市川よみうり & 浦安よみうり online

 地震と津波の被害を受けた方々に、お見舞いを申し上げます。
 市川市と浦安市内の最新の情報については、市役所のホームページや登録者向けメール、市が発信するツイッターなどを参照して下さい。

 今週は12ページです。


「市川」を全国に発信
市川乙女が大久保市長を訪問

大久保市長とともに記念撮影する市川乙女

大久保市長とともに記念撮影する市川乙女

 市川市のご当地アイドルグループ「市川乙女」が先月22日、大久保博市長を表敬訪問した。
 
 市川乙女は昨年9月12日に結成したばかりのグループで、7人のメンバー全員が市川市在住。「地元市川を全国に発信していきます」をコンセプトに活動している。これまで行徳まつりやいちかわ市民まつり、商店会のイベントなどに出演してきた。
 
 市長を表敬訪問した市川乙女のメンバーたちは「市川市の素晴らしさをたくさんの人に話していきたい」「市川市を分かんなーいとは言わせない」「市川市の良いところを全国のみんなに知ってもらうのが私の夢」などと、それぞれキャッチフレーズとともに自己紹介。アイドルになることを決めた理由や将来の夢を話した後、「梨」「手児奈」「サイゼリア」など、市川市の名産や文化などを歌詞に取り入れたデビュー曲『何ってたって市川市』の映像を観賞した。
 
 市川乙女は10日の新成人の集いでデビュー曲を披露する予定。同日は、ニッケコルトンプラザで午後1時から行われる110番の日キャンペーンにも登場する。  

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妙典橋の完成目標 平成29年度に延期
作業工程変更、用地取得難航
強制収用へ県が事業認定申請

現在の工事区間

現在の工事区間

 県が整備を進めている妙典橋の完成目標が、作業工程に変更が生じた影響により、当初の今年度からずれ込んで平成29年12月になったことが分かった。先月2日の県議会で、赤間正明県議による公明党の代表質問に森田健作知事が答えた。さらに、既存道路と橋を結ぶ接続道路の用地取得も難航しているため、橋の供用開始は同29年度末になる見込みという。県は昨年11月、用地取得に合意が得られない土地と建物について、土地収用法に基づく事業認定の申請を国土交通大臣に行った。
 
 妙典橋は、江戸川放水路をまたいで市川市の高谷地区と妙典地区を結ぶ延長622・5㍍の橋で、幅員は12㍍。車道は片側1車線ずつで、上流側にのみ幅員3・5㍍の歩道を設ける。工事区間は、橋と接続道路を合わせて延長1・3㌔で、このうち高谷側の0・3㌔は開通済み。残り1㌔が完成すると、高谷の外環道路国道部と妙典の新浜通りがつながるため、両地区の一体的な発展や、交通量の分散といった効果のほか、外環道路高谷インターチェンジへのアクセス道路としての役割も期待されている。
 
 工事は、すでに全ての橋脚と中央部の橋げたが完成済み。しかし、昨年9月の関東・東北豪雨で河川に大量の土砂が流れ込んだ影響で、両側に橋げたを架けるための作業場として予定していた2カ所のうち一方が使えなくなり、工期が延びたという。
 
 また、高谷側の接続道路建設予定地では用地取得の合意が得られない箇所があるため、県は昨年11月5日、土地収用法に基づく事業認定の申請を国交大臣に行った。土地収用は、公共事業に必要な土地を事業者が所有者から強制的に収用する制度で、事業認定では国交大臣が土地利用の合理性や事業遂行能力の有無、公益上の必要性などの要件を満たすか判断する。県は、引き続き地権者との任意交渉を続けるというが、事業認定され、このまま任意交渉がまとまらなければ、補償額や引き渡し時期などを決めるための収用裁決と明渡裁決に進むことになる。  

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「よっこいしょー、よっこいしょー」
郷土博物館で餅つき体験

