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連載「おいしく食べよう! 千葉県産の食材を使った献立」

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<397> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「茎わかめのきんぴら」

 今回は「まごわやさしいよ」の「わ」、海藻類である「茎わかめ」の入ったきんぴらをご紹介します。

 茎わかめは名前の通り、わかめの茎の部分です。わかめは海の中で長さ1・5㍍、幅90㌢と大きく育ち、大きいものでは4㍍くらいにもなるそうです。海の中では茶色ですが、熱湯をかけると色素が変化し、緑色になります。

 わかめや昆布を水につけると出てくるヌルヌルしたものは食物繊維です。食物繊維は体にある余分なもの(摂りすぎた脂肪など)を体の外に出す働きがあり、生活習慣病などを予防します。また、茎わかめには、骨や歯を作る働きのあるカルシウムもたくさん含まれています。

 今回は、歯応えの良い茎わかめとニンジンやゴボウをきんぴらにしました。歯応えを楽しみながら食べられるメニューです。

   

材料(4人分)

・サラダ油…小さじ1/2杯
・豚もも肉…20㌘
・ニンジン…30㌘
・ゴボウ…50㌘
・つきこんにゃく…50㌘
・茎わかめ…80㌘
・ごま…小さじ1杯
・調味料
 ・しょうゆ…大さじ1/2杯
 ・砂糖…小さじ1杯
 ・本みりん…小さじ1杯
 ・酒…小さじ1/2杯

 

作り方

①茎わかめを塩抜きして、サッとゆでて水気を切っておく。
②ニンジン、ゴボウを千切りにする。
③フライパンに油をひき、豚肉を炒める。
④色が変わってきたら、千切りにしたニンジン、ゴボウを入れて炒める。
⑤柔らかくなってきたら、つきこんにゃく、茎わかめ、調味料を入れて炒める。
⑥炒っておいたごまを最後にふりかける。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・菅谷純子
 
 (2021年12月25日)  

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<366> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「冬野菜のカレー」

 今回は「まごわやさしいよ」の「や」、季節の野菜をたっぷり使った「冬野菜のカレー」をご紹介します。

 冬においしい時季を迎える野菜は、根や葉を食べる物が多く見られます。また、つぼみを食べる野菜も冬が旬です。

 冬野菜は、寒い外や冷たい土の中でじっくり成長するため、栄養分がギュッと閉じ込められているのが特徴です。煮込み料理など加熱料理に適しており、食べると体がぽかぽかと温まります。

 今回のカレーには、普段はあまりカレーに入れないような野菜も入っていますが、味も良く、食感も楽しむことができます。ぜひお試しください。

   

材料(4人分)

・サトイモ…120㌘
・炒め用油…適量
・揚げ油…適量
・豚ひき肉…150㌘
・ニンニク…少々
・しょうが…少々
・タマネギ…240㌘
・ニンジン…40㌘
・ダイコン…40㌘
・レンコン…30㌘
・カリフラワー…30㌘
・水…250㍉㍑
・塩こしょう…少々
・カレー粉…少々
・カレールー…60㌘
★粉チーズ…10㌘
★ヨーグルト…小さじ4杯
★中濃ソース…小さじ2杯
★しょうゆ…小さじ1/2杯

 

作り方

①いちょう切りにしたサトイモを素揚げする。
②食べやすい大きさに切ったダイコン、レンコン、カリフラワーをゆでる(レンジ加熱も可)。
③みじん切りにしたニンニク、しょうがを軽く炒め、豚ひき肉、カレー粉を入れて炒める。
④タマネギとニンジンを切って入れ、塩こしょうをふる。全体を炒めたら水を加えて煮込む。
⑤野菜に火が通ったらカレールーを入れる。
⑥★の材料を入れ、①のサトイモと②の野菜を入れて仕上げる。
※カレーに入れる野菜は好みで変更してください。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・松丸愛美
 
 (2021年12月4日)  

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<395> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「豆苗の中華和え」

 今回は「まごわやさしいよ」の「や」、野菜類の中から豆苗を使った和え物をご紹介します。

 豆苗は、えんどう豆の若い葉と茎を摘んで食べる緑黄色野菜です。最近は水耕栽培で生産されるようになり天候に左右されないため、年間を通してリーズナブルな価格で購入することができます。

 くせがなくて食べやすく、シャキシャキした食感が特徴の野菜で、豆と野菜の両方の栄養を併せ持っています。特に、代謝を助ける働きのあるビタミンB群や、骨の形成を助けてくれるビタミンKなどのビタミン類を多く含んでいます。

 家で豆苗を食べるときは脇芽を残すように切り、脇芽を受け皿において水をやり、日当たりの良い所に置いておくと再び収穫できます。お子さんの食育にもなりますね。

 栄養豊富でリーズナブル、生で食べてもさっとゆでてもおいしい豆苗をご家庭でも活用してみてはいかがでしょうか。

   

材料(4人分)

・豆苗…110㌘
・ニンジン…30㌘
・ロースハム…40㌘
・モヤシ…120㌘
・ちりめんじゃこ…9㌘
〈調味料〉
 ・ごま油…大さじ1杯1/3
 ・サラダ油…小さじ1杯
 ・しょうゆ…小さじ1杯
 ・塩…少々
 ・こしょう…少々
 ・白ごま…6㌘

 

作り方

①豆苗を4㌢の長さに切る。ニンジンとハムを千切りにする。
②モヤシをゆでる。豆苗とニンジンもさっとゆでておく。
③ちりめんじゃこを軽く炒る。
④調味料とごまをよく混ぜてドレッシングを作り、水気を切った野菜とハム、ちりめんじゃこをさっくり合わせて彩りよく盛り付ける。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・鎌形真智子
 
