市川よみうり & 浦安よみうり online

□市川市 わらの大蛇がにらみをきかせて地域を守る 国府台天満宮で伝統行事「辻切り」
□市川市 犬・猫1頭につき上限2千円 マイクロチップ装着費助成
□浦安市 市内4高校が初の合同作品展 文化芸術系の部活動から105点
□浦安市 グループホーム実態調査まとめる 入居者とのミスマッチ解消に活
□市川市 いちかわ環境ダイヤル開設 通報・相談を受け付け


わらで作られた4体の大蛇

 市川市国府台の国府台天満宮で17日、伝統行事「辻切り」が行われ、訪れた地域住民らが1年間の安全や無病息災を願った。

 1年間、大蛇のにらみで悪疫と悪霊を追い払うため、わらで作った大蛇を地域の四隅の木の上にくくり付ける行事。室町時代から500年以上続いているとされ、毎年1月17日に行われている。

 この日は地域住民や写真愛好家、市立国府台小の4年生など大勢の人々が見守る中、「国府台辻切保存会」の会員らが、全長約3㍍の大蛇4体を約1時間半かけて制作。別々に作った頭部と胴体をつなげてから、ビワの葉の耳と、たき上げて灰になった一昨年の大蛇を包んだ紙製の目玉を飾り付け、お神酒を飲ませる「魂入れ」をして完成させた。同会の会員は「コロナ禍にインフルエンザの流行という情勢なので、無病息災の願いを一層込めた」と話した。

 完成した大蛇は1体ずつ地域の四隅に運ばれ、昨年から設置されていた大蛇と入れ替えて樹上に設置された。見学していた同小の児童たちは「思っていたより大きい」「わらを編んで作るのが大変そう。すごい」と話していた。  

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市川市 犬・猫1頭につき上限2千円 マイクロチップ装着費助成

 市川市は4日から、飼い犬・飼い猫へのマイクロチップ装着費の助成を始めた。助成額は1頭につき2千円が上限。受付期間は3月31日までで、申し込みが100頭に達した時点で締め切る。環境省のホームページによると、今年1月現在、全国で16市村がマイクロチップ装着費助成事業を実施している。

 災害や盗難、迷子などで飼い主と離れ離れになった犬や猫にマイクロチップが装着されていれば、保護したときにチップを読み取って飼い主に連絡することができる。昨年6月からは、改正動物愛護管理法の施行により、ブリーダーやペットショップなどで販売される犬と猫にはマイクロチップを装着することが義務付けられ、マイクロチップが装着された犬や猫の飼い主となった人は、所有者情報の登録が必要になった。同月より前から飼育していた犬や猫への装着については努力義務にとどまるが、市は費用を一部助成することで推進していく。

 助成の対象は、昨年6月以降に飼い犬や飼い猫にマイクロチップを装着した市川市内在住者(第一種動物取扱業者を除く)。市川浦安地域獣医師会に所属し、市に登録された動物病院でマイクロチップを装着した場合はあらかじめ助成額が差し引かれた金額を支払い、それ以外の動物病院で装着した場合は装着後に市に申請する。

 問い合わせは市生活環境保全課(☎712・6309番)。  

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浦安市 市内4高校が初の合同作品展 文化芸術系の部活動から105点


地元の高校生の作品を市民らが見て楽しむ

 浦安市内にある高校4校の文化・芸術系の部活動の合同作品展が21日から22日まで、浦安市民プラザWave101市民ギャラリーで開かれ、多くの市民らが訪れた。

 同作品展は、主催するうらやす財団が「小中学生の作品展は地元で数多く開かれているが、高校生については文化祭を除いてほとんどない。高校生の力作を地域の人にぜひ見てほしい」と、今回初めて企画した。

