Ichikawa Yomiuri online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。


初の「海辺DE盆踊り」豪雨で中止
練習の時間だけ踊る

練習の時間に皆で一緒に踊る

練習の時間に皆で一緒に踊る

 浦安市総合公園で先月19日、新町地域を対象にした初の盆踊り大会「海辺DE盆踊り」に参加しようと地域住民らが集まったが、大雨のために開催直前に中止された。来場者は練習の間だけしか踊れなかった。

 市外からの移住者が多い同地域の家庭は8月の盆に帰省することが多く、元町地域で長年続く市納涼盆踊り大会に参加しづらい。海辺DE盆踊りは、新町地域の有志が地域で7月に盆踊り大会を開くことを市ふるさとづくり推進協議会に要望し、実現した。

 盆踊り大会は午後6時半の開始予定。参加者たちは同6時前から踊り方の説明を受け、曲と太鼓演奏に合わせて踊り始めたが、ゲリラ的な大雨が降ったため開会15分前に会場本部などのテントに避難。芝生の会場は水浸しになり、その後も雨がやむ気配がなかったため、中止となった。

 練習でやぐらの周りにできた輪には、洋服姿の若い夫婦、浴衣を着た小学生や園児らが数多く参加し、お年寄りが多く見られるような盆踊りとは異なった様相。小雨がぱらつく中でも踊っていた柘植茉優ちゃん(9)と横松みなみちゃん(同)、菅野里桜ちゃん(同)は「古い伝統の盆踊りは初めて。ダンス(踊り方)が面白い。年に一回着物を着られるのも楽しい。『(キヨシの)ズンドコ節』が好き」と話していた。

 会場では午後4時から子供向けのイベントが開かれ、子供たちは歌や踊り、クイズなどを楽しんだ。地域の明海小オヤジの会と高洲北小おやじの会、各自治会は、ゲームや飲食物の屋台を出して来場者を迎えていた。  

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浦安市消防団、大会2連覇
千葉県消防操法大会

最優秀賞を受賞した浦安市消防団のメンバー

最優秀賞を受賞した浦安市消防団のメンバー

 浦安市消防団が先月26日に千葉県消防学校(千葉市)で開かれた千葉県消防操法大会(第50回)のポンプ車の部に出場し、最優秀賞を受賞した。最優秀賞の受賞は2年連続4度目。団員2人は個人の最優秀賞も受賞した。

 同大会は、消防活動の基本となる規律とチームワーク、消防団が火災現場で使うポンプ車や小型ポンプの実践的な消防技術を競い合うもの。同市は200点満点中178点で、2位の君津市に6・5点差で最優秀賞を獲得した。操法を行う5人のうち、3番員・作田理さんと4番員・水島崇超さんの2人は個人の最優秀賞にも選ばれた。

 消防操法の全国大会はポンプ車と小型ポンプの各部(4年に一度ずつ)と、女性大会(2年に一度)があり、今年は小型ポンプの部で開かれるため、ポンプ車の部の全国大会はない。

 出場メンバーは次の通り。〈敬称略〉
 ▽指揮者・戸頃健太(イクスピアリ勤務)
 ▽1番員・皆葉亮(大学生)
 ▽2番員・安達大輔(N・E・S)
 ▽3番員・作田理(角彦)
 ▽4番員・水島崇超(浦安市役所)
 ▽補助員・北村恵介(明治屋産業)  

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浦安の夜空に大輪の花
きょう2日は市川で花火大会

浦安市の夜空を大輪の花が彩る

浦安市の夜空を大輪の花が彩る

 浦安市納涼花火大会(浦安市ふるさとづくり推進協議会主催)が先月26日、同市日の出・明海地区で行われ、浴衣姿のカップルや親子連れなど約13万人の来場者が夜空に次々と舞う6500発の花火に酔いしれていた。

 昨年は、打ち上げ30分後に突然の雷雨で中止となったが、今年は晴天に恵まれた。会場となった同市総合公園には、打ち上げの数時間前から大勢の人々が来場。炎天下、出店の料理やビールに舌鼓を打ちながら開始を待ちわびていた。

 「どーん」という大きな打ち上げ音とともに花火大会が始まると、来場者たちは「わー」「きれい」と大歓声。桃型や星型、大きなひまわり型など、浦安の夜空を彩るきらびやかな花火にうっとりとした表情で見入っていた。

 なお、きょう2日午後7時15分から同8時半までは第30回市川市民納涼花火大会が大洲3丁目地先の江戸川河川敷で開かれる。打ち上げ総数は1万4千発。荒天時は翌日に順延する。  

