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連載「人」

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「人」リスト〜2018年

探求する思いは誰にも負けない

〜第1回市川市文化振興財団芸術文化奨励賞を受賞

 海宝 直人 さん

 姉が『アニー』に出演していたことなどから、「物心つく前から身近にあった」というミュージカル。7歳のとき、劇団四季『美女と野獣』の子役オーディションに合格し、その世界に足を踏み入れた。その後は『ライオンキング』のシンバ役や、『アラジン』のアラジン役など主役級を経験し、若手を代表するミュージカル俳優へと成長。歌唱力には定評があり、ロックバンド「シアノタイプ」のボーカルとしても活躍中だ。

 「ミュージカルがない生活は考えられない。生活の一部」と、ミュージカルと共に人生を歩んできた。「新しい作品に出合うたびに壁にぶつかる。それでもチャレンジして稽古を重ね、公演初日を迎えられたときの喜びはとても大きい」とやりがいを感じている。

 「歌が特に好きなので、そこを探求するエネルギーや思いは誰にも負けたくない」と強い気持ちを抱く29歳。「今後はミュージカルはもちろん、バンド活動も続け、いろいろな活動をしていきたい。そしてニューヨークやロンドンなどの本場でミュージカルに出演したい」。夢をかなえるべく、今後も探究心を持って挑み続ける。  

「人」リスト〜2017年
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家族で、町で見守ってほしい

〜認知症などの支援・啓発を行う市民団体キラキラ応援隊代表

 藤木 豊 さん

 認知症について話ができる場「認知症カフェ」を毎月1回開き、認知症サポーター養成講座の講師も担う。「認知症は誰もがかかり得る病気で、その特徴と支援の仕方を理解すれば、相手に優しく接することができる」と訴える80歳。

 定年退職、再就職を経て2度目のリタイアを迎えたとき、うらやす市民大学でライフデザインと介護の講座を受け、出会った仲間と約6年前に同団体を発足した。メンバーは12人で年齢は60~70代だが、その分、介護経験者も多い。「皆が、介護で困っている家族を助けたい、人の役に立ちたい――と積極的に参加してくれているのがうれしい」と感謝する。

 専門家が講師を務める講演会の開催、買い物代行にも活動を広げているほか、市内外の小学校と高校で子供向け養成講座も積極的に開いている。「残念ながら、認知症の人の子供にあたる中年世代の受講は少ないが、子供を通じて伝えられる。皆が認知症のことを知っていれば、家族で、町で見守ることができる。徘徊しても安心できるような先進の町もある」。願いは、誰もが相手に優しく接するまち・浦安。  

「人」リスト〜2017年
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徹底した行政運営をしていく

〜市川市副市長

 笠原 智 さん

 東京都江戸川区出身で、中学2年のときから市川市に在住。「人が穏やかでスマートで、言葉遣いが丁寧。街もきれいで平和。市川以外に住みたいとは思えない」と、市川市への愛着は強い。

 昭和52年に入庁し、農水産課や交通対策課、財政課など多くの部署を経験。4部署の部長を歴任した。平成27年に退職し、再任用で危機管理監に就任。そして昨年12月、市長が長期不在となる事態に備え、副市長に選任された。

 「初めて配属された農水産課では市川特産の梨を守るため、スコップやノコギリを使って土まみれになりながら、梨の病害の原因となる植栽の移設をした」と振り返る。肉体労働も多かったが、「大変だったとは思わない」と言い切る。多くの部署で働いたが、「異動するたびに思い切り勉強してきた」と、努力を重ねてきた。

 「市長不在の中、徹底した行政運営をしていきたい。待機児童の問題解決や、スポーツをできる環境の拡充、高齢者が住みやすい環境の整備、教育水準の向上、災害に強い街を目指したい」。さまざまな部署での経験を、市長不在が続く難局で生かしていく。  

「人」リスト〜2017年
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ステージに立ち自慢してほしい

〜第10回ファッションショーを開いた着物リメイク研究会代表

 阿部 嘉子 さん

 着物を洋服に仕立て直す着物リメイク。古くなった和服は捨てられたり、タンスの奥にしまわれたりすることが多いが「天然素材で、生地も柄も良質。父母など持ち主の思い出も身にまとえるんです」。

 市川市の公民館で洋裁教室の講師を務めていた平成15年、公民館の主催講座として提案した「着物リメイク」で講師を務め、修了生と同研究会を結成した。やがて、作品の発表の場としてファッションショーを企画。制作者自身がモデルになるために尻込みする会員もいたが、結果は大好評。昨年の第10回も満員御礼で終えた。「ファッションショーは魅力あるイベント。高齢者でも、頑張って作った服を着てステージに立って、生き生きと自慢してほしい」。

 洋裁の先生になり、母親に請われて初めてリメイクをして以来、作り続けている。自分が20歳のときの訪問着で娘の結婚式のドレスや、孫のベビードレスも作った。「街で『素敵ですね』と声掛けられることもある。着物リメイクは私の生きがいで、いまも青春。誰よりも、私が良い作品を作りたい」。故郷の京言葉で着物リメイクを語る姿は、何よりも楽しそう。  

「人」リスト〜2017年
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誰でも手入れできる花壇にしたい

〜弁天公園花の会会長

 佐々木 順子 さん

 元々は「知っている花はチューリップとヒマワリくらいだった」が、会設立後は「弁天公園の美化活動が生活リズムになった。常に花壇のことを気にかけるようになった」と、自ずと花に興味が湧いてきた。

 設立後しばらくは、植えたばかりのパンジーやコスモスが全滅し、公園利用者に「ちゃんと手入れをしていないんじゃないか」と言われることもあった。しかし、肥料を入れて土を耕す作業を繰り返して一年中花が咲き誇る花壇になり、「ありがとう」と言ってもらえるようになった。

 今月で設立から丸10年。現在も16人の会員たちが同公園で週一度の水やりとゴミ拾い、年3回の花の植え替えを続けている。地域住民らも肥料を提供してくれたり、ゴミ拾いを手伝ってくれたりと協力。平成27年には、美化活動が評価されて行徳警察署から感謝状も受けた。

 「今後は、若い人と高齢者が花を慈しみ、誰でも花の手入れができるようなオープンな花壇にしていきたい」と願う62歳。これからも公園が行徳地区の憩いの場となるよう、美化活動にいそしんでいく。  

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