 (2021年11月27日)  

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<394> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「サトイモとレンコンの青のり揚げ」

 今回は「まごわやさしいよ」の「い」(芋類)、サトイモを使った「サトイモとレンコンの青のり揚げ」をご紹介します。

 サトイモは、他の芋と比べてカリウムが多く含まれており、体内の塩分を外に出してくれる働きがあります。

 煮物のイメージが強いサトイモですが、揚げるとホクホクした食感になり、サトイモ特有のぬめりがなくなるので、苦手な人でもおいしく食べることができます。今回は子供たちの大好きなのり塩味に仕上げてみました。

 「まごわやさしいよ」は、栄養バランスの良い食事に欠かせない和食材を覚えやすく1文字ずつ組み合わせた言葉です。「ま」は豆類、「ご」はごまなど種実類、「わ」はワカメなど海藻類、「や」は野菜、「さ」は魚・小魚、「し」はシイタケなどきのこ類、「い」は芋類、「よ」はヨーグルトなど発酵食品のことです。

   

材料(4人分)

・サトイモ…150㌘
・レンコン…40㌘
・水煮大豆…50㌘
(乾燥大豆の場合は25㌘を水で戻すとよい)
・片栗粉…適量
・揚げ油…適量
・塩…少々
・青のり…好みの量

作り方

①厚めのいちょう切りにしたサトイモと、薄切りにしたレンコンを素揚げする。
②水煮大豆に片栗粉をまぶして揚げる。
③揚げた①と②を混ぜ、青のりと塩をふる。
※サトイモが無い場合は、ジャガイモやサツマイモで代用することもできます。また、冷凍ポテトを使うことで、手軽に作ることもできます。
※肉や魚のから揚げを合わせるとボリュームのあるおかずになります。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・松丸愛美
 
 (2021年11月13日)  

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<393> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「サンマご飯」

 今回は「まごわやさしいよ」の「さ」、魚を使った料理を紹介します。

 サンマは秋刀魚と書く通り、秋の味覚の代表的な魚です。血液の流れを良くする成分や、悪玉コレステロールを減らす作用がある成分が含まれていると言われていて、積極的に取りたい食品の一つです。

 今回は給食で人気の「サンマご飯」を紹介します。甘辛いたれで味付けしたサンマをご飯に混ぜ込むので、低学年の子供たちも、もりもり食べてくれます。旬のサンマは脂ののりが良く、内臓の苦みも少ないので、シンプルな塩焼きでも十分おいしくいただけますが、たまに変わった食べ方をしたくなったときなどには、ぜひお試しください。

   

材料(4人分)

・米…300㌘
・サンマ…120㌘
・片栗粉…適量
・揚げ油…適量
・タレ
 ・酒…小さじ2杯
 ・みりん…小さじ1/2杯
 ・砂糖…小さじ1杯
 ・しょうゆ…小さじ2杯
・紅しょうが…適量

作り方

①ご飯を炊いておく。
②調味料を合わせてひと煮立ちさせ、タレをつくっておく。
③サンマを三枚におろしてから一口大の短冊に切り、片栗粉をまぶして油で揚げる。
④ ③が熱いうちにタレをからめ、炊き上がったご飯に混ぜ込む。ご飯を器に盛り付け、上に紅しょうがを軽く散らす。
※お好みによりますが、紅しょうが少量を細かく刻み、ご飯に混ぜ込むのもお薦めです。
※サンマはご飯に混ぜ込むので、丁寧に洗ってから使ってください。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・城文子
 
 (2021年10月23日)  

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 「まごわやさしいよ」は、栄養バランスの良い食事に欠かせない和食材を覚えやすく1文字ずつ組み合わせた言葉です。「ま」は豆類、「ご」はごまなど種実類、「わ」はワカメなど海藻類、「や」は野菜、「さ」は魚・小魚、「し」はシイタケなどきのこ類、「い」は芋類、「よ」はヨーグルトなど発酵食品のことです。

<392> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「サツマイモと米粉のごまドーナツ」

 千葉県ではサツマイモや米がたくさんとれます。サツマイモの県内の主な産地は成田、香取地区です。千葉市の幕張地区は、江戸時代に飢饉対策として、蘭学者・青木昆陽が幕府の命でサツマイモの試作栽培を行った地域の一つで、幕張には「青木昆陽甘藷試作地」という史跡もあります。

 サツマイモは、ミカンと同じくらいの量のビタミンCを含み、食物繊維も豊富なので給食でも積極的に使用している食材です。さらに給食では、千葉県産のお米を使って作った米粉をいろいろな料理に使っています。このメニューもその一つです。

   

材料(16個分)

・サツマイモ…230㌘(中くらいのサイズ1本分)
・バター…大さじ1杯
・牛乳…大さじ2杯
・卵…1個
・砂糖…大さじ5杯
・米粉(または上新粉)…120㌘
・ベーキングパウダー…5㌘
・白いりごま…大さじ2杯
・揚げ油…適量

作り方

①サツマイモをよく洗って皮ごと1㌢くらいの厚さに切り、蒸してやわらかくする。熱いうちに皮ごとつぶす。
②バターを耐熱容器に入れ、電子レンジに10秒ほどかけて溶かす。
③米粉とベーキングパウダーを合わせてふるう。
④ボウルに②と砂糖を入れてすり混ぜ、卵、牛乳と①を加えてよく混ぜる
⑤ ③も加えてさっくりと混ぜ、白いりごまを加えてまとめる。
⑥16等分に丸めて、170度に熱した油で5分程度揚げる。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・古賀裕喜子
 
 (2021年10月9日)  

