交通量増加の懸念〜成田直結バイパス

 都市計画道路3・4・18 号

 千葉ニュータウン(NT)と新鎌ヶ谷駅付近を結んでいる国道464号(北千葉道路)を、市川市の都市計画道路3・4・18 号の延長線上にある鎌ヶ谷市道4号まで西側に延伸する事業が、現在、県により進められている。北千葉道路は東側についても、成田空港まで延伸する事業が県と国土交通省により進行中。都計道3・4・18号は、両事業が完成すると成田空港からの大幹線道路と実質的に直結することになり、1日3万台と予測されている開通直後の交通量が、さらに増加する懸念が浮上している。

 北千葉道路は成田空港と外環道路を結ぶ計画だが外環への接続時期は見通しが立っておらず、現在は北総線印旛日本医大駅付近から新鎌ヶ谷駅付近まで来た所で事実上の寸断状態。通行車両はここから左折して鎌ヶ谷市街を通るため、一帯は慢性的な渋滞に悩まされている。  さらに北千葉道路の東側は、成田空港との接続に向け工事が進行中。開通すれば北千葉道路の交通量はさらに増える可能性が高い。

 こうした中、県は鎌ヶ谷市街地の交通渋滞を減らすため、この寸断状態の北千葉道路を西側に上下1車線ずつ1・7㌔㍍伸ばす「粟野バイパス」の整備を決め、このうち寸断部分から鎌ヶ谷市道4号までの0・8㌔㍍を第1期事業として重点的に進めている。完成時期は1期、2期とも未定だが、第1期は昨年度までに予算ベースで18%の段階まで事業を進めている。

 第1期が完成すれば、千葉NT方面から鎌ヶ谷の突き当たりまで来た車両は自動的に市道4号に流入することになる。市道4号は幅員が狭く大型車両が通行禁止になっているが、鎌ヶ谷市は「1期分の工事だけでも市内の交通渋滞緩和に効果がある」とみており、その分多くの交通車両が市道4号に流れることになりそうだ。

 ただ、市道4号の先に続くのは都計道3・4・18号。同都計道も全線開通すれば、そのまま道なりで京成線の線路をくぐって国道14号や京葉道路までつながることになる。  同都計道の予測交通量は、現在の道路網を前提にした場合で1日約3万台。だが粟野バイパスの開通は、その数値をさらに増加させる要因となりそうだ。

 都市計画道路3・4・18号

 新井から大野町まで市川市内を南北に縦断する11・8㌔㍍の幹線道路で、このうち国道14号―本北方橋間の約1・6㌔㍍が未開通。未開通部分は市川市が開通目標を平成27年度に定め、土地収用と工事を進めている。だが、1日1万台の計画交通量に対し、当面の交通量は同3万台に達するとみられており、沿線住民と一部地権者は環境対策が不十分であるとして計画の見直し・撤回を求めている。

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