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新たに4地区で合意
浦安市の液状化対策事業
先行5地区はボーリング調査へ

 浦安市は先月14日、道路と宅地の一体的な液状化対策事業を進める意思を表明した地区が4地区増え、延べ9地区(30・0㌶、1312戸)になったことを明らかにした。意思表明地区の数は、最終的な確認作業が終了していない地権者がいる地区があるため、今後さらに増える。先行して表明していた5地区については、ボーリング調査を早ければ来週から順次開始する。

 国の復興交付金を活用して道路と宅地の一体的な液状化対策事業を進めるには、3千平方㍍以上、宅地10戸以上の規模で、最低でも2街区で道路を挟むことが条件。さらに同市では、格子状地中壁工法を採用し、一宅地あたりの費用と対策効果を考慮して宅地100戸程度のまとまりと全戸合意を条件に加えた。事業を進めるための地区の住民合意には、液状化対策事業計画案の作成調査依頼書を市に提出する第1段階と、事業実施(工事)への同意を示す第2段階がある。

 今回、その第1段階をクリアした地区が先行5地区から4地区増え、9地区になった。4地区では、居住する地権者の9割以上から同依頼書が市に提出され、確認が取れていなかった地権者への個別説明と最終的な確認作業を市が6月末までに行い、4地区すべてで合意の確認作業を終えた。

 同市内で液状化対策事業の法的要件を満たす中町と新町の戸建て住宅は204・8㌶、8930戸で、9地区は面積・戸数で約15%にあたる。事業実施に向けて当初から個別勉強会を開いた16地区(68・7㌶、2927戸)すべてで全戸合意が得られても面積・戸数ともに全体の約33%にとどまるが、16地区内でみるとその約44%が次のステップへ移行したことになる。先行5地区での合意形成作業が完了した段階で「大きな前進。ほかの地区も可能な限り支援したい」としていた市は「液状化対策は本来、百年、二百年と時間をかけて取り組んでいくこと。今回も最初はできるわけがないと言われてきた。いまはまだ第一歩で、計画作りで終わってしまっては元も子もない。引き続き実現に向けて進めていきたい」とする。

 事業計画案は、地質調査と宅地現況調査を行ったうえで詳細設計をして作成する。

 地質調査は、同じ地区内でも液状化被害にばらつきがあることから行うもので、適した地中壁の長さや格子の間隔などを決めるため、ボーリング調査や標準貫入試験などを行い、土の特性を把握する。宅地現況調査は、地中壁の注入場所・機械の設置場所を決めるために宅地内の配管状況や植栽の位置を把握する。両調査を元に詳細設計を行い、地中壁の配置や強度、間隔、深さなどを設計し、地区の負担額を算出する。

 先行5地区ではすでに住民説明会が終了し、今月から9月にかけて地質調査を、秋ごろから宅地現況調査を行い、年度末をめどに詳細設計をまとめ、事業計画案を作成する。各地区は来年7月ごろをめどに、工事着手に向けた第2段階の合意形成を行う予定。追加4地区の調査は先行5地区の3~4か月後から開始する見込み。

 新たに地区合意が整った4地区(386戸、8・9㌶)は次のとおり。
 ▽弁天2丁目(0・66㌶、28戸)
 ▽同(0・72㌶、32戸)
 ▽同(2・06㌶、90戸)
 ▽舞浜2丁目(5・45㌶、236戸)。  

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人材育成の講座を開催
浦安市災害ボランティアセンター

 浦安市が昨年10月1日から同市社会福祉協議会内に常設している市災害ボランティアセンターは防災の日前後の8月30日と9月7日の2日間、災害ボランティア入門講座を同市総合福祉センター(東野1の7の1)で開き、市民の災害への備えやボランティア活動への意識向上を図る。

 災害ボランティアセンターは常設型ではなかったが、東日本大震災発生時の設置・運営における反省と教訓を生かして常設化。これにより、関係団体との協力体制の構築、人材の育成、訓練の実施、情報の収集・発信を継続的に行うことができるようにした。

 今回の入門講座は、初日(午前9時―午後3時20分)が災害ボランティア編で、災害への備えと災害支援に関する一般知識、災害ボランティア活動の心構えなどを学ぶ。2日目(午前9時―午後3時)は救命編で、手当ての基本、人工呼吸・胸骨圧迫の方法、AEDや気道異物の除去などを学ぶ。