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<391> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「ムサカ(ブルガリア料理)」

 市川市は、東京2020オリンピックでブルガリアのホストタウンを務めました。ブルガリアと言えばヨーグルトが有名ですね。この「ムサカ」は、ヨーグルトを使ったグラタンのような料理です。ブルガリアのほかにもギリシャやトルコなど、東地中海の国々で食べられています。

   

材料(4人分)

・タマネギ…1/2個
・ニンジン…1/3本
・ジャガイモ…1個
・トマト…小1個
・豚ひき肉…100㌘
・ニンニク…1かけ
・オリーブ油…小さじ1杯
・ケチャップ…大さじ1杯
・塩…小さじ1/2杯
・こしょう…少々
★卵…1個
★プレーンヨーグルト…70㌘
★薄力粉…小さじ1杯
★ベーキングパウダー…小さじ1/2杯
★塩…少々

作り方

①ジャガイモを、皮をむいて5㍉程度のいちょう切りにする。耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジで加熱してやわらかくしておく。
②タマネギ、ニンジン、ニンニクをみじん切り、湯むきしたトマトを角切りにする。
③オリーブ油でニンニクを炒め、タマネギ、豚ひき肉、ニンジンを加えて丁寧に炒める。
④ ①のジャガイモとトマトを加えてさらに炒め、ケチャップ、塩こしょうで味付けする。あれば、タイム、ローリエなどを少々加えて風味づけをする。
⑤グラタン皿に④を敷いて上から★の材料を混ぜ合わせてかけ、200度に温めたオーブンで10分程度焼く。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・古賀裕喜子
 
 (2021年9月25日)  

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<390> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「菊花なめこ」

 秋の味覚と言えば「きのこ」。俳句でもきのこは秋の季語です。実際には秋に限らず、春と秋の2回発生するシイタケや、夏から秋にかけて発生するハナビラタケなど、種類によって発生時期も色や形も様々です。

 秋に発生するきのこで馴染みがあるものには「なめこ」があります。ぬめりがある小さな傘が特徴ですね。このぬめりはペクチンという水溶性の食物繊維です。コレステロールの吸収を抑えたり、余分なコレステロールの排出を促したりする効果があります。

 今回は、なめこと菊の花を使った東北地方でよく食べられている料理をご紹介します。

 さる9月9日は、五節句のひとつ「重陽の節句」でした。奇数(陽)が重なる日で、さらに奇数の中でも最大の数が重なることから「重陽」と言います。旧暦では菊がきれいに咲く時期です。中国では昔からこの日に菊花入りのお酒を飲み、無病息災や健康長寿を願ったようです。

   

材料(4人分)

・食用菊…100㌘
・酢…大さじ1杯
・なめこ…200㌘
・しょうゆ…大さじ5杯
・みりん…大さじ2杯
・三温糖…小さじ2杯

作り方

①菊花を、額から花びらを抜くように取り、軽く洗う。沸騰した湯に酢を加え、さっとゆでて水に取る。
②しょうゆ、みりん、砂糖を鍋に入れて煮立て、なめこを加える。
③2分ほど煮たら火を止め、水気をよく絞った菊花を加えて混ぜる。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・田中紀子
 
 (2021年9月11日)  

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<389> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「夏野菜ミートグラタン」

 今回は「まごわやさしいよ」の「や」、野菜を使った料理です。

 どの野菜も一年中手に入る時代ですが、旬の時期は最も栄養価が高く、必要な栄養素も豊富です。何よりおいしく、値段が安いのも魅力です。

 夏野菜には、水分やカリウムを豊富に含んでいるものが多く、体にこもった熱を下げてくれます。また、冬の野菜には体を温めてくれる成分が多く含まれています。

 今回は、夏の代表的な野菜であるナスとカボチャを使い、市販のミートソースとホワイトソースを重ねて焼いたグラタンです。

 ナスの旬は7月~8月ですが、晩夏の9月頃に収穫される秋ナスもおいしいものです。ナスの紫色は、アントシアニン系のナスニンと呼ばれる色素によるもので、抗酸化力があり、生活習慣病やコレステロールを抑える作用もあります。

 カボチャも夏から秋にかけて収穫される代表的な緑黄色野菜です。カロテン・ビタミンB、Cが多く、食物繊維も豊富で、便秘解消や美容効果が期待できます。

   

材料(4人分)

・ナス…2個
・カボチャ…1/8個
・ジャガイモ…2個
・炒め油…適量
・市販のミートソース…1カップ
・市販のホワイトソース…1/2カップ
・とろけるチーズ…全体にまんべんなくかかる量をお好みで

作り方

①カボチャとジャガイモを一口大に切って耐熱容器に入れ、ラップをフワッとかけて電子レンジで3分くらい加熱する。固い場合は追加して加熱する。
②ナスを一口大に切り、フライパンに油を熱し、しんなりするまで炒める。
③グラタン皿に①②を入れてミートソースをのせ、さらにホワイトソースをのせる。
④最後にチーズをふりかけ、焦げ目がつくまでオーブントースターで焼く。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・谷地智恵
 
 (2021年8月28日)  

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<388> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「糸寒天のチンジャオロース丼」

 今回は「まごわやさしいよ」の「わ」、ワカメなど海藻類を使用したメニューを紹介します。

 海藻類は、低カロリーで食物繊維が多いのが特徴です。そして、コレステロール低下や抗がん作用、便秘解消や美容効果もあり人気の食材です。

 ぬめりの成分は食物繊維の一種のフコイダン、アルギン酸です。

 今回は、乾燥させて煮溶かした天草やオゴノリを、寒い冬に戸外で凍結乾燥させて作る「寒天」を使った料理を紹介します。棒寒天・糸寒天は水で戻し、粉寒天は水戻しせず鍋に水と共に入れて煮溶かして使用します。

