水災害祖を想定し土嚢積み上げる
 消防職員・団員500人が連携

1袋30㌔㌘もある土嚢を協力して積み上げていく
 市川市稲荷木の江戸川河川敷消防訓練場で15日、水防訓練が行われ、参加した消防職員と消防団員約500人が連携を深めながら、水災害を想定して土嚢(どのう)を積み上げた。
 
 近年のゲリラ豪雨や、これから迎える台風の季節に備えるため、消防職員と消防団員の意識と連携を高めようと実施。これまで各署別や、職員のみなどでは行ってきたが、水防に特化した訓練を職員・団員合同で大々的に行うのは同市では過去にも例がないという。
 
 当日は、同市に備蓄されている約1万5600袋の土嚢のうち約2500袋を用意。さらに4トンの土を使って当日も土嚢を作り、全体で3000袋近い土嚢を使用した。
 
  訓練では、さまざまな水災害を想定し、越水対策の工法や漏水対策の工法など計4工法を順番に作成。参加者たちは指揮者の指示に従いながら、1袋約30㌔㌘もある土嚢を肩に担いで繰り返し運び続け、頑丈な土嚢の山を築いていった。
 
 終了後、古賀正義同市消防局長は「全体的にスムーズに行えたと思う。みなさんの日ごろの訓練のたまもの」と評価した。

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