「人」
「見るだけ」には感動がない
プロマジックを通じて福祉活動


 田中 直基 さん

 プロマジシャン「すたーたなか」。元気会(市川失語症友の会)や都内の高齢者・障害者の施設、病院などで患者・利用者にマジックを体験してもらう。大切なのは「見る」ことではなく「体験する」こと。「見るだけでも驚きや楽しみはあるが、そこに感動はない」と、自ら取り組むことを重視する。不自由な片手で頑張って練習し、マジックができるようになっている患者・利用者を見ることも度々。「マジックを覚えることで前向きに、『自分もまだ頑張れる』という喜びを抱いてくれる」と活動を続ける。
 「いつまでプロとして楽しさや感動を伝え続けられるか」。約四年前の三十五歳の時、将来を考えた。失語症を患いながらも元気会会長を務める父親を、忙しさから手伝えていなかった。「自分にできることは何か」。新しい、自分らしい道として、ファイナンシャル・プランナーとして働きながら、マジックを通じた福祉活動に方向転換。職業として苦労の多いマジシャンと障害のある人「みんなが夢をもてるように」と、マジックを通じた社会福祉ビジネスも念頭に置く。
 愛すべき時間は愛犬とのジョギングや自然散策。「父親はいつも仲間に囲まれ実家には友人も多く来ていた」。みんなが集える場としての〝家〟が憧れ。
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