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連載「人」

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「人」リスト〜2018年

  • 勝つために頭を使うことが大事
  • ~全国小学生ハンドボール大会準優勝の「HC市川」監督
  •  西谷 義宏 さん

 「中途半端にやるつもりはない。県で優勝、全国でも勝てるチームを目指す」。2011年4月、中学時代の恩師に誘われて立ち上げた小学生のハンドボールチーム・HC市川は、全国ナンバー2の強豪チームへと成長した。
 
 自身も中学から大学までハンドボールをプレーしていた。市立妙典中では全国大会準優勝、市川高ではインターハイ準優勝。勝てば勝つほど、ハンドボールにのめり込んでいった。「ハンドボールを続けたのは、勝つという経験が大きかった。子供たちにも、勝つことを通してハンドボールを好きになってほしい」と指導に熱が入る44歳。
 
 ハンドボールは身体の大きい選手が活躍することが多いが、それだけで勝負は決まらない。「自分も体が大きい方ではなかったが、小さくてもできることはあるし、点数は取れる。大事なのは勝つために頭を使うこと」と選手に伝えている。
 
 今後の目標は「チームをこれからも存続させること。そして、チームを卒業した選手たちが、コーチや監督として戻ってきてくれたらうれしい」。

   

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子育ての不安を軽くしてあげたい

〜お助けねっと・こんぺいとう代表

 西塚 暢子 さん

 子育て支援センターで臨時職員として働き、ボランティア活動に励む55歳。幼稚園教諭・保育士の資格を持ち、2人の子供を育ててきた。「浦安という知らない街で、子育ても必死だった」。自身も夫も地方の出身。核家族で子育てをする不安も悩みも経験した。「どこに助けを求めたらいいのか分からない親も多い。そんなパパやママの支えになれれば」と、「お助けねっと・こんぺいとう」を立ち上げた。

 いろいろな分野で活躍し、それぞれに専門知識、得意分野を持ち、浦安市子育て・支援者養成講座で学んだことを生かしたいという仲間が集まった。「みんなが積極的に活動してくれるので成り立っている」と話す。

 情報過多の時代で、子供の成長に不安を持つ親も少なくない。「みんな平均ではない。一人一人いろいろな育ち方があり、いろいろな色がある」。そんな思いが「こんぺいとう」という名前になった。「親のストレスは大きい。私たちが関わることで、子育ての不安を少しでも軽くしてあげることができれば」と、子育て中のパパママに心を寄せる。  

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宇宙って普通の場所なんだ

〜国際宇宙ステーションに長期滞在した宇宙飛行士

 金井 宣茂 さん

 市川市立稲荷木小の卒業生。外科医師・潜水医官として働いていたころ、「宇宙空間でタンパク質の結晶を作ると、薬を作るのに役立つ。医学的研究をしたい」と思うようになり、2009年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)に入社した。

 11年には国際宇宙ステーション(ISS)搭乗宇宙飛行士に認定され、17年12月17日から昨年6月3日まで168日間にわたって宇宙空間に滞在。タンパク質の結晶生成や、ケニア初の超小型衛星の放出、ロボットアームの修理、マウスの飼育実験などに取り組んだ。世界初という「宇宙バドミントン」も体験。「あっという間の6カ月だった」と振り返る。

 「宇宙というと、昔は仕事の場だった。いまでは誰でも体験できる可能性がある『人間の活動の場』。宇宙って普通の場所なんだと感じた。いまの科学技術をもってすれば、地上で生活するのと同じように宇宙でも生活できる」と、宇宙に行った者にしか分からないロマンを語る42歳。12月下旬ごろから野口聡一さんがISSに滞在予定。「今後の目標として野口さんをサポートしていきたい」。  

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1年でも長くプレーをしたい

〜ドラフト8位でヤクルトに入団した

 吉田 大成 さん

 浦安リトルシニア時代から体が小さく、打球もよく飛ばなかった。高校3年夏の予選・西東京大会決勝では九回二死から逆転負けを喫した。明大では3年まで試合に出られず、社会人野球でも結果が出ないことに悩んだ。悔しさを忘れず努力してきた結果、23歳にしてようやくプロ野球選手という夢をつかんだ。「思えば下から下からの野球人生だった」と振り返る。

 遊撃手が希望だ。「三遊間からの送球をぜひ見てほしい」と自信たっぷり。宮本慎也ヘッドコーチが目標で、宮本コーチが現役時代に付けていた背番号6と、遊撃手の主力の座を狙う。大学時代もヤクルトの本拠地・神宮球場でプレー。「神宮で育てられた気持ち。プロとして神宮でできるのがうれしいし、楽しみ」と目を輝かせる。

 昨年のドラフト会議、12球団最後に支配下指名を受けた。〝平成最後のドラフト指名を受けた男〟は、身長1㍍74、体重78㌔と体は決して大きくはない。「ドラフトも最後でまた下からだが、体が小さくてもできると証明するためにプロでも頑張って、1年でも長くプレーしたい」。プロでの大成を目指す。  

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高齢でもスポーツを楽しんで

〜文部科学省のスポーツ推進委員功労者として表彰

 山口 美佐子 さん

 学生時代はバレーボール部に所属。卒業後は、家庭婦人バレーボールを続け、一時は、1964年の東京五輪で女子バレーボールの監督を務めた故大松博文さんのアシスタントとして、家庭婦人バレーボール業界の強化に携わった。

 47歳のときに市川市スポーツ推進委員に就任。その後、「千葉県の審判員の資質向上を目指したい」と、市川市内のバレーボールやソフトバレーボールの指導、各種スポーツ大会やスポーツイベントの運営に携わってきた。

 同推進委員が市から委嘱を受け、市立七中で毎週開いている教室「ファミリースポーツ」では「小さい頃から来ていた子供たちが高校生になったいまでも参加してくれている」と目を細める。スポーツイベントには子供から高齢者まで大勢が参加しており、「もともとスポーツが嫌いな人でも、体験してくれて『楽しかった』と言ってくれる」とやりがいを感じている。

 「一人でも多くの人に高齢になってもスポーツを楽しんでもらいたい」と願う75歳。「私ができることは十分やり尽くしたという気持ち。今後はスポーツ推進委員の方々を育てていきたい」。

   

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