市川よみうり & 浦安よみうり online

今週のNews

□環境・SDGsなど楽しく学ぶ 先月開催 いちかわ環境フェア
□市川市「市議のパワハラで職員が病気」はうそ 昨年8月に記者会見や議会で発言
□親子20組 ソフトボール体験
□浦安市の児童生徒「マスク外したくない」3割 市教委は熱中症懸念
□コロナ対策、安全優先 浦安市、今年も花火大会中止

環境・SDGsなど楽しく学ぶ 先月開催 いちかわ環境フェア


身近な取り組みとSDGsの関連を知れるカード引きをする子供たち

 市川市鬼高のショッピングセンター・ニッケコルトンプラザで先月5日、環境について考えるイベント「いちかわ環境フェア2022」が開かれ、来場者が環境とSDGs(持続可能な開発目標)について楽しく知見を深めていた。

 会場では、市や事業者、市民活動団体などが、環境やSDGsに関わる日頃の取り組みをパネルやクイズ、ゲームなどで紹介。カード引きのコーナーでは、来場者が「残さずたべて ごあいさつ ごちそうさま」と書かれたカードを引くと、ひもで結ばれた「つくる責任 つかう責任」と書かれたカードが持ち上がるなど、日常生活での取り組みとSDGsの目標の関係を楽しく学んでいた。

 環境パフォーマー・らんま先生による「エコ実験パフォーマンス」も実施。うがい薬で汚れた水をビタミンCを入れてきれいにしたり、段ボール箱をたたいて煙の輪っかを発射したりするパフォーマンスを交えながら、環境とSDGsについて講演した。

 本行徳から小学6年生の子供と夫と訪れていた女性は「自分にできることとして、ごみを減らしたり節水をしたりしようと思う」と話していた。  

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市川市「市議のパワハラで職員が病気」はうそ 昨年8月に記者会見や議会で発言

 市川市議からのパワハラが原因で市の職員が退職や病気になったとする昨年8月の市の発表がうそだったことが、先月21日の市議会答弁で明らかになった。職員9人が市議からパワハラを受けたと答えた昨年4月のアンケート調査も、この市議とのやり取りのみを議員のパワハラとして申告するよう、市幹部が特定の職員に求めていたという。当時、市の幹部の誰がこの事実を把握し、誰が指示していたのかなど詳細について、市は「議会答弁以上のことはお答えできない」としている。

 同市は昨年4月、全職員を対象にパワハラに関するアンケート調査を実施。その中で9人の職員が、越川雅史市議(無所属の会)から威圧的・高圧的な言動、度重なる無視、にらみつけなどのパワハラを受けたと訴えた。

 すると、市は録音・録画データや日時を記したメモなど客観的な証拠が無いまま、越川氏の弁明・反論も聞かずにパワハラと断定。同年8月、当時の村越祐民市長が記者会見で越川氏の実名を挙げて公表し、市議会に申し入れを行った。申し入れでは、パワハラにより退職した職員や病気休暇を取得した職員、不眠や高血圧などの薬を服用している職員もいるとしていた。

 ただ越川氏は当時、市長室のシャワー問題などで村越氏を厳しく追及していた議員の一人で、実名を挙げた唐突なパワハラの公表を疑問視する声もあった。越川氏は議会で「市政のチェック機能を果たす場面で語気を強めた、あるいは議論が物別れに終わることがあったとしても、パワハラと称されるようなことは絶対していない」と、強くパワハラを否定していた。

 今回の6月議会では、越川氏からパワハラを受けたというアンケートの回答は、職員が市幹部からの求めに応じて書いたものであることが判明。さらに、パワハラで退職や休職、薬の服用などを余儀なくされたという職員はいないことも明らかになった。

 市側は、9人の申告内容については信憑性があると判断した旨を説明しつつ、「十分な証拠や手続きに基づかずに記者会見で公表したり、この公の議場で発言したことは極めて不適切でした」と越川氏に謝罪。退職者や休職者などがいたという公表内容は「誇張」だったとし、この点については「訂正することに時間をかけてしまい、ご迷惑をおかけしました」と謝罪した。  

