Ichikawa Yomiuri online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
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市川市少年野球夏季大会、低学年大会
あす8日開幕、決勝戦は8月31日
合計79チームが熱戦へ

夏季大会組み合わせ

夏季大会組み合わせ

 市川市と市川市少年野球連盟主催の「第35回市川市少年野球夏季大会」(読売新聞東京本社・市川よみうり新聞社など後援)と「第17回市川市少年野球低学年大会」(同)があす8日、国府台球場で幕を開ける。

 今年の参加チームは、夏季大会が44チーム、低学年大会が35チーム。8月31日の決勝戦まで、市内の野球少年たちの熱戦が繰り広げられる。  

低学年大会組み合わせ

低学年大会組み合わせ

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「嫁入り舟」に祝福の声
カフェテラスin境川にぎわう

嫁入り舟で遊覧しながら来場者から祝福を受ける田中さん夫妻

嫁入り舟で遊覧しながら来場者から祝福を受ける田中さん夫妻

 浦安市役所近くの境川沿いで先月24日と25日、うらやす観光推進協議会主催の「カフェテラスin境川」が開かれ、大勢の来場者でにぎわっていた。

 会場には市内のホテルがブースを出し、シェフが作ったフレンチトーストやスモークチキンなどをお手頃価格で販売。来場者は川沿いに設置されたイスとテーブルで絶品料理に舌鼓を打ちながら、ステージで披露されるジャズやお囃子などの生演奏を楽しんだ。

 メーンイベントの「嫁入り舟」は、香取市の伝統行事を取り入れたもので、今年は2日間で新郎新婦4組が参加。羽織袴と白無垢姿の2人は、「サッパ」と呼ばれる笹の葉に似た木舟でしおかぜ歩道橋~江川橋間を遊覧し、川沿いに集まった大勢の来場者から「おめでとう」「お幸せに」と祝福を受けた。

 嫁入り舟に参加した市内在住の新郎・田中祐二さんは「浦安で育ち、就職して、心からこの町が好き。嫁入り舟に参加できて本当にうれしい。これからは笑顔の絶えない家庭を作っていきたい」と新婦・美乃里さんを見つめながら話していた。  

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浦安で樹木探訪会
街路樹の特徴など学ぶ

街路樹を通じて植物の特徴を学ぶ参加者たち

街路樹を通じて植物の特徴を学ぶ参加者たち

 浦安市郷土博物館はさきごろ、樹木医が講師を務める樹木探訪会を開き、参加者10人が日ごろ見過ごしがちな街路樹などに目を凝らしていた。

 探訪会では市総合公園内の草花や樹木、震災復旧工事後のシンボルロードの街路樹を見学。参加者は、講師を務めたNPO法人樹の生命を守る会(緑の技術集団)理事長の有田和實さんから「潮に強いマテバシイの枝は昔、海苔養殖用の海苔ヒビに使った。実でパンを作る人もいる」など植物の特徴を聞きながら、葉や花の形などに見入っていた。また、有田さんは「街路樹にホシベニカミキリがついていて枯れている。しっかりとした管理が必要」と指摘していた。

 探訪会を終えた参加者は「そこにいつもあるのに見ていなかった。さまざまな形の営みがある」「覚えられないけど、雑草だと思っていた一つ一つに名前がある。踏むのをためらってしまう」と話していた。

 なお、次回は11月ごろに開く予定。詳細は未定。  

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「2つの工法で液状化対策を」
市民団体、浦安市に質問書通じ要望

 市民団体の浦安創生ネットは5月末、再液状化被害の抑制策として浦安市が進めている道路と宅地の一体的な液状化対策事業に、格子状地中壁工法だけでなく地下水位低下工法も採用するよう、市に質問状を、市議会に陳情書を提出した。同市内では、同事業実施に向けて第1段階の合意を示した先行地区は5つ。同団体は「最終的にどれだけ多くの実施に至ることができるか。地区の地盤に応じて地下水位低下工法が採用されれば可能性は広がる」という。

 市は液状化対策実現可能性技術検討委員会で地下水位低下工法と格子状地中壁工法などを検討。地下水位低下工法では家屋に影響する地盤沈下が発生する恐れや、地盤の不均一性から家屋などが傾斜する可能性があることなどから、格子状地中壁工法を採用した。国も今年、市街地液状化対策推進ガイダンスで、既存の住宅を残したまま行う有効な再液状化対策工法として両工法を示している。

