内の進行方向もこれまでの左回りから右回りになる。

 4月からの運動公園とドッグランの駐車料金は、普通車は入庫後30分まで無料で、3時間半までは1時間当たり100円。それ以降、午前7時~午後7時は20分100円(土・日曜日と祝日は200円)、午後7時~午前7時は60分100円となる。施設利用者以外の長時間駐車を防ぐため、最大料金は設定しなかった。大型バスは入庫後30分まで無料、1時間当たり千円で、午前0時~翌午前0時は最大5千円とした。

 総合公園と高洲海浜公園も入庫後30分まで無料。以降は1時間当たり100円で、午前8時~午後10時までの昼間と、午後10時~午前8時の夜間に分けてそれぞれ最大600円とした。  

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市川市長選出馬
現職村越氏表明


村越氏

 市川市の村越祐民市長(48)は17日、市議会2月定例会の公明党の代表質問に対する答弁で、任期満了に伴う市長選挙(3月20日告示、同27日投開票)に出馬する意向を表明した。同選挙への出馬表明は、元衆議院議員の田中甲氏(65)と県議の守屋貴子氏(53)に続いて3人目。

 村越氏は県議、衆議院議員を経て2018年に市長に就任し、現在1期目。この日の答弁では、待機児童をゼロにするなどの保育・教育環境の充実や、「いちかわ生活よりそい臨時特別給付金」の交付、道路交通の改善、クリーンエネルギーの利用促進など市政の前進を行いながら、堅実に財政を運営したとして、「次の4年も市長として先頭に立って、より一層安心して暮らし続けられる街を築く。いま市長が交代すれば、多くの事業が中断する。いまは市政を足踏みさせるときではない」と述べた。  

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