 同展には、県立浦安高と同浦安南高、東海大付属浦安高、東京学館浦安高の、美術部と書道部、写真部、華道部、パソコン同好会の約90人が、合同作品を含めて105点を出品。会場には、水彩画や油彩画、アクリル画、デジタル画などの絵画、立体作品、書道のパフォーマンス作品や創作、生け花、アニメーションやホログラム、自作ゲームなどが並んだ。その他、ボランティア部が活動実績を展示した。

 生け花を展示した東海大付属浦安高華道部の風間そら部長(2年)は「私たちの作品を見てもらえる良い機会を頂けた。作品を通して華道に親しみを持ってもらえていたらうれしい」、部員の西山瞬さん(1年)は「高校で華道を始めて、これまで気にしなかった花や美について数多く知った。多くの皆さんや家族に見てもらえたので、作品を通じて花の魅力が伝わっているとうれしい」と話した。

 会場を訪れた60代の夫婦は「いまの若い人たちの美意識や好きなものが見られたようで面白かった。デジタル作品が多いのが特徴かな。でも、書道や華道なども立派で驚いた」と話していた。  

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浦安市 グループホーム実態調査まとめる 入居者とのミスマッチ解消に活用

 浦安市はこのほど、障害者向けグループホーム(共同生活援助)の入居者と入居希望者の実態把握調査の結果をまとめた。市内のグループホームを望む人が圧倒的で、相談体制の充実、入居費用の安さを望む声も多かった。結果は、入居者とグループホーム機能とのミスマッチの防止などに生かしていく考え。

 調査名は「暮らしに関わる実態把握調査」。障害者の地域生活を支えるグループホームの整備を補助金などで促進している市が、入居者の希望と施設機能のミスマッチもあるとして、入居者と入居希望者が困っていること、希望などを聞いた。対象者は156人、回収数は78人。相談事業所の相談員からも、状況を把握している障害者34人について潜在的ニーズとして回答を得た。

 調査の結果、入居者・入居希望者を問わず、市内のグループホームを望む人が圧倒的に多かった。理由は実家から近く、住み慣れた生活環境の維持が欠かせないため。そのほかの希望するグループホームの特徴としては、食事・風呂・トイレ介助など生活支援を行ってくれること、入居費用が安いこと、困ったときに相談できることが多く挙がった。入居者に尋ねた家賃の希望額は、多くが6万円未満だった。

 入居希望者には、グループホームの体験利用をしたことがない人が多く、「情報がない」「知らない」という人も目立った。入居できる場合の入居希望時期は「未定・分からない」という回答が多く、家族から離れて他の人と生活ができるか不安を感じているとする理由が多かった。

 今回の調査では、困っていることや希望を自由に記載してもらった。回答の中には、「環境、支援者が変わることにストレスを感じる」「車いすの人が住める住宅が増えるとよい」「重度障害者が利用できるグループホームが身近にない」「年金しか収入がないため家賃が少し高い。下げてほしい」などさまざまな要望があった。  

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市川市 いちかわ環境ダイヤル開設 通報・相談を受け付け

 市川市は4日、工事の騒音や河川の汚染、特定のトラックなどからの煙、鳥による被害など環境に関する通報・相談を受け付ける「いちかわ環境ダイヤル」を開設した。専用のフリーダイヤル(0120・414・110番)と市ホームページ、市公式LINEアカウントで受け付け、市役所の開庁時間内で緊急性が高い場合には、市職員が現場に駆けつける。 これまでも環境に関する相談や通報は受け付けていたが、共通の窓口が無いため連絡先が分かりづらかった。今後はいちかわ環境ダイヤルを広く周知し、市民が連絡・通報しやすくなるようにする。

 受付時間はフリーダイヤルが市役所開庁日の午前9時から午後5時まで、ホームページとLINEが24時間(対応は開庁時間内のみ)。ホームページの場合は「いちかわ環境ダイヤル」で検索し、LINEの場合は市公式アカウントの通常メニューから「いちかわ環境ダイヤル」を選択する。  

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