 寒天はお菓子に使われることが多いですが、サラダやスープ、炒め物にも使えます。今回は糸寒天を使ったヘルシーなチンジャオロース丼をご紹介します。

   

材料(4人分)

・豚ロース肉…80㌘
〈下味〉
 ・酒…小さじ1杯
 ・しょうゆ…小さじ1/2杯
 ・片栗粉…小さじ1杯
 ・糸寒天…10㌘
 ・タケノコ水煮…120㌘
 ・青ピーマン…2個
 ・赤ピーマン…1個
 ・ごま油…小さじ1杯
 ・ご飯…1人200㌘
〈調味料〉
 ・砂糖…大さじ1杯
 ・しょうゆ…小さじ1杯
 ・オイスターソース…大さじ1杯

作り方

①糸寒天を10分ほど水につけて戻す。
②ピーマンのへたと種を取り除く。
③ピーマンとタケノコを千切りにする。
④豚肉を細切りにし、酒としょうゆで下味をつけ、片栗粉をまぶしておく。
⑤糸寒天を水切りし、5㌢くらいに切っておく。
⑥フライパンにごま油を熱し、豚肉を炒める。ピーマン、タケノコを加えて火が通ったら糸寒天を加えて炒め、最後に調味料を加えて味を整える。
⑦器にご飯を盛り、⑥をのせる。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・谷地智恵
 
 (2021年8月7日)  

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<387> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「キュウリとキャベツのアーモンド和え」

 今回は「まごはやさしいよ」の「ご」、種実類です。種実類には、ごま、栗、ナッツ類などがあります。中でもナッツ類は栄養豊富な食材として注目を集めています。特にアーモンドは美容や健康に役立つと人気です。

 アーモンドには、皮膚、爪、髪などの細胞再生に関わるビタミンB2、体内の塩分を排出してくれるカリウム、お腹の調子を整えてくれる食物繊維も含まれています。

 種実類は、すったり細かく砕いたりした方が吸収率が高まりますので、今回はすった(粉末)アーモンドを使用します。

 キュウリは食卓に登場する機会が多く、年間を通して栽培されているため、季節を問わず楽しめる野菜の一つですが、旬は夏です。夏野菜であるキュウリは、体内にこもった熱を排出し、また豊富に含まれる水分は夏バテ予防の効果もあります。

 この季節におすすめの和え物、ぜひお試しください。

   

材料(4人分)

・キュウリ…1/2本
・塩…ひとつまみ
・キャベツ…200㌘
・ニンジン…30㌘
・アーモンド(すり潰したもの)…大さじ2杯
・調味料
・砂糖、みりん…各小さじ1杯
・しょうゆ…大さじ1杯

作り方

①キュウリを板ずりし、太めの千切りにする。10分ほど置いて水分を絞る。
②キャベツをざく切り、ニンジンを千切りにし、レンジで2~3分加熱してザルに上げておく。
③調味料をよく混ぜ合わせ、味をみて好みの味に調える。
④準備しておいた野菜とアーモンドを加えて和える。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・谷地智恵
 
 (2021年7月17日)  

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<386> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「ひよこ豆ジャーマンポテト」

 今回は「まごわやさしいよ」の「い(芋類)」のジャガイモと、「ま(豆)」のひよこ豆を使ったジャーマンポテトをご紹介します。

 ジャーマンポテトは、ジャガイモを使ったドイツ料理で、ご飯や料理の付け合せにもよく合います。

 ジャガイモは常備野菜で、定番のカレーや肉じゃが、サラダ、そしてジャーマンポテトなど子供たちにも人気のメニューがたくさんあります。主成分はでん粉で米と同じですが、カロリーは米の約半分、加熱しても壊れにくいビタミンC、そしてカリウムも多く含みます。

 ひよこ豆は、くちばしのような突起があり、名前の通りひよこのような形をしています。食感が栗に似ていることから「栗豆」とも呼ばれます。今では下処理のいらない缶詰やレトルトパックなどがあり、家庭でも多く使われるようになりました。

 今回は、ひよこ豆は缶詰を使用し、ジャガイモは電子レンジで加熱します。調理がとても簡単ですので、ぜひお試しください。

   

材料(4人分)

・ジャガイモ…2個
・タマネギ…半分
・ベーコン…30㌘
・ひよこ豆(水煮)…20㌘
・パセリ(みじん切り)…小さじ1杯
・バター…大さじ1杯
・塩、こしょう…適量

作り方(4人分)

①皮をむいたジャガイモを乱切りし、サッと水に潜らせてから耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジ(600㍗)で7分加熱する。
②タマネギをスライスし、ベーコンを5㍉幅にカットする。
③フライパンにバター、ベーコン、タマネギを入れ、弱火でしんなりするまで炒める。
④ ③に加熱したジャガイモと水切りしたひよこ豆を加え、塩こしょうで味付けする。パセリを入れ、全体に絡めたら出来上がり。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・谷地智恵
 
 (2021年7月3日)  

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<385> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「ツナ入り豆腐の巾着煮」

 今回は「まごわやさしいよ」の「ま」、豆類を使った「ツナ入り豆腐の巾着煮」をご紹介します。

 昔から食卓に欠かせない大豆。日本では弥生時代から栽培されるようになり、たくさんの加工品が生まれました。大豆から生まれた食品は、豆腐、厚揚げ、がんもどき、納豆、油揚げ、湯葉、みそ、しょうゆ…。どれも和食には欠かせません。体に必要なタンパク質や脂質を含み、中でもタンパク質は食肉に匹敵するほど良質なため、「畑の肉」とも言われます。