 対象は、18歳以上の同市内在住・在勤・在学者で、定員は申し込み先着40人(両日受講可能者を優先)。受講料は無料。希望者は22日までに、同センターに電話(355・5520番)かファクス(355・5277番)、eメール(u-saigaivc@jcom.home.ne.jp)で住所(〒)・氏名・年齢・電話番号・生年月日・血液型を伝える。  

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宮久保連合自治会の夏まつり
ステージで子供たちが発表

ダンスを披露する市川昴高ダンス同好会

ダンスを披露する市川昴高ダンス同好会

 市川市の宮久保連合自治会は先月26日と27日、27回目の宮久保夏まつりを市立宮久保小で開き、昼は子供たちがステージでさまざまな歌やダンスを披露し、夜は地域の3世代の住民が盆踊りを楽しんだ。

 地域の子供たちの発表の場としてステージを設けていることが同まつりの特徴。今回は市立宮久保小と同百合台小の3、4年生がよさこいソーランなどを、県立市川昴高のダンス同好会がダンスを、同校の合唱部と吹奏楽部、市立三中の吹奏楽部がそれぞれ演奏を披露した。

 市川昴高ダンス同好会「DD up2u」(77人)は同校の文化祭や市民まつり、エイズ等性感染症予防啓発キャンペーンのレッドリボンダンスパフォーマンスなどに出演しており、男子3人を含む1年生(33人)の中には同好会を目指して同校に入学した生徒もいるという。

 今回は1年生がヒップホップなどのダンスを披露。出演した工藤渚さんは「1年生にとっては初めてのステージ。終わった後、会場から拍手をもらえてとてもうれしかった。ダンスは自分を好きなように表現できて楽しい」と充実感を表していた。部長の毛塚伶奈さん(3年生)と副部長の余田光さん(同)は「地域の夏まつりでステージに出させてもらい、いろんな人たちに同好会を知ってもらえて、ダンスを見てもらえるのがうれしい」と話していた。

 会場には自治会や地元商店、各種団体による模擬店も多数出店。宮久保野球部は今回初めて、近隣で取ったカブトムシを販売。「カブトムシが市川にもいることを子供たちに伝えたかった」というコーチの松高和宏さんは深夜や未明に採取。初日から子供たちに人気だったことから、追加で取りに行ったという。

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まち歩きして作ろう
市川のまち並み50選マップ

第1回のまち歩きで路地にそびえ立つクロマツを眺める参加者たち

第1回のまち歩きで路地にそびえ立つクロマツを眺める参加者たち

 市川市の市民団体「まちづくり家づくりCafe Ichikawa」(髙木彬夫代表)が、まち歩きで発見したお気に入りの景観を集めて「まち並み50選」のマップを作る取り組みを始めた。5月24日には第1回のまち歩きを行い、同団体の会員や公募市民など約20人が京成菅野駅周辺を約2時間にわたって散策した。
 
 同団体は、「日本は街作りがうまくできていない。みんなで集まって、ゆったりと街作りについて意見交換ができるような場を作りたい」と5年ほど前に発足。これまでに、景観に関するシンポジウムやディスカッションの場を開くなどしてきた。現在は、市川市のシンボルとなっているクロマツの保全・再生が主な活動のキーワード。今回の取り組みも、マツのある景観を中心に集めるため、まち歩きの場所は真間や菅野、八幡などのクロマツが多い一帯を選んでいる。

 第1回のまち歩きでは、大きな屋敷とクロマツのツーショットや、狭い路地に立ち並ぶクロマツ、大邸宅跡地に建つ新しい家など、参加者たちが気に入った風景を写真に収め、地図上にメモを記入。市川に約40年住んでいるという初参加の女性は「家の近くしか行ったことがなかったので、こんなにクロマツがあるとは知らなかった」と驚いていた。

 ただ、こうしたクロマツの多くは民間の私有地にあるため、「このままでは開発や相続の問題などにより、やがて減少していく」と、髙木代表は危機感を募らせる。参加者の男性(36)も「昨年末に市川に引っ越して来るまで、クロマツが多いとは知らなかった。個人の家でしっかりクロマツを残すのは大変だろうが、市川の風景なのでありがたい」と、景観の維持を望んでいた。

 同団体は、新規の参加者を募集している。第2回のまち歩きは8月23日午前9時半から開催。市川公民館(市川2の33の2)に集合し、真間やその周辺を散策する。参加費は300円(保険、資料代)。タオル、飲み物、帽子などの暑さ対策をして、歩きやすい靴と服装で参加。持っている人はカメラを持参する。同団体は「何気なく暮らしているまちで、クロマツや家並みのたたずまいなど、市川の培ってきた文化を味わいながら歩きましょう」と参加を呼び掛けている。