姉妹で餅つき

姉妹で餅つき

 浦安市郷土博物館で先月23日、本物の臼ときねを使った餅つき体験が開かれ、多くの子供たちが楽しんでいた。
 
 今年一年の無事を感謝し、翌年の無事を祈念しようと開かれた餅つき。会場には子供たちとその保護者など約200人が集まり、薪の火で蒸したもち米20㌔を臼ときねで「よっこいしょー」の掛け声に合わせ、楽しそうについていた。
 
 市内東野から来た松永凉佳さん(6)と妹の倫佳ちゃん(4)は「お餅大好き。お餅つきがあるって学校でもらった紙に書いてあったからパパを誘ったの。楽しかった」と、あんこ味ときな粉味の餅を食べながら話していた。
 
 同イベントには県立浦安高校の生徒有志6人がボランティアとして参加。3年生の女子生徒は「浦高は地域のお世話になっている。恩返しができるならと思って参加した」と話し、餅つきの様子を見て楽しみながら頑張っていた。  

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飲料水確保を重視
浦安市
防災備蓄品を新規追加

当代島公民館にある井戸水の浄水装置

当代島公民館にある井戸水の浄水装置

 浦安市は、防災備蓄品の見直しを行い、ペットボトル水やポリタンク、アレルギーフリーの食料、電池などを今年度、新規に備える。市防災課は「東日本大震災では被災が局所的だったため給水車は来たが、首都直下地震の発生を考えると飲料水対策は力を入れる必要がある」という。市は今年、市内3カ所に井戸を掘り、被災時にも水を供給できるシステムを整備している。
 
 防災備蓄品は、家庭の備蓄品を持ち出すことができない避難者用。全壊棟数3436棟、半壊棟数4081棟、焼失棟数3800棟と、建物被害による避難者2万9825人、帰宅困難者2万6620人の想定を基準に備蓄数を算定し、長期的に増やしている。
 
 今年度、新たに備蓄品に追加したのは500㍉㍑のペットボトル水(今年度9600本)、給水用のコック付き20㍑ポリタンク(同400個)と10㍑給水袋(同2400枚)、アレルゲンフリーのアルファ米(同3900食)と、被災時に活動する職員や関係機関向けのアルファ米(同数)、ヘッドライト(72個)、電池(単1型3612本、単3型2504本)。
 
 飲料水については、耐震性貯水槽と、学校などの緊急遮断弁付き受水槽、プールの水をろ過する浄水機、海水の淡水化装置を保有しているが、ペットボトル水はなかった。大震災の経験を踏まえ、粉ミルクが溶けやすい硬度30以下とし、乳児のいる家庭などを配布対象に想定。コック付きポリタンクは、水がある地域から水がない地域に水を運搬することを容易にするため導入。給水袋は配布用。
 
 非常用備蓄食料は一般向けのシチューとビスケットのセット24万食、高齢者など向けの雑炊3万3千食があるが、食物アレルギーがある人向けはなかったため、特定原材料等27品目が不使用のアルファ米を導入。ヘッドライトの導入は、避難所作業を両手で行えるようにするため。電池は使用期限10年のものとし、備蓄倉庫の強力ライトと拡声器で使う。

市内3カ所に井戸設置

 井戸は元町と中町、新町の3地区に深さ100㍍を掘って設置した。砂や活性炭、2種類の膜でろ過し、24時間365日水質管理をしている。井戸水は定期的に使わないと水質が悪化するため平常時も利用。くみ上げ量は地盤沈下が起きないよう1カ所1日60㌧に制限している。
 
 3カ所のくみ上げ総量は180㌧で、一人1日3㍑とすると6万人分に相当。貯水槽や受水槽などは水の量に限度があるが、井戸水は毎日湧いてくる。市防災課は「自然の貯水槽のようなもの。ペットボトル水はいずれ捨てることになり、しかも180㌧をまかなうのは不可能。首都直下地震などで広範囲が被災すれば、給水車が来るかどうか分からない。自前の水対策を検討した結果」という。
 
