読売新聞、日経新聞などを定期購読なさっているご家庭や事業所様などに、折り込みで毎週土曜日(月4回)にお届けしています。
行徳の昔の街並み再現
ペーパークラフトのジオラマ登場
ふれあい伝承館休憩所

行徳の昔の街並みを再現したペーパークラフトのジオラマ

商品化された「神輿屋」
行徳街道沿いにある「行徳ふれあい伝承館」(旧浅子神輿店店舗兼主屋)向かいの休憩所に、ペーパークラフトでつくった行徳の街並みのジオラマが登場した。
『行徳の記憶』と題して、行徳郷土文化懇話会のメンバーでもある渡辺直人さん(47)が制作、板橋幹男さんが(75)コーディネートし、昔の街並みを再現した。
ペーパークラフトは、多角的に撮影した写真をコンピューターソフトで取り込み、3次元形状にするが、簡易なデザインに変更したうえで、印刷した。
渡辺さんが、子供のプラレール用に街の風景をつくっていた技術を応用し、今回の『行徳の記憶』の制作につなげた。
休憩所には、伝統の行徳神輿の映像などを流しているモニターの前にも、過去につくったペーパークラフトがあるが、今回は、100分の1スケールで、街並みを再現した。
江戸から昭和初期にかけて建てられ、行徳街道沿いに建物が現存する「浅子神輿店」「加藤家住宅」「後藤神輿店」「笹屋うどん」「澤木酒店」「田中愛子邸」「藤井畳店」(50音順)のほか、茅葺き屋根の民家の計10軒が並ぶ。
休憩所では、浅子神輿店をモデルにした組み立て用の「ペーパークラフト行徳の町屋 神輿屋」(100円)も購入できる。
行徳街道沿いの旧家は、国の登録有形文化財に指定されて残されているものもある一方、取り壊しや建て替えも進んでいる。
渡辺さんは、古写真をもとに、行徳街道の街並みを3Dで再現した動画も制作し、休憩所で紹介されている。
ページのトップ