手作り紙芝居で優秀賞&観客賞をW受賞
舞浜小3年・小野瀬望さん
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W受賞に輝いた小野瀬望さん(右から2人目) |
浦安市立舞浜小三年の小野瀬望さん(9)が、先月十三日に横浜市で開かれた「第十回手作り紙芝居コンクール」(紙芝居文化推進協議会主催)で優秀賞と観客賞をダブル受賞した。今月六日には松崎秀樹市長のもとで受賞報告会が開かれ、小野瀬さんが笑顔で実演を披露した。
小野瀬さんは日の出公民館で活動する「ほんたんけんクラブ」に参加。子供の読書活動を支援する同クラブには小学生約百二十人が在籍し、読書だけでなく学年に分かれての創作活動などにあたっている。昨年は三年生が紙芝居作りに取り組み、そのうち希望者六人が同クラブで初めてコンクールに応募した。
小野瀬さんは「歯ブラシのCMを見て考えた」という物語「はのぼうけん」を創作。昨年五月からおよそ五か月かけて完成させた。ストーリーは、おやつを食べていたきよし君の口から抜け出た歯がアリとともに冒険をするが、最後はきよし君の家の池に戻るというもの。小野瀬さんは歯やアリになりきってせりふを考え、絵や色付けなども自分で行ったという。
応募作品は「ストーリーにユーモアがあり、絵が物語っている」とジュニアの部優秀賞に決定。さらにコンクール当日には七人の優秀賞受賞者全員で紙芝居を実演し、観客の投票で小野瀬さんの作品が大賞に次ぐ観客賞を受賞した。
六日の報告会で小野瀬さんは、松崎市長など出席者を前に自慢の紙芝居を披露するとともに「本番はせりふを大きな声で言うように気をつけた。(受賞は)お母さんが一番喜んでくれた」と喜びを語った。松崎市長は「気持良く笑わせてもらった。これからもたくさん本を読んで」と笑顔を見せた。
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