 格子状地中壁工法は、区域内のすべての宅地と公共施設を一括して対策する工法であり、市は地区内の全戸の合意と費用負担を求めている。市は独自に住民負担分への費用補助を行うが、地下水位低下工法よりも初期投資が高額であり、事業実施へのハードルが高いとみられる。

 市内で道路と宅地の一体的な液状化対策事業の法的要件を満たす中町と新町の戸建て住宅の全地域は204・8㌶(8930戸)。その内、同事業に関心を持ち個別勉強会を開いた16地区(68・7㌶、2927戸)は面積・戸数ともに全体の約3割。さらに、事業計画案の作成を市に依頼した先行5地区(21・1㌶、926戸)は面積・戸数ともに約1割にとどまる。合意形成は事業実施(工事)への同意取り付けという第2段階もあり、事業実施はまだ不透明な状況にある。

 同団体は市に対し、地下水位低下工法の不採用と格子状地中壁工法の採用の判断根拠などを問う質問状を提出。市議会に対しては、地下水位低下工法の実証実験で必要な宅地の沖積粘土層の圧密試験の速やかな実施、市が保有する液状化対策工法のすべての情報の開示を陳情書で求めた。

 独自の調査で「地下水位低下工法が可能という結果を得た地域がある」という同団体は「東日本大震災で、浦安市は『液状化被害』で日本中に名をはせた。対策が一部の地区のみでは液状化に強い町にはならない。液状化被害が多かった浦安市が、対策事業が少ない自治体になってしまう可能性もある。地区の地盤状況を調査し、2工法の中から地区に合った工法を選び、対策が行えるよう期待する」としている。  

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行徳グリン・クリンの会と行徳芝桜の会
都市景観大賞 特別賞を受賞

自ら手入れをしているバラを囲む武田代表(前列左から2人目)と両会のメンバーの一部

自ら手入れをしているバラを囲む武田代表(前列左から2人目)と両会のメンバーの一部

 行徳グリン・クリンの会と行徳芝桜の会は先月、都市景観大賞(都市景観の日実行委員会主催、国土交通省後援)の都市空間部門で特別賞を受賞した。

 都市景観大賞は、都市空間部門と景観教育・普及啓発部門があり、都市空間部門は街路・公園や公開空地などの公共的空間とその周りの宅地・建物などが一体となって良質で優れた都市景観が形成され、それを市民が十分に活用することによって、地域の活性化が図られている地区を募集、表彰するもの。今年度は同部門に全国から16件の応募があり、大賞(鶴岡市シビックコア周辺地区=山形・鶴岡市など3地区)、優秀賞(小峰城跡・白河駅周辺地区=福島・白河市など4地区)に次ぐ特別賞を両会が受賞した。

 行徳グリン・クリンの会(会員8人)は、人間にも生物にも優しい環境を目指して、主に清掃やせん定、水辺の保全活動などを行っている。行徳芝桜の会(会員12人)は花植え活動を行う団体で、行徳地区の10カ所の公園や花壇、駅前ロータリーの維持管理も支援し、市内の市立小学校5校で花壇の手入れの支援を行っている。

 両会は、行徳の欠真間三角、丸浜川沿いの6㌶と江戸川左岸流域下水道江戸川第二終末処理場の10・2㌶で、生態系に配慮した環境美化や自然再生、良質な景観作りを長期間にわたって行っていることが高く評価された。また、「三角州や河川の湿地と遊歩道」「終末処理場」「公園と学校」という3つの異なる対象地で活動を行っていることも、他の模範となる活動として評価された。

 両会は先月20日、連携する近隣自治会や小学校、県と市川市の関係者約30人を招待し、受賞報告会を開いた。両会の代表を務める武田紀昭さんは報告会で「行政の支援がなければできない活動で、ここまで来るには数多くの苦労があった。住民が誇れる行徳にできるよう、これからも頑張り続けたい」と話し、関係者に感謝するとともに、受賞を喜んでいた。出席者は「20年にわたる活動で、メンバーは1年のほとんどを活動に費やしている。ボランティアのかがみ」と褒めたたえていた。  

