衆院選5区、4区で自民圧勝
参政、比例復活で初議席獲得
市長選、市政運営「影響」不可避

党支部の松井幸子女性部長から花束を手渡され、涙ぐむ英利氏
高市政権下で自民党に大きな追い風が吹いた衆院選は、2月8日投開票され、千葉5区(市川市の一部と浦安市)は、自民の英利アルフィヤ氏が8万5073票を得て3選、千葉4区(市川市の一部と船橋市の一部)も、自民新人の鹿嶋祐介氏が10万6236票で圧勝した。英利氏は、5区、4区を通じ、市川市を本拠地にする唯一の議員。当確後の事務所には、特定政党の応援要請を断っていた田中甲市長も、祝福に駆けつけた。
■市川〝選出〟議員
市川市内の英利氏の選挙事務所では、午後8時過ぎに「当確」の報が出ると、歓声が上がり、英利氏が涙を見せた。
政治とカネの問題、石破首相の不人気で保守層が離れた前回選挙から、1年3カ月余り。2位を大きく引き離しての小選挙区勝利に、花束贈呈、万歳三唱、当選報告会…と、事務所は喜びに包まれ、報道陣のインタビュー後には、4月に市長選を控える田中市長が、事務所入りした。
英利氏は「今回で3度目の選挙。いつも接戦だったので、こんなに早く当確が出て感謝している」と、涙ながらに笑顔を見せた。
そして、外務大臣政務官として多忙な政務をこなし、十分な地元の活動ができないこともあったが、「その間の私の仕事や、高市総理の働きぶりを地元の方が見ていてくれた。国政の声を世界に、地元の声を国政のど真ん中に伝えていきたい」と、語った。
英利氏は選挙戦で、唯一の市川市在住候補であること、高市首相の信を問う選挙であることや、外務政務官の実績をアピール。「地域の生活と外交は、密接に関わっている」と訴えた。
最終日には、小泉進次郎防衛相、麻生太郎自民党副総裁も応援弁士として選挙区入りし、勝利を決定づけた。
■比例枠を他党に
5区で前回、小選挙区当選の中道改革連合の矢崎堅太郎氏は3位に終わり、比例復活もかなわず。
2位の国民民主党、岡野純子氏は、元同僚市議へのパワハラ(党内調査では「事実確認できず」)、昨夏の参院選の公選法違反での書類送検(嫌疑不十分で不起訴)問題を抱えながら、比例復活枠ぎりぎりで再選した。
比例南関東ブロックは、小選挙区で圧勝した自民が、重複立候補の当選枠を使い切れず、他党に譲った経緯がある。
4区の鹿嶋氏は、船橋市内のホテルで、初当選の喜びを支持者と分かち合った。
中道の水沼秀幸氏は、前回よりも2万票近く落とし、比例復活もできなかった。
4区では、参政党新人の工藤聖子氏が、比例復活で初当選を果たした。
■市議会勢力図も
今回の選挙では、5区の英利候補の応援に、日本維新の会の市川市議も加わった。一方、中道として戦った市議会最大会派の公明党が、苦戦を強いられた。
英利氏当確後に事務所入りした田中市長は、衆院選直前の4日の定例記者会見で、選挙結果の影響が、市政運営にも「間違いなくある」と語っていた。
自民党の劇的勝利が、4月の市長選の動向や、市議会の勢力図にも、変化を与える可能性がある。
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