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浦安市「平和のつどい」 中学生らが戦争と平和を語る


広島市で平和学習をした市立中の生徒たち

 80年前の戦争についてさまざまな話を聴く浦安市の「平和のつどい2025」が8月31日、同市役所で開かれ、約90人が聴講した。

 3部構成で、第1部は、浦安市平和使節団として広島市に派遣された全市立中から2人ずつの18人が、被爆の実態と平和の尊さについて学んだこと、全国から集まった中高生と学び合ったことについて一人ずつ発表。生徒たちは、「物語のように感じていた原爆が現実味を帯び、日常生活が突然奪われるほど恐ろしいことはないと感じた」「灯籠流しで、平和を願う言葉を好きな言語で言えるようになったのは、平和に近づいていると感じた」「動員学徒慰霊塔を見て、戦争は兵士が戦うだけでなく、何の罪もない、未来があったはずの子供たちの命と幸せを奪う残酷な行為だと感じた」などと話した。なお、同市では、ほとんどの学校が修学旅行で広島・長崎は訪れていない。

 第2部は、「くにたち東京大空襲体験伝承者」の三尾健介さんが、東京大空襲の体験者から受け継いだ空襲や、食料不足の体験、平和への思いを紹介した。第3部では、浦安在住の被爆者の会「浦安被爆者つくしの会」会員が朗読劇を披露した。

 内田悦嗣市長は祖父が戦地で病死したこと、父から聞いた話などを紹介したうえで、「戦争体験者が高齢化し、体験をどう伝承していくかは大きな課題」と危機感を示した。  

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