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年末に『第九』を合唱しよう
浦安市民演奏会の参加者募集

 浦安市民演奏会実行委は、12月14日に同市文化会館(猫実1の1の2)大ホールでベートーベンの『第九』を合唱する市民を募集している。  同演奏会は3年ごとに開催。昭和57年に浦安市民第九演奏会として始まり、平成17年に現名称に改称。今回は東日本大震災の被災地に向け〝歓喜の歌〟を届けようと14年ぶりの『第九』全楽章と、『主よ人の望みの喜びよ』『花は咲く』などを歌う。指揮は船橋洋介、ソリストはソプラノ・石上朋美、アルト・山下牧子、テナー・小原啓楼、バス・与那城敬、管弦楽は浦安シティオーケストラ。

 応募資格は、同市内在住・在勤・在学の小学5年生以上で、全25回の練習に3分の2以上出席できる人。経験は問わず、第九の合唱初心者コース(7~8月)も設ける。募集人数はソプラノとアルトが各70人、テナーとバスが各35人。参加費は一般5千円、大学生3千円、高校生以下は千円。楽譜代は実費。一般はほかにチケット代(3枚分の4500円)を負担する。

 参加希望者は7月6日午後6時半から浦安市民プラザWAVE101(JR新浦安駅前のショッパーズプラザ新浦安4階)で開く結団式か、後日の練習開始前に会場で直接申し込む。

 練習は結団式後から舞台前日の12月13日まで、月4~5回行われる予定。会場は同プラザ、あるいは同市文化会館。

 同演奏会実行委は「ステージと客席が一つになって作り上げる市民による第九の演奏会。今年の暮れ、歓喜の歌で感動の渦に包まれてみませんか」と、参加を呼びかけている。

 問い合わせは浦安市教委生涯学習課(☎351・1111=代表)。

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「浦安で就業体験」
事前説明会の参加者募集

 浦安JC(浦安青年会議所、金沢剛順理事長)は、8月18日から9月14日まで実施する浦安市との協働事業「浦安で就業体験」の事前説明会を、21日午後1時からオリエンタルホテル東京ベイ(JR新浦安駅北口直結)3階「オリエンタル」で開く。参加費無料。

 同事業は学生に就業体験を通じて浦安の魅力を知ってもらい、市内の企業に就職してもらうことを目的に同JCが昨年度から始めた。学生には希望の職業に合う企業が最大4社割り振られ、1企業につき1週間就業体験できる。

 事前説明会では、同事業と今後のスケジュールなどを説明。その後、スターバックスコーヒージャパンの元最高経営責任者・岩田松雄さんが「ミッション~何のために働くのか」をテーマに講演するほか、就職情報サイト・マイナビ編集長の三上隆次さんと昨年度の就業体験に参加した学生たちが「就業体験とは」をテーマにパネルディスカッションを行う。

 対象は市内外の大学生と大学院生、短期大学生、専門学校生で定員先着600人。申し込みはマイナビホームページ(http://job.mynavi.jp/2016/)にログインして予約専用ページから行う。

 問い合わせは同JC(☎050・3666・4155番)。

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出展団体募集中
浦安子育て応援メッセ

 浦安の子育て応援メッセ実行委員会(NPO法人ⅰ―net内)は30日まで、今年の同メッセへの出展団体を募集している。

 今年10回目を迎える同メッセは9月27日、浦安市民プラザWAVE101(JR新浦安駅前のショッパーズプラザ新浦安)で開く。

 募集しているのは、同メッセ会場で実施する企画(出展団体)。想定している形態は、発表やシンポジウム、ファミリーライブなどのステージ、サークル体験などのワークショップ、体験や物販などのブース、子供の作品発表などの展示。

 応募資格は同イベントの趣旨に賛同していれば個人・団体を問わない。詳細は、浦安市役所(こども部)と同市市民活動センター、同メッセ実行委のホームページで配布している応募ガイドを参照。同メッセ実行委は「子育て応援メッセは、妊婦さんと乳幼児期の子育て・子育ちを応援する子育て応援イベント。親子で1日楽しめ、子育てに役立てるよう、一緒に盛り上げましょう」と、応募を呼びかけている。

 問い合わせは同メッセ実行委(☎350・8615番)。  

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グラウンド・ゴルフ市よみ杯
190人が真剣勝負&交流

男子優勝の利根川さん

男子優勝の利根川さん

女子優勝の田島さん

女子優勝の田島さん

 市川市スポーツセンターで先月20日、市川市グラウンド・ゴルフ友愛会主催の「第12回市川よみうり新聞社杯親善グラウンド・ゴルフ大会」が開かれ、約190人の参加者が親交を深め合いながら、優勝目指して日頃の練習の成果を発揮した。