 南海トラフ地震や首都直下地震などで大きな被害が発生する可能性が指摘されていることから、家庭での防災備蓄は1週間分が推奨されている。  

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高校生が小学生に書道指導

菅野小学校×市川昴高校

高校生の見本を見るために集まる児童たち

高校生の見本を見るために集まる児童たち

 市川市立菅野小学校(児童数536人、赤石欣弥校長)に先月15日、県立市川昴高校書道部の生徒4人が訪れ、5年生97人と6年生103人に書道を教えた。
 
 高校生たちは、児童たちに「半紙と正対して座る」「書く前に中心が分かるように半紙を折る」などと基本から丁寧に説明。児童たちは、近くで高校生に手本を書いてもらっている児童がいると周りに集まり、一緒に説明を聞くなど真剣に取り組んでいた。
 
 書き方を直接教えてもらった女子児童は「『な』を書くのが苦手だったけど、コツを教えてもらってうまく書けるようになった」と大喜び。書道部部長の野尻拓実さんは「児童たちはしっかりと教えたことをできていて、のみ込みが早かった。書道に興味を持ってくれた子もいてくれたのは良かった」と満足していた。

国府台小学校×国府台高校

一緒に筆を取って小学生を指導する高校生

一緒に筆を取って小学生を指導する高校生

 市川市立国府台小学校(石塚浩校長、児童数647人)で先月18日、国府台高校書道部の生徒が指導する書き初め教室が開かれた。
 
 この取り組みは、4年前に同小から「年齢の近い高校生に書道の授業をしてもらえないか」と同高に打診したところ、教師を志願する生徒が多い同高が「生徒たちにもいい社会経験になる」と快諾してスタート。3年前からは、高校生が近隣の小・中学校などに出向いて学習や課外活動を支援する県事業「お兄さん、お姉さんと学ぼぅ」に位置付けられており、今年は同小のほか市立市川小でも行われた。
 
 この日は、高校生12人が小学6年生121人を指導。漢字を大きく書きすぎて半紙に書ききれなかったり、力が入り過ぎて半紙を破いてしまったりと悪戦苦闘する6年生には、高校生たちが「はらう部分は力を抜いて、止めるところはしっかりと止める」「ひらがなは漢字よりも小さめに書く」などと丁寧にアドバイスした。同部部長の大庫朱理さんは「小学生なのでとにかく元気よく書くことを重視して教えている。筆の持ち方などを直すのは大変だけど、みんな素直に聞いてくれるのですぐに上達する」と貴重な時間を過ごしていた。
 
 6年生の稲川竣平君は「止める、はらうなど難しい部分は一緒に筆を持ちながら教えてくれてとても分かりやすかった」と、書き上げた字に納得の表情。上野太暉君も「これまで得意じゃなかった漢字も上手に書けた。教え方がうまい」と大満足の様子だった。  

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スーパーカミオカンデのニュートリノ観測情報
ディスプレーでリアルタイム表示
県内初 現代産業科学館で常設展示

スーパーカミオカンデの観測情報をリアルタイムで表示するイベントディスプレー(左)と光電子増倍管

スーパーカミオカンデの観測情報をリアルタイムで表示するイベントディスプレー(左)と光電子増倍管

 県立現代産業科学館(市川市鬼高1の1の3)は先月10日から、ニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ」の観測情報をリアルタイムで表示する32㌅のイベントディスプレーの常設展示を始めた。この展示は全国で7施設目で、県内では初めて。
 
 スーパーカミオカンデは、岐阜県飛騨市神岡鉱山内の地下千㍍にある世界最大の水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置で、東京大学教授・梶田隆章さんのノーベル物理学賞受賞で世間に広く知れ渡った。不純物を取り除いた5万㌧の純水を蓄えた直径約39㍍、高さ約41㍍の円筒形のタンク(検出器)と、その壁に設置された光電子増倍管と呼ばれる約1万3千本の光センサーなどで構成されており、ニュートリノの性質の全容を解明するため宇宙線ミューオンやニュートリノなどを観測している。
 
 同館のイベントディスプレーは、以前から展示しているスーパーカミオカンデの光電子増倍管と並べて展示。イベントディスプレーにはスーパーカミオカンデ検出器の展開図を示し、その中に捕えた光を小さな点で表示している。ニュートリノが観測できるのは1日30回程度で、画面上に表示されている無数の点がリング状になるという。
 
