市川浦安よみうり online

浦安全小学校回り被爆伝える
被爆者つくしの会


6年生に朗読劇を披露する浦安被爆者つくしの会会員

自身の被爆体験を語る隆杉さん

 広島、長崎の被爆者と2世、3世、活動協力者らで組織する浦安被爆者つくしの会(宇田川太江子会長)が、浦安市内の小学校全17校で被爆講話を行っている。市の依頼を受け、昨年度から全校に拡大している。

 9月16日には日の出南小の6年生(96人)を対象に、会員5人が朗読劇「伝えたいあの日のこと」を披露、隆杉渉さん(84)が広島で被爆した体験を語った。

 朗読劇はすでに亡くなった被爆者たちの体験をまとめたもので、太平洋戦争、B―29爆撃機による空爆、そして原爆の炸裂、皮膚がただれた幽霊のような被爆者、水をもらい「おいしい」と言って息を引き取る3歳の子供、被爆による就職や結婚などでの差別など、悲惨な被害を伝える。

 隆杉さんは、自身の被爆体験を語ったうえで、「次の世代、そして皆さんたちに平和な世界にしてほしい」と生徒たちに期待した。宇田川会長は「戦後80年、被爆者が少なくなっている中、皆さんに被爆体験をお聞かせできることはうれしい。ぜひ、この話を家族にも伝えてほしい」と語った。

 子供たちの多くは約1時間の講話を、メモを取りながら真剣に聞き入っていた。  

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