 雨で予定の半分しか実施できなかった昨年とは打って変わり、気持ちのいい晴天に恵まれた今大会。5~6人のグループごとに32ホールを回り、男女別でスコアを競った。

 優勝は、男子がホールインワン4回のスコア70で回った利根川富男さん(79)、女子がホールインワン3回でハンデ3を合わせスコア75の田島江美子さん(67)。利根川さんは「きょうは一日気持ち良くプレーできて実力以上のものが出せた。優勝するのはなかなか難しいのでビックリ」と晴れやかな笑顔。田島さんは「グループの人たちと仲良く楽しみながらできたのが結果につながった。納得できるプレーをして優勝できたことは素直にうれしい」と喜んでいた。

 大会結果は次のとおり(丸数字は順位、カッコ内はスコア)。〈敬称略〉
 ◆男子
 ①利根川富男(70)
 ②植木山治(72)
 ③中村俊雄(同)
 ④石田四郎(73)
 ⑤神長和男(同)
 ⑥石井萬二(同)
 ⑦三橋保範(同)
 ⑧前田貞夫(75)
 ⑨吉川直宏(77)
 ⑩小泉賢治(78)

 ◆女子
 ①田島江美子(75)
 ②佐藤洋子(76)
 ③富岡イホ子(77)
 ④土田博子(同)
 ⑤澤井初枝(78)
 ⑥石井始子(81)
 ⑦小池美津子(82)
 ⑧小坂幸子(同)
 ⑨菅原好子(83)
 ⑩一之瀬藤江(同)  

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液状化被害、コミックエッセイに
浦安在住の漫画家・世鳥アスカさん

『明日、地震がやってくる!』(Ⓒ世鳥アスカ/KADOKAWA エンターブレイン刊)から

『明日、地震がやってくる!』(Ⓒ世鳥アスカ/KADOKAWA エンターブレイン刊)から

 浦安市在住の漫画家・世鳥アスカさん(29)が描いたコミックエッセイ『明日、地震がやってくる!』(KADOKAWA エンターブレイン刊、千円=税抜き)が全国で発売されている。東日本大震災に遭い、液状化でインフラが失われた同市内での生活をまとめたもので、防災に必要な情報も実践編やコラムで盛り込まれている。

 世鳥さんは平成24年夏から翌25年3月11日まで、給水や仮設トイレを使い、計画停電が実施されるつらい生活、上下水道復旧の喜びなど被災後17日間の様子を描き、ブログで公開。出版社の目に留まり、刊行が決まった。当時、ブログを同市の松崎秀樹市長にも伝えると、作品への市長の推薦ももらった。

 同書では被災生活を描くとともに防災マニュアルとして、外出中の被災で気をつけることや断水時の家庭のトイレの使い方、計画停電と断水の状況、防災バッグに備えておくとよい物、帰宅困難時に取るべき行動なども掲載している。

 世鳥さんは「漫画で手に取りやすく、液状化現象などもかみ砕いて紹介しているので、小中学生など若い人にぜひ読んでほしい」と話している。

 なお、世鳥さんはこのほかコミックエッセイとして、米国アラスカの学校で自身が外国人と過ごした生活を描いた『クラスメイトはみんな外国人』や、東京都内の外国人専門クリニックでの様子を描いた『患者様は外国人』(作画担当)も発行している。  

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市川手帳

 人は誰しも文句を言う。文句は直接当の本人向けとは限らない▼「あいさつをしない」「仕事が遅い」「お金を払う価値がない」など、第3者に対する文句を聞かされることがある。いわゆる愚痴▼文句を言う人には一般的に、文句がある相手よりも自分の方が上の存在であると示したい心理があるという。ただ、「こうした方が良くなる」というアドバイスが文句や愚痴の体裁になる場合もあるだろうから、一概に否定しきれない▼声高に文句を口にする本人に悪気はないのだろうが、その場の空気は重苦しく、聞いてるこちらは辟易する。文句を言う人に「人間の器が小さい」と言うのは簡単だが、そういう自分の器の大きさはいかほどか。意外と自分では分からない。

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