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「人をつなぐ 未来へつなぐ」


「自分らしく学び自分らしく社会参加するために」〜市川市特別支援教育振興大会




 平成30年1月31日、市川市文化会館にて、「第23回市川市特別支援教育振興大会」が開催されました。

 【すべての子どもたちを対象に】

 「特別支援教育」とは、障害のある一部の子どもたちのための教育と思われがちですが、通常学級に在籍するさまざまな課題を持つ子どもも含め、すべての子どもたちを対象としています。「できた」「わかった」を感じられる授業づくりに向けて、特別支援教育の視点を活用することは、支援を必要とする子どもだけでなく、すべての子どもたちにとって、よりわかりやすくなる、いわゆる「ユニバーサルデザイン」の授業となります。

 【市川市の取り組み】

 大会では「市川市特別支援教育推進計画(第2期)」に基づき、市川市全体と各学校での取り組みについて、基調報告がありました。その中では、特別支援学級等で行われてきた授業の工夫が、通常の学級でも取り入れられている様子が、写真を使って具体的に紹介されました。

 また報告では、手話通訳者と映写スクリーンを使った要約筆記の方々が、必要な情報をサポートしました。参加者からは「話していることがスクリーンに映し出され、内容がとてもわかりやすかった」という感想もいただき、まさにユニバーサルデザインの報告となりました。

 【自分らしく表現する】

 予定されていた第五中学校の若草学級の発表は、インフルエンザのため、残念ながら映像での発表となりました。しかし、協力して取り組む発表会前の練習風景や学級での様子、生徒たちが自分の気持ちを声に乗せて歌い上げたハーモニーの美しさに、会場は感動の拍手に包まれました。

 【レジリエンスを育てる】

 最後に愛光病院精神科専門医の中野三津子氏による記念講演がありました。レジリエンス(心のしなやかさ)に着目して、学びにくさや生きづらさを感じている子どもたちにどう寄り添い、どう関われば良いのかを、事例を通じてわかりやすく話してくださいました。子どもと同じ目線で一緒に見る「共同注視」の姿勢で解決策を考え、肯定的な言葉をかけることが大切であることなど、日頃から気を付けたい子育ての大切なポイントを聞くことができ、多くの参加者から「とても参考になった」「家に帰ったら優しい言葉をかけよう」などの感想が寄せられました。

   (2017年3月24日)  

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運動器検診が導入されて




 【全国的な流れ】

 「運動器」とは、身体運動に関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称です。

 現代の子どもたちの健康課題として、次の4項目があげられたことに伴い、この「運動器」が注目されました。

 ①体力の低下
 ②骨折発生率の増加
 ③運動量の二極化
 ④体の硬い子どもの増加

 そして、国レベルの検討会が開かれ、平成28年度より全国で運動器検診が導入されました。

 この検診の目的は、隠れた運動器疾患を見つけること、運動のし過ぎによる障害を見つけ出すこと、体の硬い子を見つけ出し、ストレッチや運動を指導し、増えているケガや骨折を予防し生涯にわたる健康づくりに結び付けることです。

 【市川市の状況】

 市内の学校では、家庭と学校で体の動きや関節の痛み等で気になる点をあらかじめチェックし、内科検診の際に医師に診ていただきます。

 昨年度の検診の結果、医師から専門医等での受診を勧められた児童生徒は728名(2・3%)いました。全国では、4・1%であり、本市の割合は全国と比べて低い状況でした。

 項目としては、側わんに関することが、半数以上を占め、次いで腰に関することが多くなっております。

 専門医に診ていただいた結果、疾病・異常が認められた児童生徒が10名おりました。

 早期に異常を発見できることは、早期治療につながるので、運動器検診が導入された大きな成果と考えます。

 また、家庭と学校双方で事前にチェックすることは、運動不足による体の硬さや筋力不足等の子どもたちを把握できます。

 生涯にわたる健康づくりに向け、このような子どもたちへいかにストレッチや運動を指導し、体を柔らかくしたり筋力をつけていったりするかが大切になります。

 【市川市独自の取組】

  昨年度、学校関係者を対象とした健康教育講演会(市川市独自のヘルシースクールの取り組み)では、プロトレーナーの木場克己氏をお招きし、姿勢や体幹の大切さを学びました。

 一方、市内の各学校では、体育の日常化を図るために、「わんぱくタイム」や「朝運動クラブ」等の取り組みで毎日体を動かす機会を設けたり、授業や朝の会、部活動等で体幹や姿勢のトレーニングを取り入れたりしているところもあります。

 今後、各家庭でも日常的にできることの情報発信を通し、柔軟性の向上やケガや骨折の予防につなげていこうと考えております。

   (2018年2月24日)  

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図書館の地域資料について

 市川市の図書館では、千葉県及び市川市に関する資料を、地域資料として積極的に集めています。特に市川市に関する資料については、文化的、地理的特性に立脚した特色ある資料を、図書を中心に、パンフレット、地図等も含め、幅広く集めて市民の皆様に提供しています。

 ◆地域資料とは

 地域資料は、郷土資料と行政資料に大別できます。

 郷土資料は、地域の歴史や文化など、地域に関する多様な情報を含み、郷土への理解と愛着を深め、地域の魅力を高める貴重な市民の財産です。自らの住む地についての歴史や背景をひもとく大人の方々はもちろん、地域について授業で学んでいる子どもたちも、地元に伝わる昔話や梨づくりについての情報などを図書館で調べています。

 また、行政資料は、地方自治体が作成した資料のことで、環境、教育、福祉等、さまざまな分野において、市川のまちづくりに市民と行政が協働して取り組み、地域の課題を解決へとつなげるための重要な手がかりとなります。図書館では、市川市議会の会議録や昔の広報紙から過去の情報を得ることもできます。

 これら地域資料を集め、体系的に整理して保存し、市民の利用に供することは、市の図書館が責任を持って行うべき重要な任務ととらえています。

 ◆特別コレクション

 中央図書館の地域資料の特色のひとつに、特別コレクションがあげられます。市川にゆかりの深い作家の永井荷風、日本画家の東山魁夷、写真家の星野道夫、ドイツ哲学研究者の渡邊二郎に関する資料を、特別コレクションとして、特に力を入れて集めています。展覧会の図録やちらし、特集記事が掲載された雑誌なども見ることができます。特に永井荷風に関するコレクションは充実し、国内だけでなく、海外の研究者からも問い合わせがあります。

 ◆市民文庫

 ほかにも中央図書館には、市川に関わりのある方の著作物などを集めた「市民文庫」というコーナーがあります。

 かつて市川に住んでいた井上ひさしや、山下清の作品も多数揃えています。また市民の方々が自費出版された図書なども集めています。

 ◆地域情報の発信

 こうして集めた資料を市民の方が有効に活用できるよう、図書館では地域情報データベースを作成し、ホームページから情報発信しています。図書館は、市民の誰もが地域の情報にアクセスできるよう環境を整え、豊かなまちづくりに貢献していきたいと考えています。

 (2018年1月27日)  

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