 入場料は一般300円、高校・大学生150円、障害者手帳持参者と介助者1人、65歳以上と中学生以下は無料。開館時間は午前9時から午後4時半(入館は同4時)まで。月曜日(祝日の場合は翌日)と3日、4日は休館。
 
 問い合わせは同科学館(☎379・2000番)。

関連イベント

 同科学館は11日午後1時15分からと同2時45分からの2回、同館2階体験学習室でイベント「ガリレオ温度計をつくろう」を開く。
 
 ガリレオ温度計は、温度によって浮力が変わる水の特性を利用した温度計。ペットボトル内に重さの違うガラス瓶を複数入れ、浮いたガラス瓶の重さで温度が分かる。
 
 対象は中学生以下(小学3年生以下は保護者同伴)。定員は各回24人で、受け付けは開始20分前から開始する。参加費は350円。  

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アルコール依存症からの回復へ
飲まない例会を毎日開催
浦安断酒新生会など

浦安断酒新生会で体験を聴き合う参加者

浦安断酒新生会で体験を聴き合う参加者

 断酒を継続するために―。アルコール依存症(アルコール使用障害)からの回復のための自助グループ・浦安断酒新生会が、各地の断酒新生会と連携して毎日どこかで例会を開き、会員らが互いの体験を聴き合いながら、断酒に努めている。

意外と身近な病気

 質問。あなたはいくつ当てはまりますか? ①飲酒量を減らさなければいけないと感じた②他人に飲酒を非難され、気に障った③自分の飲酒について悪い、申し訳ないと思った④神経を落ち着かせたり、二日酔いを治したりするために迎え酒をした―。これはCAGEと呼ばれるアルコール依存症の自己診断法。1つでも該当すれば問題ある飲酒、2つ以上はアルコール依存症の可能性が高い。
 
 節度のある適度な飲酒の基準はビール中瓶1本、日本酒1合、25度の焼酎100㍉㍑。身体的や社会的、また人間関係などのアルコール関連問題を起こす多量飲酒はその3倍以上で、日本人の860万人(わが国の成人飲酒行動およびアルコール症に関する全国調査)が当てはまる。
 
 アルコール依存症者は全国に80万人いるとみられている。ほぼ男性(72万人、90%)だが、女性(8万人、10%)も少なくない。依存症の疑いのある人は440万人とされており、飲酒をする人にとって決して縁遠い病気ではない。

アルコール依存症とは

 アルコール依存症は、厚生労働省によると「『大切にしていた家族、仕事、趣味などよりも飲酒をはるかに優先させる状態』。飲酒のコントロールができない、(イライラや神経過敏、手の震えなどの)離脱症状がみられる、健康問題の原因が飲酒と分かっていながら断酒ができない」ことという。浦安断酒新生会の例会の出席者は「あしたからやめるといつも思っていた。でも夜中、まだあしたじゃないからとコンビニに行き、時計を見ながら飲み干してた。それの繰り返し」と話す。
 
 以前は社会的に、アルコール依存症を「本人の意志が弱い」「人間性に問題がある」などと考える傾向があったが、現在はコントロール障害として治療が行われている。肝硬変など身体的な病気とは別に、コントロール障害は精神疾患とされる。
 
 ただ、アルコール依存症は治らない。酒を断っても、再び飲み始めればコントロールできなくなってしまうからで、断酒を生涯続けることが必要。治療は一般的に、アルコールを抜く解毒治療を行った後、断酒に向けたリハビリ治療を行う。その後、断酒会やAA(アルコーホーリクス・アノニマス)など自助グループへの参加が促される。

認めない依存症者
家族の協力が大切

 治療への課題は、アルコール依存症者の心理的な特徴で、本人が依存症だと認めない否認と、物事を自分に都合の良いように解釈して他人に配慮しない自己中心性がある。そのため、治療に入ることが難しく、同会は「家族の協力が大切」という。本人が、酒を飲み続ける行動、暴言や暴力などをしていることに気付かない、または認めないため、気付いた家族が治療や自助グループへの参加を促すことが大切という。