 申し込みは同団体・髙木代表(☎705・4817番、eメールメールarch_takagi@nifty.com)。

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第30回サッカー竹内杯
南市川JFCが総合優勝

総合優勝の南市川JFC

総合優勝の南市川JFC

 市川市立稲越小のグラウンドで先月21日、市内のサッカー少年約1400人が参加した「第30回竹内杯サッカー大会」(竹内石油主催)が閉幕した。今回の総合優勝は南市川JFC。準優勝は南行徳FC、3位は富美浜SCとなった。

 同大会は、ほかの大会では出場機会の少ない選手にも活躍の場を与えるため全員参加がルール。各クラブは、学年などによって分けられたA~Eのブロックごとにチームを作る。各ブロックでは、トーナメント戦やリーグ戦を行い、ブロックごとの順位を決定。さらに、各ブロックの順位に応じて加えられる得点の合計によって各クラブが総合優勝を競う。

 先月5日から始まった今大会には26クラブから96チームが参加。先月21日には各ブロックの決勝戦などが行われ、保護者たちの必死の声援が飛び交う中、子供たちの意地と意地がぶつかり合う好ゲームが続いた。大会を締めくくるAブロックの最終戦・百合台SC対南市川JFCの一戦では、前半に挙げた2点を守り抜いた百合台がそのまま勝利。試合終了後、敗戦に涙を流す南市川の選手たちに温かい拍手が送られていた。

 大会結果は次のとおり。
【総合順位】
 ▽優勝=南市川JFC
 ▽準優勝=南行徳FC
 ▽3位=富美浜SC

【Aブロック】
 ▽優勝=百合台SC▽準優勝=信篤FC
【Bブロック】
 ▽優勝=市川KIFC▽準優勝=国府台FC
【Cブロック】
 ▽優勝=中国分LWFC▽準優勝=南市川JFC
【Dブロック】
 ▽優勝=南市川JFC▽準優勝=柏井SC
【Eブロック】
 ▽優勝=市川真間SC▽準優勝=富美浜SC  

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参加する子供たちを募集中
浦安フェスティバルのパレード

 うらやす観光推進協議会は、9月7日に「浦安フェスティバル2014」で行われるパレードに参加する子供たちを募集している。

 同フェスティバルは、浦安に弘前ねぷたやさいたま竜神など全国の伝統文化を集めて地域間交流を深めたいと、市民の有志たちが4年前に初開催。東日本大震災後は「復興祭」の形で開いてきたが、復旧が進んだ今年は4年ぶりに全国の伝統文化を浦安に集める。

 参加者を募集しているのは、パレードで披露される金魚ねぷたとよさこいソーラン「舞だ! 浦安舞!」。金魚ねぷたは子供が片手で持てる大きさで、事前に公民館などに集まって一人1個ずつ作る。「舞だ! 浦安舞!」は、パレード用にアレンジしたよさこいソーランで、事前に公民館などで1回以上練習する。対象は市内在住者で、金魚ねぷたが4歳~小学3年生、よさこいソーランが小学3~6年生。いずれも参加無料で、定員は抽選200人程度。

 申し込み方法や、金魚ねぷた作りとよさこいソーランの事前練習についての詳細は参加申込書を参照。参加申込書は、同フェスティバルのホームページ(http://www.urayasu-kankou.jp/urayasu-festival)や同市商工観光課(本庁舎4階)、浦安商工会議所(同市消防本部隣り)、同市観光インフォメーションマーレ(JR新浦安駅前)で入手できる。申し込み締め切りは8月8日(必着)。

 問い合わせは同市商工観光課(☎351・1111番)または浦安商工会議所(☎351・3000番)。  

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市川手帳

 広島と長崎で被爆した体験を何らかの形で残した人は44%、まだ残していない人のうち今後残したいという人は45%。読売新聞社と広島大平和科学研究センターによる意識調査の結果▼戦争体験のない者にとっては戦争を知る手段の一つは映画。ただ、凄惨な死体などはほとんど見せない。戦争や被爆の体験者から伝え聞く話は、人を殺す、人が殺される狂気の場面である▼間もなく、原爆投下から69年。メディアは以前から証言を記録し続けている。それは、証言できる人たちが少なくなっているため▼被爆したことでかつて周囲からいじめに遭った人も少なくない。それでも彼らは私たちの前に立ち、体験を語り伝えてくれている。直接聞ける体験は貴重なもの。

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