 今回ご紹介する巾着煮は、豆腐と油揚げをダブルで使います。材料を詰めて煮るだけですが、詰め物にうずら卵の水煮やぎんなんを加えると、ヘルシーなおもてなし料理になります。

   

材料(6個分)

・油揚げ…3枚
〈詰め物〉
 ・木綿豆腐…1/3丁
 ・ツナ缶…1/2缶
 ・ニンジン…1/5本
 ・タケノコ水煮…20㌘
 ・片栗粉…小さじ1杯
〈煮汁〉
 ・かつおだし…1カップ
 ・しょうゆ…大さじ1杯
 ・三温糖…大さじ2杯
 ・みりん…大さじ1杯

作り方

  ①豆腐を水切りする。豆腐をキッチンペーパーでくるみ、耐熱ボウルに入れて3分加熱する。
②ニンジン、タケノコをみじん切りにする。
③ ①②と油を切ったツナ、片栗粉をよく混ぜ合わせる。
④油揚げを半分に切り、開きやすくするために菜ばし2本を使って油揚げの表面をころころ転がす。
⑤ ④に6等分した③を詰め、つまようじで口を止める。
⑥煮汁の材料を火にかけ、⑤を並べて煮る。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・森玲子
 
 (2021年6月19日)  

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<384> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「いわしのカレー天ぷら」

 今回はカレー粉の風味で食べやすい「いわしの天ぷら」をご紹介しましょう。

 小学校で、このメニューが給食に出たとき、「いわしってどんな魚なの?」と質問がありました。「かみ応えがあっておいしいよ。みんなの体を支える骨のもともたくさんだよ。カルシウムのカルちゃんがいっぱいだよ」と答えました。

 それでも「食べられるかな」と心配そうな顔をする子もいますが、はりきって「食べる」と答えてくれる子もいます。何より、カレー味が子供との距離をグンと縮めてくれます。

 いわしには、血液や筋肉など体を作るもとになるたんぱく質が多く含まれています。また、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす働きがあるEPA、脳細胞の動きを活発にするといわれるDHAも多く含まれています。

 旬は6月~10月ころです。旬の物をいつもとは違った味で食べてみませんか。カレー味なのでソースも意外と合います。

   

材料(4人分)

・いわし(開いたもの)…4枚
・天ぷら粉…30㌘
・冷水…適量(1/4カップ程度)
・塩…小さじ1/4杯
・カレー粉…小さじ1杯弱
・揚げ油…適量
・ソース、しょうゆなど…適量

作り方

①天ぷら粉にカレー粉と塩を混ぜ合わせておく。
②冷水の入った容器に①を入れてかき混ぜ衣を作る。
③いわしを②にくぐらせて衣をつける。
④揚げ油を170~180度にして揚げる。
⑤好みでソースやしょうゆをかけて出来上がり。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・髙坂朋子
 
 (2021年6月12日)  

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<383> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「おさかなシュウマイ」

 今回は「まごはやさしいよ」の「さ」、魚を使った料理です。

 魚類は肉類より脂肪が少なく、良質なたんぱく質が摂れるので、健康のためには肉類よりたくさん摂りたいものです。

 日本人は魚を多く摂る習慣がありますが、魚の献立は焼き魚・煮魚など限られ、健康のために魚を毎日食べよう、と思っても焼き魚ばかりでは飽きてしまいます。魚の献立というとヘルシーな和食のイメージがありますが、料理方法を工夫して中華風などボリュームのある料理も取り入れると献立に変化がつき、おいしくいただけます。

 そこで、今回はクセのないタラのすり身を使った「おさかなシュウマイ」をご紹介します。すり身を使うとやわらかくなり、小さなお子さんでも高齢の方でも安心して食べられます。

 すり身が手に入らない場合は、はんぺんをよくつぶして混ぜると簡単に作れます。また、タラの代わりにカニやホタテの缶詰を汁ごと入れると、高級感のあるカニシュウマイやホタテシュウマイが作れます。

 シュウマイ作りは、混ぜたり皮で包んだりするので、お子さんと一緒に楽しく作れます。蒸し器がない場合、フライパンにクッキングシートを敷いてシュウマイを並べ、クッキングシートの下に水を入れて蓋をしてから火にかけても作れます。蒸し機能付きの電子レンジがあればさらに簡単です。

   

材料(4人分)

・豚ひき肉…60㌘
・タラすり身…50㌘
・しょうが…5㌘
・タマネギ…40㌘
・長ネギ…20㌘
・パン粉…4㌘
・しょうゆ…4㌘
・砂糖…2㌘
・塩…1㌘
・ごま油…2㌘
・コショウ…少々
・でんぷん…8㌘
・市販のシュウマイの皮…8枚

作り方

①タマネギをみじん切りにして炒めておく。
②シュウマイの皮以外の材料を全て混ぜ、よく練る。
③4等分にして丸め、シュウマイの皮で包んで形を整える。
④蒸し器でお湯が沸騰してから10分蒸す。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・梅村順子
 
 (2021年5月23日)  

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<382> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「ジャガイモのきんぴら」

 今回は「まごわやさしいよ」の「い」、芋類のジャガイモを使った料理を紹介します。

 ジャガイモの料理は、ピーラーで皮をむき、水にさらして切るなど工程が多く、ちょっと面倒と思う方もいるかもしれません。でも、今回ご紹介する料理はピーラーを使いません。皮つきのままゆでて、手で皮をむきます。お子さんでも安全にお手伝いができますよ。