自助グループ・断酒会

 現在、断酒会は全国に400団体ほどあり、千葉県には16団体がある。浦安断酒新生会の例会は毎月第2、第4水曜日の午後6時半から同8時半まで、浦安市中央公民館で開催。会費300円で飲み物とパンが配られ、依存症からの回復者や依存症者の家族が体験を話す。酒が飲みたくなる夜の時間帯に開くことで、断酒を継続し、近隣市の断酒会も同様に例会を開く。
 
 浦安の例会で回復者は「酒の飲み比べをしてた。迎え酒は良く効く薬だと飲んだ」「やめられると思っていたが、やめられないことに気付かなかった」「失った自信も、家族の信用もなかなか戻らない。酒の害は大きい」、家族は「夫が酒を飲むからストレスで家族の体調が悪くなる」「夫は否認、私は苦痛。私の元気を取り戻したい」とつらい体験を話す。ただ、「例会は体験談と決意を聞けて非常に助かる。断酒に向き合っていきたい」「断酒を続けることで、家族や迷惑をかけた人にお詫びしたい」と、日々、例会に通い、断酒に努めている。
 
 アルコール依存症の相談は最寄りの保健所や専門医療機関、自助グループへ。詳細は、全日本断酒連盟ホームページに掲載。  

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平成29年5月診療開始へ
順天堂大浦安病院の3号館

順天堂大附属浦安病院3号館の完成予想図(左から、新立体駐車場、3号館、1号館、2号館=同病院提供)

順天堂大附属浦安病院3号館の完成予想図(左から、新立体駐車場、3号館、1号館、2号館=同病院提供)

 市川、浦安地区で唯一の第3次救急医療機関に指定されている順天堂大附属浦安病院(浦安市富岡2、吉田幸洋院長)の3号館建設工事が急ピッチで進んでいる。1号館の西隣りの約4千平方㍍の敷地に新設するもので、地下1階地上9階建て、延べ床面積1万9400平方㍍。昨年11月末までに基礎杭の打設も完了し、病院では平成29年5月の竣工、診療開始を予定している。
 
 同病院には、両市のほか東京都江戸川区や周辺市域から1日2千人を超える患者が来院し、現状の病床数653床では、新規の入院に関して調整が必要な場合がある状況という。このため、病院では県に増床を申請、平成24年に132床の増加が認可されている。3号館の完成時には785床と県内でも有数の規模となり、外来診察室の増設と医療スタッフ増により、患者の待ち時間の短縮など外来診療機能のアップを図る計画だ。
 
 同時に、新館1階には患者支援センターを設け、患者や家族からの医療費や社会福祉制度のサービス内容、社会復帰などについての相談、栄養指導なども1カ所でできる体制をとる。3階には消化器センターも新設され、内視鏡などによる検査、手術などの治療機能を集中、チーム医療を強化する。また、新館の完成に併せ、1、2号館の病棟の大部屋定員を5から4にして、入院時のアメニティーをアップ。151台収容の立体駐車場も新設し、外来患者の利便性の向上も図る。
 
 なお、新館は免震構造で、大災害時にも拠点病院としての機能を維持し、市民の一時避難も受け入れることにしている。

《第3次救急医療機関》

 心筋梗塞や脳卒中、頭部損傷などの救急患者、複数の診療科領域にわたる重篤救急患者に対し、高度な医療を24時間体制で提供できる機能を持つ医療機関。都道府県が指定する。  

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市川手帳

 あけましておめでとうございます。今年も本紙をよろしくお願いいたします▼童謡『お正月』の中で歌われる正月遊びといえばたこ揚げとこま回し。だが、子供たちにとって当たり前の遊びという時代は過ぎ去ってしまったのだろうか。この地域でもイベント以外の遊びとして見る機会はあまり多くない▼子供たちの関心がないというより、楽しめる場所が少なくなっているという方が大きな要因だろう。昭和の後期でさえ、たこ揚げをしようものなら、電線によく引っ掛けていた▼たこもこまも手ぬぐいなどの和風柄に使われている。たこは「運気、名が上がる」、こまは「金回り、仕事回りが良くなる」縁起物という。今年も良い年になるよう、久しぶりに楽しんでみたい。

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