市川浦安よみうり online

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市川署「利用者の安全守るのが使命」
女子大生らと痴漢撲滅呼びかけ


委嘱式を終え、痴漢被害防止キャンペーンに出動する一日署長の内野寛子JR本八幡駅長と、小林淳一署長(左)ら

 市川警察署は3日、「電車内における痴漢撲滅強化期間」に合わせ、JR本八幡駅長の内野寛子さん(49)を一日警察署長に委嘱し、本八幡駅で、痴漢被害防止キャンペーンを展開した。

 強化期間は1日から15日までの2週間で、夏に向けて増加すると考えられるわいせつ事案に対し、「痴漢を絶対に許さない」という社会の問題意識を高めるとともに、駅利用者の自主防犯意識を高めるのが狙い。

 JRの制服から警察官の制服に着替えた内野駅長は、本紙の取材に対し、「痴漢から利用者の安全を守るのは鉄道会社の使命。鉄道会社と警察が連携し、利用者の安心と犯罪の抑止に努めたい」と、強い口調で語った。

 市川署での委嘱式の後、制帽をかぶり、一日署長のたすきをかけた内野駅長は、本八幡駅のキャンペーンに出動。

 市内の大学の学生ボランティアや、県警よくし隊「あおぼーし」、市川署員らとともに、改札前などで帰宅途中の学生や女性らに、痴漢への注意を呼びかけた。

 県警では、痴漢被害に遭ったら、「周りの人に助けを求める」「安全を確保できたら、すぐに110番通報する」「いつでも警察に相談する」、また、被害を目撃した人にも、「被害者に声をかける」「駅員や警察官に知らせる」ようお願いしている。  

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