 ゆで方も、簡単な「ほったらかしゆで」です。沸騰したお湯でジャガイモを10分間ゆでてから火を止めてふたをし、そのまま20分ほど放置して余熱で調理します。ジャガイモに楊枝を刺して、すっと通れば大丈夫です。芯まで火が通っていない場合は、再び沸騰させて5分ゆで、ふたをして15分ほど放置します。

 ジャガイモは、電子レンジで加熱するよりゆでた方が甘みを感じられます。ゆでた後に冷蔵庫に入れておくと、じゃがバターやポテトサラダなどもサッと作れます。

 今回は「ほったらかしゆで」のジャガイモを使った「ジャガイモのきんぴら」を紹介します。味は肉じゃがに似ていますが、煮込まなくてよいので調理がとても簡単です。シンプルなお魚料理の付け合わせにぴったりな上、冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもお薦めです。

   

材料(5人分)

・ジャガイモ…160㌘
・ニンジン…20㌘
・つきこんにゃく…80㌘
・豚肉…30㌘
・油…4㌘
・ごま油…3㌘
・いりごま…4㌘
・きぬさや…10㌘
・調味料
 ・しょうゆ…15㌘
 ・みりん…7㌘
 ・砂糖…6㌘
 ・酒…8㌘

作り方

①ジャガイモを皮付きのままゆでて、皮をむく。
②ゆでたジャガイモを拍子木切りにする。
③ニンジンを千切りにする。
④きぬさやをゆでて斜めに切っておく。
⑤フライパンに油をひき、豚肉を炒めて火が通ったら、ニンジンとあく抜きをしたつきこんにゃくを加えて炒める。
⑥ニンジンがしんなりしたら、切ったジャガイモを加え、調味料を加えて炒める。汁気がなくなったらごま油を回しかけ、最後にごまをふり、きぬさやをちらす。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・梅村順子
 
 (2021年5月1日)  

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<381> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「そら豆の炒め物」

 そら豆は、存在が確認されている最古の豆の一つです。未熟なうちは野菜として塩ゆでなどにして、完熟したものは煮豆、お多福豆として食されます。乾燥させた実を揚げた豆菓子もカリッとした食感がおいしいですね。

 麻婆豆腐など辛味が特徴の四川料理に欠かせない「豆板醤」は、そら豆を原料として作られます。中国名では蚕が繭を作る時期においしくなることから「蚕豆」、和名ではさやが空の方を向いて成長することから「空豆」と呼ばれるようになったとか。旬が4~5月ごろなので「四月豆」「五月豆」「雪割豆」と呼ぶ地方もあるそうです。

 この時期、多くの小学校ではそら豆のさやむき体験が行われます。ふかふかとしたさやの内側を興味深そうに見ている様子はとてもほほえましいです。

 今回は未熟豆をゆでずに薄皮ごと炒める「そら豆の炒め物」をご紹介します。そら豆に多く含まれるカロテンは、油と一緒にとることで吸収率が良くなります。ほんのり甘じょっぱくホクホクのそら豆を味わってください。

   

材料(4人分)

・そら豆…150㌘(さや付き400㌘)
・サラダ油…小さじ2杯
・水…大さじ4杯
・砂糖…小さじ1杯
・塩…小さじ1杯

作り方

①そら豆をさやから取り出して水洗いし、水けを拭く。
②お歯黒(黒いすじ)と反対側に浅く切り目を入れる。
③油を熱し、そら豆を炒める。
④全体に油がまわったら、砂糖、塩、水を加えて中火で5分程度、時々ゆすりながら煮る。汁気がなくなったくらいが出来上がりの目安。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・田中紀子
 
 (2021年4月24日)  

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<380> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「サツマイモの甘煮」

 今回ご紹介する料理は「サツマイモの甘煮」です。

 サツマイモにはビタミンCや食物繊維が多く含まれています。

 ビタミンCは熱に弱いですが、サツマイモの場合、加熱した際にでんぷん質が糊状になって膜を作るので、ビタミンCが壊れにくいです。ビタミンCは風邪を予防し、肌荒れ、炎症を抑えます。

 食物繊維はナトリウムを吸着する作用があり、体内の塩分を調整して血圧を低下させます。また、体内に発生した毒素や悪い菌を吸着して腸の活動を良くし、芋類の中でサツマイモだけに含まれているヤラピンとの相乗効果により便秘を解消してくれます。

 食物繊維もヤラピンも皮付近に多くあるので、便秘予防には皮ごと食べたほうが効果的です。

 サツマイモの甘煮は、サツマイモがあれば短時間で作れます。おやつにも、ごはんのおかずにもなるのでぜひ作って、食べてみてください。

   

材料(2人分)

・サツマイモ…1本~2本(350㌘)
・砂糖…大さじ4杯
・しょうゆ…小さじ1/2杯
・バター…10㌘
・水…1カッブ(200㏄)
・黒ゴマ…小さじ1/2杯

作り方

①サツマイモをよく洗う。
②皮つきのまま、2㌢幅の輪切り、または半月に切る。
③切ったサツマイモを水にさらし、灰汁を抜く。(煮崩れ防止)
④鍋に③のサツマイモ、水、砂糖・しょうゆを入れ、沸騰するまで強火、沸騰したら中火にして10分程度煮る。途中、芋に竹串をさして火が入ったか確認する。
※サツマイモは煮崩れしやすいので、きれいに仕上げるにはへらなどで触りすぎないことがポイントです。
⑤サツマイモが煮えたら、バターを入れ、溶けたら出来上がり。
⑥お皿に盛ってから好みで黒ゴマを振る。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・森幸子
 
 (2021年4月3日)  

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<379> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「大豆のコロコロサラダ」

