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市川市長選 あす投開票
実績の田中氏、若者票狙う保戸田氏
浮動票どう動く 注目される投票率
深夜に当落判明の見込み



▼市長選立候補者(届け出順)


田中甲氏(69)=無所属・現職
 元衆院議員、不動産賃貸会社・ビル管理会社社長。立教大学社会学部卒。市川市出身。市川市在住


保戸田悠菜(39)=無所属・新人
 元市議、学習塾・福祉事業経営。慶応大学経済学部卒。神奈川県鎌倉市出身。市川市在住


山崎健介(51)=無所属・新人
 個人事業主(不動産経営)。広島大学大学院博士前期課程修了。東京都葛飾区出身。茨城県つくば市在住

 12日に告示され、1週間の舌戦が展開された市川市長選があす19日、投開票を迎える。門田正則氏が、公開討論会参加後に出馬を取りやめ、新たに山崎健介氏が立候補を届け出たが、選挙戦は、現職の田中甲氏と、市議1期目の保戸田悠菜氏の事実上の一騎打ち。1期4年の実績と、市議、県議、国政を通じた地盤が武器の田中氏に対し、組織票を持たない保戸田氏が、子育て世代や若者層、女性票をどれだけ取り込めるかが注目される(11日付1、2面にインタビュー)。浮動票の上積みにつながる投票率も、大きく注目される。

 3月上旬から、公務と並行して朝夕の街頭演説をこなしてきた田中氏は、告示日の12日、葛飾八幡宮駐車場で午前10時半から出陣式。

 田中氏に先駆けて、駅頭や決起集会での知名度アップを図ってきた保戸田氏は、同11時半からJR本八幡駅北口で第一声に臨んだ。

 ■田中陣営

 田中氏の出陣式には、自民、公明など、主要政党系の会派を中心に市議が集まったほか、国政、県政、経済団体代表らも参加。

 市議会代表の形で岩井清郎氏(自民党市川市支部支部長)、また、公明党市議団として西村敦氏があいさつし、無所属出馬ながら、政党色の濃い出陣式になった。

 田中氏は、22%に届かなかった過去の市長選の投票率を例に、「(低投票率だと)市民の信託を受けられているのか、ということになる。多くの票で2期目に向かえれば、市職員も、この市長についていけば間違いないと、行政が一体になれる」と、支持を呼びかけた。

 ■保戸田陣営

 一方、保戸田氏の第一声には、若い世代や、ベビーカーを押した夫婦に交じり、年配の女性や男性も、足を止めて聞き入った。「女性市長(候補)だ。がんばって」といった声も聞かれた。

 保戸田氏は、告示に合わせて、これまでの「減税」「子育て支援」策などに加え、「美術館構想反対」「市立高校設置反対」「市民プール今年で終業反対」「ペットボトル完全分別時期尚早」を争点化。

 「30、40、50年後の市川を考えている。市内のインフラが老朽化している今だからこそ、未来都市をつくることができる」と訴えた。

 ■20%台の時代も

 

▼前回投票率38・75%
 ▼選挙人名簿登録者数41万2223人


 前回2022年の選挙は、現職市長批判によって、投票率が前々回の33・97%から38・75%(男性37・32%、女性40・2%)まで上昇。

 その中で、田中氏が投票総数の4割超の6万5567票を獲得し、女性県議(4万6253票)と、現職(1万5159票)らを引き離して、当選した。

 市川市長選の投票率は、20%台が続いた時代があり、2代前の大久保市長が再選した13年には、21・71%まで急落。その後、法定得票数に達する候補がいなかった17年11月の30・76%、翌18年4月の再選挙の33・97%、そして前回と、上昇傾向にはある。

 ただ、今回は、低投票率だった13年と同じ、現職が再選を目指す選挙。30代女性の保戸田氏の出馬が、投票率の押し上げ要因になるかは不透明だ。

 投票率は、「市川都民」と呼ばれる東京通勤、通学者の多い、市民の市政への関心度を表し、投票率が上がれば、浮動票の動向が、結果を左右する可能性もある。


政界、経済団体の関係者が集まった葛飾八幡宮駐車場で、出陣式に臨む田中氏

保戸田氏は、JR本八幡駅前で第一声。多くの人が足を止め、演説に聞き入った
 

 

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