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親子20組 ソフトボール体験


試合形式でソフトボールを体験

 浦安市ソフトボール協会は先月11日、ソフトボールの楽しさを子供たちに体験してもらおうと、同市今川球技場で「親子で遊ぼうソフトボールの集い」を開いた。参加した小学生とその保護者約20組が、協力した市立浦安中ソフトボール部の部員たちと一緒にソフトボールを楽しんだ。

 参加者は、体験用の軟らかいボールを使ったキャッチボールや、軽いバットでスタンドに置いたボールを打つティー打撃からスタート。続いて公式球を使ってのティー打撃や試合形式でのティー打撃、ボールを投げて9つの的を射抜く「ストラックアウト」を行い、子供たちが歓声を上げて楽しんでいた。

 ティー打撃では、協会のメンバーが「右利きの人は、傘を持つように右手でバットを軽く握り、左手を添えて、バットを寝かせてまっすぐ打って」とアドバイス。最初は空振りしていた子供たちもすぐにボールに当たるようになり、どんどん遠くへ飛ばしていた。

 市立美浜南小4年の女の子は「初めてソフトボールをやったが、ボールを捕ったり、うまく打てたりして楽しかった」と満足そう。40代の父親は「コロナ禍で、親子でキャッチボールをする機会もなかなかなかったが、こういう機会が増えてくれるのはありがたい」と話していた。  

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浦安市の児童生徒「マスク外したくない」3割 市教委は熱中症懸念

 浦安市立小中学校の児童生徒の約3割が「マスクをなるべく外したくない」と思っていることが、同市教育委員会が先月実施したアンケート調査で分かった。市教委は、これから熱中症の危険性が高まるため、引き続き場面に応じた着脱指導を行っていくとしている。

 市は5月27日、国や県の見解などを受けてマスク着用の考え方を明示。市立小中学校では、登下校や体育、運動部の部活動、屋外での活動のときは、人との距離を保つか会話を控えれば、マスクの着用は必要ないとした。

 しかし、マスクを外したがらない子供も多いことから、市教委は先月10~16日、市立小学校の全2、4、6年生4112人と、市立中学校の全生徒3665人を対象に実態調査のアンケートを実施。90・1%が回答した。

 その結果、登下校時にマスクを「いつも外している」と回答したのは全体のわずか2・3%(160人)で、「いつも着けている」は79・8%(5592人)に上った。休み時間に外で遊ぶときや放課後に友達と遊ぶとき、休日の外出といった場面でも「いつも着けている」と回答した児童生徒が半数を超えた。

 また「外したくても外さない(外せない)ときがある」と答えた児童生徒は半数の3508人で、理由(複数回答)は「感染するのがこわい」が2201人で最も多く、次いで「みんなが外していない」が1322人、「外すのが恥ずかしい」が850人、「家族に言われている」が594人。学年別では、年齢が低いほど「感染するのが怖い」「家族に言われている」という児童生徒が多く、学年が上がるにつれて「みんなが外していない」「外すのが恥ずかしい」の回答が増える傾向にある。市教委は「6月に入っても学級閉鎖があり、感染への恐怖があると思う。思春期を迎え、いままでマスクで覆っていた顔を出すのが恥ずかしいという子供も増えてくる」という。

 「これからはマスクを外したいか」の質問には、21・1%(1476人)が「いつも外したい」、50・9%(3571人)が「場面によって外したい」と回答。一方、28・0%(1961人)の児童生徒は「なるべく外したくない」と答えた。

 これから気温が上昇する中、体育の授業などでマスクを着けていると、熱中症の危険が高まるが、児童生徒の意思でマスクを着けている場合は外すよう強制することは難しい。市教委は「熱中症の危険性を丁寧に説明し、一人一人に応じた適切なマスクの着脱を指導したい」としている。  

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コロナ対策、安全優先 浦安市、今年も花火大会中止

 浦安市ふるさとづくり推進協議会(石川正純会長)は先月21日、今年度の浦安市花火大会を中止にすると決めた。中止は3年連続。

 国から新型コロナウイルスの感染症防止策が求められる中、観覧者の健康と安全を確保した上で、安心して花火を楽しんでもらうことが難しいと判断した。  

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