 今回は「まごわやさしいよ」の「ま」、豆類の中から大豆を使ったサラダをご紹介します。

 大豆は、昔から日本で親しまれてきた食材の一つです。「畑の肉」と言われるように、良質なたんぱく質が豊富です。ビタミンB1などのビタミン類や、カルシウムなどの無機質、脂質や食物繊維も多く、優れた栄養を持つため多くの国で研究が進められています。

 大豆は少し手間がかかる食材ではありますが、今は手軽にスーパーなどで水煮大豆を購入できますので、毎日の食事に上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 給食では、豆腐や生揚げ、油揚げ、納豆、きなこなどたくさんの大豆製品が登場します。今回は、大豆の味や栄養を丸ごと味わえるように、大豆そのものをサラダに使いました。

 今回のサラダのポイントは大豆を揚げること。子供たちにはあまり人気のない大豆ですが、揚げるとドレッシングがよくからんで食べやすくなります。大豆が苦手なお子さんにも食べやすい一品ですので、ご家庭でもぜひ作ってみてください。

   

材料(4人分)

・水煮大豆…100㌘
・しょうゆ…小さじ1杯
・酒…小さじ1杯
・ショウガしぼり汁…少々
・かたくり粉…適量
・揚げ油…適量
・キュウリ…120㌘
・キャベツ…120㌘
・パプリカ(赤)…20㌘
・パプリカ(黄色)…20㌘
〈ドレッシング〉
 ・サラダ油…小さじ2杯
 ・酢…小さじ2杯
 ・塩…少々
 ・こしょう…少々
 ・砂糖…小さじ1杯弱
 ・しょうゆ…小さじ1杯半
 ・タマネギ…10㌘
 ・ゴマ…6㌘

作り方

①水煮大豆にしょうゆ、酒、ショウガのしぼり汁で下味をつけ、かたくり粉をまぶして揚げる。
②キャベツをせん切りにし、キュウリとパプリカを1㌢角に切る。パプリカをさっとゆでる。
③ドレッシングを作る。タマネギをみじん切りにするかすりおろして、残りの材料とよく混ぜる。揚げた大豆と野菜をさっくり合わせて彩りよく盛り付ける。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・鎌形真智子
 
 (2021年3月27日)  

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<378> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「ひじきとささ身の豆サラダ」

 今回は「まごわやさしいよ」の「わ」、海藻類のひじきを使ったサラダをご紹介します。

 ひじきは、鉄分・カルシウム・食物繊維などが豊富です。特にカルシウムは海藻の中でもトップですが、日常でも不足しがちな食品であるため、老若男女全ての方々に摂取して頂きたい食品です。

 ひじきは、小枝の部分を芽ひじき、茎上の長い部分を長ひじきと言います。収穫は春先で、この時期を過ぎると固くなるため乾燥して流通させています。

 日本人は海苔やワカメなど海藻類が好きですが、ひじきは戻す手間がかかる印象があり、敬遠されがちです。ですが、鮮魚コーナーにある茹でひじきを使用すると手軽に料理できます。ご家庭でもぜひお試しください。

   

材料(4人分)

・茹でひじき…20㌘
・茹でた白インゲン豆
・冷凍むき枝豆 各40㌘
・ホールコーン缶
・鶏ささ身フレーク…30㌘
・キュウリ…1本
・キャベツ…80㌘
・プチトマト…4個
〈ドレッシング〉
 ・酢…大さじ1杯
 ・サラダ油…小さじ1杯半
 ・しょうゆ…小さじ1杯
 ・砂糖…小さじ1杯
 ・こしょう…少々
 ・ごまペースト…小さじ1杯

作り方

①キュウリを半月の小口切り、プチトマトを4つ割りにする。
②キャベツをざく切りにし、さっと茹でる。
③冷凍むき枝豆を茹でる。
④インゲン豆、ホールコーン缶、鶏ささ身フレークの汁気を切っておく。
⑤ドレッシングの調味料を合わせておく。
⑥ひじきを⑤のドレッシング少々と混ぜておく。
⑦ひじきと①~④をドレッシングで和える。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・谷地智恵

 (2021年3月6日)  

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<377> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「バナナヨーグルトケーキ」

 今回は「まごわやさしいよ」の「よ」、ヨーグルトを使った「バナナヨーグルトケーキ」をご紹介します。

 乳製品は、成長期の子供にとって必要な栄養素であるタンパク質とカルシウムが豊富です。ヨーグルトは、乳を乳酸菌や酵母で発酵させた発酵食品です。ヨーグルトの上に出てくる液体は「ホエイ(乳清)」と言い、タンパク質やカルシウムが豊富に含まれています。捨てずにヨーグルトと混ぜて一緒にいただきましょう。

 今回ご紹介するケーキは、ヨーグルトが苦手な人でも食べやすく、粉砂糖を振りかけたり、中に入れる果物を変えたりとアレンジもできます。子供たちは、一緒に作ると「食べたい」という気持ちが高まるため、ぜひお子さんと一緒に作ってみてください。

 卵アレルギーがあっても食べられるよう、卵を入れていない給食用のレシピです。

   

材料(4人分)

・バター…45㌘
・砂糖…30㌘
・ヨーグルト…50㌘
・ホットケーキミックス…100㌘
・バナナ…100㌘(1本程度)

作り方

①皮をむいたバナナを7㍉程度の輪切りにする。
②溶かしバター、砂糖、ヨーグルトを入れてよく混ぜる。
③ホットケーキミックスを入れてヘラで混ぜ、①を加えてさっくり混ぜる。
④鉄板(15㌢×15㌢)にクッキングシートを敷いて生地を入れ、予熱した180度のオーブンで15~20分焼く。
竹串などをさして串に生地が付かなかったら切り分ける。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・白井綾
 
