持ち込みごみ「値上げ」が相当

 発生・排出抑制へ~市川市審議会が答申

 市川市廃棄物減量推進審議会は12日、これまで10㌔㌘あたり189円だった同市の一般廃棄物(家庭から直接持ち込むごみ)処理手数料を、来年度中に同210円に引き上げることが適当―とする答申書を大久保博市長に手渡した。市は「経済情勢との兼ね合いを考慮しながら実施時期などについて検討したい」としている。

 同審議会は、7月に諮問を受けたこの問題について、3回にわたり審議。15人の委員が、ごみの発生・排出抑制や、再生利用の促進、近隣市との均衡性などの観点から意見を交わし合った。 答申書では、ごみ処理にかかる経費が増加していることなどから、利用者の負担分も引き上げることが適当と明記。さらに、これまで無料としてきた10㌔㌘未満の持ち込みごみについても、210円の手数料を徴収することと記されている。

 改定の時期については、ごみ処理原価の状況や社会情勢などを考慮して総合的に判断することとし、来年度中と記すにとどめた。改定によって不法投棄の増加などにつながらないよう、利用者への十分な周知を図る必要性も訴えている。

 答申を受け市は「内容を真しんし摯 に受け止め、ごみ発生の抑制につながるような改定にしたい」としている。

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