 (2021年2月27日)  

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<376> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「サツマイモ蒸しパン」

 今回は「まごわやさしいよ」の「い」、芋類を使った「サツマイモ蒸しパン」をご紹介します。

 サツマイモは、アサガオと同じヒルガオ科の植物です。体を動かすエネルギーとなる糖質のほか、お腹の調子を整えてくれる食物繊維が豊富に含まれています。昔、人々を飢餓から救うためにお殿様からサツマイモの栽培を命令された「青木昆陽」という人が、千葉市の幕張で栽培を試したこともあり、千葉県ではサツマイモの生産が盛んです。

 今回ご紹介するサツマイモ蒸しパンは、サツマイモの餡を作り、上から生地をかけて蒸します。給食ではこのサツマイモ蒸しパンのほか、サツマイモご飯、チップス、大学芋など、形や味を変えてサツマイモを提供しています。おやつなどの軽食にいかがでしょうか。

   

材料(5個分)

〈サツマイモ餡〉
・サツマイモ…1/2本(100㌘)
・砂糖…小さじ1杯
・無塩バター…5㌘
・無調整豆乳…小さじ1杯
〈生地〉
 ・ホットケーキミックス…150㌘
 ・無調整豆乳…150cc
 ・砂糖…大さじ2杯
 ・サラダ油…大さじ1杯
 ・黒炒りゴマ…適量
 ・マドレーヌカップ…5個

作り方

〈サツマイモ餡〉
①サツマイモを洗い、皮をむいて厚めの輪切りにする。鍋に入れ、水をひたひたになるまで注ぎ、柔らかくなるまでゆでる。
② ①の鍋の湯を捨て、バター、砂糖を入れて、サツマイモをつぶしながら弱火で練る。さらに豆乳も加えてぽってりするまで練る。バットに移して冷めたら5等分に分けておく。

〈生地〉
③ボウルにホットケーキミックスを入れ、砂糖、サラダ油、豆乳の順に混ぜる。
④用意したカップに②の餡を入れ、上から③の生地を流す。さらに黒炒りゴマを散らす。これを5つ作り、あらかじめ湯気を立てた蒸し器に入れ、15分ほど蒸す。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・森玲子
 
 (2021年2月6日)  

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<375> 給食「まごはやさしいよ」で元気いっぱい!
「切り干し大根の松前漬け」

 今回は「まごわやさしいよ」の「わ」、ワカメなど海藻類の昆布と「や」の野菜を使う、切り干し大根入りの松前漬けを紹介します。

 大根は、江戸時代の中期には周年供給されていたほど、日本の食生活に欠かせない野菜です。根は淡色野菜、葉は緑黄色野菜で、どちらも栄養が豊富です。

 切り干し大根は、収穫した大根をきれいに洗ってから細く切り、干して乾燥させたものです。昔は冷蔵保管ができず、流通が整っていなかったため、乾燥させて保存していました。ほかにも、たくあん漬けやぬか漬けなど、いろいろな方法で大根を保存していました。

 松前漬けは、北海道の郷土料理です。冬の保存食として親しまれていて、お正月料理として出されることもあります。

   

材料(4人分)

・切り干し大根…40㌘
・刻み昆布…12㌘
・ニンジン…30㌘
・細切りスルメ…8㌘
・調味料
 ・酒…大さじ1杯
 ・しょうゆ…大さじ1/2杯
 ・みりん…大さじ1杯
 ・砂糖…大さじ1杯

作り方

①切り干し大根を水で戻し、サッとゆでて水気をきり、絞っておく。
②ニンジンを千切りにしてさっとゆで、冷ましておく。
③すべての材料をボウルに入れ、ひと煮立ちさせた調味料を入れて混ぜる。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・菅谷純子
 
 (2021年1月23日)  

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<374> 子供たちの人気メニュー
「大根と鶏肉の煮物」

 今回は「まごわやさしいよ」の「や」、野菜の中から、冬が旬の大根を使った料理を紹介します。

 正月七日の七草がゆに使われる七草のひとつに「スズシロ」がありますが、これは大根のことです。漢字で清白と書き、けがれのなさを表しています。

 七つの野草を食べる七草は、若菜の息吹きや生命力を体に与えるための日本古来の風習ですが、冬の季節に不足しがちなビタミンCやミネラルを補うため、また正月のごちそうで弱った胃腸をいたわるための食事として、理にかなった習慣です。

   

材料(4人分)

・鶏肉…100㌘
・酒…小さじ1杯
・大根…240㌘
・大根の葉…少々
・ニンジン…30㌘
・ゴボウ…60㌘
・角切昆布…4㌘
・調味料
 ・みりん…小さじ1杯
 ・しょうゆ…大さじ1/2杯
 ・酒…小さじ1杯
 ・砂糖…大さじ2杯
 ・かたくり粉…小さじ1杯

作り方

①鶏肉を一口大に切り、酒をもみこんでおく。
②大根を厚めのイチョウ切りに、ニンジンもイチョウ切りにしておく。
③ゴボウを斜めの小口切りにし、さっとゆでておく。
④鍋の中に大根、ニンジン、ゴボウを入れる。
⑤ ④の上に、肉、昆布、調味料を入れ、材料がかぶるくらいの水を入れて煮る。
⑥最初は強火で、沸騰後は弱火にし、ゆっくり煮る。
⑦野菜が煮えて、やわらかくなったら、1㌢ほどに切った大根の葉を入れ、最後に水で溶いたかたくり粉でとろみをつけてから火を止める。

千葉伝統郷土料理研究会市川支部・菅谷純子
 
 (2021年1月3日)  

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